第112回:中級講座『気配』 紺野 真太郎

中級講座:紺野真太郎

「気配」

現在、多くの公式戦、タイトル戦が日本プロ麻雀連盟チャンネルなどで放送、配信されています。
そこには実況、解説が付き、各自がその対局の魅力を伝えています。そんな中でよく使われる言葉があります。
それは「気配」という言葉です。今回はこの「気配」というものを取り上げてみたいと思います。

実況「おっと、○○プロ、この1シャンテンをいかないのか」
解説「気配が出ているのかもしれませんね」

実際の使われ方としてはこんな感じでしょうか。この場合の「気配」という言葉の前には「テンパイ」という言葉が入ります。○○プロは相手がテンパイしたと感じたので、自分の手牌は1シャンテンだったがオリた(回った)ということです。

また、こんな場面でも「気配」は使われます。

実況「○○プロ、ここは押していった」
解説「相手がまだという気配を感じたのでしょう」

この「気配」は最初の「テンパイ気配」とは反対の「ノーテン気配」です。このノーテンという言葉には、相手がオリた、回ったというようなニュアンスも含みます。

この「テンパイ気配」も「ノーテン気配」も見落としてしまうと、放銃やアガリ逃しといったマイナス要因を増やす原因となります。

しかし、この「気配」というものは「気配」という言葉通り、目に見えるものではありません。目に見えないものを「見落とす」というのも変な話かもしれませんが、相手の捨て牌や動作、間といった目に見える情報から感じとるものなので、やはり「見落とす」ということでしょう。

また、「気配」は相手の動向から感じ取り活かすものなので、逆を考えると、自分の「気配」は相手には感じ取られない(悟られない)方がよいということになります。ただ、これは「気配」を感じ取ることと、感じ取られないようにすることはコインの表と裏のようなものなので、切り離して考えない方が良いでしょう。これはテンパイ気配とノーテン気配の関係性にも同じことが言えます。

「気配」の重要度は局が進むにつれて増していきます。前回の言葉を使って表せば、序盤<中盤≦終盤みたいな感じでしょうか。 序盤で感じ取るべき「気配」は相手の手役の方向性、アガリまでのスピード感でしょうか。 手役の方向性としては普通の手(タンヤオ、ピンフ、ファン牌等)高そうな手(ドラが固まってる)チャンタ系、ホンイツ系くらいに分けて考えます。 捨て牌の順番の特徴としましては 普通の手 ①孤立の幺九牌 ②オタ風 ③孤立の中張牌 ④ファン牌(①と②、③と④は反対の場合もあり) 高い手 ①オタ風 ②孤立の幺九牌 ③ファン牌 ④孤立の中張牌 チャンタ系 ①孤立の中張牌(4~6の数牌)②不必要な牌(ランダムになりやすい) ホンイツ系 ①不必要な色A ②不必要な色B ③2枚切れの字牌 こんな感じの捨て牌になりがちです。しかし、相手によっては意図的に手順を変えてきたり、もとより常識的にはならないよう打ってくるタイプもいますので、鵜呑みには出来ません。 また、3巡目くらいまでの早い巡目に違和感がある牌が捨ててある場合、布石の可能性もあるので注意が必要です。 例としましては 例1  九索 上向き北三筒 上向き九筒 上向き白

例2 
一万 上向き七索 上向き南中六筒 上向き (例1、2共、全て手出し)

例1の三筒、例2の七索が注目すべき牌ですが、それより後から出てきた牌が手牌構成上必要なだけかもしれませんが、以降の「気配」は要注意です。

中盤で感じ取るべき気配は相手のアガリまでの距離です。「テンパイ」なのか「1シャンテン」なのか、それとも手間取っているのかなどです。序盤の捨て牌から感じた手役の方向性から進んだ牌が出てくるかで判断します。また自分のアガリまでの距離が何番手なのかを把握することも大事です。

普通の手や高い手ならダブ東やドラ、手役構成上必要であったであろう中張牌。チャンタ系なら手役構成上必要であったろう幺九牌、字牌(七索九索九索からの九索のような手出し牌)ホンイツ系なら手役構成上必要であったろうその染め手の色の牌などです。

反対にそういう牌が見られず、自分の方がアガリに近い(1番手もしくは2番手)と感じれば先手を取りにいけます。ただ、たった1牌でアガリまでの距離を追いつかれたり、抜かれたりもしますので、先手を取れていると感じても油断せず「気配」や番手は常に意識して探っておく必要があります。

終盤に入った時に自分がリーチを打っていればもうやることはありません。運を天に任せるのみです。でも実際にはどうしても相手の動向「気配」は目に入ってくるものですが・・

問題はリーチをかけてない場合です。その場合はそれこそ1牌の見落としもすることなく、慎重に進めていく必要があります。

終盤で感じ取るべき「気配」は誰がアガリに来ているのかを把握することも重要ですが、アガリに来ていないと思われる相手が本当にアガリに来ていないのかを見極めるのも同じくらい重要です。

終盤はアガリに来ている者は率先して場に対して強い牌を切ってきます。リーチ者を思い浮かべてください。当たり前のことですが、自分のアガリ牌以外なんでも捨ててきます。それに近い強い捨て牌になります。(あくまで近いですが・・)

それ以外の者は捨て牌が強い者に対して必然的に弱くなります。弱くなるというのは、現物などの放銃しない牌を基本的に切ることになるということです。

ただ、一見して弱い牌でも実はそんなに弱くない牌の場合もあります。そういう牌を見落とすと痛い目に遭うことがあります。さて、その実はそんなに弱くない牌とはどんな牌でしょうか。

・スジ牌 ・ノーチャンス牌 ・数巡を残しての完全安全牌

などです。普通、オリると決めた以上は放銃したくはありません。そのはずなのに、安全そうという理由だけで切るでしょうか。多くの現物牌が存在する終盤です。もちろん安全牌に窮しての打牌ということもありえますが、そう勝手に思い込み、相手が巻き返して入れた「テンパイ気配」を見落とし放銃なんてことはないようにしたいものです。

反対に

・全くの無スジ ・生牌や1枚切れのファン牌

などは切った方から見れば、案外安全が保障された牌なのかもしれません。もちろん、ノーマークにはせず、次に出てくる牌を見る必要がありますが・・

その局が終わるまで気を抜かず「気配」を探り続けることが大事だと思います。

さて、今回はここまでといたします。次回は「表と裏」について書いてみようかと思っています。

それではまた。

中級/第112回:中級講座『気配』 紺野 真太郎

中級講座:紺野真太郎
「気配」
現在、多くの公式戦、タイトル戦が日本プロ麻雀連盟チャンネルなどで放送、配信されています。
そこには実況、解説が付き、各自がその対局の魅力を伝えています。そんな中でよく使われる言葉があります。
それは「気配」という言葉です。今回はこの「気配」というものを取り上げてみたいと思います。
実況「おっと、○○プロ、この1シャンテンをいかないのか」
解説「気配が出ているのかもしれませんね」
実際の使われ方としてはこんな感じでしょうか。この場合の「気配」という言葉の前には「テンパイ」という言葉が入ります。○○プロは相手がテンパイしたと感じたので、自分の手牌は1シャンテンだったがオリた(回った)ということです。
また、こんな場面でも「気配」は使われます。
実況「○○プロ、ここは押していった」
解説「相手がまだという気配を感じたのでしょう」
この「気配」は最初の「テンパイ気配」とは反対の「ノーテン気配」です。このノーテンという言葉には、相手がオリた、回ったというようなニュアンスも含みます。
この「テンパイ気配」も「ノーテン気配」も見落としてしまうと、放銃やアガリ逃しといったマイナス要因を増やす原因となります。
しかし、この「気配」というものは「気配」という言葉通り、目に見えるものではありません。目に見えないものを「見落とす」というのも変な話かもしれませんが、相手の捨て牌や動作、間といった目に見える情報から感じとるものなので、やはり「見落とす」ということでしょう。
また、「気配」は相手の動向から感じ取り活かすものなので、逆を考えると、自分の「気配」は相手には感じ取られない(悟られない)方がよいということになります。ただ、これは「気配」を感じ取ることと、感じ取られないようにすることはコインの表と裏のようなものなので、切り離して考えない方が良いでしょう。これはテンパイ気配とノーテン気配の関係性にも同じことが言えます。
「気配」の重要度は局が進むにつれて増していきます。前回の言葉を使って表せば、序盤<中盤≦終盤みたいな感じでしょうか。 序盤で感じ取るべき「気配」は相手の手役の方向性、アガリまでのスピード感でしょうか。 手役の方向性としては普通の手(タンヤオ、ピンフ、ファン牌等)高そうな手(ドラが固まってる)チャンタ系、ホンイツ系くらいに分けて考えます。 捨て牌の順番の特徴としましては 普通の手 ①孤立の幺九牌 ②オタ風 ③孤立の中張牌 ④ファン牌(①と②、③と④は反対の場合もあり) 高い手 ①オタ風 ②孤立の幺九牌 ③ファン牌 ④孤立の中張牌 チャンタ系 ①孤立の中張牌(4~6の数牌)②不必要な牌(ランダムになりやすい) ホンイツ系 ①不必要な色A ②不必要な色B ③2枚切れの字牌 こんな感じの捨て牌になりがちです。しかし、相手によっては意図的に手順を変えてきたり、もとより常識的にはならないよう打ってくるタイプもいますので、鵜呑みには出来ません。 また、3巡目くらいまでの早い巡目に違和感がある牌が捨ててある場合、布石の可能性もあるので注意が必要です。 例としましては 例1  九索 上向き北三筒 上向き九筒 上向き白
例2 
一万 上向き七索 上向き南中六筒 上向き (例1、2共、全て手出し)
例1の三筒、例2の七索が注目すべき牌ですが、それより後から出てきた牌が手牌構成上必要なだけかもしれませんが、以降の「気配」は要注意です。
中盤で感じ取るべき気配は相手のアガリまでの距離です。「テンパイ」なのか「1シャンテン」なのか、それとも手間取っているのかなどです。序盤の捨て牌から感じた手役の方向性から進んだ牌が出てくるかで判断します。また自分のアガリまでの距離が何番手なのかを把握することも大事です。
普通の手や高い手ならダブ東やドラ、手役構成上必要であったであろう中張牌。チャンタ系なら手役構成上必要であったろう幺九牌、字牌(七索九索九索からの九索のような手出し牌)ホンイツ系なら手役構成上必要であったろうその染め手の色の牌などです。
反対にそういう牌が見られず、自分の方がアガリに近い(1番手もしくは2番手)と感じれば先手を取りにいけます。ただ、たった1牌でアガリまでの距離を追いつかれたり、抜かれたりもしますので、先手を取れていると感じても油断せず「気配」や番手は常に意識して探っておく必要があります。
終盤に入った時に自分がリーチを打っていればもうやることはありません。運を天に任せるのみです。でも実際にはどうしても相手の動向「気配」は目に入ってくるものですが・・
問題はリーチをかけてない場合です。その場合はそれこそ1牌の見落としもすることなく、慎重に進めていく必要があります。
終盤で感じ取るべき「気配」は誰がアガリに来ているのかを把握することも重要ですが、アガリに来ていないと思われる相手が本当にアガリに来ていないのかを見極めるのも同じくらい重要です。
終盤はアガリに来ている者は率先して場に対して強い牌を切ってきます。リーチ者を思い浮かべてください。当たり前のことですが、自分のアガリ牌以外なんでも捨ててきます。それに近い強い捨て牌になります。(あくまで近いですが・・)
それ以外の者は捨て牌が強い者に対して必然的に弱くなります。弱くなるというのは、現物などの放銃しない牌を基本的に切ることになるということです。
ただ、一見して弱い牌でも実はそんなに弱くない牌の場合もあります。そういう牌を見落とすと痛い目に遭うことがあります。さて、その実はそんなに弱くない牌とはどんな牌でしょうか。
・スジ牌 ・ノーチャンス牌 ・数巡を残しての完全安全牌
などです。普通、オリると決めた以上は放銃したくはありません。そのはずなのに、安全そうという理由だけで切るでしょうか。多くの現物牌が存在する終盤です。もちろん安全牌に窮しての打牌ということもありえますが、そう勝手に思い込み、相手が巻き返して入れた「テンパイ気配」を見落とし放銃なんてことはないようにしたいものです。
反対に
・全くの無スジ ・生牌や1枚切れのファン牌
などは切った方から見れば、案外安全が保障された牌なのかもしれません。もちろん、ノーマークにはせず、次に出てくる牌を見る必要がありますが・・
その局が終わるまで気を抜かず「気配」を探り続けることが大事だと思います。
さて、今回はここまでといたします。次回は「表と裏」について書いてみようかと思っています。
それではまた。

