何を切る?

何を切る?2012年12月

Aリーグと各リーグのプロに出題して、解答を比較し、
各リーグのプロがその一打を深く解説し、掘り下げていくコーナーである。

問題作成者:山田 浩之(六段)
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東南戦リーチバトルルール(一発、裏ドラ、カンドラ有り、赤有り)
南1局南家、ドラ發。  色の濃くなった牌はツモ切りです。

Aリーグ
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Cリーグ
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Aリーググラフ
三筒切り 13人、七索切り 7人、八万切り 4人、七筒切り 4人、

Cリーググラフ
三筒切り 37人、七索切り 24人、三万切り 10人、七筒切り 3人、八万切り 3人、四万切り 1人、

Aリーグ回答

三筒切り

荒正義 石渡正志 板川和俊 老月貴紀 金子貴行

近藤久春 沢崎誠 柴田弘幸 ダンプ大橋 仁平宣明

藤崎智 山井弘 四柳弘樹

・四柳弘樹(AⅡ)

愚形2つ残りの1シャンテンで、巡目も早くどれを切っても受け入れ枚数が変わらないので、

どちらかの赤5が重なった場合に、両方の赤が使える最高形に構えることが出来るように三筒を切ります。

また、カンチャンが先に埋まれば、一旦赤5タンキに受けてから、マンズの好形変化を待って、

メンタンピン赤くらいになるのが理想だと考えます。完全に主導権を握っている状況なので、あとは速度と打点の折り合いをつけるだけ。

七索切り

黒沢咲 猿川真寿 瀬戸熊直樹 中村毅 二階堂亜樹

古川孝次 前原雄大

・瀬戸熊直樹(現十段位)

ピンズ部分が不確定すぎるので、カン四筒カン六筒に決めることはリスクが大きい。

同じ理由で、カン六索にもそこまで確証がないので、一番赤を最大限に活かせて、その後のツモに対応できる七索切りとしたい。

こうしておいて、ピンズ部分やその後の牌の残り枚数などを見ることにより対処したい。

 

八万切り
伊藤優孝 望月雅継 朝武雅晴 吉田直

七筒切り

勝又健志 白鳥翔 右田勇一郎 山田浩之

 

Cリーグ回答

三筒切り

鮎川卓 荒牧冬樹 安藤友一 伊賀則夫 石井良樹

石橋薫 井出一寛 大場篤 長内真美 小田悟志

菅野直 木戸僚之 客野直 小松武蔵 紺野真太郎

桜井紘己 佐山竜介 末続ヒロトシ 角屋保人 関島義基

高沢智 高橋信夫 林俊宏 日吉辰哉 福光聖雄

堀内正人 増田隆一 松下佳正 水澤明彦 水戸亮祐

宮川裕行 安村浩司 優木美智 柚木正仁 横井玲巳

吉田求 渡部稔

・高橋信夫(CⅢ)

チャンス手なのでメンゼンを基本に仕上げる。567の三色が確定したらリーチを打つのを前提として三筒を切る。
カン六索六筒引きなら三万切りテンパイとらず、ツモ七索七筒はツモ切りでテンパイとらず。
ツモ五索五筒はテンパイをとりヤミテン。
三万切りの場合、カン六索六筒両方を先に引いたら二万五万八万のノベタンでリーチ。
一万四万八万を引いて三色のカン六索六筒が残ったらリーチ。
二万五万七万を引いた場合はヤミテンにする。

七索切り

蒼井ゆりか 石川正明 石原将樹 和泉由希子 井出康平

伊藤大輔 江森豊 太田優介 大竹昌之 河井保国

こごまさとし 鈴木郁孝 仲田加南 濱平光郎 羽山真生

樋口新 一井慎也 藤井すみれ 古橋崇志 村中崇

室伏理麻 森下剛任 和久津晶 王政芳

三万切り

安東裕允 大川哲哉 加藤博巳 楠木一郎 ジャガー真鍋

田中隆次 樋口洋輔 北條恵美 三田不二夫 宮内こずえ

・ジャガー真鍋(CⅢ)

マンズで3メンツできているけど、雀頭がないのでマンズで2メンツ1雀頭、ソーズで1メンツ、ピンズで1メンツを目指します。

567の三色をねらいつつ、赤を使い切っていきたいのでソーズとピンズには手をかけないです。

最高形のメンタン三色赤赤になればいいのですが、なかなか思い通りにいかないのが麻雀ですね。

七筒切り

魚谷侑未 永井卓也 元木伸明

八万切り

今井一 奈良圭純 須長正和

四万切り

竹島庸至