プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第3節レポート 柴田 弘幸
2014年06月23日
「打ててない」そう感じたのは早かった。
1回戦の東2局、朝武が放った
に気配を感じた。
朝武の手牌は













ドラ
ここからの
切りであった。
切りの巡目で、前田の
切り近藤の
切りに、ものすごいプレッシャーを感じた。
私の手牌は












ツモ
道中、ドラ表示牌の
の重なりに感触はあった。
打牌は場に1枚切れの
を選択、これがそもそもの悪循環を生む一打だったのだろう。
メンホンの放銃は怖い、だがアガリを見たときに相手に
があれば重なりもないし、勝負の
という勝手な理由。
いやいや
はどーするの?
ドラ表示牌が2枚あるので、もし前田、近藤にドラが固まっていたらと思うと
が怖いの?
疑問と疑問、怖いと怖い、でも前に出る、こんな麻雀を僕は打ってはいけない。
ここは覚悟を決めて、確実にわかっている朝武にだけ厳しく打つ打
が正解だ。
「
か
が重なればどちらかを勝負。先に
が重なればアガリだけを見て全て打つ」
たったこれだけのことを複雑に考えすぎたのが敗因である。
ひとりよがりの始まり。だがそれに気が付いたのは勝負の後。
東3局の私の親番は、終局間際でタンヤオのチーテンを入れれば、満貫の放銃という危機はあったが、
我慢してノーテンで終わる。
3度目のノーテン罰符は、点数よりも戦い方の問題を意識させられた。
東4局、何もできずに座っている自分が悔しい。
そう思って悪手を打つ。
好調の朝武が放った
を、北家の私が1鳴き。









ポン

ドラ
当然の様に、親の朝武が前田から3,900をアガる。












ロン
負けた時の自戦記は弱さを書き記す。
これが僕の弱さである。
続いて1本場、北家の私の牌姿は












ツモ
も
も鳴いて終らせたいと思っていたところでツモ
。
を持ってきてしまったこの形は、反撃の形なので嫌な面前手になってしまったと思ったのを覚えている。
結果でいえば












ロン
三色にはならないと思っていた。
だが、鳴いて1,000点や2,000点よりは、良いアガリだったのではないかと思う。
地に足はついていると感じた。
南2局、南家の私は、道中ピンフの1シャンテンを拒否してのこのアガリができた。












リーチ ツモ
ドラ
今半荘、朝武のトップが濃厚ではあるがあがいてみる。
南3局は、親の私に早い1シャンテンが入ったが、それすら遅いとばかりに、朝武があっさりと6巡でツモアガリ。












ツモ
南4局、前田の会心のアガリを見れる。












リーチ ツモ
捨て牌に苦労を感じた。綺麗な手だと思った。それはもちろんその場では口にはしない。
アガれば浮きの2着という手を僕はテンパイしていたが、東場であれだけごまかしながら打っていた自分の結果は当然と思っている。
結果は▲4.4P。
数字は大切だが、そには捉われず自由に打つが今年の目標。
まだ前半戦、気合を入れなおそう。
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