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18時00分【ベスト8】
さぁ、いよいよ準決勝!
ここまでは時間打ち切りがあったわけだが、最後は時間無制限。
その点ではゆったりとした気持ちで戦えると思うが、半荘6回を打ってきた選手達にとって、疲労とも戦わねばいけない、厳しい勝負が始まった。
1卓:松崎良文(B1)vs山口大和(D3)vs相沢かおる(C2)vs沢崎誠(A1)
ここでも、松崎の長い親番は健在で、1回戦の東3局でも6本場までの連荘となった。
しかしこれまでと違うのは、相手が簡単にベタオリしてくれるわけではない、ということ。
リーチ後に沢崎のドラポンが入ったり、途中ヒヤヒヤすることが何度かあったが、危険をすり抜け、大きなアドバンテージを握ることに成功した。
1回戦終了時
(松崎+24.2P 山口▲28.3P 相沢+11.4P 沢崎▲7.3P)
2回戦、南1局、親番の山口(22,600点持ちラス目)
            ツモ ドラ
これまでほとんど何も出来ずにいたので、とても嬉しい4,000オールだったろう。
さて、ここから!と続く1本場でもリーチをかけた山口だったが、ここは松崎が1,300・2,600をツモりアガる。
接戦となった2回戦だったが、オーラスに満貫をツモった相沢が1人浮きトップとなった。
2回戦終了時
(松崎+13.5P 山口▲39.0P 相沢+37.1P 沢崎▲11.6P)
3回戦、東3局、親で4,000オールをツモった相沢は確定として、あとは松崎と沢崎の勝負のみ。
状態だけで言えば最初から松崎の方が優勢だったが、引き離されない沢崎はさすがとしか言いようがない。
常に射程距離でしっかりとタイミングを計っている感じだ。
しかし、最後まで沢崎の勝負手が開かれることはなかった。
2卓:斉藤桂史(C1)vs山田浩之(A2)vs内田美乃里(C1)vs増田隆一(B2)
とにかく山田が強い!
            リーチ ツモ
この3,000・6,000から始まり、1回戦と2回戦を圧勝。
Aリーガーの強さを見せつけることとなった。
2回戦終了時
(斉藤▲11.0P 山田+45.7P内田▲18.5P増田▲16.2P)
最終戦は3人で1つの席を奪い合うことになったのだが、
内田→斉藤(11,600点)
山田→内田(11,600点)
増田→内田(12,000点)
と、大きく点棒が動き、増田は脱落したと思われた。
オーラスは斉藤(43,500点持ち)と内田(44,300点持ち)の一騎打ち。
斉藤より7,5P少ない内田だったが、順位点で4ポイント縮まるので、トップなら3.6P上回ればいい。
よって、あと2,800点稼げばいいのだ。
仕掛けてアガりに向かう斉藤と、着々と手を作る内田。
どちらが早いのか!?
・ ・・だが、そこへいないはずの北家・増田が を「ポン!」
3人「???」
確認すると、増田の持ち点は(24,400点)の3着目。三倍満以上が必要なはず。
考えられる手は、「役役・ホンイツ・トイトイ・三暗刻・ドラ3」もしくは「小四喜」
しかし、増田はドラの をさらりとツモ切る。
会場に不穏な空気が流れたが、その沈黙が破れるまでにさほど時間はかからなかった。
         ポン  ツモ ドラ
漫画じゃないんだから(笑)と、同卓者も思わず笑顔がこぼれる結末だった。
ベスト8
山口大和「・・・ありがとうございました。いい勉強になりました。」
言葉を詰まらせながら、泣き出しそうな顔でコメントをくれた山口は、トンジョユィンと同じ26期生後期組。
悔しそうにしているが、ハイレベルなこの戦いで、ここまで健闘できたことはこれからの自信になるだろう。
沢崎誠「相手が強かったな(笑)でも鳳凰位戦のいい調整になったよ。」
対局終了後、新人のトンや山口にお説教・・じゃなくてあそこでアレはしない方がいい、こうした方がいいというようなアドバイスをしていた。
予選リーグでもこうゆう風景をよく見てきたし、実は私もたまに頂戴する。
おそらく、そのときは納得できないこともあるだろうし、口うるさく感じることもあるかもしれない。
だけど、いつか必ず意味が分かる日がくるから、絶対に忘れないでほしい。
そして、沢崎さんへの個人的なメッセージになりますが、これからもチャンピオンズリーグに出場し続けてもらえることを願っています!
斉藤桂史「グランプリにも出場したかったので残念です。また力をつけて出直します。」
最後に劇的な捲くられ方をしてしまったが、1日中気持ち良い麻雀を見せてもらったしホントに強かった。また次回に期待したい。
内田美乃里「よくここまで残れたと思う。健闘しました!」
ベスト28もベスト16も、ずっとギリギリで勝ち上がってきたから、きっとここでもギリギリ勝つんだと密かに思ってた。
その粘り強さを見習いたいなぁ。
決勝進出者
相沢かおる「特昇優勝のかえす刀で勝てる相手ではありませんが、思いっきりぶつかって決勝を楽しみたいと思います。」
松崎良文「今日はトーナメント用の戦い方をしましたが、明日はしっかり頭取りの麻雀をしようと思います。」
山田浩之「勝ちます!!!」
増田隆一「これまでいろんなものを捨ててきたんだから、そろそろなんかくれよ!(笑)」
22時00分
全ての対局が終了し、長い1日が終わった。
最初の予想をはるかに上回る、見応えのあるトーナメントだった。
今となっては、補欠だったこともラッキーだったように感じてしまう。
だって補欠じゃなかったら、たぶんレポートを頼まれていなかったと思うし、きっとこんなにも真剣に観戦することはなかったと思う。
そして、もし選手として出場できていたとしても、トーナメントに自信がない私は全然ダメだったろうな。
でも、今日1日観ていて、自分にも活かせそうなことがたくさんあり、次回のチャンスがとても楽しみになった。
明日の決勝戦も、チャンピオンズリーグの歴史に残る名勝負になることだろう。
トーナメントと決勝戦の戦い方の違い、そこにも注目したい。

(レポート:仲田 加南 文中敬称略)
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