ロン2カップ2018springレポート 山脇 千文美
2018年05月11日
こんにちは。山脇千文美です。
先日、ロン2カップ2018 springに出場してきました!
3人麻雀70分打ちっぱなしのルールで、たった1回しかアガることができませんでした・・・(涙)
そんな仕打ちを受けたにも関わらず、レポートを担当させて頂くことになりました。
せっかくなら、自分がアガリ倒したシーンをレポートしたかったなぁ・・・
ロン2カップとは、日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする麻雀対局番組です。この大会はプロ雀士だけではなく、ロン2一般ユーザーさんにも参加していただきます。ロン2内で行われる予選大会を見事勝ち抜くと、大会に参加することが出来ます。
ユーザー代表3名とプロ雀士9名の計12名が、A卓、B卓、C卓の3卓に分かれ、戦います。
それぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出することができます。
2着の方は決勝進出をかけた敗者復活戦に進出になります。敗者復活戦でトップを取ると決勝卓に進むことができます。
この敗者復活戦のもう1枠は、各卓の3着の方の中から、ニコニコ生放送での視聴者投票を行い、決定します。最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことができます。
予選で4着になってしまった場合は敗退となってしまいますが、2、3着であれば決勝進出の可能性が残ります。
今回は3人麻雀でしたが、1人抜け番を入れての4人での対局となりますので、決勝に進むシステムは、4人麻雀の時と同じです。
70分打ち切りで、東場、南場、西場、と続き、時間が余っていた場合は、また東場に戻ります。
メインMCは、片倉まちプロ。
おなじみになってきた、謎のロボットがルール説明をしてくれるVTR(分かりにくい)が流れ、いざ、対局です!
【A卓】

起家から、HIDE2さん、だぼさん、東城りおプロ、そして私、山脇千文美。
冒頭のインタビューによると・・・あまり3人麻雀を打ち慣れていないプロ2名。
それに比べて、特にHIDE2さん(ずっとハイドって読んでたけど、ヒデツーさんらしい)のお名前は、よくロン2の3人麻雀でお見かけするような気がします・・・。
これはユーザーさんのチャンスタイムか?!
東1局。東城プロの4巡目のリーチ。
すぐに高めの一気通貫となる
をツモアガリ、開局早々6,000オールのアガリ。
私は抜け番だったので、ホッ。
・・・っとしていたのも、つかの間。
東2局。ドラ
。













だぼさんが親番で
をツモアガリ、これがなんと9,000オール!
プロ2人が、餌食に・・・(涙)
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南2局。ドラ
。
配牌に字牌とヤオチュウ牌が多く国士無双寄りだったプロ2人に対し、手なりで先制リーチを打ったのはだぼさん。












リーチ
そこに、メンツ手で追いついたのが東城プロ。ドラも上手く使い切り、こちらの形。













待ちは残り1枚でしたが、最後の
を力強く引き寄せ、東城プロ4,000オールのアガリ。
解説の白鳥プロも、「国士無双に向かっていたらこの手を仕上げることはできなかった、素晴らしい。」と大絶賛。
その後もHIDE2さん、だぼさん、東城プロが順調にアガリを重ね、私は1人、蚊帳の外・・・。
オーラスに条件を満たしたアガリでトップに輝いたのは、東城プロでした。
トップ東城プロ、2着だぼさん、3着HIDE2さん
【B卓】

起家から、和久津晶プロ、宮内こずえプロ、はなりくさん、二階堂亜樹プロ。
なんと、ロン2カップ出場はこれが2回目。前回も3人麻雀での出場で、かなりの実力者であるはなりくさんが、3名の有名女流プロに挑戦する形となりました。
序盤はヤミテンでのアガリや満貫以下のアガリが続き、点棒状況にはさほど大きな動きの無いまま迎えた南2局。
今回のメイン解説である佐々木寿人プロと、よく3人麻雀を打つという宮内プロが親番で連荘し、頭1つ飛び抜けますが、まだまだ全員平行線状態です。

初めて大きなアガリがあったのは、南3局。
開局早々和久津プロに7,700を放銃してしまったはなりくさんに、ここでチャンスが訪れます。
、ホンイツの2,900オールのアガりから火が付き、猛連荘!
2本場では、












ドラ
この手を和久津プロから討ち取ります。裏も乗って18,000は19,200のアガリ。開局の放銃を倍以上にして取り返しました。

制限時間が来てしまい、西3局。オーラスとなりました。
3着目の亜樹プロと、トップ目のはなりくさんとの点差が22,900点。













ドラ
こちらの手を仕上げましたが、最後に余ってしまった
で、はなりくさんのピンフドラ1への放銃となってしまいました。
トップはなりくさん、2着宮内プロ、3着亜樹プロ
【C卓】

起家から、前原雄大プロ、勝又健志プロ、白鳥翔プロ、紺野真太郎プロ。
個性溢れる男性プロたちが揃ったこの卓。
インタビューが面白すぎて、思わず1人でレポートを書きながら笑ってしまいました・・・。
見逃した方は、この部分だけでも、見る価値アリ!
東1局。こちらはB卓と比べて激しい立ち上がり。いきなり前原プロの6,000オールのツモアガリからスタートです。

