何を切る?

何を切る?2012年4月

Aリーグと各リーグのプロに出題して、解答を比較し、
各リーグのプロがその一打を深く解説し、掘り下げていくコーナーである。

問題作成者:山田 浩之(六段)
nanikirugraph_201204

ロン2 東風戦リーチバトルルール(一発、裏ドラ、カンドラ、赤牌各1枚有り)
東3局、東家25.000点持ち

Aリーグ
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女流プロ
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Aリーググラフ
五筒切り 12人、九索切り 8人、二索切り 5人、七索切り 1人

女流プログラフ
九索切り 15人、五筒切り 11人、七索切り 7人、二索切り 2人

【Aリーグ回答】

五筒切り
石渡正志 荒正義 勝又健志 金子貴行 猿川真寿 白鳥翔 瀬戸熊直樹 滝沢和典 ダンプ大橋 朝武雅晴 前原雄大 吉田幸雄

・勝又健志(AⅡ)
ドラが3枚ターツに組み込まれていて、ある程度打点が期待できるこの手牌なら、
トップを決めうる高打点というよりは、柔軟に構え確実にアガリ切るという方向で進めます。
今後のツモ次第では、当然タンヤオも視野に入れます。現段階では有効牌を限定しないメンゼンの方がスピード感があります。
よって、仕掛けは考えず最も受け入れが広い打五筒とします。

九索切り
老月貴紀 柴田弘幸 鈴木基芳 中村毅 仁平宣明 望月雅継 山田浩之 四柳弘樹

・山田浩之(AⅡ)
ドラ3で両面2つ含みの2シャンテン。しっかりアガってトップを逆転したいところ。
こまの形で進めていくなら打五筒が広いが、最終形に七索九索九索八筒八筒が残る可能性が高い。
それなら九索九索七索とはずし、横の伸びを見てタンピンを目指していく。

二索切り
明石定家 伊藤優孝 近藤久春 沢崎誠 古川孝次

・沢崎誠(AⅠ)
配牌14牌中にタンヤオ牌が12牌と絶好の連荘向きの手牌です。
二索切りでトイツ関連は三索三索七索九索九索八筒八筒。次に九索切りからテンパイスピード重視のタンヤオ形から連荘を目指す。
三索三索八筒八筒は仕掛けて親満、八索ツモで七索八索九索メンツ完成ならピンフ形やリーチを見ながら手を進める。
状況を見てダマテン・リーチを判断するが、愚形ツモからの好形マチの最終形ならリーチとして、
親の跳満、裏ドラを乗せて倍満でこの局でトップを決める打ち方をしたい。

七索切り
山井 弘

・山井弘(AⅡ)
七索切りは、トイツが4組で七対子に重点を置いていると思われるかもしれないが、この手はシュンツ手と考えています。
仕掛けも考えながら、次のツモ次第で九索切りとなるでしょう。
ドラである三索は2枚とも使い切りたいので、そこで手牌を膨らませて行きたいと考えます。
ただ、次に何かトイツになるようならば、七対子も視野にいれた手作りをして行きたい。

【女流プロ回答】

九索切り
蒼井ゆりか 赤荻めぐみ 和泉由希子 内田美乃里 北野由美 京平遙 斉藤理恵 西山あみ 平岡理恵 藤井すみれ 藤川まゆ 北條恵美 水越京子 宮内こずえ 山口やよい

・宮内こずえ(BⅡ)
4トイツあり、トイツ手も意識したいのですが、ここで決めるのは早すぎます。
親番でツモ次第では仕掛けも考えたいので、タンヤオをみてとりあえず九索を1枚払います。

五筒切り
赤司美奈子 魚谷侑未 内山えみ 上岡美里 佐倉麻由 さくらやよい 白川雪菜 富村つぐみ 仲田加南 優木美智 王政芳

・白河雪菜
ラス前の親番で、赤とドラをそれぞれ1枚ずつは使える手牌。
テンパイしたらリーチをかけるので、最低7,700は確定している。そのため、手役は追わずに手広く受ける。
次に四索を引いた場合のみ七索九索を切る可能性もあるが、基本的にはドラも切る構えで手なりに進める。

七索切り
朝霧千裕 齋藤麻衣子 杉浦幸 天音まこと 童瞳 山下忍 和久津晶

二索切り
長内真美 黒沢咲

・黒沢咲
九索を切ってタンヤオに向かうか、七対子の芽を残して別の牌を切るかで悩みますが…
ドラと赤という七対子にするなら使い切りたい牌が両方ともトイツなので、私はドラ三索のトイツを固定して打二索として七対子に向かいます。