プロクイーン決定戦 レポート/第15期プロクイーンベスト8B卓レポート
2017年10月06日
現プロクイーン宮内こずえに挑戦できるのはこの最後の関門を通過できた2名のみ。
1週前に行われたA卓では山脇、清水が決勝を決めている。
1回戦(起家から佐月→王→西嶋→魚谷)
前年度準優勝の西嶋ゆかり、現マスターズの佐月麻理子、意外にもプロクイーンは決勝経験すらない魚谷侑未。
実績の伴う3者に、この中では一番の先輩である王政芳。
誰が決定戦に進むか。

A卓同様東1局から四暗刻テンパイ。アガリにはならなかったが、B卓は西嶋のリーチから1人テンパイで流局。
そして続く東2局1本場












リーチ ツモ
ドラ
裏
西嶋跳満のツモアガり。
高田同様、西嶋がリードしていく展開になるかと思われたが、ここから少しずつ点棒が減っていく。
そして終わってみれば、1回戦のトップは佐月。
積極的に仕掛けていきラス牌を引きアガリ。






加カン


加カン


ツモ
ドラ


ホンイツドラ4の跳満。

1回戦結果
佐月+30.1P 魚谷+17.6P 西嶋▲8.2P 王▲39.5P(▲30P)ペナルティ
2回戦(起家から魚谷→西嶋→佐月→王)
遅刻ペナルティのついた王は厳しいラススタート。ここで4着になってしまうと決定戦への道は険しくなる。

2回戦は小場で進み、東4局時ではトップ目であったが終わってみれば競り負け。
2回戦結果
西嶋+28.5P 魚谷+10.9P 王▲5.8P 佐月▲29.7P
トータル
魚谷+28.5P 西嶋+15.4P 佐月+0.4P 王▲45.3P(▲30P)
3回戦(起家から西嶋→魚谷→佐月→王)
上位3名のうち誰が抜け出すか。この3回戦はわずか45分で終わった。
魚谷が仕掛けていき局を捌いて行くなか、先制パンチを決めたのは佐月。

リーチツモ三暗刻。
そしてこの表情。一歩抜け出し南入へ。

しかしこの人が黙っていない。
わずか3巡目に3面張リーチ。そして5巡目に跳満ツモ決着。













リーチ ツモ
ドラ
裏
魚谷は3回戦を終えて大きく抜け出し、決定戦進出に当確ランプ。

3回戦結果
魚谷+33.1P 佐月+3.5P 西嶋▲10.1P 王▲26.1P
トータル
魚谷+61.6P 西嶋+5.3P 佐月+3.5P 王▲71.4P(▲30P)
最終戦(起家から王→佐月→西嶋→魚谷)
魚谷は2人に逆転される可能性はかなり低いので(持ち点0点で佐月、西嶋ともに4万点以上でもまだ足りない)
ほぼ確定。競っている2者は完全着順勝負。そしてこの勝負はオーラスまでもつれ続けた。
オーラスは魚谷が親ということもあり1局勝負。
西家佐月33,100点 北家西嶋33,800点。
南4局東家魚谷 ドラ
佐月配牌












ツモ
打
西嶋配牌












ツモ
打
配牌は佐月、しかし西嶋は佐月の下家という利点がある。そして第一ツモが自風の
。
鳴けるかどうかがポイントに。
魚谷、王の捨て牌に中張牌がずらりと並んだ5巡目西嶋は
を諦めタンヤオ移行。
そして6巡目早くもテンパイ。









ポン


待ちの
はこの時山に2枚。
遅れること3巡後佐月テンパイ。












リーチ
これで2人の点差は1,700点差。西嶋はノーテンに出来ない。
佐月の
はこの時3枚。
まず西嶋の
が魚谷に流れ、
が王に流れた。そして王の手牌が詰まる。

が一番通りやすいが、
が重なり
がポンされていて一瞬
に手が掛かるが、

ここは
切りとした。
このあと西嶋は
を持ってきて打
、待ちはカン
に変化。
しかし
は魚谷に流れアガリ牌は純カラに。
そして王にさらに試練。

ソーズが打てないとするならば
ポン、そして
3枚見えの
か、トイツの
になりそうなところ。
なら佐月への放銃。王今日一番の長考が入る。そして
を河に置いた。流局。

最終戦結果
西嶋+20.3P 佐月+8.6P 王▲8.3P 魚谷▲21.6P
トータル
魚谷+40.0P 西嶋+25.6P 佐月+12.1P 王▲119.7P
1位通過 魚谷侑未
2位通過 西嶋ゆかり
カテゴリ:プロクイーン決定戦 レポート












