第122回『閃き』 沢崎 誠
2017年07月28日
鳳凰戦第５節Ｃ卓
画像は下家からの１巡の動きです。
ドラの
を引いたところです。ここは
切りからの
切りは手筋です。
初牌のドラを引いたからオリようとか・・ここでボーーとしていてはいけません！
上家の忍者・藤崎の手出し
切りを考えます。
は４牌切れのは場に１牌切れです。このドラに南家・藤崎のアガリは有るのか？打牌に僅かですが時間を要しました。とのシャンポン待ち、七対子の待ちテンパイならば・・その間は不必要となります。
あのはトイツ落としの受けと予想できます。
下家・石渡 12巡目の
切りに対応の時間・・少しの間が見えました。
手牌が仕上がっての攻めモードとは程遠いように感じました。
対面・古川はテンパイか？にロンなのかはよく分かりませんでしたが・・
フォームが通常のフォームに感じられたので・・たぶんアタリは無いと予想しました。
僕のドラ切りに下家・対面と合わせ打ちです。上家・藤崎はドラのを切らずに手出しの切りとしました。やはりトイツ落としでした。１人テンパイが見えましたね。
ツモ
・・。
ちょっとやめてもらえません！？
400・700は1，500点、１人テンパイは3,000点
どっちが欲しいって点数は3,000点でしょう。
でもね・・
点数よりももっと大事なものがあります。それはアガリという運。
僕は対局時にどんなに強いと言われる相手でも・・凄く上手いと言われる相手でも・・いつもなめてかかります。でも麻雀は舐めてかかってはいけません！ たくさん痛い目にあっていますからね。
対局後に、結果からアガらなければ良かったと話したのは冗談です。そんな事をしたらもっと悪い結果になったと思います。
初アガリを要らない勝負なんてちょっと考えられません。
ツモから
ドラドラ・一通・４５６の三色と目一杯に広げた・・欲張りな
切り。
これは良い一打ですね。本当に感心します。
僕のように単純なのは・・
orかな？
ツモ打。
引きが弱いね・・。次からはとか
が良いでしょう。
忍者・藤崎曰く、
切りテンパイで僕が怖い顔をしたとか・・何とか？
そんなに怖い顔はしていないと思いますけど・・。
このを手牌に乗せた時には・・忍者はテンパイしたと確信していたのは間違いありません。でも何故わかったのでしょうね？忍者の切りの所作に特別な事は何も有りませんでした。７巡目の手出しから２牌ツモ切り10巡目の手出しですからテンパイでも普通というところでしょう。
このツモ切りは凄く怖かったですね。山越の牌ですがこれがアタリ牌になるのか試したい気持ちがありました。
手牌をもう一度見ると解ると思いますが・・５トイツの七対子１シャンテンです。残る３牌は
。親の忍者の捨て牌に合わせた手牌にしていました。
この 危険牌！ それ以外の発想は有りません。ツモ切りなんてとんでもないです。七対子のアガリに向けて待ち候補なんて事も有りません。
ツモ、打は親を見ての当然です。
13巡目、忍者ツモ切りの
に、下家の３牌目のを確認しての合わせた筋の打を捕らえられました。
切り・切りと保存している牌はありましたが・・この巡目で、最終打牌まで考えると攻めスタイルを変えない限り打牌選択は同じになりそうです。
いつもですが・・打牌に後悔するなどという事はありません。
次局です。
この局は完全に大失敗の一局です。
この引きの場面です。
何事もないように見えますが・・。
リーグ戦のシステムを考えれば、ここは1,000点でもアガってオーラスの親番を早く迎えたいところです。ならば打牌選択は何でしょう？
普通に打つなら
切りでピンフ狙いです。
選んだのは。理由は・・。
変なことなのかも知れませんが、このを手牌に乗せた時に親のテンパイは待ちになるようなイメージが沸きました。
打点が欲しいという思いよりもは何牌来てもＯＫのイメージでした。
次巡のツモで雀頭を重ねてテンパイでしたか。
| 配牌 |        |
| ツモ |     |
| 捨て | 放銃 |
| 最終形 | |
ツモ牌に押される形での放銃となりました。
一言・・下手だな！
これは自分に対しての甘えからの放銃でしかありません。自分の最初の閃きを信じることは大切に思います。
南３局２本場
連続親満の放銃とよろしくありません。
この半荘、トップは忍者・藤崎で仕方ありません。ラスも自分で仕方ないところでしょう。
このツモで考えます。
切りからの役有のピンフ手を目指すか？とかはあまり考えていません。
２局連続・・マンズで良いことが無い。
先制リーチしたら・・親に手が入っているなら必ず追いかけリーチが来る!!
放銃しても素点だけだから・・まぁ、いいだろう。どうせオーラスの親番は１局勝負になりそうだ。
１、２巡で追っかけリーチが来なければ・・西家はプラスの持ち点も少しだから受けに動き、連動して北家もそうなるのだろう。１人テンパイで流局の可能性が高そうだ。
３番手が26,600になるならオーラスはノーテンでも２人沈みになりやすい。
そんな事を考えていたらテンパイしてしまい。予定通りのリーチ！
リーチは打ったもののツモる気は少しもないから困ったものです。
でも打たなければ１人沈みで終局とみています。
Ａ１第５・６節を消化して・・下位転落。
もっと勉強して攻防のバランスをとれるようにならなければと思います。
麻雀は楽しい。
閃きは信じるべし!!
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