第14期プロクイーン決定戦最終日観戦記 紺野 真太郎

8回戦終了時トータルポイント

宮内+81.7P 西嶋+40.8P 和久津+32.3P 童瞳▲13.1P 茅森▲141.7P

今まで誰も成し得なかった女流2冠に王手を掛けた宮内。ここまでの戦いぶりのまま打ち抜くことが出来れば、自ずと結果に繋がることであろう。しかし、相手もこのまますんなりと勝たせるわけにはいかない。最終日にはどんな戦い、ドラマが待っているのであろうか。

 

100

 

9回戦 起家から 茅森 童瞳 西嶋 和久津

10回戦が抜け番となる茅森。敗退を免れるには4位童瞳との差128.6Pを逆転しなければならない。トップラスで10万点弱の差。童瞳は10回戦も対局があるので、この9回戦で必ずしも逆転しなければいけないわけではないが、最低でも12、3万点のトップが欲しいところ。

開局は茅森のリーチで1人テンパイ。続く1本場、ここも先制リーチに成功する。

六万七万二索三索四索五索五索二筒三筒四筒七筒八筒九筒  ドラ九万

トータルポイント上、この茅森のリーチには、かなり手が整っていない限り、戦いにくい。茅森に捕まる事は優勝争いからの脱落を意味するからである。茅森も十分承知の上であろう。足を止めさせ時間を得た。

茅森14巡目、五万をツモ。リーチ、ツモ、ピンフ。このままでは1,300オールだが、裏ドラをめくるとそこには四索が・・裏ドラ五索で2枚乗り4,000オール。奇跡への第1歩を踏み出した。

 

100

 

2本場にも12巡目先制リーチ。

三万四万五万六万七万八万二索三索四索九索九索二筒三筒  リーチ  ドラ七筒

ただ、ここは思惑通りとはいかなかった。同巡、西嶋が追いかけリーチ。

四万五万六万六万七万八万一索一索六筒七筒九筒九筒九筒  リーチ

トータル2番手につける西嶋にすれば、茅森の奇跡のストーリーに付き合うわけにはいかない。この9回戦は追うべき宮内が抜け番。茅森に得点を伸ばされれば、自分の得点が削られ、宮内から離されてしまう。

山に残る枚数は茅森3枚対西嶋5枚。ここは数字通りに西嶋がアガリ。裏は乗らず1,000・2,000だが、西嶋にとっては点数以上の価値があるか。

東2局、茅森テンパイ。1枚切れの東を切るが、ここはヤミテン。

八万八万三索三索三索六索七索七索八索九索南南南  ドラ七筒

下家の童瞳が手出し八筒九筒の後、一万二万三万で鳴いており、マンズのホンイツでのダブ東ポンを警戒してのことか。

東が動かれなかったのを確認し、次巡ツモ切りリーチ。これで4局連続リーチだ。ドラ2枚で押していた童瞳、当たり牌をギリギリまで打たずにいたが、テンパイが入り、五索で放銃。裏ドラも五索で2,600。これで茅森トップ。童瞳ラスの並びが出来る。ただ、素点はまだまだ足りない。

東3局、和久津のリーチ。それを受けた親西嶋。

 

100

 

さて、何を切る?

第1感では三万かと思うが、止まってしまうと迷いが出る。七索を切っても後が続かない。ワンチャンスで七筒か。和久津の捨て牌には一筒がある。それなら・・

「ロン」和久津の声だ。西嶋が切ったのは四筒

四万五万六万二索三索四索四索五索六索八索八索五筒六筒  リーチ  ロン四筒  ドラ二筒  裏白

第1感で私が三万と思ったのはドラ二筒を切りたくないから。もし西嶋が三筒を引いた時に二筒を打つ覚悟があったのならば、この放銃は責めることは出来ないであろう。必死に戦った結果なのだから。

東4局、同1本場と和久津が先手は奪うがアガリには結びつかない。今シリーズ抜け出せない原因か。そして、2本場は童瞳にアガられ、供託と積み場を攫われてしまう。

南1局、後が無い茅森の親。ここも和久津の先手。

三万九万九万一索二索三索四索七索九索南白  ポン北北北  ドラ九万

和久津は北家。十分に打点も見える仕掛け。一方の茅森は

三万四万四万六索八索八索四筒六筒東北発発中

と厳しい。期待の発もこの和久津の仕掛けで出にくくなってしまった。それでも丁寧に進めて1シャンテンまで漕ぎつけたが、手牌の伸びもここまで。和久津1人テンパイで無念の親落ちとなった。

最後は意地を見せ、この半荘はトップとした茅森。10回戦の結果待ちとはいえ、事実上の敗退となった。

9回戦終了
茅森+31.4P 和久津+14.4P 童瞳▲5.0P 西嶋▲40.8P

トータルポイント
宮内+81.7P 和久津+46.7P 西嶋±0P 童瞳▲18.1P 茅森▲110.3P

 

10回戦 起家から 宮内 和久津 童瞳 西嶋

逃げる宮内VS追う和久津。東1局から火花を散らす。南家和久津は13巡目の手の内がソウズのみに。

一索一索一索二索四索四索五索七索七索八索八索九索九索  ドラ三筒

勿論、ソウズは1枚も切っていない。対する親宮内。

五索六索一筒二筒四筒四筒四筒五筒六筒六筒六筒七筒九筒

ここから八筒をチー。打六索としピンズのチンイツへ。これを和久津が仕掛け返し、二索三索のテンパイ。

一索一索一索二索七索七索八索八索九索九索  チー六索 左向き四索 上向き五索 上向き

しかし、二索三索は和久津から6枚見え。山にも二索が1枚しか残っていない。次巡に九索をツモると、まだましかと、打二索とし、六索七索八索九索待ちに変化。
宮内。残り1巡で五筒ツモ。五索切ればテンパイだが・・

五索一筒二筒四筒四筒四筒五筒六筒六筒六筒  チー八筒 左向き七筒 上向き九筒 上向き  ツモ五筒

当たれば最低8,000。もし当たるようであればトータルで逆転を許す。それでも・・
宮内は五索を切った。結果は2人テンパイの流局であったが、戦う勇気と姿勢を見せつけた。

 

100

 

戦う姿勢であれば、和久津も負けていない。いや、負けるわけにはいかない。続く1本場、積極的に仕掛けて出る。

 

100

 

これは宮内から見た図。宮内含め、周りからすれば「またか」と思うと同時に、高いのか安いのかの判断がつきにくい。
和久津にはそれも計算の内であろう。変幻自在の攻め。今回は・・

四万四万四万五万五万二索四索八索二筒四筒七筒  ポン中中中  ドラ四万

と本物。しかし、宮内も高打点が見える手牌だけにビビってはいられない。11巡目、当初の構想からすれば不満が残るテンパイであろうがリーチに出る。

四万五万一索二索三索二筒三筒四筒五筒五筒五筒六筒六筒  リーチ

和久津もこの時テンパイ。

四万四万四万五万六万六筒七筒  チー三索 左向き二索 上向き四索 上向き  ポン中中中

全面戦争勃発か・・和久津も無スジを通していく。この勝負に決着をつけたのは西嶋。2人の攻めを躱すことに成功した。和久津はまたも実らず。

東2局、和久津の親。

 

100

 

このドラ九索を切れる者が何人いるであろうか。単なる損得であれば切らないほうが得だと思う。しかし、和久津は切り飛ばした。この九索を西嶋がポン。和久津には六万が流れてきてテンパイを入れ、童瞳との2人テンパイ。この九索切りからの一連の流れがないと、和久津はテンパイすることが出来ず親流れ。この後に続くことが出来なかった。

宮内と和久津のトータルポイントの差は35P。大差のように感じるが、トップラスであればその差は僅か5ポイント。そして、このテンパイ料でその条件を満たし和久津が0.3ポイント逆転した。
 
100
 
東2局2本場、またもや和久津、先手の仕掛け。

二万五万二索三索四索七索三筒四筒七筒東  ポン中中中  ドラ九索

先程の仕掛けを見せているだけに、周り、特に宮内はどうしても絞り気味になり、前に出にくい。和久津は野球で言えば、同じフォームで速球とチェンジアップを投げ分けているようなものである。
今までは仕掛けても手が伸びなかった和久津だが、この手は伸びた。ダブ東が暗刻になり、仮テンの八万単騎をツモ。

八万二索三索四索二筒三筒四筒東東東  ポン中中中  ツモ八万

逆転した点差を広げにかかる。

東2局3本場、和久津は軽い手。早くも3巡目にドラの南を河に放った。

三万四万七万二索六索二筒四筒六筒七筒七筒八筒東南  ツモ三万  打南  ドラ南

和久津らしいと言えば和久津らしい。最終的にドラ単騎に捕まったり、打ち切れなくなる前の処理。

これが子方であったり、スピードで捌いていく場面であればわからなくもないが、このリードを広げたい局面では損に思えてしまう。それでも6巡目に南を引き、ツモ切りする羽目にならなければ、まだ良かったのだが・・

 

100

 

7巡目、宮内から見た図。ここまでにドラを重ねた宮内。和久津の三筒チー、打八索を見て安い手という事は感じたであろう。それは周りにとっても同じことで、真っ直ぐ手を進めてきた。和久津はあっという間の3フーロ。

アガリ切ってしまえば問題無い。そして、更に連荘を積み重ねることが出来る。アガリ切ってしまえば・・
「リーチ」宮内が来た。打点が見えない仕掛けだけに、親であろうが怖くはない。和久津も引かずに応戦。そして・・

 

100

 

残り4巡。和久津ならソウズを打って粘る様な気がした。そういうプレイも何度も見ている。しかし・・
和久津は七筒をツモ切りした。自分のアガリを目で追ってしまった。

七万八万九万七索八索九索五筒六筒南南西西西  リーチ  ロン七筒  ドラ南  裏六筒

リーチ、ドラ3で8,000。掴まえたはずの宮内の背中。後は仕留めるだけであったはずだが、その直前で腕から抜け出されてしまった。
トータルトップを奪い返された和久津だが、気落ちするまでもなく、次局には仕掛けて300・500でこの半荘のトップ目に戻り、再度追撃態勢を整え直す。

東4局1本場、ここも和久津の仕掛けから局が始まる。

五万六万二索四筒八筒八筒九筒南白中中  チー七万 上向き八万 上向き九万 上向き  ドラ九万

この後、中も鳴けて1シャンテン。アガリに近づく。しかし、思い通りにはさせぬと待ったをかけたのが、宮内。

四万四万四万六万七万八万九万九万四索五索六索七索八索  リーチ

この三索六索九索待ちでリーチ。和久津が一発で掴むが、ここは4枚目の白。次のツモは二万。もう止めてもいい牌か。

 

100

 

それでもこの二万を押す和久津。九索が当たると確信に近いものがあるのだろう。必死に食らいつく。
止められた形の宮内であったが、この待ちでは負けられない。六索をツモって2,000・4,000。和久津に立て直す隙を与えない。

南1局、宮内の親。折られそうな心を鼓舞するかのように、ここでも和久津は仕掛ける。対する宮内、13巡目にこの手牌。

 

100

 

殆ど止まることがない宮内でもさすがに手が止まった。阿久津の八筒ポンは七筒を先切りしてあってのもの。更に三索二索のターツ、四万のトイツ落としとドラの発が打ちにくい理由がありすぎる。しかも2巡目に一索を切っている為フリテンでもある。

普段より少しだけ振りかぶった。打牌音が少しだけ強かった。声が少しだけ震えていた。宮内は発を横に向けて河に置いていた。
七索をツモるのにさして時間は掛からなかった。4,000オール。更に突き放した。

南1局2本場、配牌。

 

100

 

和久津にマンズが9枚、西嶋はドラ暗刻。どちらも十分な勝負手。和久津は当然のように染め手へ。西嶋もドラ色のピンズへ寄せていく。
配牌では一番苦しかった童瞳。ピンズを押さえながらマンズを処理しリーチ。

二索三索四索二筒三筒四筒五筒七筒八筒九筒西西西  リーチ  ドラ二筒

ここから一気に動いた。まずは和久津がリーチ宣言牌の九万をポンしてチンイツの六万九万待ち(九万は自分でポンしている為、無い)西嶋は五筒六筒七筒でチーし、一筒四筒三筒待ち。そして、宮内が二筒五筒待ちに変化してのリーチ。4者が真正面からぶつかった。

 

100

 

宮内のリーチは見方によっては必要無いものかもしれないが、このリーチを打たないのであれば、先ほどの発も打たないであろう。押す時は大胆に、引くときは繊細に、それが宮内の中の一貫性なのであろう。

結果はまた別物である。宮内の勢いを止めたのはやはり和久津であった。六万で8,000。供託や積み場も得て、見えなくなりかけた背中を再び視野に入れた。

南2局5巡目、童瞳の先制リーチ。それを受けた西嶋。

 

100

 

現物は何も無い。ならば九筒をツモ切るのが普通。しかし、西嶋はここから長考に入る。九筒を打たないと決めたのであれば、この手は実質的にここまで。オリる牌を探すとすれば、ワンチャンスの三筒辺りか。三筒に手を掛けそうになるが、西嶋にはある場面がよぎり打てない。最後に辿りついたのは六万であった。

この時童瞳の手は

五万六万七万二索三索三索三索四索四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ七索

九筒どころか三筒でも放銃である。裏ドラが二索であった為、九筒でも三筒でも満貫の放銃。それを見事に回避した。

西嶋には童瞳の捨て牌にある八筒が引っ掛っていた。西嶋の言葉を借りれば、「あまりにも気持ち良く」切られた八筒であったそうだ。感覚からの言葉であるが、迷いが無く切られた分、強い形が想像出来たということと理解すればよいであろうか。三筒を打たなかった事に関しては、和久津に四筒で放銃した12,000のイメージが強く、ワンチャンスだからこそ打ちづらかったとの事。

実戦から磨いたであろう感覚。しばしば見られるこのようなプレイを単発ではなく、繋いでいくことが出来るようになることが、今後の西嶋が目指すべき方向であるような気がするのは私だけであろうか。

 

100

 

親番の和久津は簡単には引けない。四索をポンしてテンパイ。

二万四万五万六万七万五索五索五索七筒七筒  ポン四索 上向き四索 上向き四索 上向き

ここから三筒をツモ切りし8,000の放銃。ここも三万が現物になっていた為、アガリに目が行ってしまったか。ここは二万四万が通っていたので、回る手もあったか。和久津にとって痛い放銃となった。

南3局、和久津リーチ。

四万五万六万三索三索六索七索八索二筒三筒六筒七筒八筒  リーチ

少しでも差を詰め、逆転の足掛かりを狙う。ところが・・

二万二万三索四索四索五索五索七索七索七索三筒四筒五筒  リーチ  ロン六索  ドラ五索  裏三筒

西嶋の追いかけリーチに一発で六索を掴む和久津。オーラスに西嶋から8,000をアガリ返したが、3着となるのがやっとであった。

10回戦終了
宮内+30.7P 童瞳+2.1P 和久津▲10.4P 西嶋▲22.4P

トータルポイント
宮内+112.4P 和久津+36.3P 童瞳▲16.0P 西嶋▲22.4P 茅森▲110.3P

ここで茅森が敗退。残るは2回。抜け出した宮内を追い詰めることは出来るのか。

 

11回戦 起家より 西嶋 和久津 宮内 童瞳

一時的とはいえ逆転した和久津。しかし、この11回戦を迎えて、宮内とのポイント差は76.1P。まだ絶望的な点差では無いとはいえ、大差であることに変わりはない。アガリを重ねて追撃を・・と考えても、手許に来るのは当たり牌ばかり。

東1局、親の西嶋がリーチ。

六万七万八万一索一索六索七索八索一筒二筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ三索南

宮内はこのリーチ前からテンパイを入れていた。

九万九万九万一索二索三索一筒一筒七筒八筒九筒中中

西嶋のリーチ一発目に四筒を引かされると、あっさり打中としテンパイを崩す。直後、西嶋のツモは中で、リーチを打つことによって放銃を回避した格好。そして、和久津が西嶋の捨て牌の中スジ六索をツモ切ると、これが童瞳のヤミテンに捕まる。
 
100
 
三万三万六万七万八万六索七索七索八索八索六筒七筒八筒  ロン六索

東2局の親番、僅か4巡で1シャンテン。

三万七万八万三索四索五索七索八索三筒四筒五筒九筒九筒  ドラ五筒

次巡、三索をツモ切り。それがもう間に合わない。

五万六万七万四索五索八索八索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ロン三索  ドラ五筒

これが宮内の手牌。宮内はこの11回戦、明らかに戦い方を変えてきた。残り2回を確実に逃げ切る為のギアにチェンジした。
不調に陥った和久津を尻目に童瞳、西嶋は高打点の手をツモアガリ、宮内に必死に食い下がる。だが、和久津の点棒も同じように削れてしまい、宮内の着順を落とすことが出来ない。

南3局、決定打と思えるアガリが出た。

 

100

 

オーラス、西嶋が3,000・6,000でトップこそ奪うものの、宮内の牙城を揺るがすまでには至らない。

11回戦終了
西嶋+34.4P 宮内+18.6P 童瞳▲17.0P 和久津▲36.0P

トータルポイント
宮内+131.0P 西嶋+12.0P 和久津+0.3P 童瞳▲33.0P

 

12回戦 起家から 西嶋 和久津 童瞳 宮内

茅森早香がこの12回戦の舞台にいないなんて誰が想像したであろうか。序盤から苦戦の連続。最後は2連勝で実力の片鱗は見せたが、こんなものでは無い筈だ。来年もこの舞台に戻って来る事を期待したい。

和久津晶はこの舞台でも自分を貫き通した。2冠となった宮内の前に最後まで立ち続けた。勉強量、研究量は他を凌駕する。次に姿を見せる時には進化しているのか、変化しているのかどちらであろうか。

童瞳はこの1年、プロクイーンというタイトルの重さと戦い続けた。多くの対局やチャンスを得て、必死で戦っていた。そんな中で、生命線とも言える押し引きのバランスを少し崩していたように思える。バランスを取り戻した時にまた戻ってくるであろう。

西嶋ゆかりの随所に見せたプレイは素晴らしかった。ただ、まだ安定感に乏しいのも事実である。今回得た経験を元にリーグ戦や女流桜花などで結果を出し、一回りも二回りも成長する事を願う。

宮内こずえは女流桜花のタイトルを獲ってから更に、本当に強くなった。攻めにも守りにも甘さが消え、鋭さと深さが増した。堂々の2冠である。ただ喜んでばかりもいられない。女流桜花の防衛戦がすぐそこに迫っている。次は桜花連覇を目標に決勝の舞台に帰って来る。

 

100

12回戦終了
童瞳+29.4P 宮内+1.6P 西嶋▲8.5P 和久津▲22.5P

最終成績
宮内+132.6P 西嶋+3.5P 童瞳▲3.6P 和久津▲22.2P 茅森▲110.3P

 

 

宮内がデビューしたばかりの頃「目標は?」と聞いたことがある。その時は真っ直ぐな瞳で「鳳凰位です」と答えた。冗談かと思い笑ってしまったのを覚えている。今、同じ質問をし、同じ答えが返ってきたとしても、今度は誰も笑わないであろう。

 

100

プロクイーン決定戦 決勝観戦記/第14期プロクイーン決定戦最終日観戦記 紺野 真太郎

8回戦終了時トータルポイント
宮内+81.7P 西嶋+40.8P 和久津+32.3P 童瞳▲13.1P 茅森▲141.7P
今まで誰も成し得なかった女流2冠に王手を掛けた宮内。ここまでの戦いぶりのまま打ち抜くことが出来れば、自ずと結果に繋がることであろう。しかし、相手もこのまますんなりと勝たせるわけにはいかない。最終日にはどんな戦い、ドラマが待っているのであろうか。
 
100
 
9回戦 起家から 茅森 童瞳 西嶋 和久津
10回戦が抜け番となる茅森。敗退を免れるには4位童瞳との差128.6Pを逆転しなければならない。トップラスで10万点弱の差。童瞳は10回戦も対局があるので、この9回戦で必ずしも逆転しなければいけないわけではないが、最低でも12、3万点のトップが欲しいところ。
開局は茅森のリーチで1人テンパイ。続く1本場、ここも先制リーチに成功する。
六万七万二索三索四索五索五索二筒三筒四筒七筒八筒九筒  ドラ九万
トータルポイント上、この茅森のリーチには、かなり手が整っていない限り、戦いにくい。茅森に捕まる事は優勝争いからの脱落を意味するからである。茅森も十分承知の上であろう。足を止めさせ時間を得た。
茅森14巡目、五万をツモ。リーチ、ツモ、ピンフ。このままでは1,300オールだが、裏ドラをめくるとそこには四索が・・裏ドラ五索で2枚乗り4,000オール。奇跡への第1歩を踏み出した。
 
