第5期 四国プロリーグ海皇位戦 第6節レポート
2026年09月30日
前節のレポート冒頭でお伝えした「2026 オールシリウス杯争奪 麻雀プロ団体対抗TEAM BATTLE」決勝戦には、下記のメンバーが出場した。
「連盟四国支部チーム」
平石洋輔/長尾浩平/福島清子/渡邊亮
結果は、予選から1つ順位を上げて3位でフィニッシュ。前年からは大きな飛躍となった。来年も開催されるのであれば、さらなる高みを目指したい。
Mリーグの浸透ですっかり定着した〝赤ドラあり〟競技大会だが、オカ無し・時間打ち切りあり…という要素が加わるだけで、闘い方はガラリと変わる。出場したメンバーにとっては、良い経験になったのではないだろうか。
Aリーグは折り返して後半戦へ。Bリーグは後期の開幕戦。
全10節と全5節では、当たり前の話だが、シーズンのスピード感がまるで異なる。陸上競技に例えるなら、中距離走とスプリントといったところか。
10節なら挽回のチャンスは多いが、スプリントの場合は1つの大きなミスが命取りになることもある。
今節、波に乗ることができたのは、はたしてーー?
〈Aリーグ〉
【愛媛1卓】
渡邊亮×宗雪靖弘×西村和貴×根越英斗
安定感バツグンの宗雪がオールプラスで決勝進出ゾーンに復活。
「終盤に向けて後悔しない麻雀を打ちたいです」(宗雪)
次いで、根越も上位陣を脅かす位置に順位を上げることに成功した。
前半戦、安定政権を築いていたセピア渡邊だが、今節は大きくポイントを失い、やや勢いに衰えが見えてきた。
【愛媛2卓】
大伴翔太×宮内こずえ×松本京也×長尾浩平
1・2開戦を連勝したのは、今期ずっと中団に留まっている松本。基本的に参加率の高い麻雀で、かわし手・勝負手が程よく決まり、かなり良い状態に思えた…が、3回戦に落とし穴が用意されていた。
親・大伴のダブリーに対し、和了りの見込みのない手から、放銃率の低い牌を優先的に選んでいく松本。しかし、5巡目に指をかけた發が捕まり12,000点…。
そこから立て直せず、3・4回戦を連敗。結果的にはポイントを大きく伸ばすことができなかった。
勝ち頭は宮内。大伴はマイナスを最小限に留めた。
長尾は依然として回復の兆しが見えない。
【高知1卓】
久保隆徳×中岡博一×福島清子×和田健一
中岡は3連勝で大爆進!!…かと思いきや、親・福島のこの一撃で灰心喪気。












ロン
結局、卓内トップはノートップの和田。
久保はヤマ場をつくれず一人負けとなった。
〈Bリーグ〉
【高知1卓】
川奥修二×宮本義章×中原進二×畑谷翔大
年齢バラバラな3人(川奥・宮本・畑谷)の同期対決は、宮本に軍配。勝敗を分けたポイントを尋ねたところ、下記の1局を挙げてくれた。
4回戦 東1局 ドラ














親番でこの配牌をもらった宮本は、3巡目に
をポンして混一色を意識した進行に。
を引いてリャンメンができたものの、上家の
をスルー。その後、
を2枚引き入れ、他家からはマンズ一色手に見える12,000を和了れたという。









ポン

ロン
ちなみに、性格は3人とも穏やかで紳士的。新人ながら、読みが深くリーチ・鳴き判断に優れているのが宮本、和了りへの執着心が人一倍強いのが川奥、慎重派だが打点意識が高いのが畑谷…という印象だ。
4回戦、3人の間隙を縫って中原が33800点で僥倖の一人浮きトップ。これは嬉しい。
【高知2卓】
川合克久×太田涼聖×永田泰志×山田陽斗
3連勝の永田が+100に乗せるか、という勢いだったが、最後はラスを引かされ、本人曰く「自分らしい終わり方」で終了。それでも+50近くの一人勝ちで昇級ゾーンに。
「私が対局に負けたときは、相棒・松風号がこけた画像がXに投稿されるシステムになっています。今期は一度も松風号をこけさせずに、松風号に乗った永田がBリーグの城門を突破する姿をお見せしたいと思います」(永田)
川合・太田は揃ってノートップ。
昨期、大敗した山田は、現役大学生のうちにAリーグ昇級&プロリーグ優勝の偉業を成し遂げられるか。
【高知3卓】
村瀬寛哉×渡邉博之×小松翔一×楠木一朗
2勝ながら、衝撃の+100オーバーを叩き出した渡邉が、過去のシーズンと今後の抱負を語ってくれた。
「リーグを1つ落として振り返るなかで、連盟公式ルールという土俵において、自分の麻雀の何かが対応できていないと感じている。今節はたまたまスコアを叩けたが、まだまだしっくりきてはいない。毎局をしっかり振り返って考え、1つリーグを上げられたときには、しっくりとくる麻雀に仕上げていきたい」(渡邉)
同じく2勝を挙げた小松は+20。
楠木、そして、村瀬が厳しい負債を背負うこととなった。
Aリーグはいよいよ中盤〜終盤戦に突入。上位陣の入れ替えがあるや否や。
Bリーグは首位が飛び抜けたため、少ない昇級枠を掛けて第2節から激しい闘いが繰り広げられることが予想に難くない。
やはり、麻雀の醍醐味は〝逆転劇〟。主役を演じられるのは、誰かーー。
(文・松本京也)
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