四国プロリーグ レポート

第5期 四国プロリーグ海皇位戦 第5節レポート

良い結果を期待して、このレポートの冒頭部分を空けておいた。

「2026 オールシリウス杯争奪 麻雀プロ団体対抗TEAM BATTLE」に出場している連盟四国支部チームが、8月25日に行われた予選最終節で〝決勝戦ラスト1枠〟に滑り込んだ。

予選の成績は▲70.2P(総合4位)。決勝はポイントを50%持ち越すため、首位とは約240Pのビハインドがあるが、初年度に予選で大敗した我々にとっては、とても重要な1つの通過点だった。

今回の出場者は、宮内こずえ支部長を筆頭に、過去4期の通算ポイント順に選抜した。

平石洋輔
渡邊亮
松本京也
長尾浩平(副支部長)
福島清子(副支部長)
和田健一
櫛橋孝平

そして、『龍龍』で開催された「プロ連盟地方本部支部No.1決定戦」で四国支部1位となった新人・畑谷翔大をメンバーに加えた。

一部の対局が『雀サクッTV』で配信されるため、地方プロやルーキーにとっては、闘牌が映像として残る貴重なチャンスである。

今後の選抜方法については未定だが、こういった舞台を経験したい人は、リーグ戦の通算成績、タイトル戦の勝ち上がり実績や出場回数、『龍龍』での成績など、1つ1つの対局を大事にしてもらいたい。

さて、今節はAリーグ前半戦ラスト、前期Bリーグ最終節という注目の1節。今期初めて、四国プロリーグ参加者全員が、坂本龍馬ら幕末の偉人を多数輩出した〝維新志士の街〟高知に集結したーー。

 

Aリーグ

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 渡邊亮 191.4 77.8 ▲7.8 48.6 51.1 21.7
2 大伴翔太 125.4 ▲14.1 30.3 32.9 29.8 46.5
3 濱田将司 93.2 51.4 62.6 ▲11.3 ▲9.5
4 宮内こずえ 53.7 57.1 ▲30.4 ▲20.3 47.3
5 久保隆徳 13.9 63.5 3.2 ▲35.2 ▲27.6 10.0
6 宗雪靖弘 13.2 33.9 16.0 3.0 ▲24.2 ▲15.5
7 根越英斗 4.4 ▲55.5 33.9 ▲94.7 36.5 84.2
8 櫛橋孝平 ▲1.2 ▲63.2 ▲25.7 87.7
9 松本京也 ▲4.4 1.1 20.3 ▲30.4 4.6
10 長尾浩平 ▲9.5 19.5 14.2 ▲3.8 ▲39.4
11 西村和貴 ▲34.3 34.8 ▲22.5 17.4 ▲37.0 ▲27.0
12 中岡博一 ▲39.9 11.0 ▲15.6 10.0 ▲45.3
13 福島清子 ▲52.3 ▲9.2 ▲51.7 32.8 ▲7.1 ▲17.1
14 鵜野健一 ▲56.5 ▲49.3 0.7 12.3 25.0 ▲45.2
15 平石洋輔 ▲72.8 ▲78.1 57.5 ▲19.8 20.3 ▲52.7
16 和田健一 ▲116.0 26.3 ▲72.4 ▲46.2 ▲23.7
17 長山朔弥 ▲134.4 ▲71.9 ▲38.5 ▲2.0 ▲22.0

 

〈Aリーグ〉

【高知1卓】
宗雪靖弘×西村和貴×鵜野健一×櫛橋孝平

全選手のなかで最も試合数が少ないものの、ここまで下位に甘んじてきた櫛橋が3勝を挙げてプラマイゼロ付近に大ジャンプ。上位陣の背中を視界に捉えた。

宗雪・西村・鵜野はマイナスを分け合う形となった。

【高知2卓】
濱田将司×平石洋輔×根越英斗×長山朔弥

櫛橋と同じく、下位陣を置き去りにしたのが、〝関西からの刺客〟根越。第1〜5節の激しいポイント・順位の乱高下を見るだけで、同卓者に「食うか、食われるか」を覚悟させる麻雀であることが容易に窺える。