100
 
2本場にも12巡目先制リーチ。
三万四万五万六万七万八万二索三索四索九索九索二筒三筒  リーチ  ドラ七筒
ただ、ここは思惑通りとはいかなかった。同巡、西嶋が追いかけリーチ。
四万五万六万六万七万八万一索一索六筒七筒九筒九筒九筒  リーチ
トータル2番手につける西嶋にすれば、茅森の奇跡のストーリーに付き合うわけにはいかない。この9回戦は追うべき宮内が抜け番。茅森に得点を伸ばされれば、自分の得点が削られ、宮内から離されてしまう。
山に残る枚数は茅森3枚対西嶋5枚。ここは数字通りに西嶋がアガリ。裏は乗らず1,000・2,000だが、西嶋にとっては点数以上の価値があるか。
東2局、茅森テンパイ。1枚切れの東を切るが、ここはヤミテン。
八万八万三索三索三索六索七索七索八索九索南南南  ドラ七筒
下家の童瞳が手出し八筒九筒の後、一万二万三万で鳴いており、マンズのホンイツでのダブ東ポンを警戒してのことか。
東が動かれなかったのを確認し、次巡ツモ切りリーチ。これで4局連続リーチだ。ドラ2枚で押していた童瞳、当たり牌をギリギリまで打たずにいたが、テンパイが入り、五索で放銃。裏ドラも五索で2,600。これで茅森トップ。童瞳ラスの並びが出来る。ただ、素点はまだまだ足りない。
東3局、和久津のリーチ。それを受けた親西嶋。
 
100
 
さて、何を切る?
第1感では三万かと思うが、止まってしまうと迷いが出る。七索を切っても後が続かない。ワンチャンスで七筒か。和久津の捨て牌には一筒がある。それなら・・
「ロン」和久津の声だ。西嶋が切ったのは四筒
四万五万六万二索三索四索四索五索六索八索八索五筒六筒  リーチ  ロン四筒  ドラ二筒  裏白
第1感で私が三万と思ったのはドラ二筒を切りたくないから。もし西嶋が三筒を引いた時に二筒を打つ覚悟があったのならば、この放銃は責めることは出来ないであろう。必死に戦った結果なのだから。
東4局、同1本場と和久津が先手は奪うがアガリには結びつかない。今シリーズ抜け出せない原因か。そして、2本場は童瞳にアガられ、供託と積み場を攫われてしまう。
南1局、後が無い茅森の親。ここも和久津の先手。
三万九万九万一索二索三索四索七索九索南白  ポン北北北  ドラ九万
和久津は北家。十分に打点も見える仕掛け。一方の茅森は
三万四万四万六索八索八索四筒六筒東北発発中
と厳しい。期待の発もこの和久津の仕掛けで出にくくなってしまった。それでも丁寧に進めて1シャンテンまで漕ぎつけたが、手牌の伸びもここまで。和久津1人テンパイで無念の親落ちとなった。
最後は意地を見せ、この半荘はトップとした茅森。10回戦の結果待ちとはいえ、事実上の敗退となった。
9回戦終了
茅森+31.4P 和久津+14.4P 童瞳▲5.0P 西嶋▲40.8P
トータルポイント
宮内+81.7P 和久津+46.7P 西嶋±0P 童瞳▲18.1P 茅森▲110.3P
 
10回戦 起家から 宮内 和久津 童瞳 西嶋
逃げる宮内VS追う和久津。東1局から火花を散らす。南家和久津は13巡目の手の内がソウズのみに。
一索一索一索二索四索四索五索七索七索八索八索九索九索  ドラ三筒
勿論、ソウズは1枚も切っていない。対する親宮内。
五索六索一筒二筒四筒四筒四筒五筒六筒六筒六筒七筒九筒
ここから八筒をチー。打六索としピンズのチンイツへ。これを和久津が仕掛け返し、二索三索のテンパイ。
一索一索一索二索七索七索八索八索九索九索  チー六索 左向き四索 上向き五索 上向き
しかし、二索三索は和久津から6枚見え。山にも二索が1枚しか残っていない。次巡に九索をツモると、まだましかと、打二索とし、六索七索八索九索待ちに変化。
宮内。残り1巡で五筒ツモ。五索切ればテンパイだが・・
五索一筒二筒四筒四筒四筒五筒六筒六筒六筒  チー八筒 左向き七筒 上向き九筒 上向き  ツモ五筒
当たれば最低8,000。もし当たるようであればトータルで逆転を許す。それでも・・
宮内は五索を切った。結果は2人テンパイの流局であったが、戦う勇気と姿勢を見せつけた。
 
100
 
戦う姿勢であれば、和久津も負けていない。いや、負けるわけにはいかない。続く1本場、積極的に仕掛けて出る。
 
100
 
これは宮内から見た図。宮内含め、周りからすれば「またか」と思うと同時に、高いのか安いのかの判断がつきにくい。
和久津にはそれも計算の内であろう。変幻自在の攻め。今回は・・
四万四万四万五万五万二索四索八索二筒四筒七筒  ポン中中中  ドラ四万
と本物。しかし、宮内も高打点が見える手牌だけにビビってはいられない。11巡目、当初の構想からすれば不満が残るテンパイであろうがリーチに出る。
四万五万一索二索三索二筒三筒四筒五筒五筒五筒六筒六筒  リーチ
和久津もこの時テンパイ。
四万四万四万五万六万六筒七筒  チー三索 左向き二索 上向き四索 上向き  ポン中中中
全面戦争勃発か・・和久津も無スジを通していく。この勝負に決着をつけたのは西嶋。2人の攻めを躱すことに成功した。和久津はまたも実らず。
東2局、和久津の親。
 
100
 
このドラ九索を切れる者が何人いるであろうか。単なる損得であれば切らないほうが得だと思う。しかし、和久津は切り飛ばした。この九索を西嶋がポン。和久津には六万が流れてきてテンパイを入れ、童瞳との2人テンパイ。この九索切りからの一連の流れがないと、和久津はテンパイすることが出来ず親流れ。この後に続くことが出来なかった。
宮内と和久津のトータルポイントの差は35P。大差のように感じるが、トップラスであればその差は僅か5ポイント。そして、このテンパイ料でその条件を満たし和久津が0.3ポイント逆転した。
 
100
 
東2局2本場、またもや和久津、先手の仕掛け。
二万五万二索三索四索七索三筒四筒七筒東  ポン中中中  ドラ九索
先程の仕掛けを見せているだけに、周り、特に宮内はどうしても絞り気味になり、前に出にくい。和久津は野球で言えば、同じフォームで速球とチェンジアップを投げ分けているようなものである。
今までは仕掛けても手が伸びなかった和久津だが、この手は伸びた。ダブ東が暗刻になり、仮テンの八万単騎をツモ。
八万二索三索四索二筒三筒四筒東東東  ポン中中中  ツモ八万
逆転した点差を広げにかかる。
東2局3本場、和久津は軽い手。早くも3巡目にドラの南を河に放った。
三万四万七万二索六索二筒四筒六筒七筒七筒八筒東南  ツモ三万  打南  ドラ南
和久津らしいと言えば和久津らしい。最終的にドラ単騎に捕まったり、打ち切れなくなる前の処理。
これが子方であったり、スピードで捌いていく場面であればわからなくもないが、このリードを広げたい局面では損に思えてしまう。それでも6巡目に南を引き、ツモ切りする羽目にならなければ、まだ良かったのだが・・
 
100
 
7巡目、宮内から見た図。ここまでにドラを重ねた宮内。和久津の三筒チー、打八索を見て安い手という事は感じたであろう。それは周りにとっても同じことで、真っ直ぐ手を進めてきた。和久津はあっという間の3フーロ。
アガリ切ってしまえば問題無い。そして、更に連荘を積み重ねることが出来る。アガリ切ってしまえば・・
「リーチ」宮内が来た。打点が見えない仕掛けだけに、親であろうが怖くはない。和久津も引かずに応戦。そして・・
 
100
 
残り4巡。和久津ならソウズを打って粘る様な気がした。そういうプレイも何度も見ている。しかし・・
和久津は七筒をツモ切りした。自分のアガリを目で追ってしまった。
七万八万九万七索八索九索五筒六筒南南西西西  リーチ  ロン七筒  ドラ南  裏六筒
リーチ、ドラ3で8,000。掴まえたはずの宮内の背中。後は仕留めるだけであったはずだが、その直前で腕から抜け出されてしまった。
トータルトップを奪い返された和久津だが、気落ちするまでもなく、次局には仕掛けて300・500でこの半荘のトップ目に戻り、再度追撃態勢を整え直す。
東4局1本場、ここも和久津の仕掛けから局が始まる。
五万六万二索四筒八筒八筒九筒南白中中  チー七万 上向き八万 上向き九万 上向き  ドラ九万
この後、中も鳴けて1シャンテン。アガリに近づく。しかし、思い通りにはさせぬと待ったをかけたのが、宮内。
四万四万四万六万七万八万九万九万四索五索六索七索八索  リーチ
この三索六索九索待ちでリーチ。和久津が一発で掴むが、ここは4枚目の白。次のツモは二万。もう止めてもいい牌か。
 
100
 
それでもこの二万を押す和久津。九索が当たると確信に近いものがあるのだろう。必死に食らいつく。
止められた形の宮内であったが、この待ちでは負けられない。六索をツモって2,000・4,000。和久津に立て直す隙を与えない。
南1局、宮内の親。折られそうな心を鼓舞するかのように、ここでも和久津は仕掛ける。対する宮内、13巡目にこの手牌。
 
100
 
殆ど止まることがない宮内でもさすがに手が止まった。阿久津の八筒ポンは七筒を先切りしてあってのもの。更に三索二索のターツ、四万のトイツ落としとドラの発が打ちにくい理由がありすぎる。しかも2巡目に一索を切っている為フリテンでもある。
普段より少しだけ振りかぶった。打牌音が少しだけ強かった。声が少しだけ震えていた。宮内は発を横に向けて河に置いていた。
七索をツモるのにさして時間は掛からなかった。4,000オール。更に突き放した。
南1局2本場、配牌。
 
100
 
和久津にマンズが9枚、西嶋はドラ暗刻。どちらも十分な勝負手。和久津は当然のように染め手へ。西嶋もドラ色のピンズへ寄せていく。
配牌では一番苦しかった童瞳。ピンズを押さえながらマンズを処理しリーチ。
二索三索四索二筒三筒四筒五筒七筒八筒九筒西西西  リーチ  ドラ二筒
ここから一気に動いた。まずは和久津がリーチ宣言牌の九万をポンしてチンイツの六万九万待ち(九万は自分でポンしている為、無い)西嶋は五筒六筒七筒でチーし、一筒四筒三筒待ち。そして、宮内が二筒五筒待ちに変化してのリーチ。4者が真正面からぶつかった。
 
100
 
宮内のリーチは見方によっては必要無いものかもしれないが、このリーチを打たないのであれば、先ほどの発も打たないであろう。押す時は大胆に、引くときは繊細に、それが宮内の中の一貫性なのであろう。
結果はまた別物である。宮内の勢いを止めたのはやはり和久津であった。六万で8,000。供託や積み場も得て、見えなくなりかけた背中を再び視野に入れた。
南2局5巡目、童瞳の先制リーチ。それを受けた西嶋。
 
100
 
現物は何も無い。ならば九筒をツモ切るのが普通。しかし、西嶋はここから長考に入る。九筒を打たないと決めたのであれば、この手は実質的にここまで。オリる牌を探すとすれば、ワンチャンスの三筒辺りか。三筒に手を掛けそうになるが、西嶋にはある場面がよぎり打てない。最後に辿りついたのは六万であった。
この時童瞳の手は
五万六万七万二索三索三索三索四索四筒五筒六筒七筒八筒  ドラ七索
九筒どころか三筒でも放銃である。裏ドラが二索であった為、九筒でも三筒でも満貫の放銃。それを見事に回避した。
西嶋には童瞳の捨て牌にある八筒が引っ掛っていた。西嶋の言葉を借りれば、「あまりにも気持ち良く」切られた八筒であったそうだ。感覚からの言葉であるが、迷いが無く切られた分、強い形が想像出来たということと理解すればよいであろうか。三筒を打たなかった事に関しては、和久津に四筒で放銃した12,000のイメージが強く、ワンチャンスだからこそ打ちづらかったとの事。
実戦から磨いたであろう感覚。しばしば見られるこのようなプレイを単発ではなく、繋いでいくことが出来るようになることが、今後の西嶋が目指すべき方向であるような気がするのは私だけであろうか。
 
100
 
親番の和久津は簡単には引けない。四索をポンしてテンパイ。
二万四万五万六万七万五索五索五索七筒七筒  ポン四索 上向き四索 上向き四索 上向き
ここから三筒をツモ切りし8,000の放銃。ここも三万が現物になっていた為、アガリに目が行ってしまったか。ここは二万四万が通っていたので、回る手もあったか。和久津にとって痛い放銃となった。
南3局、和久津リーチ。
四万五万六万三索三索六索七索八索二筒三筒六筒七筒八筒  リーチ
少しでも差を詰め、逆転の足掛かりを狙う。ところが・・
二万二万三索四索四索五索五索七索七索七索三筒四筒五筒  リーチ  ロン六索  ドラ五索  裏三筒
西嶋の追いかけリーチに一発で六索を掴む和久津。オーラスに西嶋から8,000をアガリ返したが、3着となるのがやっとであった。
10回戦終了
宮内+30.7P 童瞳+2.1P 和久津▲10.4P 西嶋▲22.4P
トータルポイント
宮内+112.4P 和久津+36.3P 童瞳▲16.0P 西嶋▲22.4P 茅森▲110.3P
ここで茅森が敗退。残るは2回。抜け出した宮内を追い詰めることは出来るのか。
 
11回戦 起家より 西嶋 和久津 宮内 童瞳
一時的とはいえ逆転した和久津。しかし、この11回戦を迎えて、宮内とのポイント差は76.1P。まだ絶望的な点差では無いとはいえ、大差であることに変わりはない。アガリを重ねて追撃を・・と考えても、手許に来るのは当たり牌ばかり。
東1局、親の西嶋がリーチ。
六万七万八万一索一索六索七索八索一筒二筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ三索南
宮内はこのリーチ前からテンパイを入れていた。
九万九万九万一索二索三索一筒一筒七筒八筒九筒中中
西嶋のリーチ一発目に四筒を引かされると、あっさり打中としテンパイを崩す。直後、西嶋のツモは中で、リーチを打つことによって放銃を回避した格好。そして、和久津が西嶋の捨て牌の中スジ六索をツモ切ると、これが童瞳のヤミテンに捕まる。
 
100
 
三万三万六万七万八万六索七索七索八索八索六筒七筒八筒  ロン六索
東2局の親番、僅か4巡で1シャンテン。
三万七万八万三索四索五索七索八索三筒四筒五筒九筒九筒  ドラ五筒
次巡、三索をツモ切り。それがもう間に合わない。
五万六万七万四索五索八索八索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ロン三索  ドラ五筒
これが宮内の手牌。宮内はこの11回戦、明らかに戦い方を変えてきた。残り2回を確実に逃げ切る為のギアにチェンジした。
不調に陥った和久津を尻目に童瞳、西嶋は高打点の手をツモアガリ、宮内に必死に食い下がる。だが、和久津の点棒も同じように削れてしまい、宮内の着順を落とすことが出来ない。
南3局、決定打と思えるアガリが出た。
 
100
 
オーラス、西嶋が3,000・6,000でトップこそ奪うものの、宮内の牙城を揺るがすまでには至らない。
11回戦終了
西嶋+34.4P 宮内+18.6P 童瞳▲17.0P 和久津▲36.0P
トータルポイント
宮内+131.0P 西嶋+12.0P 和久津+0.3P 童瞳▲33.0P
 
12回戦 起家から 西嶋 和久津 童瞳 宮内
茅森早香がこの12回戦の舞台にいないなんて誰が想像したであろうか。序盤から苦戦の連続。最後は2連勝で実力の片鱗は見せたが、こんなものでは無い筈だ。来年もこの舞台に戻って来る事を期待したい。
和久津晶はこの舞台でも自分を貫き通した。2冠となった宮内の前に最後まで立ち続けた。勉強量、研究量は他を凌駕する。次に姿を見せる時には進化しているのか、変化しているのかどちらであろうか。
童瞳はこの1年、プロクイーンというタイトルの重さと戦い続けた。多くの対局やチャンスを得て、必死で戦っていた。そんな中で、生命線とも言える押し引きのバランスを少し崩していたように思える。バランスを取り戻した時にまた戻ってくるであろう。
西嶋ゆかりの随所に見せたプレイは素晴らしかった。ただ、まだ安定感に乏しいのも事実である。今回得た経験を元にリーグ戦や女流桜花などで結果を出し、一回りも二回りも成長する事を願う。
宮内こずえは女流桜花のタイトルを獲ってから更に、本当に強くなった。攻めにも守りにも甘さが消え、鋭さと深さが増した。堂々の2冠である。ただ喜んでばかりもいられない。女流桜花の防衛戦がすぐそこに迫っている。次は桜花連覇を目標に決勝の舞台に帰って来る。
 
100
12回戦終了
童瞳+29.4P 宮内+1.6P 西嶋▲8.5P 和久津▲22.5P
最終成績
宮内+132.6P 西嶋+3.5P 童瞳▲3.6P 和久津▲22.2P 茅森▲110.3P
 
 
宮内がデビューしたばかりの頃「目標は?」と聞いたことがある。その時は真っ直ぐな瞳で「鳳凰位です」と答えた。冗談かと思い笑ってしまったのを覚えている。今、同じ質問をし、同じ答えが返ってきたとしても、今度は誰も笑わないであろう。
 
100

何を切る?fromロン2 2016年11月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南3局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
※北家は4巡目に中を鳴いて打南

 

プロ

六筒切り・・・28人
五索切り・・・3人
五筒切り・・・3人
六万切り・・・1人
六索切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

六筒切り・・・50.5%
六万切り・・・28.8%
五筒切り・・・7.2%
五索切り・・・3.8%
五万切り・・・3.4%
六索切り・・・1.9%
四筒切り・・・1.9%
二索切り・・・1.4%
七万切り・・・1%

 

 

プロ解答(50音順)

 

六筒切り

伊藤優孝
「七対子に行くか、タンピン三色を見るのか、個人の判断。私は六筒を切ります。」

内川幸太郎
「マンズの方が伸びそうなので、六筒切り。」

客野直
「素直にタンピンイーペーコーを見ながら手を進めていく。マンズにくっついたら五索六索外し。四索七索はチーする。」

清原継光
「ラス前の親番。ラス目とは点差が離れているので、親番維持のため、全力で北家と戦います。四索七索はチー、マンズが伸びたらソーズを1枚外します。五筒が3枚見えて六筒がくっつきとして弱いため、六筒切り。」

近藤久春
「他家のことは気にせず目一杯に構え、マンズが伸びたら五索六索を払い、三色を逃さないように進める。」

紺野真太郎
「七対子なら前巡のドラは切らないのでメンツ手を中心に。状況によっては仕掛けて1,500でも良し。」

櫻井秀樹
「ピンズは伸びづらいのでマンズを厚く。ドラを切っているので七対子は見ない。」

白鳥翔
「ピンズは安いが、伸びるとしてもほぼ上だけ。しかもピンズの上が良いかはわからない。ソーズを引いてのテンパイは、その時の状況で外すことも十分に考えられる。」

