プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期鳳凰戦B1Select前期第3節レポート

【鳳凰戦B1リーグSelect前期第3節 麓+9.2Pが卓内トップ 】

本日のB1リーグSelect対局者は

麓征生
二階堂亜樹
前原雄大
魚谷侑未

 

 

 

2節終了時で最下位の麓は、今日は何としてもプラスしたい所。
1回戦はオーラスで浮き2着となり、2回戦東1局も親番を繋いでいた。
3本場。魚谷がドラの一筒チーの後に白をポンでテンパイ。
親番麓は後半押し返すつもりで安牌を持ち八索を先処理しようとしたが間に合わず。7,700は8,600の放銃となってしまう。

 

 

オーラス。麓はドラの白が暗刻。前原から7,700の直撃で2回戦トップを取る。

 

 

麓が+9.2Pで卓内トップとなった。トータル順位は16位のままだが、今日沈まなかった事は大きい。残り2節での残留を狙う。

 

 

連盟はB1までは半期、A2から1年のリーグ戦になる。その影響で前期は降級人数が少ない。亜樹はインタビューでもたびたびその事に触れる。+48.4Pを持ち、降級の心配が少ない今節はポイントを伸ばす絶好のチャンスと考えていただろう。

南1局の親番で白ホンイツ、前原から7,700は8,000をアガった亜樹は

 

 

2本場では魚谷から高めの八万ロンでリーチ三色。1回戦トップを取る。

3回戦でも高めの七索ロンで11,600(+1,000)。

 

 

しかし4回戦で親番の魚谷に跳満を放銃してしまい大きなラス。+4.1Pで対局を終え、トータル+52.5Pの6位。

 

 

3回戦東3局1本場。麓の親リーチを受けた前原はフリテンの八万をツモってから好調の兆し。

 

 

トップ目でオーラスへ。ラス目親番の魚谷のリーチを受け、テンパイ打牌で三筒を打つが

 

 

魚谷に11,600は11,900の放銃となってしまい、3回戦は浮きの2着。

4回戦に発東と役牌を2種ポンしてカン五筒待ち。

 

 

ドラの八筒を暗刻にしてトイトイが付き、麓から12,900(+2,000)で浮き2着。
+2.9P、トータル▲63.1Pの14位。

 

 

3戦3ラスとこの日最も苦戦した魚谷だったが、最終戦に一通確定のリーチで満貫をツモってトップ目に立つ。

 

 

南1局の親番で魚谷が先制リーチ。
これを受けた亜樹が三色ドラ確定のテンパイ。二索が現物なのもあり、六筒を勝負する。

 

 

リーチタンヤオピンフ三色イーペーコー、18,000のアガリとなり、4回戦は魚谷が大トップ。
3回戦まで▲53.6Pと一時は降級圏まで見えていたが▲16.2Pまで回復。トータル▲17.5Pで10位。

 

 

石川正明が+30.8P、トータル+82.9Pで3位から1位に浮上。
石立岳大が+13.1P、トータル+74.6Pで首位から2位に。
現在上記2名が昇級ライン。
まだ100オーバーの選手が居なくポイントが近いため、昇級争いに目が離せない。

次回B1リーグSelectは
2022/7/2(土) 13:00

前原雄大
滝沢和典
福光聖雄
福島佑一

実況 吉井優
解説 井出康平

ご視聴はこちら!

(文・吾妻さおり)