十段戦 レポート

第38期十段戦 ベスト16D卓レポート

【第38期十段戦ベスト16D卓は、三浦、浜上が勝ち上がり】

最終戦オーラス。スコアは次のようになっていた。

 

 

ともたけの条件は、
・ツモは、1,300・2,600
・出アガリは、浜上からは3,200、杉浦と三浦からは6,400
杉浦の条件は、
・ツモは倍満
・出アガリは誰からでも三倍満以上
三浦が親のため、1局勝負。

杉浦

 

 

 

 

ともたけ

 

浜上はおそらく、2者が条件を満たしたことを感じ取って、祈る思いだっただろう。
ともたけの待ちは山に1枚、杉浦はなんと2枚!
しかし3枚とも、王牌の中に。三浦、浜上の勝ち上がりとなった。

対局後、杉浦がミスと語っていたのは、おそらくこの局。

 

 

テンパイではあったが、浜上への12,000の放銃。
浜上が息を吹き返すことになり、かなり悔やまれる放銃だったと思われる。

四段戦から勝ち上がりの三浦は、『麻雀最強戦2021男子プロ超技能バトル』に選出されるなど、実力があり、まわりからの評価も高い。

1回戦南4局、タンヤオ、チンイツの6,000オールで大トップを取ると

 

 

2回戦は、東2局の親番で7本場まで積み、この時点でほぼ勝ち上がりを確定させた。
中でも、機敏な打ちまわしが光ったのは3本場。

ともたけがドラの東を仕掛けて、東、チャンタ、三色同順の跳満の1シャンテンになっていたが、三浦は、杉浦の切った八筒を仕掛けて、タンヤオのみをすぐにアガる。
八筒は、三浦が鳴かなければ、ともたけがチーできた牌。
躊躇っていたら、ともたけのアガリだったかもしれない。

 

 

 

解説の勝又からも「リードしてから、隙が無く盤石だった」とお褒めの言葉。
ベスト8は九段3人が相手だが、下から上がってきた勢いを一番持っている。
互角の戦いを見せてくれるだろう。

 

 

前述のホンイツ・七対子、発を仕掛けたくなる状況にもかかわらず、我慢した点を勝又が絶賛。

浜上「鳴きたかったですね。でもいつもあれを鳴いて失敗するんで、あれを鳴かないよう毎日練習している。」

素敵な一言です。

ベスト8の組み合わせは、次のようになりました。
両日とも15時開始予定です。お楽しみに。

A卓:7/16(金)
荒正義vs伊藤優孝vs藤原隆弘vs浜上文吾
実況:楠原遊
解説:勝又健志

B卓:7/23(金)
沢崎誠vs森山茂和vs瀬戸熊直樹vs三浦智博
実況:楠原遊
解説:佐々木寿人

 

 

(文:福光聖雄)