ダンプ大橋
「七対子なら前巡に決め打っているからタンピンに。」

二階堂亜樹
「マンズでもうひとメンツ作って456の三色本線。」

二階堂瑠美
「七対子は厳しいと思うので、マンズでもうひとメンツか。五筒が3枚見えているのでピンズは厳しいかと。そもそも七対子にしたいならドラは切らないと思う」

西川淳
「ピンズ1メンツ固定、四索が先に入る以外はマンズで2メンツ。メンタンピンからの三色など、点差的に最大で最後のチャンスと見て、何としてでもツモりたい。」

仁平宣明
「マンズが横に伸びれば、ソーズのダブルメンツを外して三色狙い。」

林俊宏
五筒が2枚切れているので、マンズの伸びを期待しながらソーズは切ってくかな!」

HIRO柴田
「ドラを切っている以上、メンツ手の選択にすべき。」

福光聖雄
四索七索を引いた時はヤミテン。マンズはこの形を維持しつつ横の伸びを待つ。」

藤崎智
「ピンズが良さそうですが、五筒3枚見えは厳しすぎる。七対子を見切って456の三色へ。」

藤原隆弘
「七対子は見切る。ピンズは伸びそうにないから六筒切りとする。マンズが伸びれば六索五索と切ってタンピン三色狙い。トップ目の仕掛けに対して、後々六万を切るのは危険なので、四索七索が出たらチーで捌きに出る。早めに手を決めて終盤でマンズ勝負はしたくない!ダンラスの下家は無視で良し。」

古川孝次
「七対子で行くか、タンピン形で行くかの分岐点。私はタンピン形で行く。七対子を見ると現在の牌姿から重なるのを待たなくてはいけない。当然、メンゼンになる。私は、親であるがゆえに、ポンテンなど動いてタンヤオ狙いにも行ける流動性の方を取る。」

古橋崇志
「456、567の三色を狙う。マンズが伸びれば五索六索切り。」

三戸亮祐
「ストレートに四索七索を引いても良いが、理想はマンズで2メンツを作って456の三色にしたい。」

美波智子
「親なので七対子は狙いたくない。」

宮内こずえ
「ドラを切っているので七対子は見ません。七索が2枚切れということもあり、ピンズかマンズでもうひとメンツの可能性を残したい。五筒が3枚見えていてピンズの上が場に高いので、六万を残して打六筒とします。」

望月雅継
「前巡にドラを切っていなければ七対子の可能性を残す場面ですが、ドラを切ってしまっている以上、横に伸ばしていくしかないかと。ピンズとマンズの比較は、変化しやすさと枚数で。」

安村浩司
「タンピン1シャンテンに受けて、マンズを引けば456の三色を狙う。」

山井弘
「トップ目の仕掛けが手バラとは考えづらい。3巡目の五筒ツモ切りの後、中を鳴いて打南からも十分形と考えて良いと思う。ピンズが待ち(受け入れ)になっている可能性があるのであれば、六筒九筒一点になるので、ここで処理しておきたい。当然ロン牌のリスクはあるが、トップを逆転する可能性のある手だけにメンツ手として勝負したい。」

吉田直
「タンピン三色を見て六筒切り。マンズが伸びたら五索六索落とし。」

和久津晶
「マンズを引いたら五索切り。四索七索引いたらリーチします。」

 

 

五索切り

猿川真寿
七索が2枚切れていて四索七索2度受けは厳しそうなのでほぐします。」

西岡慎泰
「残り枚数の少なそうな四索七索受けを1メンツに決める。タンヤオ七対子は失敗しそうなので狙わない。」

東谷達矢
「2シャンテンに戻してもスピードは落ちないため。」

 

 

五筒切り

朝霧千裕
四索七索の2度受けが厳しいのと、北家の仕掛けにも対応できるので、七対子にして2枚切れの打五筒。」

藤岡良一
四索は西家にトイツ以上。七索も引けない。皆のピンズのカブリ捨牌と北家の七索を見てトイツ場濃厚。この手はズバリ四筒を引いてテンパイします。待ち頃の牌を待ってまずはヤミテンでトップとの差を詰める。」

藤島健二郎
「七対子一本。」

 

 

六万切り

清水香織
「前巡にドラを切っているということから、トイツ手を見切って順子形に進めていくという意思を感じるので。」

 

 

六索切り

藤井すみれ
「真っ先に2度受けを拒否したい!」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2016年11月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南3局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
※北家は4巡目に中を鳴いて打南

 
プロ

六筒切り・・・28人
五索切り・・・3人
五筒切り・・・3人
六万切り・・・1人
六索切り・・・1人
 
ロン2ユーザー

六筒切り・・・50.5%
六万切り・・・28.8%
五筒切り・・・7.2%
五索切り・・・3.8%
五万切り・・・3.4%
六索切り・・・1.9%
四筒切り・・・1.9%
二索切り・・・1.4%
七万切り・・・1%
 
 
プロ解答(50音順)
 
六筒切り
伊藤優孝
「七対子に行くか、タンピン三色を見るのか、個人の判断。私は六筒を切ります。」
内川幸太郎
「マンズの方が伸びそうなので、六筒切り。」
客野直
「素直にタンピンイーペーコーを見ながら手を進めていく。マンズにくっついたら五索六索外し。四索七索はチーする。」
清原継光
「ラス前の親番。ラス目とは点差が離れているので、親番維持のため、全力で北家と戦います。四索七索はチー、マンズが伸びたらソーズを1枚外します。五筒が3枚見えて六筒がくっつきとして弱いため、六筒切り。」
近藤久春
「他家のことは気にせず目一杯に構え、マンズが伸びたら五索六索を払い、三色を逃さないように進める。」
紺野真太郎
「七対子なら前巡のドラは切らないのでメンツ手を中心に。状況によっては仕掛けて1,500でも良し。」
櫻井秀樹
「ピンズは伸びづらいのでマンズを厚く。ドラを切っているので七対子は見ない。」
白鳥翔
「ピンズは安いが、伸びるとしてもほぼ上だけ。しかもピンズの上が良いかはわからない。ソーズを引いてのテンパイは、その時の状況で外すことも十分に考えられる。」
ダンプ大橋
「七対子なら前巡に決め打っているからタンピンに。」
二階堂亜樹
「マンズでもうひとメンツ作って456の三色本線。」
二階堂瑠美
「七対子は厳しいと思うので、マンズでもうひとメンツか。五筒が3枚見えているのでピンズは厳しいかと。そもそも七対子にしたいならドラは切らないと思う」
西川淳
「ピンズ1メンツ固定、四索が先に入る以外はマンズで2メンツ。メンタンピンからの三色など、点差的に最大で最後のチャンスと見て、何としてでもツモりたい。」
仁平宣明
「マンズが横に伸びれば、ソーズのダブルメンツを外して三色狙い。」
林俊宏
五筒が2枚切れているので、マンズの伸びを期待しながらソーズは切ってくかな!」
HIRO柴田
「ドラを切っている以上、メンツ手の選択にすべき。」
福光聖雄
四索七索を引いた時はヤミテン。マンズはこの形を維持しつつ横の伸びを待つ。」
藤崎智
「ピンズが良さそうですが、五筒3枚見えは厳しすぎる。七対子を見切って456の三色へ。」
藤原隆弘
「七対子は見切る。ピンズは伸びそうにないから六筒切りとする。マンズが伸びれば六索五索と切ってタンピン三色狙い。トップ目の仕掛けに対して、後々六万を切るのは危険なので、四索七索が出たらチーで捌きに出る。早めに手を決めて終盤でマンズ勝負はしたくない!ダンラスの下家は無視で良し。」
古川孝次
「七対子で行くか、タンピン形で行くかの分岐点。私はタンピン形で行く。七対子を見ると現在の牌姿から重なるのを待たなくてはいけない。当然、メンゼンになる。私は、親であるがゆえに、ポンテンなど動いてタンヤオ狙いにも行ける流動性の方を取る。」
古橋崇志
「456、567の三色を狙う。マンズが伸びれば五索六索切り。」
三戸亮祐
「ストレートに四索七索を引いても良いが、理想はマンズで2メンツを作って456の三色にしたい。」
美波智子
「親なので七対子は狙いたくない。」
宮内こずえ
「ドラを切っているので七対子は見ません。七索が2枚切れということもあり、ピンズかマンズでもうひとメンツの可能性を残したい。五筒が3枚見えていてピンズの上が場に高いので、六万を残して打六筒とします。」
望月雅継
「前巡にドラを切っていなければ七対子の可能性を残す場面ですが、ドラを切ってしまっている以上、横に伸ばしていくしかないかと。ピンズとマンズの比較は、変化しやすさと枚数で。」
安村浩司
「タンピン1シャンテンに受けて、マンズを引けば456の三色を狙う。」
山井弘
「トップ目の仕掛けが手バラとは考えづらい。3巡目の五筒ツモ切りの後、中を鳴いて打南からも十分形と考えて良いと思う。ピンズが待ち(受け入れ)になっている可能性があるのであれば、六筒九筒一点になるので、ここで処理しておきたい。当然ロン牌のリスクはあるが、トップを逆転する可能性のある手だけにメンツ手として勝負したい。」
吉田直
「タンピン三色を見て六筒切り。マンズが伸びたら五索六索落とし。」
和久津晶
「マンズを引いたら五索切り。四索七索引いたらリーチします。」
 
 
五索切り
猿川真寿
七索が2枚切れていて四索七索2度受けは厳しそうなのでほぐします。」
西岡慎泰
「残り枚数の少なそうな四索七索受けを1メンツに決める。タンヤオ七対子は失敗しそうなので狙わない。」
東谷達矢
「2シャンテンに戻してもスピードは落ちないため。」
 
 
五筒切り
朝霧千裕
四索七索の2度受けが厳しいのと、北家の仕掛けにも対応できるので、七対子にして2枚切れの打五筒。」
藤岡良一
四索は西家にトイツ以上。七索も引けない。皆のピンズのカブリ捨牌と北家の七索を見てトイツ場濃厚。この手はズバリ四筒を引いてテンパイします。待ち頃の牌を待ってまずはヤミテンでトップとの差を詰める。」
藤島健二郎
「七対子一本。」
 
 
六万切り
清水香織
「前巡にドラを切っているということから、トイツ手を見切って順子形に進めていくという意思を感じるので。」
 
 
六索切り
藤井すみれ
「真っ先に2度受けを拒否したい!」

第6回北海道プロトーナメント成績

<初~三段戦>

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
池田 太郎 初段 32期 9.9 23.5 6.4 9.2 49.0
加藤 晋平 参段 27期 ▲ 5.1 ▲ 15.4 ▲ 5.3 19.7 ▲ 6.1
佐藤 賢忠 初段 29期 5.3 ▲ 6.0 ▲ 19.6 1.1 ▲ 19.2
吉木 輝 参段 27期 ▲ 10.1 ▲ 2.1 18.5 ▲ 31.0 ▲ 24.7

<四五段戦>
1卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 合計
真光 祐尚 四段 24期 15.5 27.1 23.7 66.3
三盃 貴之 四段 19期 4.0 ▲ 18.5 5.0 ▲ 9.5
池田 太郎 初段 32期 1.8 ▲ 4.3 ▲ 10.3 ▲ 12.8
佐藤 賢忠 初段 29期 ▲ 21.3 ▲ 4.3 ▲ 18.4 ▲ 44.0

2卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 合計
石田 雅人 四段 26期 ▲ 4.6 12.0 24.6 32.0
浦山 祐輔 四段 21期 5.0 1.2 ▲ 4.1 2.1
加藤 晋平 参段 27期 ▲ 14.1 ▲ 18.4 16.0 ▲ 16.5
三盃 志 五段 19期 13.7 5.2 ▲ 36.5 ▲ 17.6

<四五段戦プレーオフ>

順位 名前 段位 1回戦 合計
浦山 祐輔 四段 21期 17.5 17.5
池田 太郎 初段 32期 6.5 6.5
加藤 晋平 参段 27期 1.0 1.0
三盃 貴之 四段 19期 ▲ 27.0 ▲ 27.0

<六段戦>
1卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
石田 雅人 四段 26期 9.0 5.7 25.7 ▲ 7.3 33.1
続木 舜英 六段 6期 2.1 1.5 11.5 14.8 29.9
西野 拓也 五段 11期 9.0 13.1 ▲ 13.3 6.0 14.8
野々川 博之 六段 6期 ▲ 20.1 ▲ 20.3 ▲ 23.9 ▲ 13.5 ▲ 77.8

2卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
真光 祐尚 四段 24期 16.9 6.7 30.2 4.3 58.1
浦山 祐輔 四段 21期 ▲ 15.8 ▲ 19.5 ▲ 2.2 25.0 ▲ 12.5
村上 良 六段 6期 ▲ 7.0 17.6 ▲ 21.2 ▲ 8.8 ▲ 19.4
前田 富志男 六段 7期 ▲ 14.1 ▲ 4.8 ▲ 6.8 ▲ 20.5 ▲ 46.2

<決勝戦>

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優 勝 続木 舜英 六段 6期 ▲ 18.2 19.5 26.2 12.7 40.2
準優勝 真光 祐尚 四段 24期 46.1 ▲ 8.5 5.8 ▲ 13.6 29.8
浦山 祐輔 四段 21期 ▲ 26.0 10.2 ▲ 22.6 25.3 ▲ 13.1
石田 雅人 四段 26期 ▲ 1.9 ▲ 22.2 ▲ 9.4 ▲ 24.4 ▲ 57.9

北海道プロリーグ 成績表/第6回北海道プロトーナメント成績

<初~三段戦>

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
池田 太郎 初段 32期 9.9 23.5 6.4 9.2 49.0
加藤 晋平 参段 27期 ▲ 5.1 ▲ 15.4 ▲ 5.3 19.7 ▲ 6.1
佐藤 賢忠 初段 29期 5.3 ▲ 6.0 ▲ 19.6 1.1 ▲ 19.2
吉木 輝 参段 27期 ▲ 10.1 ▲ 2.1 18.5 ▲ 31.0 ▲ 24.7

<四五段戦>
1卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 合計
真光 祐尚 四段 24期 15.5 27.1 23.7 66.3
三盃 貴之 四段 19期 4.0 ▲ 18.5 5.0 ▲ 9.5
池田 太郎 初段 32期 1.8 ▲ 4.3 ▲ 10.3 ▲ 12.8
佐藤 賢忠 初段 29期 ▲ 21.3 ▲ 4.3 ▲ 18.4 ▲ 44.0

2卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 合計
石田 雅人 四段 26期 ▲ 4.6 12.0 24.6 32.0
浦山 祐輔 四段 21期 5.0 1.2 ▲ 4.1 2.1
加藤 晋平 参段 27期 ▲ 14.1 ▲ 18.4 16.0 ▲ 16.5
三盃 志 五段 19期 13.7 5.2 ▲ 36.5 ▲ 17.6

<四五段戦プレーオフ>

順位 名前 段位 1回戦 合計
浦山 祐輔 四段 21期 17.5 17.5
池田 太郎 初段 32期 6.5 6.5
加藤 晋平 参段 27期 1.0 1.0
三盃 貴之 四段 19期 ▲ 27.0 ▲ 27.0

<六段戦>
1卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
石田 雅人 四段 26期 9.0 5.7 25.7 ▲ 7.3 33.1
続木 舜英 六段 6期 2.1 1.5 11.5 14.8 29.9
西野 拓也 五段 11期 9.0 13.1 ▲ 13.3 6.0 14.8
野々川 博之 六段 6期 ▲ 20.1 ▲ 20.3 ▲ 23.9 ▲ 13.5 ▲ 77.8

2卓

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
真光 祐尚 四段 24期 16.9 6.7 30.2 4.3 58.1
浦山 祐輔 四段 21期 ▲ 15.8 ▲ 19.5 ▲ 2.2 25.0 ▲ 12.5
村上 良 六段 6期 ▲ 7.0 17.6 ▲ 21.2 ▲ 8.8 ▲ 19.4
前田 富志男 六段 7期 ▲ 14.1 ▲ 4.8 ▲ 6.8 ▲ 20.5 ▲ 46.2

<決勝戦>

順位 名前 段位 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優 勝 続木 舜英 六段 6期 ▲ 18.2 19.5 26.2 12.7 40.2
準優勝 真光 祐尚 四段 24期 46.1 ▲ 8.5 5.8 ▲ 13.6 29.8
浦山 祐輔 四段 21期 ▲ 26.0 10.2 ▲ 22.6 25.3 ▲ 13.1
石田 雅人 四段 26期 ▲ 1.9 ▲ 22.2 ▲ 9.4 ▲ 24.4 ▲ 57.9

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

【プロリーグ第3節終了】

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 黒沢 咲 63.8 ▲ 27.5 113.8 150.1
2 藤島 健二郎 51.3 13.1 16.2 80.6
3 安村 浩司 ▲ 25.0 55.9 31.0 61.9
4 鮎川 卓 ▲ 7.9 57.8 10.8 60.7
5 一井 慎也 ▲ 97.3 100.6 40.7 44.0
6 佐々木 寿人 14.8 ▲ 84.8 109.3 39.3
7 滝沢 和典 51.1 ▲ 35.8 ▲ 17.0 ▲ 1.7
8 寺尾 威一郎 ▲ 81.5 44.6 25.3 ▲ 11.6
9 四柳 弘樹 41.4 ▲ 4.4 ▲ 48.8 ▲ 11.8
10 浜上 文吾 49.7 ▲ 17.6 ▲ 44.2 ▲ 12.1
11 藤本 哲也 ▲ 23.7 11.4 ▲ 5.3 ▲ 17.6
12 二階堂 亜樹 55.3 ▲ 62.9 ▲ 34.3 ▲ 41.9
13 河井 保国 ▲ 25.1 2.3 ▲ 43.5 ▲ 66.3
14 山井 弘 ▲ 10.4 ▲ 0.6 ▲ 60.7 ▲ 71.7
15 安 秉参 19.6 ▲ 77.9 ▲ 35.3 ▲ 93.6
16 上村 慎太郎 ▲ 78.1 ▲ 4.2 ▲ 59.0 ▲ 141.3

 

B1では黒沢咲、佐々木寿人が100オーバーのポイントを叩きだし、順位を上げた。
藤島健二郎もポイントを伸ばし、好位をキープ。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 金子 貴行 25.5 30.4 61.7 117.6
2 魚谷 侑未 23.4 39.1 22.1 84.6
3 森下 剛任 ▲ 35.0 62.9 18.1 46.0
4 刀川 昌浩 ▲ 28.9 ▲ 1.8 70.2 39.5
5 齋藤 豪 ▲ 54.9 0.1 84.7 29.9
6 鈴木 秀幸 ▲ 20.0 16.2 30.8 27.0
7 武田 裕希 ▲ 4.1 26.5 ▲ 10.6 11.8
8 中村 慎吾 ▲ 20.6 72.7 ▲ 42.1 10.0
9 齋藤 桂史 39.4 ▲ 23.5 ▲ 12.3 3.6
10 奈良 圭純 ▲ 4.3 ▲ 3.0 ▲ 10.0 ▲ 17.3
11 永井 卓也 ▲ 16.5 20.6 ▲ 26.2 ▲ 22.1
12 東谷 達矢 87.1 ▲ 54.9 ▲ 64.7 ▲ 32.5
13 小川 尚哉 44.2 ▲ 80.5 ▲ 16.6 ▲ 52.9
14 黒木 真生 ▲ 45.9 ▲ 18.9 ▲ 7.9 ▲ 72.7
15 西島 一彦 ▲ 6.2 ▲ 36.6 ▲ 43.6 ▲ 86.4
16 越野 智紀 14.8 ▲ 52.3 ▲ 53.6 ▲ 91.1

 

A1リーグ経験者の金子貴行が首位、魚谷侑未が2位。前期B1リーグの森下剛任と刀川昌浩が続く。

Cリーグ以下の成績はこちらから。

C1・C2・C3 D1・D2・D3 E

 

【対局前】
 

プロリーグが近づくと、各地で日本プロ麻雀連盟Aルール(一発裏ドラなし)の実戦対局が開催されている。
前日は打たない、同じリーグの人選手とは一緒に卓を囲まない、など考え方は人それぞれだが、この期間は普段よりメンバーが集まりやすいようで、麻雀店の貸し卓が連盟員で賑わうことも多い。

 

100

 

最初は穏やかな雰囲気であった。

しかし、この後の白鳥の一言で場の雰囲気は一変する。

 

100

 

白鳥翔「麻雀には供託しかねえ」
写真からもわかる通り、もう卓上に笑顔はない。

そして、白鳥の発言に怒った魚谷は、自身が飲んでいたウーロン茶を思い切りこぼしてしまった。

 

100

 

ウーロン茶(有料)をこぼした魚谷も悪いが、発言で魚谷を煽った白鳥も悪い。
店員さんと一緒になって、こぼれたウーロン茶を拭き取る魚谷の行動は素晴らしい(徳を積んで運気を上げようとしている可能性もある)

