プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A2リーグ第8節B卓レポート

【A2リーグ第8節B卓 和久津晶、超高打点打法で目指すはA1復帰】

11月3日に行われたA2リーグ第8節B卓は、昇級を目指す近藤・客野・和久津、降級ボーダーを逃れたい安村・山田によって争われた。開始前のトータルポイントは以下の通り。

 

 

5位の近藤は昇級ラインまで近く、大きく負けることなくポイントを維持していけば最後まで昇級戦線に残ることができそうだ。一方客野・和久津は昇級・降級ともに遠いため、まずは大きなプラスを目標にするだろう。
一方山田・安村はなかなか降級ゾーンを抜け出すことができないままここまで来ており、少しでもボーダー上の魚谷・前原にプレッシャーをかけたいところ。

初戦、いきなり不運に見舞われたのは和久津。山田の一人沈みで迎えたオーラスでヤミテンの3,900を客野に、8,000は8,300を山田に放銃し、まさかの一人沈みに。和久津はこの日大きく沈むことがなければ昇級を目指して大きくプラスしていきたかっただけに、この一人沈みでどう戦うかが見所となった。

しかしこの後、和久津は「下は全く見ていません」というような超高打点打法を見せる。

 

 

まずは2回戦東1局。アガリ率と打点のバランスを見るなら八筒やドラの発が候補に挙がる場面。しかし和久津が選んだのは…

 

 

345のタンピン三色かドラ雀頭のテンパイしかいりません!という三筒。狙い通りに八筒を引き入れヤミテンで7,700のアガりとなった。
また4回戦南2局1本場では…

 

 

ここでも三色固定の打五筒!必ず愚形にはなるが、必ず三色のテンパイになる一打。また発をポンしての両面テンパイは取れなくなるが、この打ち方だと2枚目が出ようが涼しい顔でスルーしたのではないか。これも見事リーチにこぎつけ7,700のアガリをものにすると、4戦終了時には一人沈みからスタートしたとは思えない28.7Pの加点に成功した。

1日終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

近藤が和久津と共に加点し昇級争いの中心に。客野は少しマイナスしてしまい、一旦降級回避が目標となりそうだ。安村は今期初めて30P以上プラスし、残留に向けて弾みをつけた。一方苦しいのは山田。なかなか戦いに参加することができず、満足いくテンパイが入っても放銃に回ってしまうケースが多く見られ、最下位に回ってしまった。
次回の放送は11月10日(火)。対局者は一井・麓・前原・魚谷・二階堂。トータルプラスの一井以外は降級ラインを意識して戦う卓となります。絶対に負けたくない各選手の戦いを是非ご視聴ください。

文中敬称略
文・浜野太陽