第27期中部プロリーグ 第3節レポート

Aリーグ:大滝聡

第27期中部プロリーグも中盤戦となる第3節。
第1節では三戸が+108.2P 第2節では杉浦が+94.9Pと荒れた展開になったが、ポイント上位の2人が更にポイントを伸ばして決勝へと近づくのか?

それとも、前2節の様にポイントを大きく伸ばしてくる者が現れるのか、目が離せない。

三戸、杉浦と同卓する者は自分のポイントもさる事ながら、出来れば両者のポイントを少しでも削って混戦状態に持っていきたいところだ。

果たして結果はどうだったのであろう?
振り返ってみることにします。

1卓 杉浦、朝岡、山神、大滝、小野
1回戦が抜け番だった杉浦は2回戦からの対局。
いきなり▲26.9Pのラスをひき、今日は苦しい戦いになると思われたのだが、終わってみれば+6.8Pとポイントを微増して暫定首位の座をキープする事に成功。
私も同卓して感じたのだがとにかく粘り強いという印象。
ジリジリと点棒が削られる状態であっても、ジタバタせずに何とか放銃だけは回避しようという姿勢が見受けられた。
今日の様な後手にまわる展開の中、しっかりとプラスで終了した結果に杉浦自身も決勝への手応えを感じたのではなかろうか?
反対に前期優勝の小野が精彩を欠いている。
この日も▲25.9Pと3節続けてのマイナスで終えた。
「優勝した事がフロックと思われない様にこれからも精進していきたい。」と語ってくれた小野だが暫定14位と思いもよらぬ順位。

中部プロリーグにおいて、トントン拍子に昇級してAリーグにおいて優勝した小野。
リーグ戦において、ここまで苦しい戦いは初めての経験に違いない。
あと残り2節、小野の奮起に期待したい。

2卓 三戸、寺戸、森下、村瀬、菅野
杉浦同様、注目の三戸だがこの日も順調に+19.5Pとポイントを伸ばした。
卓のトップは+26.1Pの村瀬。
前2節思うような麻雀が打たせてもらえず下位に甘んじていた村瀬だが、やっとひと息つけるといった感じだろう。

森下についても触れておかなければならない。
第39期王位戦のタイトル獲得以来、数々のメディア対局で結果を残した森下だが地元中部プロリーグにおいての優勝はまだない。
決勝進出にはやや苦しい順位になってしまったが、アガリに向かう際の踏み込みが鋭くて力強い麻雀を見せて欲しい。

3卓 伊藤、佐藤、杉村、日下、土岐
結果だけ見てみると杉村が卓内トップとなる+19.9P
「今日の内容だったら40~50Pは勝っておきたかった。」と話した通り、最終戦の1人沈みのラスが痛すぎる。

決勝進出を見据える以上、トータルのポイントをプラスにしておきたかったというのが本音であろう。
ポイント上位の伊藤は+5.1Pとしっかりと浮きにまわった。
「今日はプラスで終えればいい。」と対局後に話していた姿には余裕すら感じられた。

佐藤も1回戦で▲62.4Pと大きなラスを引きながら、後半挽回しての▲9.6Pと踏み止まった。

以前の彼女ならズルズルと大敗してもおかしくはない。
ここ最近でのメンタル面での強化が着実に実を結んでいるようだ。

3節を消化して暫定3位までの杉浦、三戸、伊藤は中部プロリーグ優勝経験者。
リーグ戦での戦い方を熟知しているだけに上位陣の壁を崩すのは容易ではない。
しかし1節で+100P勝てる日もあれば▲100P叩く事もある。
私自身、残留を視野に入れた戦いになりそうだが、最後まで諦めずに目標を持って残り2節戦いたい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 23.7 94.9 6.8 125.4
2 三戸 亮祐 108.2 ▲ 10.3 19.5 117.4
3 伊藤 鉄也 22.4 47.2 5.1 74.7
4 佐藤 あいり 39.9 6.1 ▲ 9.6 36.4
5 寺戸 孝志 ▲ 3.5 13.7 8.0 18.2
6 朝岡 祐 23.2 ▲ 36.8 19.2 5.6
7 杉村 泰治 ▲ 64.7 28.5 19.9 ▲ 16.3
8 森下 剛任 18.6 ▲ 12.7 ▲ 27.1 ▲ 21.2
9 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 48.5 26.1 ▲ 36.8
10 日下 健司 ▲ 65.8 13.4 13.0 ▲ 39.4
11 大滝 聡 ▲ 59.6 18.6 ▲ 8.4 ▲ 49.4
12 菅野 直 13.2 ▲ 38.2 ▲ 26.5 ▲ 51.5
13 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 19.2 8.3 ▲ 93.2
14 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 48.4 ▲ 25.9 ▲ 103.3
15 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 29.3 ▲ 28.4 ▲ 116.1

 

Bリーグ:林俊宏

偉大な麻雀プロへ

今節、中部本部の副本部長で鳳凰位リーグA1所属現九段古川孝次との対局となった。
以前も書いたが、古川の言葉で中部プロリーグ参戦を決意した私にとっては、今節の対局が楽しみでしょうがなかった。
むしろこの日の為に参戦していると言っても過言ではない。
開局早々、古川の先制リーチ。すぐに跳満をツモリアガった。
開かれた綺麗なホンイツの手牌。
さすがだと心に思った。

古川が中部本部で、いや麻雀界で残してきた功績はとても大きい。
阿佐田杯(第7期・第9期・第10期・第11期)
鳳凰位 3連覇(第16期・17期・18期)
麻雀戦国時代の当時、前人未到の鳳凰位3連覇で全国に古川孝次の名前を世に知らしめた。
古川の背中を追い、麻雀の世界に入る者。東京へ出て夢見る者。挫折する者。
その中の1人に私がいた。プロ連盟に入会した時は19期生。私もまた古川を追った者なのだ。

A1リーグの生配信や、鳳凰位決定戦などパソコンの画面越しでしか観る事の出来なかった古川の麻雀。
3連覇した時から腕は錆付いていなかった。きっと衰えはあるのだろうが、努力と抜群のセンスで、いまだに第一線で活躍をしている。本人は屈託のない笑顔で照れ笑いをする。数年前、同期のプロがこんな事を言った。
何故、こんなトッププロの対局をドームとかでやらないのだろう。きっとドームが満席になってもおかしくない程のタイトル戦だと思うんだけど。ドームは無理かもしれないけど、テレビではやって欲しいよね。
そんな話をしていたのを覚えている。現在、ニコ生で色々な麻雀動画が配信されている。閲覧者が1万人を超える番組も出てきた。
ひょっとしたら、この視聴者が3万人や4万人になった時、テレビでの配信やもっと増えたら、本当にドームなどでの開催も夢物語ではなくなるのではないか。そんな夢を魅させてくれる偉大なプロが古川孝次なのだ。
東1局鮮烈な跳満をツモった古川を見ながら、そんな事を思い出した。その日、1日ずっと古川の麻雀を食い入る様に魅入った。結果は古川の圧勝劇だが、まさしく横綱としての麻雀だった。

