北陸リーグ レポート/第13期北陸リーグ 第1節レポート
2015年10月14日
第13期北陸リーグのレポートを担当させて頂きます、23期生の木戸僚之です。
今期は久しぶりの富山開催で、数年ぶりにレポートを担当させていただきました。
拙い文章ですが半年間のお付き合い、どうぞ宜しくお願いいたします。
夏が終わり、早くも秋の訪れを感じさせる中、9月13日、新たに5名の方が参戦し、プロアマ総勢24名で第13期北陸リーグは幕を開けた。
今期は、前期採用していた上位8名が準決勝に進出し、準決勝~決勝と戦うシステムではなく、全5節制で決勝4名進出(各順位決勝ポイントアリ)というシステムを採用しての戦いとなる。
そして今回、第1節からダンプ
大橋プロをゲストに迎え、総当たり戦で対局が開始された。
ダンプ大橋プロは、第18期生の6段。現役AⅡリーガーであり、第18期新人王・第34期王位と輝かしい実績を持ち、今年の第32期十段位決定戦での活躍も記憶に新しい、今一番注目されているプロの一人である。
今節は従来のリーグ戦と異なり、少しでも多くの方がゲストプロと対局できるよう、半荘ごとに対局を入れ替える形式にて4回戦を実施することとなった。
ダンプ大橋プロ
1回戦
東場から小場の展開の中
南三局北家ドラ






チー

チー

ロン
この7700を決め初戦から+22・7のトップを飾る。
続く2回戦
東一局から、2000・3900をツモるも、その後他家と勝負手がぶつかり原点割れでの南入。
南一局西家









ポン

ツモ
この4000・8000をツモり+13・5の二連勝と好調な様子。
3回戦も+19.9のトップを取り、続く4回戦。
東一局西家ドラ
親が
をポンして萬子も染め手模様。
終盤に













から
をポンし、打
の勝負に出る。
山川さんが対子落とししている最中での
を捕え、見事2000を和了。
卓上を把握する能力は流石の一言である。
もしも
が埋まり、
ならリーチ。
カン
ならダマテンと対局後に享受して頂いた。
私ならピンズの
でも自分の河で

と切っていることもあり、どちらでもリーチしていたのかもしれない。
今回は仕掛けでの和了であるが、リーチとなれば現物連打で凌がれる可能性も高く、ダマテンでは
警戒も薄いという局面でもあり、考えさせられる一局であった。
南四局北家
33700持ち・トップが36500と僅差でのオーラス。
二枚目の
が出ても目も向けず、最短で2000・3900を和了する。












リーチ ツモ
三色が見えるとはいえ、途中の形もペン
とカン
も残っており、3900放銃で原点割れをする中、
を仕掛ける打ち手も多いのではないか。
三色を見つつ、安全牌として確保し、普段のリーグ戦ではダマテンの選択もあるとするも、4連勝の意識とツモの流れ、今節の自分の調子を見て最高手に育て上げた。
4連勝+75.7というこの上ない成績で1位となり、北陸のプロアマ問わず、皆にとっていい経験・刺激になったのではないだろうか。
全体のポイントを見てみると、久保さん・宮内さん・高出さん・栗野さん・中野さんは全連帯で、第1節からこの上ないスタートを切れ。
今回のシステムは、第5節で上位4名が決勝進出となるため、この4名は間違いなく更なるポイント上乗せを狙うだろう。
次節はマークされての対局となる為試合巧者が多い中、どのような戦いを見せてくれるか注目である。
| 順位 | 名前 | プロ/一般 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ダンプ 大橋 | プロ | 75.7 | 75.7 | ||||
| 2 | 久保 智央 | 一般 | 73.0 | 73.0 | ||||
| 3 | 宮内 俊貴 | 一般 | 69.6 | 69.6 | ||||
| 4 | 高出 智宏 | 一般 | 65.2 | 65.2 | ||||
| 5 | 栗野 健翔 | 一般 | 57.1 | 57.1 | ||||
| 6 | 中野 空青 | 一般 | 52.4 | 52.4 | ||||
| 7 | 濱平 光朗 | プロ | 37.3 | 37.3 | ||||
| 8 | 押川 憲一 | 一般 | 9.0 | 9.0 | ||||
| 9 | 本田 朋広 | プロ | 4.0 | 4.0 | ||||
| 10 | 窪田 一彦 | 一般 | 0.7 | 0.7 | ||||
| 11 | 土田 江一郎 | 一般 | ▲ 1.4 | ▲ 1.4 | ||||
| 12 | 木下 玄基 | 一般 | ▲ 4.4 | ▲ 4.4 | ||||
| 13 | 平澤 憲一 | 一般 | ▲ 6.4 | ▲ 6.4 | ||||
| 14 | 久々湊 康雄 | 一般 | ▲ 10.5 | ▲ 10.5 | ||||
| 15 | 北川 光 | 一般 | ▲ 14.5 | ▲ 14.5 | ||||
| 16 | 山川 眞一郎 | 一般 | ▲ 19.0 | ▲ 19.0 | ||||
| 17 | 西田 有佑 | 一般 | ▲ 23.6 | ▲ 23.6 | ||||
| 18 | 小泉 陽平 | 一般 | ▲ 26.1 | ▲ 26.1 | ||||
| 19 | 森田 有一 | 一般 | ▲ 33.3 | ▲ 33.3 | ||||
| 20 | 大門 久輝 | 一般 | ▲ 46.4 | ▲ 46.4 | ||||
| 21 | 志多木 健 | 一般 | ▲ 53.4 | ▲ 53.4 | ||||
| 22 | 後藤 正博 | プロ | ▲ 57.6 | ▲ 57.6 | ||||
| 23 | 吉田 健彦 | 一般 | ▲ 69.7 | ▲ 69.7 | ||||
| 24 | 安城 るい | プロ | ▲ 78.7 | ▲ 78.7 |
カテゴリ:北陸プロリーグ レポート