対局に集中するのは大いに結構だが、麻雀プロを名乗るものは人一倍行儀よく、お店に好かれるような立ち振る舞いを心がけてほしいものである。

 

【女流桜花】

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 プレーオフ 合計
1 仲田 加南(神奈川) 60.7 ▲ 0.1 52.1 ▲ 0.4 40.6 ▲ 17.2 135.7
2 魚谷 侑未(新潟) ▲ 56.8 35.1 17.7 19.3 76.8 37.9 130.0
3 松岡 千晶(東京) ▲ 34.8 ▲ 6.5 44.2 3.7 76.9 23.3 106.8
4 石田 亜沙己(愛知) 12.2 13.9 32.4 11.2 ▲ 4.5 ▲ 0.4 64.8
5 二階堂 亜樹 (神奈川) 64.1 ▲ 10.8 61.7 ▲ 27.1 ▲ 42.0 ▲ 11.1 34.8
6 斉藤 理絵(東京) ▲ 4.3 ▲ 3.7 10.7 28.2 ▲ 51.7 54.0 33.2
7 清水 香織(栃木) 30.7 ▲ 27.5 ▲ 19.6 ▲ 19.3 56.4 ▲ 0.1 20.6
8 武石 絵里(東京) 33.2 37.4 ▲ 41.2 8.1 ▲ 39.9 8.2 5.8
9 美波 智子(埼玉) 39.6 22.9 ▲ 33.6 ▲ 19.2 35.1 ▲ 39.3 5.5
10 朝霧 千裕(三重) ▲ 3.8 ▲ 25.4 ▲ 22.1 2.4 12.8 34.9 ▲ 1.2
11 童瞳(上海) 8.4 ▲ 4.0 ▲ 7.9 58.9 ▲ 38.4 ▲ 28.5 ▲ 11.5
12 内田 美乃里(神奈川) ▲ 3.6 ▲ 31.3 0.0 ▲ 49.8 7.6 58.9 ▲ 18.2
13 二階堂 瑠美(神奈川) ▲ 77.4 29.8 ▲ 45.2 30.4 10.2 32.9 ▲ 19.3
14 優木 美智(福岡) ▲ 36.5 6.5 47.7 23.8 ▲ 21.2 ▲ 46.5 ▲ 26.2
15 吾妻 さおり(東京) 5.9 ▲ 39.6 ▲ 1.9 0.9 29.3 ▲ 22.9 ▲ 28.3
16 中川 由佳梨(大阪) 20.5 4.5 ▲ 10.9 ▲ 41.1 ▲ 0.7 ▲ 5.5 ▲ 33.2
17 澤村 明日華(栃木) ▲ 19.5 23.1 ▲ 29.2 47.3 ▲ 18.3 ▲ 63.3 ▲ 59.9
18 藤井 すみれ(埼玉) ▲ 12.6 ▲ 11.9 ▲ 20.2 10.4 ▲ 31.5 ▲ 27.7 ▲ 93.5
19 平岡 理恵(静岡) ▲ 65.0 20.6 ▲ 23.1 ▲ 37.1 ▲ 16.9 9.4 ▲ 112.1
20 和久津 晶(東京) 38.0 ▲ 35.0 ▲ 12.6 ▲ 52.6 ▲ 82.6 ▲ 2.0 ▲ 146.8

 

緑枠が半荘4回のプレーオフに進出。現女流桜花 宮内こずえに挑戦できるのはこの中から3名となる。
(※石田亜沙巳が棄権のため5位以下が繰り上げ。9位の美波智子までがプレーオフ進出)
赤枠が降級確定。
15位の吾妻さおりは入れ替え戦へ。

A卓 魚谷侑未・二階堂亜樹・清水香織・美波智子
B卓 仲田加南・松岡千晶・斉藤理絵・武石絵里

プレーオフA卓は11月9日(水)17時より配信開始!
実況:日吉辰哉 解説:滝沢和典


放送ページはこちら

 

【九州がアツい】
 

新人王戦では優勝者の藤井崇勝と2年連続決勝進出の弘中栄司が九州本部所属。
惜しくも最強戦ファイナルへの切符を逃した「九州ラーメンの申し子」東谷達矢も記憶に新しい。浜上文吾は前期でB1リーグに昇級。
先日はインターネット麻雀「ロン2」のリアル大会in福岡が開催されたりと、九州本部が盛り上がりを見せている。

100

浜上文吾と本当は山口出身の藤井崇勝

100

弘中栄司、中尾多門

100

ロン2リアル大会の司会を務めた吉田彩乃

100

服部学

100

あれ?先日まで名古屋にいたような…吉井友直

九州本部の決定戦は、日本プロ麻雀連盟チャンネルで配信する予定もあるとか!?

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
【プロリーグ第3節終了】
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 黒沢 咲 63.8 ▲ 27.5 113.8 150.1
2 藤島 健二郎 51.3 13.1 16.2 80.6
3 安村 浩司 ▲ 25.0 55.9 31.0 61.9
4 鮎川 卓 ▲ 7.9 57.8 10.8 60.7
5 一井 慎也 ▲ 97.3 100.6 40.7 44.0
6 佐々木 寿人 14.8 ▲ 84.8 109.3 39.3
7 滝沢 和典 51.1 ▲ 35.8 ▲ 17.0 ▲ 1.7
8 寺尾 威一郎 ▲ 81.5 44.6 25.3 ▲ 11.6
9 四柳 弘樹 41.4 ▲ 4.4 ▲ 48.8 ▲ 11.8
10 浜上 文吾 49.7 ▲ 17.6 ▲ 44.2 ▲ 12.1
11 藤本 哲也 ▲ 23.7 11.4 ▲ 5.3 ▲ 17.6
12 二階堂 亜樹 55.3 ▲ 62.9 ▲ 34.3 ▲ 41.9
13 河井 保国 ▲ 25.1 2.3 ▲ 43.5 ▲ 66.3
14 山井 弘 ▲ 10.4 ▲ 0.6 ▲ 60.7 ▲ 71.7
15 安 秉参 19.6 ▲ 77.9 ▲ 35.3 ▲ 93.6
16 上村 慎太郎 ▲ 78.1 ▲ 4.2 ▲ 59.0 ▲ 141.3

 
B1では黒沢咲、佐々木寿人が100オーバーのポイントを叩きだし、順位を上げた。
藤島健二郎もポイントを伸ばし、好位をキープ。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 金子 貴行 25.5 30.4 61.7 117.6
2 魚谷 侑未 23.4 39.1 22.1 84.6
3 森下 剛任 ▲ 35.0 62.9 18.1 46.0
4 刀川 昌浩 ▲ 28.9 ▲ 1.8 70.2 39.5
5 齋藤 豪 ▲ 54.9 0.1 84.7 29.9
6 鈴木 秀幸 ▲ 20.0 16.2 30.8 27.0
7 武田 裕希 ▲ 4.1 26.5 ▲ 10.6 11.8
8 中村 慎吾 ▲ 20.6 72.7 ▲ 42.1 10.0
9 齋藤 桂史 39.4 ▲ 23.5 ▲ 12.3 3.6
10 奈良 圭純 ▲ 4.3 ▲ 3.0 ▲ 10.0 ▲ 17.3
11 永井 卓也 ▲ 16.5 20.6 ▲ 26.2 ▲ 22.1
12 東谷 達矢 87.1 ▲ 54.9 ▲ 64.7 ▲ 32.5
13 小川 尚哉 44.2 ▲ 80.5 ▲ 16.6 ▲ 52.9
14 黒木 真生 ▲ 45.9 ▲ 18.9 ▲ 7.9 ▲ 72.7
15 西島 一彦 ▲ 6.2 ▲ 36.6 ▲ 43.6 ▲ 86.4
16 越野 智紀 14.8 ▲ 52.3 ▲ 53.6 ▲ 91.1

 
A1リーグ経験者の金子貴行が首位、魚谷侑未が2位。前期B1リーグの森下剛任と刀川昌浩が続く。
Cリーグ以下の成績はこちらから。

C1・C2・C3 D1・D2・D3 E

 
【対局前】
 
プロリーグが近づくと、各地で日本プロ麻雀連盟Aルール(一発裏ドラなし)の実戦対局が開催されている。
前日は打たない、同じリーグの人選手とは一緒に卓を囲まない、など考え方は人それぞれだが、この期間は普段よりメンバーが集まりやすいようで、麻雀店の貸し卓が連盟員で賑わうことも多い。
 

100

 
最初は穏やかな雰囲気であった。
しかし、この後の白鳥の一言で場の雰囲気は一変する。
 

100

 
白鳥翔「麻雀には供託しかねえ」
写真からもわかる通り、もう卓上に笑顔はない。
そして、白鳥の発言に怒った魚谷は、自身が飲んでいたウーロン茶を思い切りこぼしてしまった。
 

100

 
ウーロン茶(有料)をこぼした魚谷も悪いが、発言で魚谷を煽った白鳥も悪い。
店員さんと一緒になって、こぼれたウーロン茶を拭き取る魚谷の行動は素晴らしい(徳を積んで運気を上げようとしている可能性もある)
対局に集中するのは大いに結構だが、麻雀プロを名乗るものは人一倍行儀よく、お店に好かれるような立ち振る舞いを心がけてほしいものである。
 
【女流桜花】
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 プレーオフ 合計
1 仲田 加南(神奈川) 60.7 ▲ 0.1 52.1 ▲ 0.4 40.6 ▲ 17.2 135.7
2 魚谷 侑未(新潟) ▲ 56.8 35.1 17.7 19.3 76.8 37.9 130.0
3 松岡 千晶(東京) ▲ 34.8 ▲ 6.5 44.2 3.7 76.9 23.3 106.8
4 石田 亜沙己(愛知) 12.2 13.9 32.4 11.2 ▲ 4.5 ▲ 0.4 64.8
5 二階堂 亜樹 (神奈川) 64.1 ▲ 10.8 61.7 ▲ 27.1 ▲ 42.0 ▲ 11.1 34.8
6 斉藤 理絵(東京) ▲ 4.3 ▲ 3.7 10.7 28.2 ▲ 51.7 54.0 33.2
7 清水 香織(栃木) 30.7 ▲ 27.5 ▲ 19.6 ▲ 19.3 56.4 ▲ 0.1 20.6
8 武石 絵里(東京) 33.2 37.4 ▲ 41.2 8.1 ▲ 39.9 8.2 5.8
9 美波 智子(埼玉) 39.6 22.9 ▲ 33.6 ▲ 19.2 35.1 ▲ 39.3 5.5
10 朝霧 千裕(三重) ▲ 3.8 ▲ 25.4 ▲ 22.1 2.4 12.8 34.9 ▲ 1.2
11 童瞳(上海) 8.4 ▲ 4.0 ▲ 7.9 58.9 ▲ 38.4 ▲ 28.5 ▲ 11.5
12 内田 美乃里(神奈川) ▲ 3.6 ▲ 31.3 0.0 ▲ 49.8 7.6 58.9 ▲ 18.2
13 二階堂 瑠美(神奈川) ▲ 77.4 29.8 ▲ 45.2 30.4 10.2 32.9 ▲ 19.3
14 優木 美智(福岡) ▲ 36.5 6.5 47.7 23.8 ▲ 21.2 ▲ 46.5 ▲ 26.2
15 吾妻 さおり(東京) 5.9 ▲ 39.6 ▲ 1.9 0.9 29.3 ▲ 22.9 ▲ 28.3
16 中川 由佳梨(大阪) 20.5 4.5 ▲ 10.9 ▲ 41.1 ▲ 0.7 ▲ 5.5 ▲ 33.2
17 澤村 明日華(栃木) ▲ 19.5 23.1 ▲ 29.2 47.3 ▲ 18.3 ▲ 63.3 ▲ 59.9
18 藤井 すみれ(埼玉) ▲ 12.6 ▲ 11.9 ▲ 20.2 10.4 ▲ 31.5 ▲ 27.7 ▲ 93.5
19 平岡 理恵(静岡) ▲ 65.0 20.6 ▲ 23.1 ▲ 37.1 ▲ 16.9 9.4 ▲ 112.1
20 和久津 晶(東京) 38.0 ▲ 35.0 ▲ 12.6 ▲ 52.6 ▲ 82.6 ▲ 2.0 ▲ 146.8

 
緑枠が半荘4回のプレーオフに進出。現女流桜花 宮内こずえに挑戦できるのはこの中から3名となる。
(※石田亜沙巳が棄権のため5位以下が繰り上げ。9位の美波智子までがプレーオフ進出)
赤枠が降級確定。
15位の吾妻さおりは入れ替え戦へ。
A卓 魚谷侑未・二階堂亜樹・清水香織・美波智子
B卓 仲田加南・松岡千晶・斉藤理絵・武石絵里
プレーオフA卓は11月9日(水)17時より配信開始!
実況:日吉辰哉 解説:滝沢和典


放送ページはこちら
 
【九州がアツい】
 
新人王戦では優勝者の藤井崇勝と2年連続決勝進出の弘中栄司が九州本部所属。
惜しくも最強戦ファイナルへの切符を逃した「九州ラーメンの申し子」東谷達矢も記憶に新しい。浜上文吾は前期でB1リーグに昇級。
先日はインターネット麻雀「ロン2」のリアル大会in福岡が開催されたりと、九州本部が盛り上がりを見せている。

100

浜上文吾と本当は山口出身の藤井崇勝

100

弘中栄司、中尾多門

100

ロン2リアル大会の司会を務めた吉田彩乃

100

服部学

100

あれ?先日まで名古屋にいたような…吉井友直

九州本部の決定戦は、日本プロ麻雀連盟チャンネルで配信する予定もあるとか!?

第14期プロクイーン決定戦二日目観戦記 紺野 真太郎

4回戦終了時トータルポイント
童瞳+55.0P 宮内+46.0P 西嶋+22.6P 和久津+19.8P 茅森▲143.4P

茅森まさかの大不調で終了した1日目。5回戦目の抜け番はその茅森。4者にとってはここで抜け出すことが戴冠への近道となるか。

 

 

100
 

5回戦 起家より 宮内 和久津 童瞳 西嶋

東1局、北家西嶋の配牌がいい。

一索三索三索五索七索九筒東東南西白発発  ドラ南

速いわけではないが迷わなくていい。ここに絶好のツモ六索で一気にホンイツへ。5巡目には積極的に発を1鳴き。
その発を鳴かした和久津も1シャンテン。

五万五万五万七万八万七索九索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  ドラ南

高目に決まれば文句なしだが、決まらずも戦う構えか。
先にテンパイを入れたのは和久津。六万九万でリーチを打つ。

五万五万五万七万八万九索九索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ南

三色とはならなかったが、六万九万は悪い待ちではない。
和久津の一発目のツモはドラ表示牌の東。勿論ツモ切りだが、西嶋がポンしてドラを勝負してきた。
西嶋の待ちはカン八索。和久津の待ちの方が強いように思えたが、結果は西嶋のツモ。

 

100

 

和久津の選択は結果には繋がらなかった。また、三色に拘った場合には西嶋のツモアガった八索でテンパイとすることも出来たかもしれないが、ルールや状況を考えればナンセンスか・・

東2局、軽い配牌を手にした親の和久津。ここは仕掛けて2,000。連荘に成功する。

二万三万四万六索七索八索九筒九筒東東  ポン中中中  ロン九筒  ドラ五筒

この後和久津は3局連続リーチで畳みかけるが、アガリには至らず波に乗ることは出来ない。
和久津の親が流れた東3局、今度は宮内が先制リーチ。

三万三万六万七万二索三索四索五索六索七索五筒六筒七筒  リーチ  ドラ五筒

文句なしの勝負手。この時、親童瞳も三色の1シャンテン。和久津が放った現物の九万を仕掛け追いつく。

七索八索九索三筒三筒三筒四筒四筒八筒九筒  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  ドラ五筒

待ちは厳しいが、一発も消せるとなれば必然のチーか。そして、このチーで宮内がツモるはずであった五万を食い下げた。

 

100

 

それでも枚数的にはまだ宮内有利。童瞳も四筒三筒と無スジを勝負し抵抗するが、宮内が安目ながらも八万をツモ。裏ドラも乗り3,000・6,000。ここまでの防戦一方だった劣勢を跳ね返した。

東4局和久津リーチ。流局、1人テンパイ。南1局1本場和久津リーチ。西嶋から2,600。自分が出した供託を回収。決して牌勢に恵まれているとは言えない和久津だが、じりじりと回復させ、いつの間にか2着目に浮上していた。

南2局の親番、ここも仕掛けて出た和久津。1,500だが、宮内から直撃し1,000点差にまで肉薄する。

 

100

 

安く見える上、四筒は通りそうな捨て牌。和久津にしてみれば四筒は余りそう、または山にいると考えられる牌。宮内が注文に嵌った形か。

続く1本場、ここで連荘するようであれば和久津は噴くであろう・・そう感じさせるポイントの局。和久津は真っ直ぐ進め1シャンテン。

五万六万六万七万八万五索六索六索六索七索五筒八筒九筒  ドラ五索

対する西家の西嶋、4巡目リーチ。

 

100

 

西嶋の打ち筋から考えると少し違和感が。悪い意味ではないが、345の三色を見てのテンパイ取らずや、もう一役を求めてのヤミテンとこれまではしてきたような気がしたからである。それだけこの親番を続けさせてはいけないと感じてのことだろうか。そして、この判断が現実に和久津を止めることとなる。

和久津、5巡目ツモ四筒、打九筒。リーチなど無い様である。そして次巡の二索ツモ切りで決着。1,300の点数以上に和久津にとって痛い親落ちとなった。

南3局は和久津を止めた西嶋が1,300・2,600。オーラスを前にトップ目に返り咲く。

一索一索二索三索四索北北  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ポン発発発  ツモ一索  ドラ八筒

しかし、この半荘を制したのは宮内であった。5巡目に一気通貫確定のリーチ。リーチ棒が出たことにより、1,000・2,000でトップになる為リーチを打った和久津との戦いを制して5,200。トータルトップに立つと共に2周目の抜け番選択順1番手を得た。

5回戦終了
宮内+23.8P 西嶋+11.5P 和久津▲11.2P 童瞳▲24.1P

トータルポイント
宮内+69.8P 西嶋+34.1P 童瞳+30.9P 和久津+8.6P 茅森▲143.4P

トータルトップに立った宮内が選んだ抜け番は9回戦目。3日目の初戦だ。最終日のライバル達の動向を見つつ、残り3戦に臨める理想的な抜け番。以下、西嶋は8回戦、童瞳は6回戦、和久津は7回戦を選択。敗退者が決まる10回戦を茅森が押し付けられた格好となった。

 

6回戦 起家より 茅森 和久津 西嶋 宮内

序盤は穏やかな点数移動で迎えた東3局、和久津ノーミスで七対子テンパイ。1枚切れの東で即リーチ。

四万四万五万五万二索二索八筒八筒東北北中中  リーチ  ドラ北

この時1シャンテンであった親の西嶋。リーチ一発目のツモが無情にも東・・

 

100

 

親でもあり好形である程度打点も見える。ツモ切って放銃したとしても何もおかしくは無い。しかし、ここはスジの打三万とし一旦回避。次巡のツモ七万で打三万の続け切りで完全にオリてしまった。これは西嶋のファインプレイ。流局に持ち込んだ。

一方、躱された和久津。止められたとの感触は得ているだろうが、どこ吹く風で、次局キッチリと1,000・2,000でリーチ棒を回収した。

三万四万五万五万六万七万五索七索二筒二筒  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き  ツモ六索  ドラ五万

ここまでほとんどの局でリーチか仕掛けで参加している和久津。南1局、ここも参加料とばかりにリーチ棒を卓上に出した。

四万五万五索六索七索一筒一筒五筒六筒七筒東東東  リーチ  ドラ五筒

これだけ攻撃参加されては周りには和久津が好形か愚形か、高いのか安いのかの判断が難しくなる。結果、引き気味に打たざるを得なくなる。

リーチを受けての宮内。既に七対子でテンパイ。

三万三万四万二索二索四索四索四筒四筒北北発発

和久津の河には四万があり、躱したいところであったが、通って無い七筒を掴むと、七筒に受けかえた。そうすると、今度は14巡目に生牌の東だ。ギブアップでもおかしくない場面であったが、ここは東を打った。そうすると呼応するかの様に次巡のツモは七筒。またもや和久津のリーチは不発に終わった。