どうせ登るなら高い山を目指そう

14年前、鳳凰位3連覇した直後に古川から貰った色紙にそう書いてあった。
今でも大事に飾ってある。生まれて初めて貰った麻雀プロのサイン。
そこには、本物の麻雀プロの姿があった。私は今、高い山を目指している。古川の背中を追い続けて・・・。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 古川 孝次 ▲ 13.5 39.6 64.6 90.7
2 金平 裕樹 15.8 ▲ 25.1 80.4 71.1
3 牛尾 信之 2.7 62.1 ▲ 0.3 64.5
4 浅野 文雅 17.0 17.9 23.5 58.4
5 安藤 大貴 53.7 ▲ 25.9 28.4 56.2
6 山本 拓哉 41.3 ▲ 0.8 7.2 47.7
7 加藤 泰史 ▲ 5.6 8.0 ▲ 4.9 ▲ 2.5
8 木村 東平 7.2 15.0 ▲ 26.7 ▲ 4.5
9 青山 大 ▲ 1.9 37.6 ▲ 54.7 ▲ 19.0
10 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 4.9 ▲ 22.6 ▲ 27.6
11 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 11.7 ▲ 29.7 ▲ 45.7
12 越川 清一 ▲ 81.6 36.0 ▲ 12.3 ▲ 57.9
13 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 33.2 10.1 ▲ 67.2
14 鈴木 雄介 27.6 ▲ 31.3 ▲ 77.2 ▲ 80.9
15 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 21.4 31.2 ▲ 119.4
16 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 61.9 ▲ 17.0 ▲ 134.9

 

Cリーグ:都築友和

ちょうど折り返し地点であるこの第3節、前節に大きくマイナスした私の目標はまず原点復帰!そこに至るには決して楽なポイントではないが少しでもそこに近づきたいと意欲を燃やしていた。
しかし、前のめりになりすぎてしまって過剰な攻めをしても結果はついて来るはずもなく、空回りして前節の二の舞いにならないことにもあわせて注意しながら対局に入った。

1半荘目は+9.6Pの2着で終える。一度しかなかったがチャンス手もしっかりとツモアガりすることができたし、放銃もなくまずまずの手応えを感じることができた。
しかし続く2半荘目の開局の親番に、いきなり▲7,700の放銃からのスタートとなり、少し前節の試合展開が頭をよぎった。
「より集中して対局せねば」と心に言い聞かせて気を引き締め直し、その後は最後まで崩れることなく最終的にはトータル+4.8Pとなった。

結果としてみてみれば、目標には全く届くものではなかったが、とはいえ、今期ようやく念願のプラスで終えたことは少しホッとすることが出来た。
しかし我慢する局面は耐えることが出来ていたと思うが、加点のチャンスを逃してしまった場面も何度かあったとも感じたので、リーチ判断や押し引き判断は正解を導き出し続けるのは、困難なものではあると思うがもう少しアガりの精度をあげて残り2節を戦っていかねばと思う。

全体の結果はポイントこそマイナスしたものの、トータル+121.1Pで大西がしっかり首位をキープしている。
しかし4位まで20Pも差がなく、次節以降はさらに熱戦が予想される。

まだ大きな負債をかかえた私は、その渦中に割って入いっていくには遠い位置にいて前途遼遠ではあるが、最後まで諦めることなくしっかり上を目指して闘い抜きたいと思う。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大西 義則 95.2 48.7 ▲ 22.8 121.1
2 河合 慎悟 ▲ 12.8 84.9 45.3 117.4
3 清水 哲也 ▲ 6.9 91.6 25.3 110.0
4 長谷川 弘 102.2 16.4 ▲ 16.6 102.0
5 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 2.6 76.1 69.7
6 大高坂 松城 8.3 41.5 6.2 56.0
7 高橋 侑希 54.0 ▲ 30.1 23.0 46.9
8 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.1 38.3 32.0
9 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 0.4 71.8 20.8
10 原田 知彦 35.6 1.8 ▲ 19.7 17.7
11 岡田 智和 43.2 ▲ 12.7 ▲ 14.1 16.4
12 鈴木 淳 29.7 ▲ 4.7 ▲ 18.8 6.2
13 鈴木 基芳 ▲ 9.0 32.3 ▲ 28.3 ▲ 5.0
14 山本 美文 ▲ 16.9 39.8 ▲ 33.7 ▲ 10.8
15 若松 正和 36.4 ▲ 46.1 ▲ 12.9 ▲ 22.6
16 斎藤 寛生 ▲ 23.6 11.2 ▲ 18.3 ▲ 30.7
17 岡本 丈司 ▲ 35.2 0.9 1.4 ▲ 32.9
18 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 34.8 19.8 ▲ 72.2
19 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 96.6 4.8 ▲ 104.1
20 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 89.9 ▲ 16.7 ▲ 116.1
21 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 36.7 ▲ 25.8 ▲ 142.7
22 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 210.8
23 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 53.4 ▲ 88.3 ▲ 218.3

中部プロリーグ レポート/第27期中部プロリーグ 第3節レポート

Aリーグ:大滝聡
第27期中部プロリーグも中盤戦となる第3節。
第1節では三戸が+108.2P 第2節では杉浦が+94.9Pと荒れた展開になったが、ポイント上位の2人が更にポイントを伸ばして決勝へと近づくのか?
それとも、前2節の様にポイントを大きく伸ばしてくる者が現れるのか、目が離せない。
三戸、杉浦と同卓する者は自分のポイントもさる事ながら、出来れば両者のポイントを少しでも削って混戦状態に持っていきたいところだ。
果たして結果はどうだったのであろう?
振り返ってみることにします。
1卓 杉浦、朝岡、山神、大滝、小野
1回戦が抜け番だった杉浦は2回戦からの対局。
いきなり▲26.9Pのラスをひき、今日は苦しい戦いになると思われたのだが、終わってみれば+6.8Pとポイントを微増して暫定首位の座をキープする事に成功。
私も同卓して感じたのだがとにかく粘り強いという印象。
ジリジリと点棒が削られる状態であっても、ジタバタせずに何とか放銃だけは回避しようという姿勢が見受けられた。
今日の様な後手にまわる展開の中、しっかりとプラスで終了した結果に杉浦自身も決勝への手応えを感じたのではなかろうか?
反対に前期優勝の小野が精彩を欠いている。
この日も▲25.9Pと3節続けてのマイナスで終えた。
「優勝した事がフロックと思われない様にこれからも精進していきたい。」と語ってくれた小野だが暫定14位と思いもよらぬ順位。
中部プロリーグにおいて、トントン拍子に昇級してAリーグにおいて優勝した小野。
リーグ戦において、ここまで苦しい戦いは初めての経験に違いない。
あと残り2節、小野の奮起に期待したい。
2卓 三戸、寺戸、森下、村瀬、菅野
杉浦同様、注目の三戸だがこの日も順調に+19.5Pとポイントを伸ばした。
卓のトップは+26.1Pの村瀬。
前2節思うような麻雀が打たせてもらえず下位に甘んじていた村瀬だが、やっとひと息つけるといった感じだろう。
森下についても触れておかなければならない。
第39期王位戦のタイトル獲得以来、数々のメディア対局で結果を残した森下だが地元中部プロリーグにおいての優勝はまだない。
決勝進出にはやや苦しい順位になってしまったが、アガリに向かう際の踏み込みが鋭くて力強い麻雀を見せて欲しい。
3卓 伊藤、佐藤、杉村、日下、土岐
結果だけ見てみると杉村が卓内トップとなる+19.9P
「今日の内容だったら40~50Pは勝っておきたかった。」と話した通り、最終戦の1人沈みのラスが痛すぎる。
決勝進出を見据える以上、トータルのポイントをプラスにしておきたかったというのが本音であろう。
ポイント上位の伊藤は+5.1Pとしっかりと浮きにまわった。
「今日はプラスで終えればいい。」と対局後に話していた姿には余裕すら感じられた。
佐藤も1回戦で▲62.4Pと大きなラスを引きながら、後半挽回しての▲9.6Pと踏み止まった。
以前の彼女ならズルズルと大敗してもおかしくはない。
ここ最近でのメンタル面での強化が着実に実を結んでいるようだ。
3節を消化して暫定3位までの杉浦、三戸、伊藤は中部プロリーグ優勝経験者。
リーグ戦での戦い方を熟知しているだけに上位陣の壁を崩すのは容易ではない。
しかし1節で+100P勝てる日もあれば▲100P叩く事もある。
私自身、残留を視野に入れた戦いになりそうだが、最後まで諦めずに目標を持って残り2節戦いたい。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 23.7 94.9 6.8 125.4
2 三戸 亮祐 108.2 ▲ 10.3 19.5 117.4
3 伊藤 鉄也 22.4 47.2 5.1 74.7
4 佐藤 あいり 39.9 6.1 ▲ 9.6 36.4
5 寺戸 孝志 ▲ 3.5 13.7 8.0 18.2
6 朝岡 祐 23.2 ▲ 36.8 19.2 5.6
7 杉村 泰治 ▲ 64.7 28.5 19.9 ▲ 16.3
8 森下 剛任 18.6 ▲ 12.7 ▲ 27.1 ▲ 21.2
9 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 48.5 26.1 ▲ 36.8
10 日下 健司 ▲ 65.8 13.4 13.0 ▲ 39.4
11 大滝 聡 ▲ 59.6 18.6 ▲ 8.4 ▲ 49.4
12 菅野 直 13.2 ▲ 38.2 ▲ 26.5 ▲ 51.5
13 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 19.2 8.3 ▲ 93.2
14 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 48.4 ▲ 25.9 ▲ 103.3
15 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 29.3 ▲ 28.4 ▲ 116.1

