静岡プロリーグ レポート

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第16期静岡プロリーグ 第1節レポート

2020/07/14
執筆:蓮沼 友樹


未曾有の脅威が我々を襲った2020年も夏を迎えた。
手放しで夏の到来を喜べないのは歯痒いが、僅かに光明が見えた。
顔を俯いて過ごした冬が終わり、少しだけ顔を上げて今宵の月を眺めながら物思いに耽られるようになった。

前年度、各選手は様々な思いを抱いたのだろう。だが一喜一憂している暇はないのだ。
頂上に辿り着いたら、また新たな旅路の始まりだ。未踏の山々を目指し、己の足で踏みしめるのだ。

涙を流した者はその流した涙を種にして、己の心にある畑にそっと植えるのだ。その畑を毎日手入れして、いつか訪れる実りを願うのだ。
前年度を回顧すると、私は『畑手入れ派』である。『未踏の山々派』が羨ましい。
まだまだ汗をかいて、実りを待っているのである。

しかしながら、近頃はオムライス作りに熱中しており、自宅でオムライスばかり食べているという体たらくである。
むしろ早めに仕事や麻雀を引き上げて、オムライス作りの時間を確保しているきらいがある。

『これこれ、心の畑に種を植えるとかって言う話はどうなってるんだい?』という疑問が皆様の頭に浮かんだと思う。

違うのだ。
畑の手入れ方法はお風呂の湯加減や薬の効き方と同じなのだ。
そう、人それぞれ違うのだ。自分の畑からどんな花が咲くのかは分からない。私はいつ咲くかも分からない花の色を確かめるために、またあの場所に向かったのだ。

静岡プロリーグ、2ヶ月遅れの開幕。

1卓
藤島健二郎 × 蓮沼友樹 × 天音まこと × 平岡理恵

ベテラン3人vs若手1人の構図。

結果
蓮沼 +67.8P 天音 +31.8P
平岡 ▲39.2P 藤島 ▲60.4P

大荒れの展開を制したのは蓮沼と天音。
藤島と平岡は大きく出遅れた。

対局終了後、藤島の複雑な表情が印象的であった。

復帰戦の平岡は本調子ではないか…。
次節以降の奮起を願う。
この世の強者は総合格闘技のチャンピオンでもなく、あらゆる利権を持った権力者でもない、母なのだ。

2卓
太田昌樹 × 木原翼 × 佐藤伶太 × 中村裕之

ベテラン太田vs静岡初参戦の関西・中部・北陸の若手。

結果
佐藤 +59.1P 中村 ▲12.3P
木原 ▲19.7P 太田 ▲29.1P

佐藤・中村・木原が太田に尻込みするかと思いきや、ここは関西本部・佐藤の1人浮き。
太田は辛い展開の中、4回戦で浮きを取りマイナスを減らした。

3卓
鈴木郁孝 × 平野敬悟 × 望月雅継 × 土屋幸弘

やはり注目は望月と現静岡リーグチャンピオンの鈴木郁であるが、平野と土屋のカウンターにも注目である。

結果
鈴木郁 +123.5P 土屋 ▲32.0P
平野 ▲33.0P 望月▲58.5P

鈴木郁の超特大トップ。
土屋・平野・望月は成す術なしか…。
そして望月がまさかの大沈み。

4卓
岡本和也 × 大橋幸正 × 鷲見隼人 × 渡辺洋巳

こちらも楽しみな卓である。

結果
大橋 +75.8P 渡辺 ▲13.4P
鷲見 ▲27.4P 岡本 ▲35.0P

大橋の大きな1人浮き。
親番で高打点のツモアガリをした際、渡辺・鷲見・岡本の落胆が私の卓まで届いていた。
大橋は『麻雀整体師』のキャッチコピーの通り、整体師である。たとえ何日も眠れないくらい体が痛んでも、立ち上がれない程のぎっくり腰になったとしても、渡辺・鷲見・岡本が大橋に整体を頼むことは一切無いのだろう。

熱戦はまだまだ続く。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 鈴木郁孝 123.5 123.5
2 大橋幸正 75.8 75.8
3 蓮沼友樹 67.8 67.8
4 佐藤伶太 59.1 59.1
5 天音まこと 31.8 31.8
6 青嶋宏樹 0.0 0.0
7 石津寿人 0.0 0.0
8 川崎義之 0.0 0.0
9 京平遥 0.0 0.0
10 斉藤隆 0.0 0.0
11 島﨑涼 0.0 0.0
12 鈴木秀幸 0.0 0.0
13 中寿文 0.0 0.0
14 杉村泰治 0.0 0.0
15 田中寛治 0.0 0.0
16 中村裕之 ▲ 12.3 ▲ 12.3
17 渡辺洋巳 ▲ 13.4 ▲ 13.4
18 木原翼 ▲ 19.7 ▲ 19.7
19 鷲見隼人 ▲ 27.4 ▲ 27.4
20 太田昌樹 ▲ 29.1 ▲ 29.1
21 土屋幸弘 ▲ 32.0 ▲ 32.0
22 平野敬悟 ▲ 33.0 ▲ 33.0
23 岡本和也 ▲ 35.0 ▲ 35.0
24 平岡理恵 ▲ 39.2 ▲ 39.2
25 望月雅継 ▲ 58.5 ▲ 58.5
26 藤島健二郎 ▲ 60.4 ▲ 60.4