何を切る?fromロン2 2014年12月
2014年12月02日
このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」 作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局1本場東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ

切り・・・36人
切り・・・13人
切り・・・6人
切り・・・5人
切り・・・1人
ロン2ユーザー

切り・・・27.4%
切り・・・21.7%
切り・・・18.3%
切り・・・12.6%
切り・・・7.8%
切り・・・5.7%
切り・・・3.5%
切り・・・2.2%
切り・・・0.4%
切り・・・0.4%
プロ解答(50音順)
★
切り
朝霧千裕
「南家からリーチは入っているが、現物は
のみなので無視する。一発、裏ドラ、カンドラ有りのルールなので、三色を見切る手広い打
。」
吾妻さおり
「上家は一色手の可能性も有り、ペン
外しの後で字牌を3種手出しです。最後の
は上家の自風でしかも生牌、テンパイかもしれないと読みます(リーチの安全牌に困ってとりあえず字牌からというパターンもありますが)。上家と下家両方にピンズを2枚は勝負しづらいので、三色は崩れますが打
とし、まだ戦える形にしておきたいです。」
鮎川卓
「オリ切れる手ではなく、アガリの目もあるので真っ直ぐ手を進めます。」
石渡正志
「東1局の親でもあり、リーチに対する安全牌もないので真っ直ぐ構える。三色とドラとのバランスを考えても、打
としたい。」
井出康平
「気分的には分の悪い勝負だが、ストレートにリーチ、タンヤオ、ドラを目指していきます。安全牌が1枚しかないことも理由の1つ。」
内川幸太郎
「形が苦しいところにリーチが入ったが、安全牌もないので勝負する。テンパイスピード重視で、三色を見切っての
切り。この後はどんな形でもテンパイは取るが、良形が残らなければヤミテン。」
太田優介
「三色にはこだわらず、受け入れをMAXに考える。まだ東1局なのでリーチは意識せず真っ直ぐ打つ。ただしドラが出て行く形のテンパイになった場合、勝負するかは状況次第。カン
テンパイはほとんど勝負。」
勝又健志
「攻めるには苦しいターツが多く、スリムに構えておきたかったが、こうなった以上最も手広い
を切る。」
黒木真生
「まだ東1局なので真っ直ぐ打つ。手が進まずに安全牌が増えてきたらオリ。ここでやめるなら一発で
は打たない。」
黒沢咲
「素直に手を進めたいので
か
の選択だが、
はドラなので
を切る。」
斉藤理絵
「リーチの現物がないので、三色は見切って自分の都合で考えます。」
櫻井秀樹
「三色は見切って手広く。カン
が残っても勝負。」
佐々木寿人
「真っ直ぐ行く。」
清水香織
「ピンズには手をかけられないし、絶対安牌はないので、もう少し様子を見たい。12,000のリードを守る局面じゃないので、そのままいきます。」
武石絵里
「東1局の親番で、現物は
かないので、真っ直ぐ手を進めたい。」
ともたけ雅晴
「安全牌が少ないので、自分の都合で受け入れを一番手広く。」
中村毅
「開局満貫アガリの後であること、安全牌も少ないことからとりあえず目一杯に構える。」
中山千鶴
「リーチがなければ打
もありかなと思いましたが、さすがにリーチ+カンが入っているので謙虚?に打
。その後は手替わりや安全牌、他家の動向などを見て前に出るかオリるか決めます。早い段階で



が鳴ければマンズ1枚は押してみます。それ以降オリる判断も考えますが、ソーズやピンズの上(上家次第で)は押しそうです。」
奈良圭純
「三色よりもアガリ逃しが怖い。手牌全て危ないので、ギリギリまで真っ直ぐ攻めます。」
南里はるみ
「手の進め方を見ると
を切っても良いかも?だけど、一番手広い
切り。」
二階堂亜樹
「三色は見ないのと、
より
の方が通りやすそうなので。」
二階堂瑠美
「現物が少ないので、自分の都合で。」
浜上文吾
「リーチを受けて現物が
しかないので、三色はなくなりますが素直に打
で手を進めます。仕掛けは考えずにじっくりと。テンパイしたらリーチ打ちます。」
羽山真生
「下家からリーチでオリる牌もないため、受け入れが広くドラも打たずに手組みのできそうな打
とします。三色を見切るだけに渋々ではありますが。」
藤原隆弘
「起家で親満をアガった1本場!リーチは怖いけどここは自分の手だけ見て一番広い
切り。(567三色は確定していないので)牌効率重視で押してみる。」
前原雄大
「リーチが入っているが怖れるべきは放銃よりもアガリ逃し。ならば私は己の都合だけを考え打
と構える。」
松崎良文
「567三色は見切って、自然に。」
三戸亮祐
「リーチを受けて安全牌が続かない状況。三色は崩れるが、
を打って手広く構える。」
森下剛任
「とりあえず1枚押します。次のツモでテンパイすれば取ります。今はオリ切れないですが、安全牌が増えたらオリます。」
山井弘
「素直に1シャンテンに取る。形にこだわらず、テンパイ優先で進める。暗カンした北家はピンズ模様でおそらく攻めてくるだろうし、リーチの現物は
しかなく、これを中抜けば完全撤退になってしまう。点数はあるがまだ東1局、この先どう転ぶかわからないので、ここは前に出て戦う。」
山口大和
「567は見切って受け入れ枚数を優先。深い巡目になったらオリまで視野に入れます。」
山田浩之
「連荘中の親なので、手なりでストレートに打つ。」
柚木正仁
「三との比較では受け入れ枚数は2枚しか変わらないが、宣言牌が
なので、側テンの可能性も考慮し、打
とする。」
四柳弘樹
「リーチを受けての状況ではあるが、まだ東1局ということもあり、更なる加点を目指して一番手広くする。」
和久津晶
「ピンズは切らない。ジャンテン数は落とさない。親だし東1局なので、オリません!」
★
切り
荒正義
「親満をアガった後なので強気に押す。打
の後、ツモ
なら、ドラでも
切りで勝負。」
井出一寛
「リーチの宣言牌
は、