 
Bリーグ:林俊宏
偉大な麻雀プロへ
今節、中部本部の副本部長で鳳凰位リーグA1所属現九段古川孝次との対局となった。
以前も書いたが、古川の言葉で中部プロリーグ参戦を決意した私にとっては、今節の対局が楽しみでしょうがなかった。
むしろこの日の為に参戦していると言っても過言ではない。
開局早々、古川の先制リーチ。すぐに跳満をツモリアガった。
開かれた綺麗なホンイツの手牌。
さすがだと心に思った。
古川が中部本部で、いや麻雀界で残してきた功績はとても大きい。
阿佐田杯(第7期・第9期・第10期・第11期)
鳳凰位 3連覇(第16期・17期・18期)
麻雀戦国時代の当時、前人未到の鳳凰位3連覇で全国に古川孝次の名前を世に知らしめた。
古川の背中を追い、麻雀の世界に入る者。東京へ出て夢見る者。挫折する者。
その中の1人に私がいた。プロ連盟に入会した時は19期生。私もまた古川を追った者なのだ。
A1リーグの生配信や、鳳凰位決定戦などパソコンの画面越しでしか観る事の出来なかった古川の麻雀。
3連覇した時から腕は錆付いていなかった。きっと衰えはあるのだろうが、努力と抜群のセンスで、いまだに第一線で活躍をしている。本人は屈託のない笑顔で照れ笑いをする。数年前、同期のプロがこんな事を言った。
何故、こんなトッププロの対局をドームとかでやらないのだろう。きっとドームが満席になってもおかしくない程のタイトル戦だと思うんだけど。ドームは無理かもしれないけど、テレビではやって欲しいよね。
そんな話をしていたのを覚えている。現在、ニコ生で色々な麻雀動画が配信されている。閲覧者が1万人を超える番組も出てきた。
ひょっとしたら、この視聴者が3万人や4万人になった時、テレビでの配信やもっと増えたら、本当にドームなどでの開催も夢物語ではなくなるのではないか。そんな夢を魅させてくれる偉大なプロが古川孝次なのだ。
東1局鮮烈な跳満をツモった古川を見ながら、そんな事を思い出した。その日、1日ずっと古川の麻雀を食い入る様に魅入った。結果は古川の圧勝劇だが、まさしく横綱としての麻雀だった。
どうせ登るなら高い山を目指そう
14年前、鳳凰位3連覇した直後に古川から貰った色紙にそう書いてあった。
今でも大事に飾ってある。生まれて初めて貰った麻雀プロのサイン。
そこには、本物の麻雀プロの姿があった。私は今、高い山を目指している。古川の背中を追い続けて・・・。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 古川 孝次 ▲ 13.5 39.6 64.6 90.7
2 金平 裕樹 15.8 ▲ 25.1 80.4 71.1
3 牛尾 信之 2.7 62.1 ▲ 0.3 64.5
4 浅野 文雅 17.0 17.9 23.5 58.4
5 安藤 大貴 53.7 ▲ 25.9 28.4 56.2
6 山本 拓哉 41.3 ▲ 0.8 7.2 47.7
7 加藤 泰史 ▲ 5.6 8.0 ▲ 4.9 ▲ 2.5
8 木村 東平 7.2 15.0 ▲ 26.7 ▲ 4.5
9 青山 大 ▲ 1.9 37.6 ▲ 54.7 ▲ 19.0
10 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 4.9 ▲ 22.6 ▲ 27.6
11 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 11.7 ▲ 29.7 ▲ 45.7
12 越川 清一 ▲ 81.6 36.0 ▲ 12.3 ▲ 57.9
13 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 33.2 10.1 ▲ 67.2
14 鈴木 雄介 27.6 ▲ 31.3 ▲ 77.2 ▲ 80.9
15 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 21.4 31.2 ▲ 119.4
16 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 61.9 ▲ 17.0 ▲ 134.9

 
Cリーグ:都築友和
ちょうど折り返し地点であるこの第3節、前節に大きくマイナスした私の目標はまず原点復帰!そこに至るには決して楽なポイントではないが少しでもそこに近づきたいと意欲を燃やしていた。
しかし、前のめりになりすぎてしまって過剰な攻めをしても結果はついて来るはずもなく、空回りして前節の二の舞いにならないことにもあわせて注意しながら対局に入った。
1半荘目は+9.6Pの2着で終える。一度しかなかったがチャンス手もしっかりとツモアガりすることができたし、放銃もなくまずまずの手応えを感じることができた。
しかし続く2半荘目の開局の親番に、いきなり▲7,700の放銃からのスタートとなり、少し前節の試合展開が頭をよぎった。
「より集中して対局せねば」と心に言い聞かせて気を引き締め直し、その後は最後まで崩れることなく最終的にはトータル+4.8Pとなった。
結果としてみてみれば、目標には全く届くものではなかったが、とはいえ、今期ようやく念願のプラスで終えたことは少しホッとすることが出来た。
しかし我慢する局面は耐えることが出来ていたと思うが、加点のチャンスを逃してしまった場面も何度かあったとも感じたので、リーチ判断や押し引き判断は正解を導き出し続けるのは、困難なものではあると思うがもう少しアガりの精度をあげて残り2節を戦っていかねばと思う。
全体の結果はポイントこそマイナスしたものの、トータル+121.1Pで大西がしっかり首位をキープしている。
しかし4位まで20Pも差がなく、次節以降はさらに熱戦が予想される。
まだ大きな負債をかかえた私は、その渦中に割って入いっていくには遠い位置にいて前途遼遠ではあるが、最後まで諦めることなくしっかり上を目指して闘い抜きたいと思う。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大西 義則 95.2 48.7 ▲ 22.8 121.1
2 河合 慎悟 ▲ 12.8 84.9 45.3 117.4
3 清水 哲也 ▲ 6.9 91.6 25.3 110.0
4 長谷川 弘 102.2 16.4 ▲ 16.6 102.0
5 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 2.6 76.1 69.7
6 大高坂 松城 8.3 41.5 6.2 56.0
7 高橋 侑希 54.0 ▲ 30.1 23.0 46.9
8 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.1 38.3 32.0
9 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 0.4 71.8 20.8
10 原田 知彦 35.6 1.8 ▲ 19.7 17.7
11 岡田 智和 43.2 ▲ 12.7 ▲ 14.1 16.4
12 鈴木 淳 29.7 ▲ 4.7 ▲ 18.8 6.2
13 鈴木 基芳 ▲ 9.0 32.3 ▲ 28.3 ▲ 5.0
14 山本 美文 ▲ 16.9 39.8 ▲ 33.7 ▲ 10.8
15 若松 正和 36.4 ▲ 46.1 ▲ 12.9 ▲ 22.6
16 斎藤 寛生 ▲ 23.6 11.2 ▲ 18.3 ▲ 30.7
17 岡本 丈司 ▲ 35.2 0.9 1.4 ▲ 32.9
18 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 34.8 19.8 ▲ 72.2
19 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 96.6 4.8 ▲ 104.1
20 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 89.9 ▲ 16.7 ▲ 116.1
21 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 36.7 ▲ 25.8 ▲ 142.7
22 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 210.8
23 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 53.4 ▲ 88.3 ▲ 218.3

第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第1節レポート

Aリーグ第1節:坂本誠裕

はじめまして、Aリーグレポート担当させていただきます坂本です。
あこがれのAリーグに緊張し、更にレポートまで担当なのでちゃんとこなせるか心配ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。

まだ少し肌寒い中、第15期太閤位リーグ初節が始まりました。
A2卓(米川・藤川・貫上・坂本)
今回は覇王決勝進出の米川、覇王連覇の藤川、前回太閤位2位の貫上、自分だけが全く場違いな感じですが、胸を借りるつもりで挑みました。
団子状態で始まった東4局1本場
南家・米川が発五万を仕掛け、更に白中が見えず緊張が走ります。
そんな中、親 坂本

三万四万五万六万七万六索七索三筒四筒五筒九筒九筒九筒  ツモ六万  ドラ三筒

流石にリーチはしないものの、何時もならテンパイにとりそうな形でしたが、六万をはずし1シャンテン維持、そんな所に中をツモの声が、藤川が七対子ドラドラをアガリ、この勢いのまま初戦を制しました。
2回戦・3回戦は大きな動きはなく、3回戦終了時
貫上+27.5P 坂本+5.8P 藤川▲10.8P米川▲22.5Pで迎えた4回戦オーラス
米川33,300 藤川33,000 坂本30,500 貫上22,900
なんとかトータルプラスの貫上の1人沈みで終了したいところ、藤川の早い仕掛けに対し
北家 坂本

三索四索五索六索八索八索八索五筒六筒七筒  明カン二万 上向き二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ドラ五索

これに対し米川から藤川の現物七索が出て坂本2,000のアガリで終了。
2,000ならロンされても大丈夫と見た米川の一打に、まだまだ自分の力不足を痛切に感じさせられました。

A1卓(花岡・仁科・辻本・森下)
太閤位決勝戦常連の花岡、Bリーグをぶっちぎりの通過をした森下の卓。
3回戦終了時
辻本+58.9P 森下+27.7P 花岡▲23.5P 仁科▲63.1P
こちらはかなりの乱打戦がくりひろげられた様
4回戦 花岡が東4局の親番で、5万点越えの貫禄のトップ目、流石に辻本の3連続トップは無理そうに見えました。
さらに、南3局 親仁科

六万八万二索二索五索五索五索六索七索八索六筒七筒八筒  ドラ六筒

これを辻本からアガリ12,000。
これで辻本のプラスは厳しいかとおもわれたが、ラス親でアガリを重ね、3連勝を決め+87.4Pの大幅プラスとなりました。
その中で印象に残ったのが、オーラス 親辻本

四万五万六万八万七索八索九索二筒二筒四筒五筒六筒七筒七筒  ドラ八万

ここから八万切りなのだが、リーチせずに次巡に三筒を引き入れて二筒を切りリーチ。
1位の花岡と数百点の状況、自分なら焦ってリーチをしてしまいそうな場面、辻本に聞いてみると、
白も見えてない状況だったので、三筒を引く以外のリーチは考えていませんでした」との事、こういった冷静な判断が今回の大幅なプラスを生んだと思いました。

 

Bリーグ第1節:吉田圭吾

1卓(吉田哲・松永・吉田圭・吉本)
2卓(上村・高谷・筒井・原田)
3卓(山室・中川・山中・掛樋)
4卓(中安・宮田・城・稲岡)