今期、高知在住プロが苦戦するなか、被害を最小限に留めた濱田は、第1期以来の決勝を狙う。

【高知3卓】
大伴翔太×長尾浩平×久保隆徳×福島清子

今期、堅実にポイントを積み重ねる大伴が卓内トップに。

久保は、経験値の高い長尾・福島の副支部長2人を相手に堂々の立ち回り。最終戦の一人浮きトップでプラス終了となり、5位と好位置をキープしている。

【高知4卓】
渡邊亮×宮内こずえ×中岡博一×和田健一

宮内支部長が2節ぶりのプラスで決勝進出圏内にランクイン。さらに上を望むファンの期待に応えられるか、後半戦で注目の的となることは間違いない。

首位・渡邊(セピア)は、最終戦の一人浮きトップで上々の結果に。

中岡は残留ラインに踏み止まったが、和田は3節連続のマイナスで不本意な位置に。

 

Bリーグ

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 水都まりん 161.2 50.3 83.5 35.4 ▲15.0 7.0
2 高橋亮輔 98.9 26.1 ▲55.8 41.3 97.0 ▲9.7
3 川奥修二 86.2 39.5 51.1 32.5 ▲58.3 21.4
4 川合克久 76.0 ▲1.5 0.9 ▲8.3 17.2 67.7
5 山宮雅之 56.9 ▲33.8 99.9 ▲15.1 22.2 ▲16.3
6 村瀬寛哉 51.8 36.8 6.2 31.1 ▲3.1 ▲19.2
7 宮本義章 34.6 20.8 ▲35.4 4.3 17.4 27.5
8 太田涼聖 31.4 ▲26.5 ▲82.1 70.6 39.7 29.7
9 渡邉博之 30.9 ▲70.9 39.7 ▲45.6 83.4 24.3
10 中原進二 ▲1.4 27.0 32.0 ▲51.6 70.6 ▲79.4
11 永田泰志 ▲13.2 ▲6.7 ▲0.7 15.7 ▲78.1 56.6
12 小松翔一 ▲42.1 8.0 ▲19.8 ▲10.0 ▲52.0 31.7
13 畑谷翔大 ▲54.0 9.4 5.0 15.0 ▲22.5 ▲60.9
14 堀部雄太 ▲119.0 9.0 ▲8.9 ▲51.3 ▲82.8 15.0
15 山田陽斗 ▲166.6 ▲30.3 ▲37.4 6.5 ▲36.4 ▲69.0
16 楠木一朗 ▲206.2 ▲35.5 ▲53.4 ▲54.3 ▲35.6 ▲27.4

 

〈Bリーグ〉

【高知1卓】
水都まりん×山宮雅之×村瀬寛哉×宮本義章

1回戦こそ一人沈みのラスをくらった水都だが、しっかり持ち直してプラス終了。見事、首位で昇級を決めた。

「四国プロリーグがA・Bに分かれてから成長できている気がします」という水都。Aリーグでの活躍にもご注目を!

山宮・村瀬・宮本の最終順位は5〜7位となった。

【高知2卓】
高橋亮輔×川奥修二×中原進二×川合克久

2位の椅子を争う髙橋・川奥の勝負は最終4回戦へ。トップはこの日好調だった川合がものにしたが、2着で昇級を掴み取ったのは、髙橋。川奥は最終戦プラスなら昇級だっただけに、悔しい一戦となった。

試合前、「いつも通り焦らず闘います」とXに投稿していた髙橋は、有言実行といったところか。

昇級も見えていた中原は、4ラスで大きく後退した。

【高知3卓】
畑谷翔大×永田泰志×小松翔一×楠木一朗

『最強戦TEAM BATTLE』などで注目を集める永田が今期初の卓内トップ。

小松は前節のマイナスが大きく響いて下位となったが、プロリーグ優勝経験者として来期の復活に期待したい。

有望新人の畑谷は、大きな山を作れず後半に失速。2期目はどう成長していくのか、今から楽しみである。

タイトル戦の地方予選では決勝に進んだ楠木だが、リーグ戦は痛恨の結果に…。来期、ベテランの粘りを見せられるか。

【高知4卓】
太田涼聖×渡邉博之×山田陽斗×堀部雄太

上位陣からは遠いポジションだが、最後の望みを掛けて勝負に。

序盤戦で躓きながらも、大きく回復した太田・渡邊はプラスで今期終了。

堀部・山田は今期の悔しさをバネに、さらなる飛躍を遂げてもらいたい。

次節はAリーグ後半戦、Bリーグ後期がスタート。

季節は夏から秋、秋から冬へ。〝台風の目〟となるのは、誰かーー。
 
(文・松本京也)