や




の形からが考えられ、123の三色崩れがある。もしくは
や
が対子で
とのシャンポン。山にある枚数は
より
の方が期待できる。ピンズのホンイツ模様の上家に対してピンズは切らない。」
近藤久春
「リーチは下の三色がありそうだが、情報も少ないので思い切って最高形を目指す。」
猿川真寿
「この牌姿ならリーチは気にしない。広いのは
切りだが、三色もまだ残す
切り。」
柴田弘幸
「最後まで自分で強く行けると思う形を残す。」
白鳥翔
「現物が
のみということもあり、ここは攻める一打。
と
は比較が難しいが、567を重視したのと、若干
の方が通りやすいと思うので。」
瀬戸熊直樹
「ドラ引きと三色は逃がさない。リーチに対する危険度は
と
では五分五分か、やや
が危険と感じる。」
刀川昌浩
「ベタオリする手ではないのと、リーチの待ちもまだわからないので、
と
の比較で通りそうな
切り。」
西川淳
「手出し
切りリーチの理由は絞り切れない。裏目引きの後悔の少ない一打を目指す。ただ1シャンテンが長引き安全牌が増えれば、原則としてオリに回る。」
仁平宣明
「
を中抜くのは親満アガった後にしては消極的すぎ。
切りで様子を見て、すぐにテンパイが入るようなら押し返す。」
美波智子
「リーチも暗カンも入っているが、安全牌といえるのは中抜きとなる
だけ。自分の都合で、タンヤオ三色ドラドラを目指したい。」
宮内こずえ
「ドラ引きと三色を見て。リーチは無視します。」
安村浩司
「
切りと受け入れ枚数は見た目ほど変わらないので、三色を残す
切り。」
★
切り
魚谷侑未
「親ですが、悪形残りの苦しい1シャンテンなので撤退します。この後は安全牌が増えることに期待します。」
沢崎誠
「後手を踏んでいるため、放銃を避ける
切り。当然
も切る!!アガリは見ないので567三色も関係ない。闘うところではない。」
仲田加南
「カンが入っていなければ少しいきたいが、完全に撤退します。」
古川孝次
「リーチがなければ手役を狙って
切りも面白いが、ここはリーチに敬意を払います。現物切りで、次は
と切って、リーチ者、その他の切り牌に対応していきます。私の基本姿勢として、こういう局面でまずは無筋を切り飛ばしてはいかない。北家も
を暗カンして字牌が後出しとなっている典型的なピンズのホンイツ模様であるから、ピンズに関しては1枚も切らない。」
★
切り
伊藤優孝
「
がドラだからという理由で切れないのは弱者。現在の状態から瞬時に打ちたい牌はバランス的に
でしょう。ドラだから打てないというのはおかしいと思う。」
紺野真太郎
「開局に満貫をアガった親で、ほぼ安全牌もないところにリーチ。
を切っても後が続かないため、最高形を目指す打
。」
ダンプ大橋
「リーチの現物もないし、12,000アガった親なら真っ直ぐぶつけにいってもいいんじゃないでしょうか?」
福光聖雄
「前に進もうとすると何を切っても安全ではないので、12,000を覚悟してドラを切る。」
望月雅継
「何を切っても良さそうなので、ドラとはいえ素直に進める。リーチを受けてはいるが、自分の手牌進行を中心に。」
★
切り
藤島健二郎
「現物1枚だけに凌ぎ切るのも困難。比較的通しやすい宣言牌の裏スジを勝負しつつ、三色目はキープ。」
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