1卓1回戦東2局
南家、吉田が

五筒五筒五筒六筒七筒八筒九筒  ポン南南南  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き

このテンパイを入れるが親の松永のヤミテンに放銃。

一万二万三万五万六万七万七万八万八万九万九万二筒二筒  ロン四万

11,600のアガリとなりました。
これを含めアガリを重ねた松永が1回戦のトップを取り、連続を狙いにいきます。
しかし、2回戦、3回戦、4回戦と吉本が3連勝、そして、この日トータルトップに立ちました。3・4回戦は1人浮きでのトップとなり緒戦を大きく制しました。

2卓4回戦東4局
西家・原田がリーチ、南家・筒井がドラの二筒をポンと挟まれた親の高谷ですが、

六万七万九索九索五筒五筒五筒六筒六筒八筒八筒東東

ここから東をポン打六筒、ツモ五万六筒でテンパイ。九索が出てアガリ切りこの局を制しました。
もし私が打っていたらオリていたかもしれません。そんな局面で、高谷は自分のアガリにしたので、キレのある良いアガリだと思いました。
卓内では高谷がトップとなりました。今後に注目したいと思います。

 

C1リーグ前期第1節:伊原達矢

今期C1リーグのレポート担当となりました伊原達矢です。よろしくお願いします。
C1は半期の決戦で昇級人数が2人、降級人数が4人というシビアなリーグですので、第1節から重要な戦いとなります。

1卓(延原・秋山・川上・山神)
この卓は川上がオールプラスでまとめトップ、延原にとっては厳しいスタートとなりました。

2卓 (大橋・長野・赤木(由)・中野)
この卓は大橋が1人浮きのトップとなり、好調なスタートを切っています。

3卓 (伊原・長尾・赤木(里)・木下)
この卓は攻めが裏目に出てしまった伊原が1人マイナスという厳しい結果となりました。

4卓 (坂上・辻井・丸山・後藤)
この卓は大きなトップを2回取った丸山が1人浮きで好調なスタートとなりました。

4卓 (4回戦 南4局1本場 親坂上)
オーラストップで迎えた坂上の手牌は

一万二万六万六万九万二索二索八索八索九索九索四筒六筒  ドラ六筒

七対子、ドラ2の2シャンテンからドラを重ねて

六万六万六万二索二索二索八索八索二筒二筒三筒四筒五筒

タンヤオ、ドラ3のテンパイにたどり着くが、後藤が割り込んでホンイツ、発の5,200を辻井からロン。
残念ながら坂上の加点とはなりませんでした。
これで後藤は4回戦をプラスで終えることとなりました。

大きなプラス、マイナスの生まれた波乱の第1節となりましたが、
第2節からは、今回プラスの結果となった方も、マイナスだった方も昇級を見据えて
1戦、1戦大切にしていきましょう。

 

C2リーグ前期第1節:鎌田周平

花散らしの雨もあがり、初夏を思わせる陽気が漂い、また、新しいスタートを感じさせる雰囲気の中でリーグ戦はスタートしました。
年度始めになると、新しい生活へと踏み出す人も多いでしょう。
花冷えの時期を越え、青葉芽吹く季節と陽気が歩み出し、それが後押しをしてくれるかもしれません。ですが、時として立ち止まることもまた重要なのではないか、ということを考えさせられる内容を含んだ第一節となりました。

2卓(冨田・南田・中島・土田)
東3局の出来事です。トップは4万点オーバーの土田。この時点での冨田は20,500点持ちのラス目。
配牌はチンイツの見える牌姿。8巡目で3シャンテン。

一索二索五索一筒三筒四筒六筒六筒七筒八筒八筒九筒九筒  ドラ六索

次の9巡目で親の中島からリーチがかかります。
リーチ宣言牌は四筒。中島の河にソーズは0枚、第一打は八筒
以降はマンズが一万二万四万七万と字牌が3枚散らばっている状態です。
同巡目に冨田は五筒を引き込み二索を切ります。そして10巡目にも五筒を引き込み一索を切り1シャンテンに。

五索一筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒八筒八筒九筒九筒

そして11、12巡目と安牌をツモ切った後、13巡目に上家の土田から七筒が出ます。
ここで七筒八筒九筒とチーして五索を切れば、牌姿は

一筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒八筒九筒  チー七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き

こうなり、受けの広いチンイツの1シャンテンとなります。
二筒がチーもしくはツモることができれば高目一通付きの跳満テンパイですし、現物の四筒七筒がチーできても一筒を落としての三筒六筒九筒3面待ちのテンパイとなります。
ですが、冨田は七筒をチーすることなく、七索を引き入れて現物の四筒を落としてオリる選択をしました。
結果、親の中島は四索をツモっての2,600オールのアガりとなります。

七万八万九万四索六索七索八索九索九索九索六筒七筒八筒  ツモ四索  ドラ六索

仮に13巡目で冨田が七筒をチーして五索を落としていれば、3,900点の直撃を受けていたことになります。

ラス目からチンイツのアガリを目指して一索二索を切り、前へ出る一方で、当たりの可能性が高いと思われる五索は切らないというということ。
この局から、前へ進むだけではなく、時には立ち止まることも重要であるという事の一端を垣間見た気がしました。

関西プロリーグ レポート/第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第1節レポート

Aリーグ第1節:坂本誠裕
はじめまして、Aリーグレポート担当させていただきます坂本です。
あこがれのAリーグに緊張し、更にレポートまで担当なのでちゃんとこなせるか心配ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。
まだ少し肌寒い中、第15期太閤位リーグ初節が始まりました。
A2卓(米川・藤川・貫上・坂本)
今回は覇王決勝進出の米川、覇王連覇の藤川、前回太閤位2位の貫上、自分だけが全く場違いな感じですが、胸を借りるつもりで挑みました。
団子状態で始まった東4局1本場
南家・米川が発五万を仕掛け、更に白中が見えず緊張が走ります。
そんな中、親 坂本
三万四万五万六万七万六索七索三筒四筒五筒九筒九筒九筒  ツモ六万  ドラ三筒
流石にリーチはしないものの、何時もならテンパイにとりそうな形でしたが、六万をはずし1シャンテン維持、そんな所に中をツモの声が、藤川が七対子ドラドラをアガリ、この勢いのまま初戦を制しました。
2回戦・3回戦は大きな動きはなく、3回戦終了時
貫上+27.5P 坂本+5.8P 藤川▲10.8P米川▲22.5Pで迎えた4回戦オーラス
米川33,300 藤川33,000 坂本30,500 貫上22,900
なんとかトータルプラスの貫上の1人沈みで終了したいところ、藤川の早い仕掛けに対し
北家 坂本
三索四索五索六索八索八索八索五筒六筒七筒  明カン二万 上向き二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ドラ五索
これに対し米川から藤川の現物七索が出て坂本2,000のアガリで終了。
2,000ならロンされても大丈夫と見た米川の一打に、まだまだ自分の力不足を痛切に感じさせられました。
A1卓(花岡・仁科・辻本・森下)
太閤位決勝戦常連の花岡、Bリーグをぶっちぎりの通過をした森下の卓。
3回戦終了時
辻本+58.9P 森下+27.7P 花岡▲23.5P 仁科▲63.1P
こちらはかなりの乱打戦がくりひろげられた様
4回戦 花岡が東4局の親番で、5万点越えの貫禄のトップ目、流石に辻本の3連続トップは無理そうに見えました。
さらに、南3局 親仁科
六万八万二索二索五索五索五索六索七索八索六筒七筒八筒  ドラ六筒
これを辻本からアガリ12,000。
これで辻本のプラスは厳しいかとおもわれたが、ラス親でアガリを重ね、3連勝を決め+87.4Pの大幅プラスとなりました。
その中で印象に残ったのが、オーラス 親辻本
四万五万六万八万七索八索九索二筒二筒四筒五筒六筒七筒七筒  ドラ八万
ここから八万切りなのだが、リーチせずに次巡に三筒を引き入れて二筒を切りリーチ。
1位の花岡と数百点の状況、自分なら焦ってリーチをしてしまいそうな場面、辻本に聞いてみると、
白も見えてない状況だったので、三筒を引く以外のリーチは考えていませんでした」との事、こういった冷静な判断が今回の大幅なプラスを生んだと思いました。
 
Bリーグ第1節:吉田圭吾
1卓(吉田哲・松永・吉田圭・吉本)
2卓(上村・高谷・筒井・原田)
3卓(山室・中川・山中・掛樋)
4卓(中安・宮田・城・稲岡)
1卓1回戦東2局
南家、吉田が
五筒五筒五筒六筒七筒八筒九筒  ポン南南南  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き
このテンパイを入れるが親の松永のヤミテンに放銃。
一万二万三万五万六万七万七万八万八万九万九万二筒二筒  ロン四万
11,600のアガリとなりました。
これを含めアガリを重ねた松永が1回戦のトップを取り、連続を狙いにいきます。
しかし、2回戦、3回戦、4回戦と吉本が3連勝、そして、この日トータルトップに立ちました。3・4回戦は1人浮きでのトップとなり緒戦を大きく制しました。
2卓4回戦東4局
西家・原田がリーチ、南家・筒井がドラの二筒をポンと挟まれた親の高谷ですが、
六万七万九索九索五筒五筒五筒六筒六筒八筒八筒東東
ここから東をポン打六筒、ツモ五万六筒でテンパイ。九索が出てアガリ切りこの局を制しました。
もし私が打っていたらオリていたかもしれません。そんな局面で、高谷は自分のアガリにしたので、キレのある良いアガリだと思いました。
卓内では高谷がトップとなりました。今後に注目したいと思います。
 
