何を切る?

何を切る?/何を切る?fromロン2 2017年9月

何を切る?fromロン2 2017年9月
このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答を、グラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南2局北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 
プロ

六万切り・・・15人
八索切り・・・8人
北切り・・・8人
六索切り・・・4人
三筒切り・・・3人
五万切り・・・1人
四筒切り・・・1人
 
ロン2ユーザー

北切り・・・27.6%
六万切り・・・24.6%
六索切り・・・16.6%
八索切り・・・12.6%
五万切り・・・8.5%
四筒切り・・・6%
三筒切り・・・4%
 
 
プロ解答(50音順)
六万切り
荒正義
七索はチーテン可。」
石田亜沙己
「678三色を見て、五万などが重なれば北のトイツ落としでタンヤオに。リーチドラ1の手にするのはもったいない。南2局のトップ目ということで、リーチをかけなくてもよい役有りのテンパイにしたい。」
石渡正志
「まずは打点を追いたい。カンチャンの受けも残すので、守備も考えるとともに、タンヤオ変化や喰い仕掛けも考慮する。」
黒沢咲
「ピンフ三色を目指して打六万とします。五万を引いた時だけ北を落としてタンピン三色に向かいます。」
瀬戸熊直樹
「最高形を目指す。五万八万ツモなら打北とし、鳴きも視野に。」
二階堂瑠美
「オーラスならばソーズを外す選択もあるけど、基本的には三色目は残します。二筒五筒の切れ具合や、場の変化で七索は鳴きます。」
仁平宣明
「役無しテンパイは組みたくないし、七筒ツモに勢いを感じて高目を目指す。先に五万が重なれば北のトイツ落とし。もちろん七索のチーテンは取らない。」
HIRO柴田
「役は付けたい。五万引きは打北。」
藤崎智
「役有りテンパイを目指す。五万八万の重なりでタンヤオに移行します。」
麓征生
「678を確定させ、タンヤオも見る。点棒が少ない時は打六索。」
前田直哉
「トップ目なので手役に持っていきたい。北は安全牌としても取っておきたい局面。」
前原雄大
「ツモ七筒に勢いを感じ高目を見る。」
三戸亮祐
「トップ目なので、躱し手も考慮して678の三色に固定する。」
美波智子
「678の三色はまだ見切れないので、打六万とし、五万八万が入ればタンヤオに移行します。」
望月雅継
「ツモ七筒ときたからには、素直に三色本線の手組みとする。当然ツモ五万八万)からのタンヤオ移行も取りこぼさないように!。」
 
 
八索切り
朝霧千裕
「トップ目、一発・裏ドラ有りのルールということで、三色を見切っての打八索。」
小笠原奈央
「点数を持ってトップ目。自然に打つために八索切り。」
客野直
「トップ目なので、リャンメン形を残し八索を切る。六索の重なりからのタンピン移行も見る。」
清原継光
「オーソドックスに好形テンパイを目指して外側から切る。」
仲田加南
「打点を狙うべき局ではないので。」
藤原隆弘
五万六万三筒四筒を外せば三色は確定するけれど、一発・裏ドラ有りということも含めれば、待ちとしてはリャンメンが残る方が優秀。六索が雀頭になる可能性と、五索引きからの選択肢を残して八索から切る。」
古谷知美
「リャンメン形2つの1シャンテンに取る。三色は見ない。」
宮内こずえ
「トップ目でドラが1枚あるので、手なりで打ちます。」
 
 
北切り
内川幸太郎
「2シャンテン戻しですが、東2局で点数にも余裕があるので大きく狙います。」
近藤久春
「巡目も早いので、広く構える。」
紺野真太郎
「比較的自由に打てる得点状況。ならば手牌も自由度が高い形に。」
ダンプ大橋
「トップ目なので大きく。または、仕掛け可能な形に。北は1枚切れているので、残してもあまりおいしくなさそう。」
古川孝次
「内に寄せて、うまくいけば678の三色。八万が雀頭になるなど三色が崩れても、タンヤオでアガる。ソーズが雀頭になってのタンピン変化でもOK。」

古橋崇志
「最高形のタンピン三色を目指す。」
吉田直
「もちろんタンピン三色を狙うが、タンヤオで仕掛けての2,000点でも良い。」
和久津晶
「最低メンタンピンにしたい。」
 
 
六索切り
蒼井ゆりか
「ドラを1枚使った手なので、三色は見切って手広く受けます。」
勝又健志
「三色は見切って好形リーチを目指す。」
沢崎誠
「基本的に手役よりトップを目指す。トップ目の状況から、局をスムーズに進ませることが第一と考える。六索八索切りからヤミテンとする。」
白鳥翔
「リャンメンドラ1でリーチ。ツモ次第で、リーチ役牌ドラや、自然にタンピンに渡ることもできる。問題にならないくらいソーズに手をかける一手。」
 
 
三筒切り
伊藤優孝
「プロなら当然、高みを目指せ!」
小島広宣
「三色を狙う1シャンテンに構える。七索が出ればチーして、親が仕掛けたら北を切る。」
猿川真寿
「どのターツも自信が無く、広く受けた時のリーチドラ1は反撃が怖い。北を鳴くことも想定して、ドラ色を嫌う三筒切り。」
 
 
五万切り
岡部光輝
「トップ目ということもあり、安全度とアガリを最優先。本線は678三色で、七索はチーでテンパイに取る。先制リーチを受けたら放銃は避ける。」
 
 
四筒切り
山田浩之
「三色が確定しているので、素直に狙う。北が暗刻になった時に連続形の方が強いのとドラ色のピンズが高くなりそうなので、ピンズを払う。」