【プロリーグA2 レポート:内川 幸太郎】
いよいよ1年間の集大成、最終節がやって参りました。
先に行われたA1、B1、C1リーグ。
各地で笑みがこぼれる者、涙に暮れる者とで会場がごったがえしています。
とりわけA1リーグでは、鳳凰位・瀬戸熊直樹に挑戦する、沢崎誠、前原雄大、板川和俊の3名が決まりました。
第1期プロリーグからA1に在籍している荒正義、今期は今年に入るまでピンチの連続でありましたが、最後は難なく残留を決めたようです。
ついでのついでに私、首の皮一枚ですがB1に踏みとどまることができました(笑)
今日は気分良く取材ができます(笑)
さて、昇級があれば、降級がある。最終節はどんなドラマが待っているのか。
注目は、首位・望月と2位ダンプの優勝争い。そこに割り込んでこれるか、山田浩之と山井弘。
一方こちらは、あまり争いたくない降級争い。
最下位、藤原は厳しいか、井出、斎藤、四柳、金子はわずか20ポイントも離れていない大混戦。
多くのギャラリーが見守る中、静かに闘牌は開始されました。
望月
雅継 vs 斉藤 等 vs 勝又 健志 vs 四柳 弘樹 vs ダンプ大橋
ダンプ大橋が抜け番であった2回戦に大きく展開が動きます。
8位につける勝又が四暗刻を引きアガっての特大トップ!!!
「勝又さんナイス」そんな心の声が聞こえたとか、ダンプの顔が綻んで見えたのは気のせいではないでしょう。
あおり受けた望月は、この日絶不調でマイナス71.1P。最終卓の結果待ちと、やや寒い状況を迎えてしまいました。
降級争いの四柳と斎藤の直接対決は、四柳が辛くも逃げ切り、斎藤は別卓の結果待ちとなりました。
近藤
久春 vs 山井 弘 vs 金子 貴行 vs 中村 毅 vs 吉田
幸雄
昇降級に関係ありそうなのが、4位・山井と12位の金子だけというやや闘志に欠けた組み合わせ。
大きくプラスしないといけない山井が、何としても浮かないといけない金子に捕まる展開となります。
序盤から勢いに乗った金子は、大きくプラスして、トータルもプラス域。
降級争い一抜けとともに来期への弾みもつけました。
滝沢
和典 vs 明石 定家vs 井出 一寛 vs 藤原 隆弘 vs
山田 浩之
3位・山田は、3戦目に+30Pのトップを取ると最終戦、
            ロン ドラ
この16,000を皮切りに、ポイントを重ね77,400点まで積み重ねます。
本人は知るよしもありませんが、最終戦で望月が大きく沈んでいたので、この時点で跳満分まで肉薄していたのです。
しかし、降級をなんとか逃れたい井出が、
            ツモ ドラ
会心の6,000オールをアガリ、山田の反撃は終わります。
そして、この親の跳満で寒い状況に追い込まれたのはなんと滝沢。
井出があと満貫ツモ1回で、捲くれるところまで来ていたのです。
オーラスは息もできない緊迫した空気。タイトル戦のそれとなんら変わりません。
最後は、滝沢が自力で1,300をアガリ、今期のリーグ戦は幕を閉じました。
A2リーグ優勝:ダンプ大橋
「地味にコツコツとやりました。来期は最年少鳳凰位を目指して頑張ります。けど、本音は1年でA2に戻りたくないです(笑)」
王位獲得、モンド21や天空麻雀など、近年で最も躍進したのが大橋でなかろうか。
年間を通じて沈みが2回と安定感抜群。
思えば一昨年、マイナス130PスタートのA2デビューから巻き返しての残留があり、それを乗り越えたからこそ今回の昇級につながったのである。
本音は1年で戻りたくないと言ったのも、その経験があるからこそ出てきた言葉であろう。
最年少鳳凰位に向けて、是非頑張ってもらいたい。
A2リーグ2位昇級:望月雅継
「目標は鳳凰位、この結果に驕ることなくまずは決定戦、そして頂きを目指します。」
後期に入ってから、わずか3節で昇級を決めてしまう圧倒的な爆発力。
元々、昨年は不運による降級であった感じが強かったのもあり、力は明らかに一枚上手であるように見えた。
A1に1期で復帰ということで、来期にかける思いも並々ならないであろう。
しかし、幾度となく特大トップを取るその姿は、後ろで何回見ても秘訣が分からないので今度こっそり教えてください(笑)
最後に、1年間A2のレポートをやらせてもらいましてありがとうございました。
一番近い目標のリーグですから、とても勉強になりました。
来期はこの中に名を連ねることができるよう、より一層頑張りたいと思います。
そうそう、ファンの皆さんには朗報があります。
来期より、リーグ戦開催時間の変更により会場の観戦スペースが大幅に広くなる予定です。
モンドTVや天空麻雀、麻雀格闘倶楽部出演プロを始めとするトッププロが間近で観戦できます。
是非一度この機会に、リアル闘牌でのドラマを見に来てはいかがでしょうか。
1人でも多くの人を感動させるような麻雀を打てるよう精進することを誓い、ここに筆を置きたいと思います。
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