C1リーグ前期第1節:伊原達矢
今期C1リーグのレポート担当となりました伊原達矢です。よろしくお願いします。
C1は半期の決戦で昇級人数が2人、降級人数が4人というシビアなリーグですので、第1節から重要な戦いとなります。
1卓(延原・秋山・川上・山神)
この卓は川上がオールプラスでまとめトップ、延原にとっては厳しいスタートとなりました。
2卓 (大橋・長野・赤木(由)・中野)
この卓は大橋が1人浮きのトップとなり、好調なスタートを切っています。
3卓 (伊原・長尾・赤木(里)・木下)
この卓は攻めが裏目に出てしまった伊原が1人マイナスという厳しい結果となりました。
4卓 (坂上・辻井・丸山・後藤)
この卓は大きなトップを2回取った丸山が1人浮きで好調なスタートとなりました。
4卓 (4回戦 南4局1本場 親坂上)
オーラストップで迎えた坂上の手牌は
一万二万六万六万九万二索二索八索八索九索九索四筒六筒  ドラ六筒
七対子、ドラ2の2シャンテンからドラを重ねて
六万六万六万二索二索二索八索八索二筒二筒三筒四筒五筒
タンヤオ、ドラ3のテンパイにたどり着くが、後藤が割り込んでホンイツ、発の5,200を辻井からロン。
残念ながら坂上の加点とはなりませんでした。
これで後藤は4回戦をプラスで終えることとなりました。
大きなプラス、マイナスの生まれた波乱の第1節となりましたが、
第2節からは、今回プラスの結果となった方も、マイナスだった方も昇級を見据えて
1戦、1戦大切にしていきましょう。
 
C2リーグ前期第1節:鎌田周平
花散らしの雨もあがり、初夏を思わせる陽気が漂い、また、新しいスタートを感じさせる雰囲気の中でリーグ戦はスタートしました。
年度始めになると、新しい生活へと踏み出す人も多いでしょう。
花冷えの時期を越え、青葉芽吹く季節と陽気が歩み出し、それが後押しをしてくれるかもしれません。ですが、時として立ち止まることもまた重要なのではないか、ということを考えさせられる内容を含んだ第一節となりました。
2卓(冨田・南田・中島・土田)
東3局の出来事です。トップは4万点オーバーの土田。この時点での冨田は20,500点持ちのラス目。
配牌はチンイツの見える牌姿。8巡目で3シャンテン。
一索二索五索一筒三筒四筒六筒六筒七筒八筒八筒九筒九筒  ドラ六索
次の9巡目で親の中島からリーチがかかります。
リーチ宣言牌は四筒。中島の河にソーズは0枚、第一打は八筒
以降はマンズが一万二万四万七万と字牌が3枚散らばっている状態です。
同巡目に冨田は五筒を引き込み二索を切ります。そして10巡目にも五筒を引き込み一索を切り1シャンテンに。
五索一筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒八筒八筒九筒九筒
そして11、12巡目と安牌をツモ切った後、13巡目に上家の土田から七筒が出ます。
ここで七筒八筒九筒とチーして五索を切れば、牌姿は
一筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒八筒九筒  チー七筒 左向き八筒 上向き九筒 上向き
こうなり、受けの広いチンイツの1シャンテンとなります。
二筒がチーもしくはツモることができれば高目一通付きの跳満テンパイですし、現物の四筒七筒がチーできても一筒を落としての三筒六筒九筒3面待ちのテンパイとなります。
ですが、冨田は七筒をチーすることなく、七索を引き入れて現物の四筒を落としてオリる選択をしました。
結果、親の中島は四索をツモっての2,600オールのアガりとなります。
七万八万九万四索六索七索八索九索九索九索六筒七筒八筒  ツモ四索  ドラ六索
仮に13巡目で冨田が七筒をチーして五索を落としていれば、3,900点の直撃を受けていたことになります。
ラス目からチンイツのアガリを目指して一索二索を切り、前へ出る一方で、当たりの可能性が高いと思われる五索は切らないというということ。
この局から、前へ進むだけではなく、時には立ち止まることも重要であるという事の一端を垣間見た気がしました。

第14期北陸リーグ 第2節レポート

第2節組み合わせ(敬称略)

1卓木戸プロ×安城プロ×山川×島
2卓後藤プロ×押川×小泉×窪田
3卓本田プロ×木下×北川×光岡
4卓志多木プロ×久々湊×久保×吉田
5卓濱平プロ×平澤×栗野×森田

1卓での対局となった私は、第2節からの戦いとなった。
勝又プロをゲストとした1節で、良い刺激を受けてモチベーションも上がっている方々に、気持ちで負けないように気を引き締めて対局に臨んだ。

1回戦・2回戦と山川さんが勝負手をアガリ場をリードする展開。
私を含む3名はアガリはするものの、継続したアガリが無く、どちらかといえば小場よりで、打点というよりか局を流すアガリが多い。

2回戦
南1局南家

五万六万二索二索四索五索六索四筒五筒六筒七筒八筒九筒  ツモ四万  ドラ六万

四万七万が4枚切れの状態で、4枚目の七万の2,000点をスルー。その後仕掛けも入り、親の山川さんのリーチが来るも、なんとか2,000・4,000のツモアガリ。
この半荘はこのアガリしかなかったが2着で終了。この時のヤミテンの判断やスルーの判断の優劣が難しかったのだが良い結果となりホッとした。

更に3回戦では、小場を制して小さいながらもトップを取り最終戦へ。

4回戦南4局北家25600点

一万二万二万三万三万四索五索六索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ一万  ドラ八万

この1,300・2,600のアガリで3着ではあるが30,800点の浮きになり、今節3-2-1-3で+18.2Pで終了となった。

今節私は親でのアガリがあまりなく、打点もそんなに高くないものの、ヤミや仕掛けの細かいアガリで他家の親も流せた事が勝因だと思う。だがそのような麻雀はポイントを守れる事はあっても、ポイントを稼ぐ事は難しいだろう。

全体のポイントを見てみると、やはり上位陣の安定感が目立つ。
栗野さん、押川さん、本田プロもポイントを伸ばした。
1節目では不調だった、窪田さん、島さん、森田さんもポイントのプラスに戻しており、まだまだ誰が抜け出すか分からない展開になっている。

1節目、2節目のポイントの動きを見てみると、各卓の1人不調者が狙われ、2人ないし3人がポイントを奪い合う様な形になっている。
狙われる立場になると一層厳しい戦いになる。次回はこのようなポイントの動きにも注目すると面白いだろう。

今期はもしかしたら決勝ボーダーが高めになるのではないかと予測している。
次回はポイントを守るのでなく、叩けるような戦い方をしたいと思う。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 栗野 健翔 一般 61.6 27.9  

 

 

89.5
2 光岡 大幸 一般 56.0 21.9  

 

 

77.9
3 木戸 僚之 プロ 55.5 18.2  

 

 

73.7
4 押川 憲一 一般 53.1 3.9  

 

 

57.0
5 本田 朋広 プロ 31.8 24.7  

 

 

56.5
6 久保 智央 一般 ▲ 26.0 55.6  

 

 

29.6
7 小泉 陽平 一般 37.6 ▲ 14.5  

 

 

23.1
8 濱平 光朗 プロ 57.5 ▲ 36.5  

 

 

21.0
9 窪田 一彦 一般 ▲ 20.6 33.7  

 

 

13.1
10 島 隆浩 一般 ▲ 15.9 22.6  

 

 

6.7
11 森田 有一 一般 ▲ 26.4 32.6  

 

 

6.2
12 平澤 憲一 一般 27.2 ▲ 44.0  

 

 

▲ 16.8
13 久々湊 康雄 一般 ▲ 26.2 ▲ 18.0  

 

 

▲ 44.2
14 志多木 健 プロ ▲ 2.4 ▲ 42.6  

 

 

▲ 45.0
15 吉田 健彦 一般 ▲ 53.8 5.0  

 

 

▲ 48.8
16 北川 光 一般 ▲ 52.2 ▲ 2.2  

 

 

▲ 54.4
17 安城 るい プロ 18.4 ▲ 75.4  

 

 

▲ 57.0
18 後藤 正博 プロ ▲ 52.5 ▲ 23.1  

 

 

▲ 75.6
19 木下 玄基 一般 ▲ 30.6 ▲ 46.4  

 

 

▲ 77.0
20 山川 眞一郎 一般 ▲ 92.1 11.6  

 

 

