プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 最終節C卓レポート

【第39期鳳凰戦A2リーグ最終節C卓 内川は+132.8で昇級の結果待ちに。白鳥・柴田・古橋の残留が確定】

 

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本日の対局者は

5位 内川幸太郎
6位 白鳥翔
7位 柴田吉和
10位 古橋崇志

 

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5位の内川はとにかく大きくプラスして昇級争いに加わりたい所。

1回戦トップを取り、2回戦の親番でもイーペーコードラドラ確定の二筒五筒待ちリーチ。
6,200オールのアガリで連荘すると

 

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4本場にはさらに4,400オールをアガって2連勝。前半戦で+71.4を叩いてトータル3位まで浮上する。

3回戦は手痛いラスを引いてしまうが、4回戦には西東混一色トイトイの跳満ツモで浮きの2着に。

 

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内川は+62.8でトータル4位で終了。ポイントを伸ばして翌日のD卓の結果を待つ。

内川「今日は(対局が)面白くなって良かったです。観ている人がもしかしたら(昇級)というのを魅せられたかなと。最終戦オーラスの三索六索三万の選択は親の柴田さん、白鳥さん、アガリのどれを見るかですが、下手でしたね。技術的に足りない、押し引きの間違いとかあるので、勉強して体力も付けて頑張りたいと思います。」

 

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白鳥は昇級を目指すにはおよそ+120以上、▲80で降級が見えるポジション。

1回戦オーラスに二索五索八索リーチ。
ツモって浮きの2着を取り、降級の心配はほぼなくなった。

 

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4回戦は三筒六筒待ちで先制リーチ。

親番柴田から高め567の四索七索待ちで追っかけリーチが入るが

 

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白鳥が制して7,700のアガリ。

+2.2のトータル6位で残留を確定させた。

白鳥「昇級はなく降級しかない、負けしかないけど絶対落とせない試合なので、めちゃくちゃ緊張しました。2回戦目にトップ目でオーラス迎えてこの二索五索八索アガって1人浮きになれば自由にできるなと思ったらラスまで行って。ヤバいなと思ったけど、その後落ち着いて打てました。しっかり稽古して頑張りたいと思います。」

 

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柴田も降級圏までにはかなり余裕がある。常に同卓の古橋より上をキープして確実に残留を決めたい所。

しかし1回戦は3着。
2回戦は東1局に白鳥への8,000放銃スタート。
さらにオーラスは内川の大連荘でポイントを削られてしまうが

 

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5本場にダブ南をポンして、白鳥から2,000は3,500のアガリ。
ラス目から浮きの2着となれて一安心。

3回戦。南1局2本場には古橋からの親リーチを受けるが

 

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ヤミテンの六索ツモでかわし、3回戦トップ。

本日▲26.7、トータル9位で終了。牌勢にはあまり恵まれなかったが、きっちり残留を決めた。

柴田「2回戦の東1局に8,000打ったのは寒かったです。内川さんに6,000オール、4,000オールはヤバかったですね。(2回戦オーラスに)ダブ南のアガリで浮き2着になれたのが相当大きかったです。(A2は)みんな強いなと、鳴きに対する対応とかが(今までのリーグと)違うので、改善の余地ありだと思います。」

 

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この日一番ヒヤヒヤしたのは古橋。開始前は13位明石まで51.2ポイント。大きなリードを持っていたはずが、前半戦を終えて▲36.5と大苦戦。もうリードは14.7しかない。

絶対に沈みたくない3回戦。ようやく先制リーチが打て、7,700の加点に成功。

 

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3回戦は浮きの2着で21.0ポイントリードで最終戦へ。

オーラスもアガリ残留のテンパイを入れるが、八索が打ちにくかったか、フリテンに受ける。

自力決着をほぼ諦め、ここからはお祈りタイムだ。

 

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結果はトップを狙った内川が三索とし、白鳥のアガリ。

古橋は▲38.3、トータル11位で残留となった。

古橋「疲れました。残留出来てホッとしています。(最終戦オーラスの)八索は親番の柴田さんに打つのはいけない局面なので。4回戦は石橋を叩いて渡っちゃったので、最後まで(慎重に打ちました)。序盤点数欲しがって自分で苦しくしちゃったかなと。アガれない手順とリーチ判断をしてしまったので来期の課題です。今度7年目ですがD卓で打つのを目標に頑張りたいと思います。」

 

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いよいよ、次回はA2最終節D卓。

A2リーグ最終節D卓は

和久津晶
猿川真寿
瀬戸熊直樹
ダンプ大橋

内川が+132.8で4位で可能性を残したため、和久津・猿川・瀬戸熊・内川・ダンプの5人中2人がA1昇級となる。

(文・吾妻さおり)