2日目に入っても調子が上向いてこない茅森。宮内のリーチを受けての追いかけリーチが渾身の手。

六万六万六万八万八万二索二索二索白白白中中  ドラ二筒

山にはまだ中がいる。しかし、茅森のツモが回ってくる前に西嶋のアガリで局が終わってしまう。

 

100

 

なかなか上昇のきっかけを掴めない・・

南3局親の西嶋テンパイ1番乗り。

三万四万三索四索一筒一筒四筒五筒五筒五筒六筒七筒八筒  ツモ五万  ドラ六万

リーチでも不思議はないが、ここは落ち着いて打一筒のテンパイ取らず。次巡ツモ五索。見ようによってはアガリ逃し。だが、西嶋にとってはこれが最初のテンパイ形と同様。ためらわずリーチ。九筒ツモであったが、裏ドラが1枚乗り2,600オール。

これで40,000点を超えトップ目前と思われたが、1本場、和久津が4巡目リーチで3,000・6,000。

三索三索六索七索八索二筒三筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ二筒  ドラ六筒  裏北

更にオーラス親の宮内が3巡目リーチからの6,000オール。

二万二万三万四万五万五万六万七万六索七索八索三筒四筒  リーチ  ツモ五筒  ドラ三万  裏三筒

西嶋は3着まで転落。女流トップの強さを見せつけられる結果となった。

6回戦終了
和久津+26.6P 宮内+13.2P 西嶋▲8.0P 茅森▲31.8P

トータルポイント
宮内+83.0P 和久津+35.2P 童瞳+30.9P 西嶋+26.1P 茅森▲175.2P

 

7回戦 起家から 西嶋 茅森 童瞳 宮内

初日に比べれば断然、落ち着き、らしく打てている西嶋。ここも気負うことなくリーチ。

二万三万四万四万五万六万二索三索四索四索五索四筒四筒  リーチ  ドラ八筒

役無しカン五万のテンパイを入れていた童瞳。西嶋の現物の七筒をチーし打一筒。メンツをスライドさせ役有りに移行。

四万六万八万八万八万五索五索二筒三筒四筒  チー七筒 左向き五筒 上向き六筒 上向き

カン五万から二万五万に変化し捌きに行っていたが三索が捕まり5,800の放銃。どうにも気合が空回り・・深い踏み込みはリスクが伴うのは覚悟の上であろうが、一歩引く柔らかさを覚えれば更に成長するであろう。

少し飛んで東4局、この7回戦ここまでは苦戦の宮内。親番を迎えてもこの苦しい配牌。

二万四万一索二索四索五索一筒六筒東南西北発中  ドラ二筒

あと1牌あれば九種九牌で流せたが、これではそうはいかない。それがどこでどうなったのかこうなるので麻雀は面白いし、恐ろしい。

 

100

 

攻守のメリハリが効いている宮内。こういう手が入るのも我慢があってのことだろうか。

南1局10巡目、茅森リーチ。

四万五万六万二索三索四索七索七索七索六筒六筒南南  リーチ  ドラ九筒

茅森が相手なら勝負になると踏んだか童瞳が追いかけた。

三万三万三万五万六万二索三索四索一筒二筒三筒中中

2件リーチに挟まれた親の西嶋。安全に進めるならば北のトイツ落としか・・

 

100

 

だが、ここを勝負所と見たか、西嶋はカン八筒で3本目のリーチ棒を卓に置いた。決着はあっけなく着いた。童瞳のツモは八筒であった。リーチ一発ドラ1で7,700。更には南3局にこの4,000・8,000。宮内を逆転し、反対に大きく突き放す。

 

100

 

それでも簡単にトップを取らせてくれないのが現女流桜花の宮内。テンパイ連荘の後の1本場、この3,900で差を詰める。

二万三万三万四万五万五筒六筒七筒南南南西西  リーチ  ロン一万  ドラ八索  裏東

南4局2本場2巡目、西嶋が以下の形から動く。

六万七万六索七索八索二筒五筒五筒東南白発発  ドラ五索

オーラストップ目であることを考えれば普通なのかもしれないが、どうもそうは思えない。どこか焦りを感じてしまう。この手では周りからの反撃を受けた時に回ることが難しいからである。結果、下家の茅森に好牌が流れ込みリーチを受けることになる。

三万四万五万六万七万八万八万二索三索四索五索六索七索  リーチ

茅森からしても、この手をアガることが出来ればラス抜けが叶う。それよりも喉から手が出る程欲しいであろう浮上のきっかけになりえる。

西嶋はカン三筒テンパイ。茅森の捨て牌に六筒がある程度で、アガリには少し厳しい形。詰め寄られたとはいえ、宮内とはまだ7,200点リードしている。本当に苦しいのは宮内の方の筈だ。そこを冷静に考えられれば回避することが出来たかもしれない。しかし、西嶋は引いてきた二万を河に放ってしまった。

麻雀とは良く出来たゲームであると聞くが、このような場面を見ると本当にそう思う。焦りから生まれた、ほんの少しの逃げの気持ち。楽になりたいが故の無謀。結果は正直である。

西嶋にとっての救いは次の8回戦は抜け番で今日はもう打たないことか。最終日に向けて切り替える時間を得ることは大きいであろう。

7回戦終了
宮内+26.1P 西嶋+40.8P 茅森▲13.2P 童瞳▲27.6P

トータルポイント
宮内+109.1P 西嶋+40.8P 和久津+35.2P 童瞳+3.3P 茅森▲188.4P

 

8回戦 起家から 茅森 宮内 和久津 童瞳

7回戦オーラスで満貫をアガリ3着となった茅森。トータルポイントからも苦しい立場に変わりはないが、それでも潰され続けたリーチが成就したのはホッとしたであろうか。
10回戦が抜け番となる為、あと半荘2回で最低1名は捕まえないといけない茅森。この8回戦は東1局からエンジン全開となった。

9巡目にリーチ。その手牌は

四万四万四万五万五万二索二索二索東東東西西  リーチ  ドラ四万

ダブ東ドラ3のツモリ四暗刻。出アガリでも24,000からの大物手だ。対抗したのは童瞳。12巡目にこちらもツモリ四暗刻テンパイ。

三万六万九万九万九万一索一索六索六索六索七筒七筒七筒  ツモ六万

しかし、こちらは直前に六万が立て続けに切られ、一索も2枚切られていることから空テン。六万をツモ切りし、当然のテンパイ取らず。だが、この空テン、テンパイ取らずが功を奏す。この六万に茅森の当り牌五万がくっつきテンパイ復活。そして、仕掛けて捌きに出ていた和久津から七万で3,200のアガリ。茅森の手が開かれることは無かった。もし六万か1が1枚でも残っていたらポイント差を考え四暗刻に向かっていたであろう。そうすると五万を勝負する形となり茅森のアガリとなっていた可能性が強い。24,000の直撃と順位点で80ポイント弱を一気に詰められていたとこであった。

親の大物手を潰された茅森。東2局配牌。

一万二万三万四万五万六万一索三索二筒五筒六筒九筒九筒  ドラ北

ダブリーチャンス。ここまでの7戦が嘘の様に手が入りだした。第1ツモは一筒。打五筒で三色へ。

7巡目、和久津リーチ。七対子八万単騎。

七万七万八万七索七索八索八索七筒七筒八筒八筒白白

同巡茅森追いつく。狙い通りの三色リーチ。

一万二万三万四万五万六万一索三索一筒二筒三筒九筒九筒  リーチ

ここまで何度も競り負けてきた茅森であったが、ここは和久津に競り勝った。裏ドラも1枚乗り8,000。風向きが完全に変わった。

東3局。今度は宮内がリーチ。

四万五万五万五万七万八万九万四索五索六索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ発

茅森は1シャンテン。

六万七万八万七索八索二筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒発

宮内、この3面張が出ないし、ツモれない。そうしているうちに茅森、ドラの発を重ねて追いかけリーチ。もうこの時には嫌な予感しかしなかったであろう宮内。一発で九索を掴み8,000の放銃となった。

東4局1本場、またもや茅森のリーチ。そして、またもやの勝負手。

二万三万四万五万六万七万五索六索六索六索七索六筒七筒  ドラ七万

宮内にも小三元が入っていたが、ツモ切ったのは茅森。高目五筒で3,000・6,000。

何が起こったのだろうか。今まで全く勝てる気がしなかった茅森が、今は誰にも負ける気がしない。

南3局茅森またも三色リーチ。

三万四万五万六万七万三索四索五索二筒二筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ九万

ただ、この時は宮内にも大物手が入っていた。

一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒白白発発

終了後、この時の選択を宮内は悔やんでいた。確かにポイント差や結果から考えればオリる方が得かもしれない。
人によっては行く必要がないと言うかもしれない。だが、ベスト8、決定戦と戦ってきた中でこの様な手をしっかり打ち切れるからこそトータルトップに立っているように思えた。

 

100

 

8回戦終了
茅森+46.7P 和久津▲2.9P 童瞳▲16.4P 宮内▲27.4P

トータルポイント
宮内+81.7P 西嶋+40.8P 和久津+32.3P 童瞳▲13.1P 茅森▲141.7P

10回戦が抜け番となる茅森は次の9回戦で+100Pくらいは最低でも欲しいところ。奇跡に近いと言うより奇跡そのものだが、過去に例がない訳ではない。
前年覇者童瞳は強気の攻めが少し裏目に出ている感じ。
決して好調とは言えない和久津だが、それでもこの位置につけているのはさすがとしか言えず、西嶋の戦いぶりは健闘の域を越えており、半荘を重ねるごとに成長している様。
初の女流2冠を目指す宮内は現女流桜花として恥ずかしくない堂々の麻雀を見せている。

泣いても笑っても残すは半荘4回。プロクイーンの座に就くのは誰であろうか。

プロクイーン決定戦 決勝観戦記/第14期プロクイーン決定戦二日目観戦記 紺野 真太郎

4回戦終了時トータルポイント
童瞳+55.0P 宮内+46.0P 西嶋+22.6P 和久津+19.8P 茅森▲143.4P
茅森まさかの大不調で終了した1日目。5回戦目の抜け番はその茅森。4者にとってはここで抜け出すことが戴冠への近道となるか。
 
 
100
 
5回戦 起家より 宮内 和久津 童瞳 西嶋
東1局、北家西嶋の配牌がいい。
一索三索三索五索七索九筒東東南西白発発  ドラ南
速いわけではないが迷わなくていい。ここに絶好のツモ六索で一気にホンイツへ。5巡目には積極的に発を1鳴き。
その発を鳴かした和久津も1シャンテン。
五万五万五万七万八万七索九索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  ドラ南
高目に決まれば文句なしだが、決まらずも戦う構えか。
先にテンパイを入れたのは和久津。六万九万でリーチを打つ。
五万五万五万七万八万九索九索五筒六筒七筒七筒八筒九筒  リーチ  ドラ南
三色とはならなかったが、六万九万は悪い待ちではない。
和久津の一発目のツモはドラ表示牌の東。勿論ツモ切りだが、西嶋がポンしてドラを勝負してきた。
西嶋の待ちはカン八索。和久津の待ちの方が強いように思えたが、結果は西嶋のツモ。
 
100
 
和久津の選択は結果には繋がらなかった。また、三色に拘った場合には西嶋のツモアガった八索でテンパイとすることも出来たかもしれないが、ルールや状況を考えればナンセンスか・・
東2局、軽い配牌を手にした親の和久津。ここは仕掛けて2,000。連荘に成功する。
二万三万四万六索七索八索九筒九筒東東  ポン中中中  ロン九筒  ドラ五筒
この後和久津は3局連続リーチで畳みかけるが、アガリには至らず波に乗ることは出来ない。
和久津の親が流れた東3局、今度は宮内が先制リーチ。
三万三万六万七万二索三索四索五索六索七索五筒六筒七筒  リーチ  ドラ五筒
文句なしの勝負手。この時、親童瞳も三色の1シャンテン。和久津が放った現物の九万を仕掛け追いつく。
七索八索九索三筒三筒三筒四筒四筒八筒九筒  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  ドラ五筒
待ちは厳しいが、一発も消せるとなれば必然のチーか。そして、このチーで宮内がツモるはずであった五万を食い下げた。
 
100
 
それでも枚数的にはまだ宮内有利。童瞳も四筒三筒と無スジを勝負し抵抗するが、宮内が安目ながらも八万をツモ。裏ドラも乗り3,000・6,000。ここまでの防戦一方だった劣勢を跳ね返した。
東4局和久津リーチ。流局、1人テンパイ。南1局1本場和久津リーチ。西嶋から2,600。自分が出した供託を回収。決して牌勢に恵まれているとは言えない和久津だが、じりじりと回復させ、いつの間にか2着目に浮上していた。
南2局の親番、ここも仕掛けて出た和久津。1,500だが、宮内から直撃し1,000点差にまで肉薄する。
 
100
 
安く見える上、四筒は通りそうな捨て牌。和久津にしてみれば四筒は余りそう、または山にいると考えられる牌。宮内が注文に嵌った形か。
続く1本場、ここで連荘するようであれば和久津は噴くであろう・・そう感じさせるポイントの局。和久津は真っ直ぐ進め1シャンテン。
五万六万六万七万八万五索六索六索六索七索五筒八筒九筒  ドラ五索
対する西家の西嶋、4巡目リーチ。
 
100
 
西嶋の打ち筋から考えると少し違和感が。悪い意味ではないが、345の三色を見てのテンパイ取らずや、もう一役を求めてのヤミテンとこれまではしてきたような気がしたからである。それだけこの親番を続けさせてはいけないと感じてのことだろうか。そして、この判断が現実に和久津を止めることとなる。
和久津、5巡目ツモ四筒、打九筒。リーチなど無い様である。そして次巡の二索ツモ切りで決着。1,300の点数以上に和久津にとって痛い親落ちとなった。
南3局は和久津を止めた西嶋が1,300・2,600。オーラスを前にトップ目に返り咲く。
一索一索二索三索四索北北  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ポン発発発  ツモ一索  ドラ八筒
しかし、この半荘を制したのは宮内であった。5巡目に一気通貫確定のリーチ。リーチ棒が出たことにより、1,000・2,000でトップになる為リーチを打った和久津との戦いを制して5,200。トータルトップに立つと共に2周目の抜け番選択順1番手を得た。
5回戦終了
宮内+23.8P 西嶋+11.5P 和久津▲11.2P 童瞳▲24.1P
トータルポイント
宮内+69.8P 西嶋+34.1P 童瞳+30.9P 和久津+8.6P 茅森▲143.4P
トータルトップに立った宮内が選んだ抜け番は9回戦目。3日目の初戦だ。最終日のライバル達の動向を見つつ、残り3戦に臨める理想的な抜け番。以下、西嶋は8回戦、童瞳は6回戦、和久津は7回戦を選択。敗退者が決まる10回戦を茅森が押し付けられた格好となった。
 
6回戦 起家より 茅森 和久津 西嶋 宮内
序盤は穏やかな点数移動で迎えた東3局、和久津ノーミスで七対子テンパイ。1枚切れの東で即リーチ。
四万四万五万五万二索二索八筒八筒東北北中中  リーチ  ドラ北
この時1シャンテンであった親の西嶋。リーチ一発目のツモが無情にも東・・
 
100
 
親でもあり好形である程度打点も見える。ツモ切って放銃したとしても何もおかしくは無い。しかし、ここはスジの打三万とし一旦回避。次巡のツモ七万で打三万の続け切りで完全にオリてしまった。これは西嶋のファインプレイ。流局に持ち込んだ。
一方、躱された和久津。止められたとの感触は得ているだろうが、どこ吹く風で、次局キッチリと1,000・2,000でリーチ棒を回収した。
三万四万五万五万六万七万五索七索二筒二筒  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き  ツモ六索  ドラ五万
ここまでほとんどの局でリーチか仕掛けで参加している和久津。南1局、ここも参加料とばかりにリーチ棒を卓上に出した。
四万五万五索六索七索一筒一筒五筒六筒七筒東東東  リーチ  ドラ五筒
これだけ攻撃参加されては周りには和久津が好形か愚形か、高いのか安いのかの判断が難しくなる。結果、引き気味に打たざるを得なくなる。
リーチを受けての宮内。既に七対子でテンパイ。
三万三万四万二索二索四索四索四筒四筒北北発発
和久津の河には四万があり、躱したいところであったが、通って無い七筒を掴むと、七筒に受けかえた。そうすると、今度は14巡目に生牌の東だ。ギブアップでもおかしくない場面であったが、ここは東を打った。そうすると呼応するかの様に次巡のツモは七筒。またもや和久津のリーチは不発に終わった。
2日目に入っても調子が上向いてこない茅森。宮内のリーチを受けての追いかけリーチが渾身の手。
六万六万六万八万八万二索二索二索白白白中中  ドラ二筒
山にはまだ中がいる。しかし、茅森のツモが回ってくる前に西嶋のアガリで局が終わってしまう。
 
100
 
なかなか上昇のきっかけを掴めない・・
南3局親の西嶋テンパイ1番乗り。
三万四万三索四索一筒一筒四筒五筒五筒五筒六筒七筒八筒  ツモ五万  ドラ六万
リーチでも不思議はないが、ここは落ち着いて打一筒のテンパイ取らず。次巡ツモ五索。見ようによってはアガリ逃し。だが、西嶋にとってはこれが最初のテンパイ形と同様。ためらわずリーチ。九筒ツモであったが、裏ドラが1枚乗り2,600オール。
これで40,000点を超えトップ目前と思われたが、1本場、和久津が4巡目リーチで3,000・6,000。
三索三索六索七索八索二筒三筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ二筒  ドラ六筒  裏北
更にオーラス親の宮内が3巡目リーチからの6,000オール。
二万二万三万四万五万五万六万七万六索七索八索三筒四筒  リーチ  ツモ五筒  ドラ三万  裏三筒
西嶋は3着まで転落。女流トップの強さを見せつけられる結果となった。
6回戦終了
和久津+26.6P 宮内+13.2P 西嶋▲8.0P 茅森▲31.8P
トータルポイント
宮内+83.0P 和久津+35.2P 童瞳+30.9P 西嶋+26.1P 茅森▲175.2P
 
7回戦 起家から 西嶋 茅森 童瞳 宮内
初日に比べれば断然、落ち着き、らしく打てている西嶋。ここも気負うことなくリーチ。
二万三万四万四万五万六万二索三索四索四索五索四筒四筒  リーチ  ドラ八筒
役無しカン五万のテンパイを入れていた童瞳。西嶋の現物の七筒をチーし打一筒。メンツをスライドさせ役有りに移行。
四万六万八万八万八万五索五索二筒三筒四筒  チー七筒 左向き五筒 上向き六筒 上向き
カン五万から二万五万に変化し捌きに行っていたが三索が捕まり5,800の放銃。どうにも気合が空回り・・深い踏み込みはリスクが伴うのは覚悟の上であろうが、一歩引く柔らかさを覚えれば更に成長するであろう。
少し飛んで東4局、この7回戦ここまでは苦戦の宮内。親番を迎えてもこの苦しい配牌。
二万四万一索二索四索五索一筒六筒東南西北発中  ドラ二筒
あと1牌あれば九種九牌で流せたが、これではそうはいかない。それがどこでどうなったのかこうなるので麻雀は面白いし、恐ろしい。
 
100
 
攻守のメリハリが効いている宮内。こういう手が入るのも我慢があってのことだろうか。
南1局10巡目、茅森リーチ。
四万五万六万二索三索四索七索七索七索六筒六筒南南  リーチ  ドラ九筒
茅森が相手なら勝負になると踏んだか童瞳が追いかけた。
三万三万三万五万六万二索三索四索一筒二筒三筒中中
2件リーチに挟まれた親の西嶋。安全に進めるならば北のトイツ落としか・・
 
100
 
だが、ここを勝負所と見たか、西嶋はカン八筒で3本目のリーチ棒を卓に置いた。決着はあっけなく着いた。童瞳のツモは八筒であった。リーチ一発ドラ1で7,700。更には南3局にこの4,000・8,000。宮内を逆転し、反対に大きく突き放す。
 