▲ 80.5

北陸リーグ レポート/第14期北陸リーグ 第2節レポート

第2節組み合わせ(敬称略)
1卓木戸プロ×安城プロ×山川×島
2卓後藤プロ×押川×小泉×窪田
3卓本田プロ×木下×北川×光岡
4卓志多木プロ×久々湊×久保×吉田
5卓濱平プロ×平澤×栗野×森田
1卓での対局となった私は、第2節からの戦いとなった。
勝又プロをゲストとした1節で、良い刺激を受けてモチベーションも上がっている方々に、気持ちで負けないように気を引き締めて対局に臨んだ。
1回戦・2回戦と山川さんが勝負手をアガリ場をリードする展開。
私を含む3名はアガリはするものの、継続したアガリが無く、どちらかといえば小場よりで、打点というよりか局を流すアガリが多い。
2回戦
南1局南家
五万六万二索二索四索五索六索四筒五筒六筒七筒八筒九筒  ツモ四万  ドラ六万
四万七万が4枚切れの状態で、4枚目の七万の2,000点をスルー。その後仕掛けも入り、親の山川さんのリーチが来るも、なんとか2,000・4,000のツモアガリ。
この半荘はこのアガリしかなかったが2着で終了。この時のヤミテンの判断やスルーの判断の優劣が難しかったのだが良い結果となりホッとした。
更に3回戦では、小場を制して小さいながらもトップを取り最終戦へ。
4回戦南4局北家25600点
一万二万二万三万三万四索五索六索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ一万  ドラ八万
この1,300・2,600のアガリで3着ではあるが30,800点の浮きになり、今節3-2-1-3で+18.2Pで終了となった。
今節私は親でのアガリがあまりなく、打点もそんなに高くないものの、ヤミや仕掛けの細かいアガリで他家の親も流せた事が勝因だと思う。だがそのような麻雀はポイントを守れる事はあっても、ポイントを稼ぐ事は難しいだろう。
全体のポイントを見てみると、やはり上位陣の安定感が目立つ。
栗野さん、押川さん、本田プロもポイントを伸ばした。
1節目では不調だった、窪田さん、島さん、森田さんもポイントのプラスに戻しており、まだまだ誰が抜け出すか分からない展開になっている。
1節目、2節目のポイントの動きを見てみると、各卓の1人不調者が狙われ、2人ないし3人がポイントを奪い合う様な形になっている。
狙われる立場になると一層厳しい戦いになる。次回はこのようなポイントの動きにも注目すると面白いだろう。
今期はもしかしたら決勝ボーダーが高めになるのではないかと予測している。
次回はポイントを守るのでなく、叩けるような戦い方をしたいと思う。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 栗野 健翔 一般 61.6 27.9       89.5
2 光岡 大幸 一般 56.0 21.9       77.9
3 木戸 僚之 プロ 55.5 18.2       73.7
4 押川 憲一 一般 53.1 3.9       57.0
5 本田 朋広 プロ 31.8 24.7       56.5
6 久保 智央 一般 ▲ 26.0 55.6       29.6
7 小泉 陽平 一般 37.6 ▲ 14.5       23.1
8 濱平 光朗 プロ 57.5 ▲ 36.5       21.0
9 窪田 一彦 一般 ▲ 20.6 33.7       13.1
10 島 隆浩 一般 ▲ 15.9 22.6       6.7
11 森田 有一 一般 ▲ 26.4 32.6       6.2
12 平澤 憲一 一般 27.2 ▲ 44.0       ▲ 16.8
13 久々湊 康雄 一般 ▲ 26.2 ▲ 18.0       ▲ 44.2
14 志多木 健 プロ ▲ 2.4 ▲ 42.6       ▲ 45.0
15 吉田 健彦 一般 ▲ 53.8 5.0       ▲ 48.8
16 北川 光 一般 ▲ 52.2 ▲ 2.2       ▲ 54.4
17 安城 るい プロ 18.4 ▲ 75.4       ▲ 57.0
18 後藤 正博 プロ ▲ 52.5 ▲ 23.1       ▲ 75.6
19 木下 玄基 一般 ▲ 30.6 ▲ 46.4       ▲ 77.0
20 山川 眞一郎 一般 ▲ 92.1 11.6       ▲ 80.5

Mr.Xの連盟Weekly!

 

100

【プロリーグ規定の改正】

プロリーグでは今期より「牌を3牌以上こぼした場合、一局アガリ放棄とする」
という罰則規定が採用された。
説明するまでもないけど、牌が見えてしまえば、ゲーム性を大きく損なってしまうことになる。麻雀牌は一種類4枚ずつしかないから、時には重大な影響を及ぼすこともあるよな。
昔は自分の手牌を見せてしまったときも、相手に対して謝れ、と教わったものだ。

 

 

写真は今年A2に昇級を決めた、西川淳だ。

100

この方は「とにかく牌をこぼさない」ということを強く意識して対局に臨んでいるそうで、
チャンピオンズリーグで優勝したときのインタビューでは…

《チャンピオンズリーグ優勝インタビューより抜粋》インタビュアー:桜井紘己

桜井「では決勝戦を通じて、一番良かった点と悪かった点を教えてください」

西川「良かった点は、いいメンバーと打てたということかな」

桜井「具体的には?」

西川「なんていうのかな、これは1つの例に過ぎないんだけど、決勝戦を通じて誰1人牌をこぼさなかったとかね」

桜井「ほう」

西川「誰もこぼさないってすごいことだと思うのよ。プロなら当たり前かもしれないけど」

こう語っている。

ただし「全員が恐る恐るといったモーションで牌を打ち出すのは味気ない」
「プロならカッコ良く打牌して欲しい!」
そういった意見も聞こえてくる。
確かに、指先から感情が伝わってくるようなスリリングな対局を視聴者は期待しているのは事実だ。

最初から牌を積まなければ…
すべてネットで対局すれば…

このような言葉を言われてしまっては、プロ雀士の存在意義がなくなってしまう。
最低限のマナーは守った上で、対局を行ってほしい。

 

 

 

 

100

 

いや、山井プロの画像に悪意はないぞ(笑)
麻雀プロという職業は腰への負担が大きいんだ。
足を組むと負担が軽減されるということもあるから、気心知れた相手との対局なら、一言かければ許してくれるだろう。

 

 

【チームHELLニア】
腰と言えば、初回のプロリーグを別日対局でおこなった佐々木寿人はヘルニアと診断を受けたらしい。
たまたま、チームの先輩である前原雄大もヘルニアの経験者で、色々とお世話になっているらしい。
この日も腰への負担を考え、半荘4回で稽古を終えて、食事に向かう。
ヨロヨロと老人のようなスピードで歩く佐々木寿人を気遣って…

 

100

 

と思いきや、

 

100
100
100
100

 

目的地のとんかつ屋には前原が1着でゴール!
その差約10馬身!
(1馬身は約2.4m)
実に厳しいチームだ…
チームメイトが2人しかいないのも頷ける。

 

【ゆーみん】
魚谷侑未が戦術書を出版するようだ。

100

女流の間では凄すぎる成績を残している魚谷の思考を知ることができるかも。要check

 

【壮絶なバトル】
吉野「古橋さん今日は語り明かしましょう」

古橋「BATTLEならいいぜ」

吉野「お願いします!背中借ります!」

 

100

 

吉野「Yo! check it up!要check it up!yeah オレは石川生まれ、石川育ち!隣の村まで大体友達!7年間リーグが大体同じ~・・・・・♪」

 

100

 

古橋「チェケチェケyeah 俺は静岡生まれ!静岡育ち!モチヅキ、サルカワ、ヒヨシ、トモダチ!後輩よりも先輩大好き!・・・・・♪」

吉野「HEY!仕事欲しいYo!」

古橋「Yo!よ!吉野!お前降級したからダメYo!しかもオレに言うな会長にyeah~」

吉野「yeahないYoーーー! 」

100
100

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

 

100

【プロリーグ規定の改正】
プロリーグでは今期より「牌を3牌以上こぼした場合、一局アガリ放棄とする」
という罰則規定が採用された。
説明するまでもないけど、牌が見えてしまえば、ゲーム性を大きく損なってしまうことになる。麻雀牌は一種類4枚ずつしかないから、時には重大な影響を及ぼすこともあるよな。
昔は自分の手牌を見せてしまったときも、相手に対して謝れ、と教わったものだ。
 
 
写真は今年A2に昇級を決めた、西川淳だ。

100

この方は「とにかく牌をこぼさない」ということを強く意識して対局に臨んでいるそうで、
チャンピオンズリーグで優勝したときのインタビューでは…
《チャンピオンズリーグ優勝インタビューより抜粋》インタビュアー:桜井紘己
桜井「では決勝戦を通じて、一番良かった点と悪かった点を教えてください」
西川「良かった点は、いいメンバーと打てたということかな」
桜井「具体的には?」
西川「なんていうのかな、これは1つの例に過ぎないんだけど、決勝戦を通じて誰1人牌をこぼさなかったとかね」
桜井「ほう」
西川「誰もこぼさないってすごいことだと思うのよ。プロなら当たり前かもしれないけど」
こう語っている。
ただし「全員が恐る恐るといったモーションで牌を打ち出すのは味気ない」
「プロならカッコ良く打牌して欲しい!」
そういった意見も聞こえてくる。
確かに、指先から感情が伝わってくるようなスリリングな対局を視聴者は期待しているのは事実だ。
最初から牌を積まなければ…
すべてネットで対局すれば…
このような言葉を言われてしまっては、プロ雀士の存在意義がなくなってしまう。
最低限のマナーは守った上で、対局を行ってほしい。
 
 
 
 

100

 
いや、山井プロの画像に悪意はないぞ(笑)
麻雀プロという職業は腰への負担が大きいんだ。
足を組むと負担が軽減されるということもあるから、気心知れた相手との対局なら、一言かければ許してくれるだろう。
 
 
【チームHELLニア】
腰と言えば、初回のプロリーグを別日対局でおこなった佐々木寿人はヘルニアと診断を受けたらしい。
たまたま、チームの先輩である前原雄大もヘルニアの経験者で、色々とお世話になっているらしい。
この日も腰への負担を考え、半荘4回で稽古を終えて、食事に向かう。
ヨロヨロと老人のようなスピードで歩く佐々木寿人を気遣って…
 

100

 
と思いきや、
 

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目的地のとんかつ屋には前原が1着でゴール!
その差約10馬身!
(1馬身は約2.4m)
実に厳しいチームだ…
チームメイトが2人しかいないのも頷ける。
 
【ゆーみん】
魚谷侑未が戦術書を出版するようだ。

100

女流の間では凄すぎる成績を残している魚谷の思考を知ることができるかも。要check
 
【壮絶なバトル】
吉野「古橋さん今日は語り明かしましょう」
古橋「BATTLEならいいぜ」
吉野「お願いします!背中借ります!」
 

100

 
吉野「Yo! check it up!要check it up!yeah オレは石川生まれ、石川育ち!隣の村まで大体友達!7年間リーグが大体同じ~・・・・・♪」
 

100

 
古橋「チェケチェケyeah 俺は静岡生まれ!静岡育ち!モチヅキ、サルカワ、ヒヨシ、トモダチ!後輩よりも先輩大好き!・・・・・♪」
吉野「HEY!仕事欲しいYo!」
古橋「Yo!よ!吉野!お前降級したからダメYo!しかもオレに言うな会長にyeah~」
吉野「yeahないYoーーー! 」

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第27期中部プロリーグ 第2節レポート

Aリーグ:大滝聡

三寒四温という言葉がまさにピッタリ当てはまる、そんな3月の中旬。中部プロリーグ第2節が開催されました。

今節より最終節にあたる第5節までの対局の組み合わせが変更となり、5人打ちでの対局となりました。
当たり前の事ではあるが同じ面子で4回戦、対局するのとは違い、毎回面子が1人入れ替わる。
これが今期、戦っていく上での1つのポイントになりそうだ。

