第40期鳳凰位決定戦初日レポート
2024年02月18日
【第40期 鳳凰位決定戦初日 HIRO柴田・藤島健二郎がプラス】
第40期鳳凰位決定戦は以下の4名で行われる。
HIRO柴田(現鳳凰位)
勝又健志(A1リーグ1位)
佐々木寿人(A1リーグ2位)
藤島健二郎(A1リーグ3位)
日本プロ麻雀連盟公式ルールで1日4回戦、4日間で16回戦を行い優勝者を決める。

解説 白鳥翔・前田直哉
実況 日吉辰哉
1回戦東4局。H柴田がドラ単騎で先制リーチ。藤島が
の放銃なし追っかけリーチを打つが、H柴田がドラをツモって跳満のアガリ。

H柴田のアガリをきっかけに、その後は高打点が続く。
南1局には勝又(親)が仕掛けて4,000オール。

次局は佐々木がリーチを打ち、2,100・4,100。

南2局にはH柴田(親)がヤミテンの3,900オールで1回戦のトップを取った。

1回戦ラススタートの藤島が2回戦の南3局にようやく満貫ツモ。微差ながらこの半荘のトップ目に。

オーラス。佐々木は
に取るとアガればラス回避のピンフ。
カン
待ちに取るとタンヤオとイーペーコーが確定。リーチを打てば誰からアガっても浮きとなる。
佐々木は後者のカン
リーチを選択するが、藤島(親)の手に残っていた
が助かる結果となり

佐々木が
を掴んで藤島に12,000(+1,000)の放銃となってしまった。
終わっていたかもしれない南4局1本場で藤島(親)は6,100オールの加点。大きなトップを取る事が出来た。

3回戦。佐々木(親)がドラ暗刻のヤミテンを入れ、勝又から12,300(+1,000)のアガリ。先程のダメージを払拭したかに見えたが

南1局2本場はH柴田が藤島から7,700は8,300のアガリ。

放銃した藤島が満貫ツモで失点を取り戻すと
次局はマンズのホンイツで仕掛けて佐々木から7,700(+1,000)のアガリ。
藤島は浮きの2着となり佐々木は沈みの3着。2回戦と同じく2人の明暗が分かれた。

H柴田は危険な局では丁寧に受け、要所で大きく加点する。4回戦もジュンチャンのヤミテンで佐々木から8,900をアガってリードを得る。

前述の2回戦から調子を上げて来た藤島が東2局に三元牌を2つ仕掛けて満貫ツモ。

H柴田が東3局に2,000・3,900をツモリ返し、南2局の親番で藤島から11,600の直撃。
これが決め手となり本日4戦3勝を挙げた。

南2局2本場には勝又が佐々木から8,600(+1,000)のアガリ。
オーラスの親番では2,600オールをツモって一時は藤島を捲るが

次局は藤島がダブ
トイトイを決めて浮きの2着となった。


+58.6Pの首位で初日を終えたのはH柴田。3トップで好スタートを切った。
藤島は入りの厳しさを思えば会心の初日だろう。+34.1Pで2番手につけている。
勝又は3回戦のラスが響いて▲27.4P。チャンスは十分あるが、2日目に差が開くのは避けたい。
▲65.3Pと大幅に出遅れてしまったのは佐々木。2日目がすでに大一番となる。

(文・吾妻さおり)
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート
