100
 
それでも簡単にトップを取らせてくれないのが現女流桜花の宮内。テンパイ連荘の後の1本場、この3,900で差を詰める。
二万三万三万四万五万五筒六筒七筒南南南西西  リーチ  ロン一万  ドラ八索  裏東
南4局2本場2巡目、西嶋が以下の形から動く。
六万七万六索七索八索二筒五筒五筒東南白発発  ドラ五索
オーラストップ目であることを考えれば普通なのかもしれないが、どうもそうは思えない。どこか焦りを感じてしまう。この手では周りからの反撃を受けた時に回ることが難しいからである。結果、下家の茅森に好牌が流れ込みリーチを受けることになる。
三万四万五万六万七万八万八万二索三索四索五索六索七索  リーチ
茅森からしても、この手をアガることが出来ればラス抜けが叶う。それよりも喉から手が出る程欲しいであろう浮上のきっかけになりえる。
西嶋はカン三筒テンパイ。茅森の捨て牌に六筒がある程度で、アガリには少し厳しい形。詰め寄られたとはいえ、宮内とはまだ7,200点リードしている。本当に苦しいのは宮内の方の筈だ。そこを冷静に考えられれば回避することが出来たかもしれない。しかし、西嶋は引いてきた二万を河に放ってしまった。
麻雀とは良く出来たゲームであると聞くが、このような場面を見ると本当にそう思う。焦りから生まれた、ほんの少しの逃げの気持ち。楽になりたいが故の無謀。結果は正直である。
西嶋にとっての救いは次の8回戦は抜け番で今日はもう打たないことか。最終日に向けて切り替える時間を得ることは大きいであろう。
7回戦終了
宮内+26.1P 西嶋+40.8P 茅森▲13.2P 童瞳▲27.6P
トータルポイント
宮内+109.1P 西嶋+40.8P 和久津+35.2P 童瞳+3.3P 茅森▲188.4P
 
8回戦 起家から 茅森 宮内 和久津 童瞳
7回戦オーラスで満貫をアガリ3着となった茅森。トータルポイントからも苦しい立場に変わりはないが、それでも潰され続けたリーチが成就したのはホッとしたであろうか。
10回戦が抜け番となる為、あと半荘2回で最低1名は捕まえないといけない茅森。この8回戦は東1局からエンジン全開となった。
9巡目にリーチ。その手牌は
四万四万四万五万五万二索二索二索東東東西西  リーチ  ドラ四万
ダブ東ドラ3のツモリ四暗刻。出アガリでも24,000からの大物手だ。対抗したのは童瞳。12巡目にこちらもツモリ四暗刻テンパイ。
三万六万九万九万九万一索一索六索六索六索七筒七筒七筒  ツモ六万
しかし、こちらは直前に六万が立て続けに切られ、一索も2枚切られていることから空テン。六万をツモ切りし、当然のテンパイ取らず。だが、この空テン、テンパイ取らずが功を奏す。この六万に茅森の当り牌五万がくっつきテンパイ復活。そして、仕掛けて捌きに出ていた和久津から七万で3,200のアガリ。茅森の手が開かれることは無かった。もし六万か1が1枚でも残っていたらポイント差を考え四暗刻に向かっていたであろう。そうすると五万を勝負する形となり茅森のアガリとなっていた可能性が強い。24,000の直撃と順位点で80ポイント弱を一気に詰められていたとこであった。
親の大物手を潰された茅森。東2局配牌。
一万二万三万四万五万六万一索三索二筒五筒六筒九筒九筒  ドラ北
ダブリーチャンス。ここまでの7戦が嘘の様に手が入りだした。第1ツモは一筒。打五筒で三色へ。
7巡目、和久津リーチ。七対子八万単騎。
七万七万八万七索七索八索八索七筒七筒八筒八筒白白
同巡茅森追いつく。狙い通りの三色リーチ。
一万二万三万四万五万六万一索三索一筒二筒三筒九筒九筒  リーチ
ここまで何度も競り負けてきた茅森であったが、ここは和久津に競り勝った。裏ドラも1枚乗り8,000。風向きが完全に変わった。
東3局。今度は宮内がリーチ。
四万五万五万五万七万八万九万四索五索六索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ発
茅森は1シャンテン。
六万七万八万七索八索二筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒発
宮内、この3面張が出ないし、ツモれない。そうしているうちに茅森、ドラの発を重ねて追いかけリーチ。もうこの時には嫌な予感しかしなかったであろう宮内。一発で九索を掴み8,000の放銃となった。
東4局1本場、またもや茅森のリーチ。そして、またもやの勝負手。
二万三万四万五万六万七万五索六索六索六索七索六筒七筒  ドラ七万
宮内にも小三元が入っていたが、ツモ切ったのは茅森。高目五筒で3,000・6,000。
何が起こったのだろうか。今まで全く勝てる気がしなかった茅森が、今は誰にも負ける気がしない。
南3局茅森またも三色リーチ。
三万四万五万六万七万三索四索五索二筒二筒三筒四筒五筒  リーチ  ドラ九万
ただ、この時は宮内にも大物手が入っていた。
一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒白白発発
終了後、この時の選択を宮内は悔やんでいた。確かにポイント差や結果から考えればオリる方が得かもしれない。
人によっては行く必要がないと言うかもしれない。だが、ベスト8、決定戦と戦ってきた中でこの様な手をしっかり打ち切れるからこそトータルトップに立っているように思えた。
 
100
 
8回戦終了
茅森+46.7P 和久津▲2.9P 童瞳▲16.4P 宮内▲27.4P
トータルポイント
宮内+81.7P 西嶋+40.8P 和久津+32.3P 童瞳▲13.1P 茅森▲141.7P
10回戦が抜け番となる茅森は次の9回戦で+100Pくらいは最低でも欲しいところ。奇跡に近いと言うより奇跡そのものだが、過去に例がない訳ではない。
前年覇者童瞳は強気の攻めが少し裏目に出ている感じ。
決して好調とは言えない和久津だが、それでもこの位置につけているのはさすがとしか言えず、西嶋の戦いぶりは健闘の域を越えており、半荘を重ねるごとに成長している様。
初の女流2冠を目指す宮内は現女流桜花として恥ずかしくない堂々の麻雀を見せている。
泣いても笑っても残すは半荘4回。プロクイーンの座に就くのは誰であろうか。

第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第7節レポート

Aリーグ第7節:坂本誠裕

少し寒くなった頃、3分の2となる第7節が開催されました。

A1卓(米川・辻本・西原・貫上)

混戦の2位、3位争いを貫上が抜け出すかが見所です。
結果は、貫上が圧巻の+83ポイント
ここまで安定の試合展開からここにきてのエンジン全開、花岡の背中に迫るトータル+173.6Pの単独の2位となりました。

A2卓(勝間・森下・藤川・佐々木)
こちらも混戦の2位、3位争いの森下がプラスを伸ばせるのか?また、他の3人もマイナスを返して、残り3節に繋げられるのでしょうか?
結果は、勝間がマイナスをほぼ返済し、森下はプラスを伸ばして、3位争いに絡む+110.5Pの4位となりました。

A3卓(坂本・仁科・上村・花岡)
断トツの1位の花岡がさらにプラスを伸ばすのか?坂本が決定戦出場資格となる、2位、3位になるためにプラスを伸ばせるのでしょうか。
1回戦は爆発力のある仁科が大きなプラスをたたき、2回戦は、安定の花岡がトップをとり、仁科が+53.2P、花岡+28.6Pに対して、坂本は▲30.8Pと苦しい展開でした。
残り2回戦で、坂本が+35.9Pと巻き返し、トータル3位となりました。
貫禄の1位花岡、2位貫上に対して、今期昇級組の森下、坂本がどこまで食い下がれるかが今後の見所になりそうです。

 

Bリーグ第7節:吉田圭吾

B-1(掛樋、高谷、城、吉田哲)
B-2(上村、吉田圭、山室、稲岡)
B-3(吉本、原田、宮田、中川)
B-4(中安、筒井、松永、山中)

東2局 北家

一万一万二万二万四万四万五万八万八万九万九万北北  ロン五万  ドラ四索

稲岡から8,000のアガリをものにしこの半荘トップを取って絶好調となりました。続く2、3回戦も吉田圭が3連勝をしました。
体調が悪く調子が悪そうだった稲岡でしたが、4回戦目親でドラ単騎七対子をツモアガリ、この半荘大きくトップを取ってマイナス10.2Pにおさえた。

四万四万七万七万四索八索八索二筒二筒八筒八筒西西  ツモ四索  ドラ四索

いよいよBリーグも後半戦に突入し上位陣が接戦になってきました。
トップを走る山中が168.5P、2位の宮田が114.7P、3位の松永が107.4P、4位の吉田圭が101.2P、5位の稲岡が80.9Pとなりトップの山中を4人がどう交わすのか、また山中がトップの座をどう死守するのか楽しみです。

 

Cリーグ第2節:坂上優

『リーチ/ヤミテン』という視点からレポートを作成します。
Aルールでは、この判断が特に重要です。
一発赤カン裏ありの、即リーチとは全く違います。
1回戦 東2局
終盤になり、稲垣、長尾はそれぞれタンヤオの仕掛けがあります。
親の川上の捨て牌は中盤に六索を捨てていました。
そして九索をあっさりツモ、4,000オール。

五万五万六索六索九索五筒五筒六筒六筒西西発発  ツモ九索  ドラ五筒

タンヤオ仕掛けの場で隙を狙った冷静なアガリ、私ならリーチをかけてしまいます。
リーチをかけていれば、稲垣や長尾は果たして鳴いていたでしょうか。
きっちりアガリきることを視野に入れた冷静な判断だと思います。

3回戦 東2局
6巡目に川上がリーチと出てきます。
早いうえに好調の川上のリーチにやばいと感じた矢先に、9巡目あっさり八万をツモられて、3,000・6,000。

二万二万六万七万二索二索二索四索五索六索二筒三筒四筒  ツモ八万  ドラ二索

ドラが入って跳満まで視野に入れた最高のアガリ方です。アガるべくしてアガったと思います。これでこの後戦いやすくなりました。

 

C2リーグ第2節:南田明宏

少しずつ秋が深まり、金木犀の花が咲き始めました。リーグは2節です。
2卓 1回戦 (起家から高橋・福原・吉田(拓)・中島)

東2局1本場

六索七索八索南南南白白中中  ポン発発発  ロン白

高橋が中島から12,000を出アガリ、この半荘トップを取ります。
2回戦も高橋の勢いが続き、迎えた3回戦、今節からC2リーグに参戦した福原が反撃に出ました。

3回戦 (中島・福原・高橋・前川)
南1局1本場
福原の手牌

一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索白発発  ドラ白

10巡目に前川からでた1枚目の發に動かなかった。2巡後に発を引き入れ打白としました。

一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索発発発

前川から三索を出アガリ、この半荘を逆転でトップとなりました。
この後も福原が4回戦を1人浮き、5回戦もトップを取り圧巻の麻雀でした。

関西プロリーグ レポート/第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第7節レポート

Aリーグ第7節:坂本誠裕
少し寒くなった頃、3分の2となる第7節が開催されました。
A1卓(米川・辻本・西原・貫上)
混戦の2位、3位争いを貫上が抜け出すかが見所です。
結果は、貫上が圧巻の+83ポイント
ここまで安定の試合展開からここにきてのエンジン全開、花岡の背中に迫るトータル+173.6Pの単独の2位となりました。
A2卓(勝間・森下・藤川・佐々木)
こちらも混戦の2位、3位争いの森下がプラスを伸ばせるのか?また、他の3人もマイナスを返して、残り3節に繋げられるのでしょうか?
結果は、勝間がマイナスをほぼ返済し、森下はプラスを伸ばして、3位争いに絡む+110.5Pの4位となりました。
A3卓(坂本・仁科・上村・花岡)
断トツの1位の花岡がさらにプラスを伸ばすのか?坂本が決定戦出場資格となる、2位、3位になるためにプラスを伸ばせるのでしょうか。
1回戦は爆発力のある仁科が大きなプラスをたたき、2回戦は、安定の花岡がトップをとり、仁科が+53.2P、花岡+28.6Pに対して、坂本は▲30.8Pと苦しい展開でした。
残り2回戦で、坂本が+35.9Pと巻き返し、トータル3位となりました。
貫禄の1位花岡、2位貫上に対して、今期昇級組の森下、坂本がどこまで食い下がれるかが今後の見所になりそうです。
 
Bリーグ第7節:吉田圭吾
B-1(掛樋、高谷、城、吉田哲)
B-2(上村、吉田圭、山室、稲岡)
B-3(吉本、原田、宮田、中川)
B-4(中安、筒井、松永、山中)
東2局 北家
一万一万二万二万四万四万五万八万八万九万九万北北  ロン五万  ドラ四索
稲岡から8,000のアガリをものにしこの半荘トップを取って絶好調となりました。続く2、3回戦も吉田圭が3連勝をしました。
体調が悪く調子が悪そうだった稲岡でしたが、4回戦目親でドラ単騎七対子をツモアガリ、この半荘大きくトップを取ってマイナス10.2Pにおさえた。
四万四万七万七万四索八索八索二筒二筒八筒八筒西西  ツモ四索  ドラ四索
いよいよBリーグも後半戦に突入し上位陣が接戦になってきました。
トップを走る山中が168.5P、2位の宮田が114.7P、3位の松永が107.4P、4位の吉田圭が101.2P、5位の稲岡が80.9Pとなりトップの山中を4人がどう交わすのか、また山中がトップの座をどう死守するのか楽しみです。
 
Cリーグ第2節:坂上優
『リーチ/ヤミテン』という視点からレポートを作成します。
Aルールでは、この判断が特に重要です。
一発赤カン裏ありの、即リーチとは全く違います。
1回戦 東2局
終盤になり、稲垣、長尾はそれぞれタンヤオの仕掛けがあります。
親の川上の捨て牌は中盤に六索を捨てていました。
そして九索をあっさりツモ、4,000オール。
五万五万六索六索九索五筒五筒六筒六筒西西発発  ツモ九索  ドラ五筒
タンヤオ仕掛けの場で隙を狙った冷静なアガリ、私ならリーチをかけてしまいます。
リーチをかけていれば、稲垣や長尾は果たして鳴いていたでしょうか。
きっちりアガリきることを視野に入れた冷静な判断だと思います。
3回戦 東2局
6巡目に川上がリーチと出てきます。
早いうえに好調の川上のリーチにやばいと感じた矢先に、9巡目あっさり八万をツモられて、3,000・6,000。
二万二万六万七万二索二索二索四索五索六索二筒三筒四筒  ツモ八万  ドラ二索
ドラが入って跳満まで視野に入れた最高のアガリ方です。アガるべくしてアガったと思います。これでこの後戦いやすくなりました。
 
C2リーグ第2節:南田明宏
少しずつ秋が深まり、金木犀の花が咲き始めました。リーグは2節です。
2卓 1回戦 (起家から高橋・福原・吉田(拓)・中島)
東2局1本場
六索七索八索南南南白白中中  ポン発発発  ロン白
高橋が中島から12,000を出アガリ、この半荘トップを取ります。
2回戦も高橋の勢いが続き、迎えた3回戦、今節からC2リーグに参戦した福原が反撃に出ました。
3回戦 (中島・福原・高橋・前川)
南1局1本場
福原の手牌
一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索白発発  ドラ白
10巡目に前川からでた1枚目の發に動かなかった。2巡後に発を引き入れ打白としました。
一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索発発発
前川から三索を出アガリ、この半荘を逆転でトップとなりました。
この後も福原が4回戦を1人浮き、5回戦もトップを取り圧巻の麻雀でした。

麻雀日本シリーズ2016 決勝レポート 黒木 真生

100

白鳥翔くん、ごめんなさい。

プレーオフのレポートで「サスペンダーやウソ泣きで自己演出しているパッケージ野郎ではないことを証明したいところ」と書いてしまったのだが、これは本当にそうではないと分かっているからそう書いた。言い訳がましいかもしれないが、勝って証明してくれると期待していた。しかし、結果は非常に申し訳ないことになってしまったのだった。

いつもは白鳥がいるとイジってしまうのだが、対局の日は誰も選手に話しかけない。
必要最低限の会話しかしない決まりというか、私たちの常識である。
当然、白鳥も真剣な面持ちで試合開始を待っていた。

1回戦が終わり、白鳥のムードが悪い。
本人の麻雀が充実していないわけではないのだが、簡単に言えばツキがない。
そしてそのまま、最後までチャンスらしいチャンスがなく終わってしまった。

私は「しまったなー」と思っていた。
もちろん、そんな原稿を彼が読んだからといって勝負に影響するとは思っていない。
本人も「あの野郎」とちょっと思っただけだろうが、結果がこうなると、私が低級な「呪い」をかけてしまったような気分になる。

表彰式が終わった後、廊下で白鳥に謝った。
「悪かったな」と私が言うと、すかさず「本当ですよもう!A級戦犯です!」と言ってきた。
彼も一応は気にしていたのだった。
私は「A級戦犯というのは罪の重さではなく分類のことやで」とくだらない返しをしたのだが、白鳥は「そんなんどうでもいいんですよ!だいたい、おいしいからウソ泣きしろよとか言ってきたの、黒木さんじゃないですか!」と言ってきた。
「お前あれ、ウソ泣きやったんか」
さすがにビックリしたが、
「ウソ泣きなわけないでしょ!逆にもっと早く泣きそうだったのを我慢してたんですよ!」

彼は慶應義塾大学を卒業している割には話にまとまりがなく、何を主張したいのかよくわからないところもあるが、とにかく私の書いたものを読んで傷ついたようだった。
私は再度、彼に謝罪した。ちょっと設定したハードルがイジワル過ぎたなーと。
そして彼のファンの方々にもお詫びしたいと思い、わざわざ冒頭に書かせていただいた。
あらためて、ごめんなさい。

さて、まだ白鳥がひどい目に会うことを知らなかった私は、第1回戦を、仕事を忘れて楽しんでいた。

最初にリードしたのは多井隆晴プロだった。
多井プロは元連盟員で私の先輩なのだが、とにかく勉強熱心な方だった。
牌譜を研究し、麻雀を極めようと必死になっているようだった。当然、対戦相手のことも、可能な限り知ろうと努力する人だった。

約10年前、多井プロはわけあって連盟を辞めることになった。アマチュアへの競技麻雀普及活動の団体設立が目的だったが、その後、麻雀プロ団体を設立し、自身が代表を務めることになった。それがRMUだ。
その際、連盟に対してRMUから正式な報告や通達はなかった。
たぶん、多井プロの中に「どのツラ下げて連盟の人たちに会えばいいんだよ…」という思いがあったのだと思う。
独自の道を行くしかないと考え、今までやってきたのである。

しかし2年ほど前、日本プロ麻雀協会の副代表・鍛冶田良一プロが多井プロを動かした。
鍛冶田プロが同年代のよしみで「一度ちゃんと話した方がいいんじゃないの?」と話し、連盟との調整役を買って出てくださったことがきっかけで、数年越しでようやくお付き合いができるようになったのである。
その結果、麻雀最強戦や麻雀プロ団体日本一決定戦、そしてこの麻雀日本シリーズで、連盟とRMUの選手が戦う姿を再び見ることができるようになった。

2015年、多井プロが第1回の麻雀日本シリーズを制した。
優勝カップを手渡すのは森山茂和会長である。
過去のいきさつを知る人なら胸が熱くなったと思う。
だが、2人とも私のようにあざとくはないので、ウソ泣きなどはしなかった。
多井プロは少しだけ目を赤くしていたような気もするが、もしかしたら頑張って涙腺をせきとめていたのかもしれない。

だから多井プロはディフェンディングチャンピオンなのだが、予選をトップで通過して決勝進出を果たしていた。

東3局、南家の萩原聖人さんからリーチが掛かる。

五筒 上向き北六万 上向き南三筒 上向き九万 上向き
九索 上向き一索 上向き一索 左向き

ドラ南

この捨て牌に対して、多井プロの手牌。

四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒九筒

手格好だけなら九筒切りになるのだろうが、萩原さんの捨て牌の第1打に五筒がある。
一筒四筒六筒九筒は非常に危なく、一発で切り飛ばすのをためらう人も多いだろう。
が、多井プロは少考の後、九筒を打った。

