女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第17期女流桜花Aリーグ第2節B卓レポート

麻雀は選択を連続でしていくゲームで、何を切るか鳴くかで1節につき1000問近くの問題が出題されると聞いたことがあります。

第2節B卓に出場した選手は

 

 

二階堂亜樹・吾妻さおり・川原舞子・内田美乃里の4名。

今節出題された問に上手く対応していたのが川原で

 

 

不本意な形ながら役有りでテンパイが入ると

 

 

リーチと打って出ました。
リーチをかけると出アガリが見込みづらく、ツモってもヤミテンの3,900オールとほとんど変わらない4,000オール。
これだけの話しだとヤミテンのほうが効率よく聞こえますが、元々ヤミテンにしたところで、ドラの七万は簡単に出る牌ではありません。
小さな出アガリ率の上昇よりも、親リーチの重圧で他家をオロして連荘率を上げたほうが価値が高いと川原は判断しました。
相手をオロして局を長引かせ、ツモアガリが出来れば最高でしたが、結果は1人テンパイで流局。

 

 

2回戦のオーラスでは、出アガリ4,800点のカン六索待ちでリーチを打って

 

 

今度はツモって4,000オールをアガリ逆転で2連勝を決めると、4回戦目でもトップを取ってトータル3位に浮上。

昨期女流桜花の座を魚谷侑未に奪われ再び挑戦者に戻った川原でしたが、この1年間で得た経験を力に変えて二度目の頂点へ向けて状態は良さそうです。

 

 

<第2節B卓最終結果>
川原+60.5P 亜樹+34.9P 内田▲39.5P 吾妻▲56.9P

(文:越野智紀)