麻雀日本シリーズ2021決勝レポート
2022年05月07日
【麻雀日本シリーズ2021決勝優勝は多井隆晴 親の三倍満ツモで大逆転】

麻雀日本シリーズ2021、プレイオフ10回戦までが終了し、決勝進出者は以下の4名となった。

白鳥翔(連盟)
矢島亨(協会)
木村和幸(麻将連合)
多井隆晴(RMU)
実況 日吉辰哉
解説 前田直哉
決勝は予選ポイントをリセットし、WRCルールで4回戦を行い優勝者を決める。

1回戦。トップ目に立った多井が
待ち。木村からドラが出て50,000点越えとなる。

南1局の親番で多井はリーチタンヤオピンフイーペーコードラドラ、
リーチ。親跳満確定の勝負手だったが

木村が純チャン三色確定のカン
で追っかけリーチ。多井が一発で掴み、木村が倍満直撃に成功する。
オーラス。ラス目の白鳥が3メンチャンでリーチ。高めの
ツモ、裏ドラ1枚。跳満をツモった白鳥が大逆転トップを取る。

2回戦南1局。白鳥がタンヤオドラ3、カン
待ち。親番でリーチしていた木村から満貫のアガリで2連勝。

2回戦オーラス。矢島が七対子
単騎リーチ。一発ツモで満貫となり、浮きの2着を取った。

3回戦も白鳥が先制。ホンイツテンパイの矢島から
が出て12,000でリードするが

オーラス、親番の多井が4,000オールをツモって逆転。白鳥の3連勝を阻止した。


最終戦。木村はツモリ四暗刻をテンパイしてドラの
を切るが、矢島に12,000放銃となってしまう。

東4局。木村が

とポンしてホンイツトイトイ。
今度は矢島が飛び込んでしまい、木村12,000のアガリ。
木村、矢島も打点を作ってアガるが、なかなか白鳥の点棒を削れない。

そして一番の勝負局となった南1局3本場。
親番多井は高め456三色の
リーチ。
白鳥は
をポンして、同じく
待ち。
矢島はドラ暗刻の
待ち。

多井が
を暗カン。リンシャンツモが
。裏ドラが4枚乗り、三倍満ツモ。12,300オールで一気にトータル首位に立つ。

手を緩めない多井は5本場でも
リーチを打つが、この局は木村のロン牌
を掴み13,500(+1,000)の放銃。

南2局。白鳥は
シャンポンリーチ。
木村から出た
を見逃し、2人テンパイ。白鳥は何とか多井との差を縮めようとするが、13.5ポイント差でオーラスへ。

多井がカン
をチーして一通を確定させ、300・500のツモアガリで決着。
優勝は多井隆晴に決定。


麻雀日本シリーズ2021
優勝 多井隆晴
2位 白鳥翔
3位 木村和幸
4位 矢島亨

多井は2016年以来、3度目の日本シリーズ制覇となった。

(文・吾妻さおり)
カテゴリ:麻雀日本シリーズ レポート












