いよいよ最終節となった。
第9節までの結果は、首位が朝武+199.1P、2位・四柳+174.1P、3位・近藤+164.8Pである。
9割方この3人から2人が昇級であろう。
しかし、10パーセント以下の可能性ではあるが、それを目指し自分の全てを出し切ろうと対局に臨んだ。
今節の対局者は、朝武、山田、中村であった。
山田(+89.7P)と私(+86.7P)は3ポイントしか差がなく、どちらかが抜け出せば、首位・朝武に挑戦権を叩きつけることができる。
しかし、そんな思いは元鳳凰位・朝武によってあっさりと打ち砕かれる。
朝武は、東2局にメンホンの満貫をアガると、東4局にはまたしてもメンホンを今度はツモアガリで決め跳満。
1回戦は朝武のトップとなった。
これで山田と私に残された道は3連勝。それも全て朝武を沈めることが必要条件になる。
リードしている朝武がポイントを守りにいけば、私たちにも攻め込むチャンスが生まれる。
とにかくプレッシャーをかけ続けなければいけない。
東4局、全局に幸運にもドラドラ七対子を朝武から打ちとることができ迎えた親番。
8巡目にまたしても七対子をドラの中単騎でテンパイする。
プレッシャーをかけるという戦略とトータルポイント差からリーチにでる。
しかし、ここからの朝武が見事であった。
リーチの段階ではまだ1シャンテン以下であったのだが、簡単にはオリずに手牌を整えていく。
そして14巡目、手牌を開いたのは朝武であった。









チー

ロン
その後、山田の跳満リーチにも無筋を2枚押してアガリ切った。












ロン
4半荘攻め続けるも、抜群の押し引きを見せた朝武の完勝となった。
持ち前の手役を絡めた打点力という武器が、対局観から来る鋭い読みと合わさり遺憾なく発揮され、今期稼いだポイントは+286.7P。
元鳳凰位の力を見せつけ、わずか1期で、堂々首位でのA1返り咲きとなった。
もう1人は、最終半荘までもつれたが、近藤が逆転で昇級を決めた。
中盤以降、コンスタントにプラスを積み重ね、ついに最終節、四柳を捕らえた。
持ち味である独創的な手組を活かした戦いで、A1でも活躍してもらいたい。
一方、逆転され惜しくも昇級を逃した四柳だが、ギリギリまで昇級争いをしたということは大きな経験であり、
来季の期待はより一層高いものとなるであろう。
来季の開幕まで3カ月ある。
目標を達成するためにこの期間は大きなポイントとなるであろう。
今期の反省点をプラスの方向に変化させるため、全力でトレーニングに励みたい。