萩原さんの手は実はこうだった。

三万三万六万七万八万三索四索五索六索七索八索五筒六筒

第1打の五筒の裏スジではなくマタギスジがアタリだったのである。

萩原さんの配牌は以下。

三万六万六万三索五索六索八索九索五筒五筒六筒南北  ツモ一索

1シャンテンや2シャンテンでいきなり五筒が打たれたわけではなく、ご覧のように3シャンテンからの打牌なのであった。

この第1打を見ても分かるように、萩原さんは「ただの麻雀好きの芸能人」ではない。

私は20年前から可愛がってもらっているが、その間、何度も叱られた。
それは私がいい加減な麻雀を打った時ばかりであった。
最初は萩原さんが言ってる意味が分からず反発したこともあったが、後になってから分かるということも多かった。
逆に、ちゃんと打てている時はほめてくれた。

最近は私の年齢や立場も考慮してくださっているのか、前みたいに叱られることはなくなったが、心の中に麻雀に対する熱いものを抱いていることは変わらないと思う。

3巡後、多井プロの手がこうなった。

四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒  ツモ八万

四万七万でリーチが普通。考えることは何もないように見えるが、実は四索がフリテンなのであった。
まったく困ったものである。
どうしたらよいか分からなくなる人もいるだろう。
オリるか。いや、それなら一発で九筒を通した意味がなくなる。
なら、テンパイをとっておいて押せるところまで頑張るか。
中途半端ではあるが、とりあえず萩原さんの捨て牌2巡目に六万があるから、七万ぐらいは切ってみようか。
フリテンリーチは…追っかけでのフリテンは、さすがに厚かましいだろう…。

そんな風に迷う人がほとんどで、ヤミテンで押す人が多数派だと思われるが、多井プロはリーチを掛けた。
そして何と一発で七索をツモり、4,000オールに仕上げたのである。

しかし、緒戦を制したのは多井プロではなく佐々木寿人だった。

この場で戦っている者はみんなメンタル強者で、フリテン追っかけリーチ一発ツモごときでは心を折られたりはしない。
勝って泣いちゃう白鳥も、プライベートではどうかは知らないが、卓上ではプロとして立派な鉄の心を持っている。

その中でも、寿人のメンタルの強さは抜きんでていると思う。
森山会長はよく「蛙の面に小便」と称するが、まさにそんな感じなのである。

寿人が新宿の東風戦で働いていた時、彼があまりにもきったない待ちでリーチを掛け、それをことごとくツモり、また、激しくきったない形から鳴き散らし、赤をガメまくっているのを見て、幾多の客が席を立っていった。
それでも寿人の顔色はひとつも変わらず、卓上の点棒をひたすら集めるばかり。
店長さんはジロっと彼の顔を見ていたが、目を合わせることすらしなかった。
「あっしには関わりのないことでござんす」
木枯し紋次郎はそう言いつつも、なんだかんだで関わっていくスタイルなのだが、寿人はガチで無関係。俺はただひたすら俺の麻雀を打つのみ。

私もいつしか彼との対戦を避けるようになっていた。
寿人が本走に入りそうになると、ラス半もかけずに急用のフリをして逃げていた。
メンタルが強くて、攻撃の手筋がしっかりしている人は、長い目で見て必ず好成績を残すから、相手にするのがイヤなのである。

この日も、あまりにもあんまりなリーチを掛けていた。

一万二万三万五万六万七万八万一索二索三索七索八索九索白

南1局の親番で、ここから打五万でリーチ。
1枚切れの白をつかんだ白鳥が一発放銃。

これも立派な7,700点であるが、美しさや技巧、エレガントさなどは微塵もない。
いや、否定しているのではなくほめているのだ。

この手をピンフに持っていったりノベタンにするよりも、数牌だらけの中、孤独な白1枚を待ちにしてアガることによって、相手に「点棒よこせ」というメッセージを与えているように、私には見える。

そう考えてしまって、このリーチが恐ろしくもおかしくも思えて、どんな感情を持ったらいいか分からなくなるのである。

この寿人という男、敵にまわすとやっかいだが、味方につけたら心強いことこの上ない。

先日の麻雀プロ団体日本一決定戦で、開幕戦に地和をアガるという離れ業をやってのけたことからも分かる通り、舞台がデカくなればなるほど、期待以上のことをやってくれる奴なのだ。

今回も、緒戦で多井プロを逆転し、そのまま突っ走ってくれると期待させられた。

麻雀日本シリーズは個人戦なので、誰が勝っても良いに決まっているのだが、連盟が主催して2年目の今回、またしても優勝選手が他団体からというのは寂しい気がした。

が、結果は多井プロが連覇。
その内容は横綱相撲と呼ぶにふさわしいもので、まったくスキがないように見えた。

戦いはたくさんあって、その全部に連盟のプロが勝利することは難しいかもしれないが、私も自分が出ている試合以外は、わがままな阪神ファンのオッサンと同じ心境である。

次こそ、麻雀日本シリーズでは、連盟の誰かに勝ってもらい、多井プロの三連覇を阻止していただきたい。

 

 

システム

■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優勝 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 10.9 20.0 37.0 4.0 71.9
2 佐々木寿人(連盟会長推薦) 38.9 ▲ 27.9 ▲ 6.3 31.7 36.4
3 萩原聖人(連盟会長推薦) ▲ 15.7 9.2 9.8 ▲ 6.4 ▲ 3.1
4 白鳥翔(ファン投票2位) ▲ 34.1 ▲ 1.3 ▲ 40.5 ▲ 29.3 ▲ 105.2

麻雀日本シリーズ/麻雀日本シリーズ2016 決勝レポート 黒木 真生

100

白鳥翔くん、ごめんなさい。
プレーオフのレポートで「サスペンダーやウソ泣きで自己演出しているパッケージ野郎ではないことを証明したいところ」と書いてしまったのだが、これは本当にそうではないと分かっているからそう書いた。言い訳がましいかもしれないが、勝って証明してくれると期待していた。しかし、結果は非常に申し訳ないことになってしまったのだった。
いつもは白鳥がいるとイジってしまうのだが、対局の日は誰も選手に話しかけない。
必要最低限の会話しかしない決まりというか、私たちの常識である。
当然、白鳥も真剣な面持ちで試合開始を待っていた。
1回戦が終わり、白鳥のムードが悪い。
本人の麻雀が充実していないわけではないのだが、簡単に言えばツキがない。
そしてそのまま、最後までチャンスらしいチャンスがなく終わってしまった。
私は「しまったなー」と思っていた。
もちろん、そんな原稿を彼が読んだからといって勝負に影響するとは思っていない。
本人も「あの野郎」とちょっと思っただけだろうが、結果がこうなると、私が低級な「呪い」をかけてしまったような気分になる。
表彰式が終わった後、廊下で白鳥に謝った。
「悪かったな」と私が言うと、すかさず「本当ですよもう!A級戦犯です!」と言ってきた。
彼も一応は気にしていたのだった。
私は「A級戦犯というのは罪の重さではなく分類のことやで」とくだらない返しをしたのだが、白鳥は「そんなんどうでもいいんですよ!だいたい、おいしいからウソ泣きしろよとか言ってきたの、黒木さんじゃないですか!」と言ってきた。
「お前あれ、ウソ泣きやったんか」
さすがにビックリしたが、
「ウソ泣きなわけないでしょ!逆にもっと早く泣きそうだったのを我慢してたんですよ!」
彼は慶應義塾大学を卒業している割には話にまとまりがなく、何を主張したいのかよくわからないところもあるが、とにかく私の書いたものを読んで傷ついたようだった。
私は再度、彼に謝罪した。ちょっと設定したハードルがイジワル過ぎたなーと。
そして彼のファンの方々にもお詫びしたいと思い、わざわざ冒頭に書かせていただいた。
あらためて、ごめんなさい。
さて、まだ白鳥がひどい目に会うことを知らなかった私は、第1回戦を、仕事を忘れて楽しんでいた。
最初にリードしたのは多井隆晴プロだった。
多井プロは元連盟員で私の先輩なのだが、とにかく勉強熱心な方だった。
牌譜を研究し、麻雀を極めようと必死になっているようだった。当然、対戦相手のことも、可能な限り知ろうと努力する人だった。
約10年前、多井プロはわけあって連盟を辞めることになった。アマチュアへの競技麻雀普及活動の団体設立が目的だったが、その後、麻雀プロ団体を設立し、自身が代表を務めることになった。それがRMUだ。
その際、連盟に対してRMUから正式な報告や通達はなかった。
たぶん、多井プロの中に「どのツラ下げて連盟の人たちに会えばいいんだよ…」という思いがあったのだと思う。
独自の道を行くしかないと考え、今までやってきたのである。
しかし2年ほど前、日本プロ麻雀協会の副代表・鍛冶田良一プロが多井プロを動かした。
鍛冶田プロが同年代のよしみで「一度ちゃんと話した方がいいんじゃないの?」と話し、連盟との調整役を買って出てくださったことがきっかけで、数年越しでようやくお付き合いができるようになったのである。
その結果、麻雀最強戦や麻雀プロ団体日本一決定戦、そしてこの麻雀日本シリーズで、連盟とRMUの選手が戦う姿を再び見ることができるようになった。
2015年、多井プロが第1回の麻雀日本シリーズを制した。
優勝カップを手渡すのは森山茂和会長である。
過去のいきさつを知る人なら胸が熱くなったと思う。
だが、2人とも私のようにあざとくはないので、ウソ泣きなどはしなかった。
多井プロは少しだけ目を赤くしていたような気もするが、もしかしたら頑張って涙腺をせきとめていたのかもしれない。
だから多井プロはディフェンディングチャンピオンなのだが、予選をトップで通過して決勝進出を果たしていた。
東3局、南家の萩原聖人さんからリーチが掛かる。
五筒 上向き北六万 上向き南三筒 上向き九万 上向き
九索 上向き一索 上向き一索 左向き
ドラ南
この捨て牌に対して、多井プロの手牌。
四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒九筒
手格好だけなら九筒切りになるのだろうが、萩原さんの捨て牌の第1打に五筒がある。
一筒四筒六筒九筒は非常に危なく、一発で切り飛ばすのをためらう人も多いだろう。
が、多井プロは少考の後、九筒を打った。
萩原さんの手は実はこうだった。
三万三万六万七万八万三索四索五索六索七索八索五筒六筒
第1打の五筒の裏スジではなくマタギスジがアタリだったのである。
萩原さんの配牌は以下。
三万六万六万三索五索六索八索九索五筒五筒六筒南北  ツモ一索
1シャンテンや2シャンテンでいきなり五筒が打たれたわけではなく、ご覧のように3シャンテンからの打牌なのであった。
この第1打を見ても分かるように、萩原さんは「ただの麻雀好きの芸能人」ではない。
私は20年前から可愛がってもらっているが、その間、何度も叱られた。
それは私がいい加減な麻雀を打った時ばかりであった。
最初は萩原さんが言ってる意味が分からず反発したこともあったが、後になってから分かるということも多かった。
逆に、ちゃんと打てている時はほめてくれた。
最近は私の年齢や立場も考慮してくださっているのか、前みたいに叱られることはなくなったが、心の中に麻雀に対する熱いものを抱いていることは変わらないと思う。
3巡後、多井プロの手がこうなった。
四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒  ツモ八万
四万七万でリーチが普通。考えることは何もないように見えるが、実は四索がフリテンなのであった。
まったく困ったものである。
どうしたらよいか分からなくなる人もいるだろう。
オリるか。いや、それなら一発で九筒を通した意味がなくなる。
なら、テンパイをとっておいて押せるところまで頑張るか。
中途半端ではあるが、とりあえず萩原さんの捨て牌2巡目に六万があるから、七万ぐらいは切ってみようか。
フリテンリーチは…追っかけでのフリテンは、さすがに厚かましいだろう…。
そんな風に迷う人がほとんどで、ヤミテンで押す人が多数派だと思われるが、多井プロはリーチを掛けた。
そして何と一発で七索をツモり、4,000オールに仕上げたのである。
しかし、緒戦を制したのは多井プロではなく佐々木寿人だった。
この場で戦っている者はみんなメンタル強者で、フリテン追っかけリーチ一発ツモごときでは心を折られたりはしない。
勝って泣いちゃう白鳥も、プライベートではどうかは知らないが、卓上ではプロとして立派な鉄の心を持っている。
その中でも、寿人のメンタルの強さは抜きんでていると思う。
森山会長はよく「蛙の面に小便」と称するが、まさにそんな感じなのである。
寿人が新宿の東風戦で働いていた時、彼があまりにもきったない待ちでリーチを掛け、それをことごとくツモり、また、激しくきったない形から鳴き散らし、赤をガメまくっているのを見て、幾多の客が席を立っていった。
それでも寿人の顔色はひとつも変わらず、卓上の点棒をひたすら集めるばかり。
店長さんはジロっと彼の顔を見ていたが、目を合わせることすらしなかった。
「あっしには関わりのないことでござんす」
木枯し紋次郎はそう言いつつも、なんだかんだで関わっていくスタイルなのだが、寿人はガチで無関係。俺はただひたすら俺の麻雀を打つのみ。
私もいつしか彼との対戦を避けるようになっていた。
寿人が本走に入りそうになると、ラス半もかけずに急用のフリをして逃げていた。
メンタルが強くて、攻撃の手筋がしっかりしている人は、長い目で見て必ず好成績を残すから、相手にするのがイヤなのである。
この日も、あまりにもあんまりなリーチを掛けていた。
一万二万三万五万六万七万八万一索二索三索七索八索九索白
南1局の親番で、ここから打五万でリーチ。
1枚切れの白をつかんだ白鳥が一発放銃。
これも立派な7,700点であるが、美しさや技巧、エレガントさなどは微塵もない。
いや、否定しているのではなくほめているのだ。
この手をピンフに持っていったりノベタンにするよりも、数牌だらけの中、孤独な白1枚を待ちにしてアガることによって、相手に「点棒よこせ」というメッセージを与えているように、私には見える。
そう考えてしまって、このリーチが恐ろしくもおかしくも思えて、どんな感情を持ったらいいか分からなくなるのである。
この寿人という男、敵にまわすとやっかいだが、味方につけたら心強いことこの上ない。
先日の麻雀プロ団体日本一決定戦で、開幕戦に地和をアガるという離れ業をやってのけたことからも分かる通り、舞台がデカくなればなるほど、期待以上のことをやってくれる奴なのだ。
今回も、緒戦で多井プロを逆転し、そのまま突っ走ってくれると期待させられた。
麻雀日本シリーズは個人戦なので、誰が勝っても良いに決まっているのだが、連盟が主催して2年目の今回、またしても優勝選手が他団体からというのは寂しい気がした。
が、結果は多井プロが連覇。
その内容は横綱相撲と呼ぶにふさわしいもので、まったくスキがないように見えた。
戦いはたくさんあって、その全部に連盟のプロが勝利することは難しいかもしれないが、私も自分が出ている試合以外は、わがままな阪神ファンのオッサンと同じ心境である。
次こそ、麻雀日本シリーズでは、連盟の誰かに勝ってもらい、多井プロの三連覇を阻止していただきたい。
 
 
システム
■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優勝 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 10.9 20.0 37.0 4.0 71.9
2 佐々木寿人(連盟会長推薦) 38.9 ▲ 27.9 ▲ 6.3 31.7 36.4
3 萩原聖人(連盟会長推薦) ▲ 15.7 9.2 9.8 ▲ 6.4 ▲ 3.1
4 白鳥翔(ファン投票2位) ▲ 34.1 ▲ 1.3 ▲ 40.5 ▲ 29.3 ▲ 105.2

Mr.Xの連盟Weekly!

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【第14期プロクイーン決定!】

 

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最終日も他の選手を寄せつけず、宮内こずえが第14期プロクイーンを獲得した。
女流桜花との併冠は史上初。宮内は現在女流ナンバーワンの選手と言
っても過言ではないだろう。

 

 

【前原の1枚は常人の20枚】
 
昨日のA1の配信、序盤はチームガラクタ総帥が暴れまくった。

 

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押し寄せるツモ、点棒。
首位を走る前原雄大が更にリードを広げるかと思われたが、終わってみれば忍者藤崎が勝ち頭。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 12節 対局消化数 合計
1 前原 雄大(東京) 12.6 0.9 ▲ 6.7 24.8 11.1 39.5 40.1 39.6 10.9 36/48 172.8
2 近藤 久春(秋田) 49.4 68.7 0.7 ▲ 22.2 24.3 ▲ 30.2 15.4 14.5 46.0 36/48 166.6
3 古川 孝次(愛知) 21.8 ▲ 35.0 24.3 67.1 ▲ 31.3 24.7 2.9 40.7 ▲ 12.9 36/48 102.3
4 前田 直哉(静岡) 32.5 ▲ 26.9 40.0 51.0 7.1 32.7 37.8 ▲ 55.9 ▲ 29.0 36/48 89.3
5 沢崎 誠(群馬) 32.4 17.5 ▲ 35.6 2.2 35.7 ▲ 7.5 21.8 ▲ 37.5 ▲ 7.9 36/48 21.1
6 HIRO柴田(神奈川) ▲ 29.7 ▲ 69.1 16.8 44.1 ▲ 11.5 ▲ 28.3 ▲ 40.1 111.1 14.7 36/48 8.0
7 藤崎 智(秋田) ▲ 33.9 28.5 ▲ 21.5 ▲ 24.3 6.8 36.6 ▲ 80.4 20.4 31.0 36/48 ▲ 36.8
8 仁平 宣明(福岡) ▲ 47.4 8.5 ▲ 29.3 ▲ 15.5 25.3 4.7 ▲ 11.1 ▲ 3.1 ▲ 5.6 36/48 ▲ 73.5
9 石渡 正志(神奈川) ▲ 34.5 49.1 9.0 ▲ 67.6 ▲ 56.4 ▲ 2.8 ▲ 5.5 ▲ 8.0 32.6 36/48 ▲ 84.1
10 伊藤 優孝(秋田) 10.0 ▲ 19.7 2.3 ▲ 13.9 8.1 1.6 19.8 ▲ 47.2 ▲ 55.1 36/48 ▲ 94.1
11 望月 雅継(静岡) ▲ 4.7 ▲ 14.0 34.0 ▲ 14.9 ▲ 98.9 ▲ 42.0 ▲ 6.3 1.0 5.3 36/48 ▲ 140.5
12 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 8.5 ▲ 8.5 ▲ 34.0 ▲ 31.8 79.7 ▲ 31.0 ▲ 16.4 ▲ 76.6 ▲ 30.0 36/48 ▲ 157.1

 

今期不調の瀬戸熊直樹の巻き返しはあるのか?
最後まで目が離せない。

 

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【A2リーグ】

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 対局消化数 合計
1 荒 正義(北海道) 27.0 ▲ 26.8 74.7 1.7 59.9 ▲ 54.9 130.3 28/44 211.9
2 内川 幸太郎(長野) 68.4 ▲ 12.5 78.3 ▲ 11.4 61.9 22.7 ▲ 26.2 28/44 181.2
3 和久津 晶(東京) 34.8 ▲ 0.3 40.7 55.7 2.9 ▲ 39.8 112.0 ▲ 27.1 32/44 178.9
4 吉田 直(東京) 17.8 53.6 ▲ 14.6 31.2 44.3 15.8 ▲ 17.1 7.0 32/44 138.0
5 藤原 隆弘(福岡) 19.4 48.1 ▲ 12.4 36.1 ▲ 50.7 47.2 ▲ 7.9 28/44 79.8
6 紺野 真太郎(静岡) ▲ 23.8 ▲ 9.0 ▲ 23.4 49.9 ▲ 14.1 51.2 25.9 19.0 32/44 75.7
7 山田 浩之(兵庫) 7.8 17.4 ▲ 30.9 22.7 ▲ 46.5 33.0 89.9 ▲ 35.8 32/44 57.6
8 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 11.0 32.6 ▲ 8.2 ▲ 32.3 53.9 ▲ 1.9 ▲ 0.2 28/44 32.9
9 白鳥 翔(東京) 70.2 ▲ 7.3 ▲ 7.5 ▲ 21.5 ▲ 61.5 ▲ 32.2 ▲ 13.4 17.4 32/44 ▲ 55.8
10 ダンプ 大橋(神奈川) ▲ 7.7 ▲ 41.0 ▲ 18.7 ▲ 46.1 24.3 ▲ 41.0 7.5 45.5 32/44 ▲ 77.2
11 西川 淳(愛媛) ▲ 32.4 ▲ 53.9 2.0 ▲ 48.6 71.8 ▲ 24.6 ▲ 7.2 28/44 ▲ 92.9
12 猿川 真寿(静岡) ▲ 29.0 5.9 37.6 ▲ 22.8 ▲ 31.6 ▲ 34.2 ▲ 52.2 20.7 32/44 ▲ 105.6
13 麓 征生(東京) ▲ 45.0 ▲ 8.4 ▲ 24.1 21.5 ▲ 34.2 42.7 ▲ 72.6 28/44 ▲ 120.1
14 杉浦 勘介(愛知) ▲ 32.8 ▲ 3.6 ▲ 46.0 ▲ 4.5 35.2 ▲ 22.0 ▲ 47.7 28/44 ▲ 121.4
15 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 35.4 ▲ 10.8 ▲ 29.1 47.9 ▲ 50.0 66.3 ▲ 69.2 ▲ 47.7 32/44 ▲ 128.0
16 櫻井 秀樹(山口) ▲ 28.3 16.0 ▲ 22.4 ▲ 79.5 ▲ 66.6 ▲ 29.3 ▲ 51.9 28/44 ▲ 262.0