東2局。白鳥プロの4巡目リーチ。












リーチ ドラ
そこに追いついたのが、3人麻雀に関してはIQが400を超えると言われている勝又プロでしたが、
を掴み、12,000の放銃となってしまいました。
その後もツモられと放銃が続き、南場の自身の親番を迎えた際には持ち点が10,000点を下回っていた勝又プロ。
ここで、事件が起きました。
南2局12巡目に、












ドラ
この形からドラの
をポン。形式テンパイを取ります。
そしてその3巡後に持ってきた
を加カン。
リンシャン牌から
を手繰り寄せ、カンドラも1枚乗り、嶺上開花、ドラ6。9,000オールのツモアガリ。

この勢いのまま加点を繰り返し、気付いた時には2着目と微差ながらトップ目に浮上していた勝又プロ。
そして極めつけとなったのがこちらのアガり。
南2局3本場






ポン

ポン

ドラ

上手く回ってテンパイを入れた白鳥プロが
を余らせ、24,000は25,800の放銃に回ってしまいました。

トップ勝又プロ、2着紺野プロ、3着前原プロ
【敗者復活卓】

各卓3着の方を対象に行った投票戦で見事勝ち上がりを決めたのは、二階堂亜樹プロ。これで敗者復活卓の全ての選手が出揃いました。
起家から、宮内こずえプロ、二階堂亜樹プロ、HIDE2さん、紺野真太郎プロ。
大きなアガリがあったのは、東3局、宮内プロの先制リーチ。












ドラ
リーチを受けて一発目。親番のHIDE2さんの手牌がこちら。














か
を切ればテンパイをとることができますが、ここは3人麻雀。大きな夢を見たいところ。
も
も
も生牌です!
HIDE2さんの選択はテンパイ取らず、四暗刻を見た1シャンテン戻しの
でした。
しかしこれが、宮内プロのリーチ一発高目一気通貫への放銃となってしまいました。
ドラが1枚、裏ドラも2枚乗り、12,000のアガリ。
このロン2カップ3人麻雀で負け無し、毎回圧倒的強さを魅せてきた紺野プロ。
東4局の親番で、こちらのツモアガリ。






ポン

加カン


ドラ
ツモ
6,000オール。一気にトップ目に躍り出ます!

そして次局。負けてはいられないと、宮内プロ。
リーチ、ツモ、ドラ4をアガリ、再びトップ目に浮上。
なんとも激しい東場となりました。
南1局1本場。









ポン

ツモ
ドラ
紺野プロが再び力強いツモアガリ。
ここは頭取りのためか、バチバチです!
南2局2本場。紺野プロがダメ押しのダブリーをツモアガリ、これが6,000は6,600オールのアガリ。
そのまま90,000点オーバーまで伸ばした点数を守りきり、この卓のトップを飾りました。
勝ち上がり紺野プロ
【決勝卓】

起家から、東城りおプロ、紺野真太郎プロ、はなりくさん、勝又健志プロ。
東4局1本場。
トップ目の勝又プロ。まだまだリードを広げたいところ。先制リーチを打ちます。
そこに追いついた東城プロの手牌がこちら。












ドラ
勝又プロが
を掴み、8,000は8,600のアガリ。
南入して、東城プロの親番です。
南1局。
解説の宮内プロから「やっぱり美女は配牌も良いですね。」とのコメントが飛び出すほどの好配牌を貰った東城プロ。
ツモも効いて、こちらのテンパイ。7巡目の出来事です・・・。












ドラ
ピンズに染めていたはなりくさんが
をツモ切り、事故のような18,000の放銃となってしまいました。
この時点で7万点を超えてきた東城プロ。その後もリーチリーチで攻め続け、加点を重ねます。
南4局。
勝又プロの反撃開始です!






明カン


ポン

ドラ

をツモり9,000オールのアガリ。一気に東城プロとの距離が縮まります。
この時点で、制限時間残り20分を切ってしまったため、優勝争いは東城プロと勝又プロの一騎打ちになりそうです!
西2局1本場。
東城プロの先制リーチに、最後の親番で粘りを見せている紺野プロが追いつきます。












ドラ
これに飛び込むとトップ目から転落してしまう可能性もありましたが、結果は東城プロのリーチドラ裏2の8,000は8,600のアガリ。もう優勝目前か?!
西4局。勝又プロの親番です。
まずは、さすがの手順で6,000オールを決め、東城プロとの点差が3,300点に縮まります。
そして制限時間が来てしまったため、次が最終局になりました。
西4局1本場。
東城プロが早々に發を暗刻にして
のテンパイ。
勝又プロもテンパイを入れましたが、先にアタり牌が河に打たれたのは東城プロでした。
1,300は1,900のアガリで、全8時間と言う長い戦いに静かに終止符が打たれました。
東城プロはA卓からトップの勝ち上がりで、この決勝卓が始まるまでに4時間以上の待ち時間がありましたが、ラーメンを食べたり、お買い物をしたりと、有意義な時間を過ごせたそうです。
そして見事に優勝を決め、最後のインタビューでは
「これからは、サンマシスターと名乗って良いですよ!」と、言われていましたが・・・
やっぱり東城プロには、この異名がピッタリです。
ミス・パーフェクト。
本当に、パーフェクトな、攻めっぷりでした!
東城プロ、おめでとうございました!!

それでは、次回はロン2カップsummerでお会いしましょう!
まだロン2会員になっていない方も、これを機に是非入会をご検討下さいね^^
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