 

本日の組み合わせはこちら。
第33期鳳凰戦~A2リーグ第8節C卓~

荒正義vs藤原隆弘vs西川淳vs麓征生

実況:古橋崇志
解説:藤崎智

放送予定 11/1 17:00~

放送ページはこちら


放送ページはこちら

残すところ3節。上位4名に入らなけばA1へ昇級の可能性はほぼないと言ってもよい。

 

 

【女流桜花プレーオフ】
 
11/2(水)の最終卓が終わると、プレーオフ進出者、Bリーグ降級者、入れ替え戦メンバーが決定する。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 プレーオフ 合計
1 仲田 加南(神奈川) 60.7 ▲ 0.1 52.1 ▲ 0.4 40.6 ▲ 17.2 135.7
2 魚谷 侑未(新潟) ▲ 56.8 35.1 17.7 19.3 76.8 37.9 130.0
3 松岡 千晶(東京) ▲ 34.8 ▲ 6.5 44.2 3.7 76.9 23.3 106.8
4 石田 亜沙己(愛知) 12.2 13.9 32.4 11.2 ▲ 4.5 ▲ 0.4 64.8
5 二階堂 亜樹 (神奈川) 64.1 ▲ 10.8 61.7 ▲ 27.1 ▲ 42.0 ▲ 11.1 34.8
6 清水 香織(栃木) 30.7 ▲ 27.5 ▲ 19.6 ▲ 19.3 56.4 ▲ 0.1 20.6
7 優木 美智(福岡) ▲ 36.5 6.5 47.7 23.8 ▲ 21.2 20.3
8 武石 絵里(東京) 33.2 37.4 ▲ 41.2 8.1 ▲ 39.9 8.2 5.8
9 美波 智子(埼玉) 39.6 22.9 ▲ 33.6 ▲ 19.2 35.1 ▲ 39.3 5.5
10 朝霧 千裕(三重) ▲ 3.8 ▲ 25.4 ▲ 22.1 2.4 12.8 34.9 ▲ 1.2
11 童瞳(上海) 8.4 ▲ 4.0 ▲ 7.9 58.9 ▲ 38.4 ▲ 28.5 ▲ 11.5
12 内田 美乃里(神奈川) ▲ 3.6 ▲ 31.3 0.0 ▲ 49.8 7.6 58.9 ▲ 18.2
13 二階堂 瑠美(神奈川) ▲ 77.4 29.8 ▲ 45.2 30.4 10.2 32.9 ▲ 19.3
14 斉藤 理絵(東京) ▲ 4.3 ▲ 3.7 10.7 28.2 ▲ 51.7 ▲ 20.8
15 中川 由佳梨(大阪) 20.5 4.5 ▲ 10.9 ▲ 41.1 ▲ 0.7 ▲ 27.7
16 吾妻 さおり(東京) 5.9 ▲ 39.6 ▲ 1.9 0.9 29.3 ▲ 22.9 ▲ 28.3
17 澤村 明日華(栃木) ▲ 19.5 23.1 ▲ 29.2 47.3 ▲ 18.3 ▲ 63.3 ▲ 59.9
18 藤井 すみれ(埼玉) ▲ 12.6 ▲ 11.9 ▲ 20.2 10.4 ▲ 31.5 ▲ 27.7 ▲ 93.5
19 平岡 理恵(静岡) ▲ 65.0 20.6 ▲ 23.1 ▲ 37.1 ▲ 16.9 9.4 ▲ 112.1
20 和久津 晶(東京) 38.0 ▲ 35.0 ▲ 12.6 ▲ 52.6 ▲ 82.6 ▲ 144.8

 

ボーダー付近の者は気が気でないことだろう。

 

 

【日吉辰哉の今夜の出来事(仮)】
 
先週の金曜日、新番組「日吉辰哉の今夜の出来事(仮)」が配信された。
基本的には「ダンプ大橋のロンリーミッドナイト」とシステムは同様、視聴者の方々からコメントを頂いて、それをお題に日吉辰哉と古橋崇志がトークするという内容だ。

 

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正式な番組名を募集中らしいので、良いネーミングが思いついた方は、(連盟問い合わせフォーム)または(日吉辰哉本人のTwitterアカウント)までよろしく!

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

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【第14期プロクイーン決定!】
 

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最終日も他の選手を寄せつけず、宮内こずえが第14期プロクイーンを獲得した。
女流桜花との併冠は史上初。宮内は現在女流ナンバーワンの選手と言
っても過言ではないだろう。
 
 
【前原の1枚は常人の20枚】
 
昨日のA1の配信、序盤はチームガラクタ総帥が暴れまくった。
 

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押し寄せるツモ、点棒。
首位を走る前原雄大が更にリードを広げるかと思われたが、終わってみれば忍者藤崎が勝ち頭。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 12節 対局消化数 合計
1 前原 雄大(東京) 12.6 0.9 ▲ 6.7 24.8 11.1 39.5 40.1 39.6 10.9 36/48 172.8
2 近藤 久春(秋田) 49.4 68.7 0.7 ▲ 22.2 24.3 ▲ 30.2 15.4 14.5 46.0 36/48 166.6
3 古川 孝次(愛知) 21.8 ▲ 35.0 24.3 67.1 ▲ 31.3 24.7 2.9 40.7 ▲ 12.9 36/48 102.3
4 前田 直哉(静岡) 32.5 ▲ 26.9 40.0 51.0 7.1 32.7 37.8 ▲ 55.9 ▲ 29.0 36/48 89.3
5 沢崎 誠(群馬) 32.4 17.5 ▲ 35.6 2.2 35.7 ▲ 7.5 21.8 ▲ 37.5 ▲ 7.9 36/48 21.1
6 HIRO柴田(神奈川) ▲ 29.7 ▲ 69.1 16.8 44.1 ▲ 11.5 ▲ 28.3 ▲ 40.1 111.1 14.7 36/48 8.0
7 藤崎 智(秋田) ▲ 33.9 28.5 ▲ 21.5 ▲ 24.3 6.8 36.6 ▲ 80.4 20.4 31.0 36/48 ▲ 36.8
8 仁平 宣明(福岡) ▲ 47.4 8.5 ▲ 29.3 ▲ 15.5 25.3 4.7 ▲ 11.1 ▲ 3.1 ▲ 5.6 36/48 ▲ 73.5
9 石渡 正志(神奈川) ▲ 34.5 49.1 9.0 ▲ 67.6 ▲ 56.4 ▲ 2.8 ▲ 5.5 ▲ 8.0 32.6 36/48 ▲ 84.1
10 伊藤 優孝(秋田) 10.0 ▲ 19.7 2.3 ▲ 13.9 8.1 1.6 19.8 ▲ 47.2 ▲ 55.1 36/48 ▲ 94.1
11 望月 雅継(静岡) ▲ 4.7 ▲ 14.0 34.0 ▲ 14.9 ▲ 98.9 ▲ 42.0 ▲ 6.3 1.0 5.3 36/48 ▲ 140.5
12 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 8.5 ▲ 8.5 ▲ 34.0 ▲ 31.8 79.7 ▲ 31.0 ▲ 16.4 ▲ 76.6 ▲ 30.0 36/48 ▲ 157.1

 
今期不調の瀬戸熊直樹の巻き返しはあるのか?
最後まで目が離せない。
 

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【A2リーグ】
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 対局消化数 合計
1 荒 正義(北海道) 27.0 ▲ 26.8 74.7 1.7 59.9 ▲ 54.9 130.3 28/44 211.9
2 内川 幸太郎(長野) 68.4 ▲ 12.5 78.3 ▲ 11.4 61.9 22.7 ▲ 26.2 28/44 181.2
3 和久津 晶(東京) 34.8 ▲ 0.3 40.7 55.7 2.9 ▲ 39.8 112.0 ▲ 27.1 32/44 178.9
4 吉田 直(東京) 17.8 53.6 ▲ 14.6 31.2 44.3 15.8 ▲ 17.1 7.0 32/44 138.0
5 藤原 隆弘(福岡) 19.4 48.1 ▲ 12.4 36.1 ▲ 50.7 47.2 ▲ 7.9 28/44 79.8
6 紺野 真太郎(静岡) ▲ 23.8 ▲ 9.0 ▲ 23.4 49.9 ▲ 14.1 51.2 25.9 19.0 32/44 75.7
7 山田 浩之(兵庫) 7.8 17.4 ▲ 30.9 22.7 ▲ 46.5 33.0 89.9 ▲ 35.8 32/44 57.6
8 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 11.0 32.6 ▲ 8.2 ▲ 32.3 53.9 ▲ 1.9 ▲ 0.2 28/44 32.9
9 白鳥 翔(東京) 70.2 ▲ 7.3 ▲ 7.5 ▲ 21.5 ▲ 61.5 ▲ 32.2 ▲ 13.4 17.4 32/44 ▲ 55.8
10 ダンプ 大橋(神奈川) ▲ 7.7 ▲ 41.0 ▲ 18.7 ▲ 46.1 24.3 ▲ 41.0 7.5 45.5 32/44 ▲ 77.2
11 西川 淳(愛媛) ▲ 32.4 ▲ 53.9 2.0 ▲ 48.6 71.8 ▲ 24.6 ▲ 7.2 28/44 ▲ 92.9
12 猿川 真寿(静岡) ▲ 29.0 5.9 37.6 ▲ 22.8 ▲ 31.6 ▲ 34.2 ▲ 52.2 20.7 32/44 ▲ 105.6
13 麓 征生(東京) ▲ 45.0 ▲ 8.4 ▲ 24.1 21.5 ▲ 34.2 42.7 ▲ 72.6 28/44 ▲ 120.1
14 杉浦 勘介(愛知) ▲ 32.8 ▲ 3.6 ▲ 46.0 ▲ 4.5 35.2 ▲ 22.0 ▲ 47.7 28/44 ▲ 121.4
15 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 35.4 ▲ 10.8 ▲ 29.1 47.9 ▲ 50.0 66.3 ▲ 69.2 ▲ 47.7 32/44 ▲ 128.0
16 櫻井 秀樹(山口) ▲ 28.3 16.0 ▲ 22.4 ▲ 79.5 ▲ 66.6 ▲ 29.3 ▲ 51.9 28/44 ▲ 262.0

 
本日の組み合わせはこちら。
第33期鳳凰戦~A2リーグ第8節C卓~
荒正義vs藤原隆弘vs西川淳vs麓征生
実況:古橋崇志
解説:藤崎智
放送予定 11/1 17:00~

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残すところ3節。上位4名に入らなけばA1へ昇級の可能性はほぼないと言ってもよい。
 
 
【女流桜花プレーオフ】
 
11/2(水)の最終卓が終わると、プレーオフ進出者、Bリーグ降級者、入れ替え戦メンバーが決定する。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 プレーオフ 合計
1 仲田 加南(神奈川) 60.7 ▲ 0.1 52.1 ▲ 0.4 40.6 ▲ 17.2 135.7
2 魚谷 侑未(新潟) ▲ 56.8 35.1 17.7 19.3 76.8 37.9 130.0
3 松岡 千晶(東京) ▲ 34.8 ▲ 6.5 44.2 3.7 76.9 23.3 106.8
4 石田 亜沙己(愛知) 12.2 13.9 32.4 11.2 ▲ 4.5 ▲ 0.4 64.8
5 二階堂 亜樹 (神奈川) 64.1 ▲ 10.8 61.7 ▲ 27.1 ▲ 42.0 ▲ 11.1 34.8
6 清水 香織(栃木) 30.7 ▲ 27.5 ▲ 19.6 ▲ 19.3 56.4 ▲ 0.1 20.6
7 優木 美智(福岡) ▲ 36.5 6.5 47.7 23.8 ▲ 21.2 20.3
8 武石 絵里(東京) 33.2 37.4 ▲ 41.2 8.1 ▲ 39.9 8.2 5.8
9 美波 智子(埼玉) 39.6 22.9 ▲ 33.6 ▲ 19.2 35.1 ▲ 39.3 5.5
10 朝霧 千裕(三重) ▲ 3.8 ▲ 25.4 ▲ 22.1 2.4 12.8 34.9 ▲ 1.2
11 童瞳(上海) 8.4 ▲ 4.0 ▲ 7.9 58.9 ▲ 38.4 ▲ 28.5 ▲ 11.5
12 内田 美乃里(神奈川) ▲ 3.6 ▲ 31.3 0.0 ▲ 49.8 7.6 58.9 ▲ 18.2
13 二階堂 瑠美(神奈川) ▲ 77.4 29.8 ▲ 45.2 30.4 10.2 32.9 ▲ 19.3
14 斉藤 理絵(東京) ▲ 4.3 ▲ 3.7 10.7 28.2 ▲ 51.7 ▲ 20.8
15 中川 由佳梨(大阪) 20.5 4.5 ▲ 10.9 ▲ 41.1 ▲ 0.7 ▲ 27.7
16 吾妻 さおり(東京) 5.9 ▲ 39.6 ▲ 1.9 0.9 29.3 ▲ 22.9 ▲ 28.3
17 澤村 明日華(栃木) ▲ 19.5 23.1 ▲ 29.2 47.3 ▲ 18.3 ▲ 63.3 ▲ 59.9
18 藤井 すみれ(埼玉) ▲ 12.6 ▲ 11.9 ▲ 20.2 10.4 ▲ 31.5 ▲ 27.7 ▲ 93.5
19 平岡 理恵(静岡) ▲ 65.0 20.6 ▲ 23.1 ▲ 37.1 ▲ 16.9 9.4 ▲ 112.1
20 和久津 晶(東京) 38.0 ▲ 35.0 ▲ 12.6 ▲ 52.6 ▲ 82.6 ▲ 144.8

 
ボーダー付近の者は気が気でないことだろう。
 
 
【日吉辰哉の今夜の出来事(仮)】
 
先週の金曜日、新番組「日吉辰哉の今夜の出来事(仮)」が配信された。
基本的には「ダンプ大橋のロンリーミッドナイト」とシステムは同様、視聴者の方々からコメントを頂いて、それをお題に日吉辰哉と古橋崇志がトークするという内容だ。
 

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正式な番組名を募集中らしいので、良いネーミングが思いついた方は、(連盟問い合わせフォーム)または(日吉辰哉本人のTwitterアカウント)までよろしく!

第14期プロクイーン決定戦 優勝は宮内こずえ!二冠達成!

100

優勝:宮内こずえ 準優勝:西嶋ゆかり 第3位:童瞳 第4位:和久津晶 第5位:茅森早香(最高位戦)

開催概要はこちら

初日観戦記
二日目観戦記
最終日観戦記
執筆:紺野 真太郎

連盟インフォメーション/第14期プロクイーン決定戦 優勝は宮内こずえ!二冠達成!

100

優勝:宮内こずえ 準優勝:西嶋ゆかり 第3位:童瞳 第4位:和久津晶 第5位:茅森早香(最高位戦)
開催概要はこちら
初日観戦記
二日目観戦記
最終日観戦記
執筆:紺野 真太郎

第4期覇王ベスト16~8成績表

ベスト8
(各卓上位2名勝ちあがり)

1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 仁科 健一郎 18.8 18.9 ▲ 15.8 21.9
2 秋山 俶子 ▲ 5.8 ▲ 7.8 17.3 3.7
3 横山 毅 ▲ 11.1 4.4 7.9 1.2
4 佐々木 亮 ▲ 1.9 ▲ 16.5 ▲ 9.4 ▲ 27.8

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 藤川 議次 61.9 ▲ 16.8 ▲ 11.3 33.8
2 稲岡 ミカ ▲ 43.3 27.0 22.0 5.7
3 米川 基紀 ▲ 12.6 ▲ 8.4 5.8 ▲ 15.2
4 坂本 誠裕 ▲ 6.0 ▲ 1.8 ▲ 16.5 ▲ 24.3

ベスト16
(1~3卓上位2名勝ちあがり、4卓1名勝上がり)

1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 秋山 俶子 15.4 4.1 13.0 32.5
2 坂本 誠裕 ▲ 8.6 ▲ 19.4 25.2 ▲ 2.8
3 高橋 正人 ▲ 12.7 14.0 ▲ 5.0 ▲ 3.7
4 山神 剛 5.9 1.3 ▲ 33.2 ▲ 26.0

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 藤川 議次 7.9 ▲ 4.9 21.7 24.7
2 仁科 健一郎 19.2 6.0 ▲ 9.5 15.7
3 川上 直也 ▲ 5.0 16.2 ▲ 18.9 ▲ 7.7
4 花岡 章生 ▲ 22.1 ▲ 17.3 6.7 ▲ 32.7

3卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 米川 基紀 8.2 21.3 11.1 40.6
2 佐々木 亮 ▲ 9.7 9.9 5.9 6.1
3 宮田 豊夢 18.9 ▲ 18.3 1.6 2.2
4 山中 翼 ▲ 17.4 ▲ 12.9 ▲ 18.6 ▲ 48.9

4卓

順位 名前 1回戦 2回戦 合計
1 稲岡 ミカ 8.6 16.1 24.7
2 辻井 稜真 22.7 ▲ 14.0 8.7
3 掛樋 忠雄 ▲ 8.2 4.9 ▲ 3.3
4 冨田 淳一 ▲ 23.1 ▲ 7.0 ▲ 30.1

関西プロリーグ 成績表/第4期覇王ベスト16~8成績表

ベスト8
(各卓上位2名勝ちあがり)
1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 仁科 健一郎 18.8 18.9 ▲ 15.8 21.9
2 秋山 俶子 ▲ 5.8 ▲ 7.8 17.3 3.7
3 横山 毅 ▲ 11.1 4.4 7.9 1.2
4 佐々木 亮 ▲ 1.9 ▲ 16.5 ▲ 9.4 ▲ 27.8

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 藤川 議次 61.9 ▲ 16.8 ▲ 11.3 33.8
2 稲岡 ミカ ▲ 43.3 27.0 22.0 5.7
3 米川 基紀 ▲ 12.6 ▲ 8.4 5.8 ▲ 15.2
4 坂本 誠裕 ▲ 6.0 ▲ 1.8 ▲ 16.5 ▲ 24.3

ベスト16
(1~3卓上位2名勝ちあがり、4卓1名勝上がり)
1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 秋山 俶子 15.4 4.1 13.0 32.5
2 坂本 誠裕 ▲ 8.6 ▲ 19.4 25.2 ▲ 2.8
3 高橋 正人 ▲ 12.7 14.0 ▲ 5.0 ▲ 3.7
4 山神 剛 5.9 1.3 ▲ 33.2 ▲ 26.0

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 藤川 議次 7.9 ▲ 4.9 21.7 24.7
2 仁科 健一郎 19.2 6.0 ▲ 9.5 15.7
3 川上 直也 ▲ 5.0 16.2 ▲ 18.9 ▲ 7.7
4 花岡 章生 ▲ 22.1 ▲ 17.3 6.7 ▲ 32.7

3卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 米川 基紀 8.2 21.3 11.1 40.6
2 佐々木 亮 ▲ 9.7 9.9 5.9 6.1
3 宮田 豊夢 18.9 ▲ 18.3 1.6 2.2
4 山中 翼 ▲ 17.4 ▲ 12.9 ▲ 18.6 ▲ 48.9

4卓

順位 名前 1回戦 2回戦 合計
1 稲岡 ミカ 8.6 16.1 24.7
2 辻井 稜真 22.7 ▲ 14.0 8.7
3 掛樋 忠雄 ▲ 8.2 4.9 ▲ 3.3
4 冨田 淳一 ▲ 23.1 ▲ 7.0 ▲ 30.1