麻雀には打ち手のフォームというものが存在するが、攻撃型・守備型・面前重視型・速攻型・自在型(バランス型)私がざっと思い浮かんだだけでも様々な型がある。
もちろん1人の打ち手を1つの型に当てはめる事など出来ないし、同じようなタイプの打ち手であっても個人の雀力の違いや当日の調子次第で展開や内容はガラリと変化するものだ。
同じ面子で対局しても麻雀というものの性質上、毎回違う結果をもたらす。
面子が変わればなおさらである。

普段、決勝戦や自分の対局が早く終わった際にしか観戦出来ないものが抜け番の時間にする事が出来る。
自分は昇級したばかりで未対戦の方も何名かいる。
今後戦っていく相手を知る為にも勉強させてもらう為にも有意義な時間を使いたいと思う。

1卓 杉村・菅野・朝岡・小野・杉浦

この日の主役は何と言っても杉浦。4連勝こそならなかったものの、4回戦もきっちりと浮いてのトータル+94.9Pと存在感を見せつけた。
前節からの巻き返しに注目していた杉村だが+25.5Pと挽回してみせた。
今節の杉浦の様な好調者がいると、それに巻き込まれて同卓者はマイナスで終わりそうなものだが何とか離されずにスコアを残す。
杉村の地力を再確認した。逆に、前期優勝の小野は前節に続いてのマイナスとなり、厳しいポジションとなった。

2卓 土岐・大滝・寺戸・三戸・森下
2回戦から対局の土岐がアガリの回数こそ少ないものの、親番で本手を決めての2連勝。
逆に後半戦は後手にまわる展開が続き、前半戦のプラスを吐き出すだけに留まらず、▲29.3Pと悔しい結果となった。
土岐自身、もう少しやれたはずといったもどかしさが残ったのではなかろうか?

3卓 佐藤・村瀬・山神・伊藤・日下
1回戦、2回戦と連続ラスの伊藤であったが、後半戦は1人浮きの2連勝で卓内トップの+47.2Pで締めくくった。
優勝経験もある伊藤の長所はAルールにおける素点の叩き方にあると思う。
最終節にゴボウ抜きで決勝進出を決めた記憶も新しい。このまま勢いにのってくのか?
来節以降も注目したい。

第2節を終えて、杉浦・三戸が頭一つ抜け出す展開となった今期のAリーグ。皆が目指すものは決勝の舞台。
まだまだ全員にチャンスが残されているし、私自身もこれからだという気持ちでいる。来節も胸を借りるつもりで自分らしい自然なフォームで対局に臨みたいと思う。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 23.7 94.9 118.6
2 三戸 亮祐 108.2 ▲ 10.3 97.9
3 伊藤 鉄也 22.4 47.2 69.6
4 佐藤 あいり 39.9 6.1 46.0
5 寺戸 孝志 ▲ 3.5 13.7 10.2
6 森下 剛任 18.6 ▲ 12.7 5.9
7 朝岡 祐 23.2 ▲ 36.8 ▲ 13.6
8 菅野 直 13.2 ▲ 38.2 ▲ 25.0
9 杉村 泰治 ▲ 64.7 28.5 ▲ 36.2
10 大滝 聡 ▲ 59.6 18.6 ▲ 41.0
11 日下 健司 ▲ 65.8 13.4 ▲ 52.4
12 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 48.5 ▲ 62.9
13 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 48.4 ▲ 77.4
14 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 29.3 ▲ 87.7
15 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 19.2 ▲ 101.5

 

Bリーグ:林俊宏

「時の運」

先日鳳凰位戦で決勝の解説で言われた言葉である。
勝負事には運否天賦は付き物なのは、誰もが味わった事のある出来事であろう。
中部プロリーグ第2節の日、名古屋には多くの観光客が溢れ、街中がごった返していた。
この日は名古屋ウィメンズマラソンで、リオデジャネイロ五輪最終選考会を兼ねたレースが行われたのだ。
候補となる日本人選手は2位と3位だったのだがレース史上空前のデットヒートとなり、その差はわずか1秒だった。
五輪への切符は2位の選手が獲得濃厚と翌日のニュースや新聞は伝えた。
たったの1秒。100メートル走ではなく42.195キロメートルでの1秒差。
こんなにも大きな大きな1秒があるのだろか。
私達麻雀プロも半年間のリーグ戦を打ち終わった時に100点差で負ける時がある。
勝者がいれば敗者が存在するのだが、この重みは各々だ。私達競技者として衝撃の出来事だった。

「勝って騒がれるより負けて騒がれる力士をめざせ!」

こちらはある、偉大な力士が言われた言葉である。
この言葉を聞いたとき、自分もそんな麻雀プロをめざしてみたいと思った。
意義深い言葉である。
まずは、結果を出すのは必須だし当然過程も大事なのだ。
絶対的王者というものはそういうものだと考えている。どの競技もトップアスリート達は当たり前のように勝ち続け結果を残し続けているが、それは途方もない努力の賜物なのだ。
プロ野球でヒットを打ち続けている選手が1日に3三振をしたら翌日にはニュースになる。オリンピックで金メダル確実と言われる柔道の選手が1回戦で負けたら翌日、日本中が落胆する。
その舞台に立つだけでも偉業な事なのだが、様々な競争に勝ち続けてきたにも関わらず一度の敗戦で騒がれてしまうのだ。
麻雀という競技はいつも勝ち続け常勝というのが非常に難しい競技である。

技術、知識、精神力、体力、集中力、間合い、駆け引き、戦略、我慢、勇気、経験、執念、覚悟。
有りとあらゆる要素が必要なのだが、何か1つでも欠けた時、敗北がやってくるのである。
故に一流のアスリートや棋士達は、試合当日へ体調やモチベーションをマックスに持ってくるのだ。
何故負けたのか?
もし、この理由が分からない若手プロがいたのなら今一度、稽えて欲しい。
そして、多くの負けの苦渋を知り勝ちへ貪欲になって欲しいと思う。
順風満帆に勝ち続ける人はいないのだから、例え負けてもいいし効率が悪く遠回りしてもいいのだ。
上に記した内容だけではなく麻雀プロとしてのプロセスを細分化して、勝利への道筋を確立していって欲しい。
きっと、この中部プロリーグからいずれ大きな舞台で闘う若手プロが現れるだろう。

麻雀プロにはマラソンのようなゴールはないと思っている。

ゴールがないからこそ、そんな時に勝って騒がれるより負けて騒がれるプロへと育っていってほしいと思う春の1日であった。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 牛尾 信之 2.7 62.1 64.8
2 山本 拓哉 41.3 ▲ 0.8 40.5
3 青山 大 ▲ 1.9 37.6 35.7
4 浅野 文雅 17.0 17.9 34.9
5 安藤 大貴 53.7 ▲ 25.9 27.8
6 古川 孝次 ▲ 13.5 39.6 26.1
7 木村 東平 7.2 15.0 22.2
8 加藤 泰史 ▲ 5.6 8.0 2.4
9 鈴木 雄介 27.6 ▲ 31.3 ▲ 3.7
10 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 4.9 ▲ 5.0
11 金平 裕樹 15.8 ▲ 25.1 ▲ 9.3
12 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 11.7 ▲ 16.0
13 越川 清一 ▲ 81.6 36.0 ▲ 45.6
14 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 33.2 ▲ 77.3
15 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 61.9 ▲ 117.9
16 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 21.4 ▲ 150.6

 

Cリーグ:都築友和

第1節マイナスで終えた私の相手は、長谷川・鈴木(淳)・河合の3者である。
皆上位リーグ経験者と言うこともあり厳しい戦いになることは予想していたが、私も是が非でもプラスが欲しいところでありこの第2節は一層気合を入れて臨んだ。

1回戦目は+6.4Pの2着、2回戦目は、河合が東場の親で5本場まで積みあげた時に「はやく止めなければ」と少し焦った私は、軽率に長谷川に満貫を放銃してしまうなどして、その後立て直すことが出来ずに▲34.3Pと大きなマイナスで4着となってしまう。
自ら墓穴を掘ってしまった私は、3回戦目も展開は変わらない。
全く手が入らないうえに他家の連荘は止まらないジリジリと点棒が削られていった私の南2局の大切な親番もすぐノーテンで流れてしまう。
もう負けを覚悟していた私にようやく念願の手が入る。

南3局2本場、7巡目 持ち点は13,300点
タンピンドラドラのテンパイ。ツモに好感触がありツモアガリすることができればオーラス次第でプラスにもっていけるかもと私は迷わずリーチを選択した。
だが、当然そんなにあまいものではない。長谷川に仕掛けをいれられてかわされ1,000点の放銃となった。

しかし、また次局に同様のタンピンドラドラの手が入る。「次こそは」とまたもリーチを選択したが、振り返ってみればこれが大きな間違いであったと思う。
その時、親の長谷川はピンズ模様のホンイツ仕掛け、待ちは他の色ではあるがそんな親に喧嘩をふっかける私に対して、他の2人もあまい牌を切るはずもなく、結果は長谷川に12,000点の放銃で目も当てられない結果となった。
オーラスには鈴木(淳)にアガられ全員に浮かれてしまい1人沈みでさらに大きなマイナスの▲46.7Pの4着で終わった。

1回目の放銃は勝負に負けた結果ともとれるが、2回目は状況判断が全くできていなく少しでもポイントを取り戻そうとただ自身の手に溺れた欲望による行動であったしこのような最悪な結果から逃れる手段はあったと思う。
調子の悪い時にも少ないマイナスで抑える技術や精神力を身につけねば堂々巡りで大きなポイントは積み重ねることは難しいのであろう。

4半荘目もいいところなしの4着で今節は▲96.6Pと順位もかなり落としてしまった。
残り3節で課題を克服し、ボーダーまで辿り着くのは難しいかもしれないが諦めることなくまずは今節の結果を深く反省し来月向けてしっかりと準備して備えたいと思う。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大西 義則 95.2 48.7 143.9
2 長谷川 弘 102.2 16.4 118.6
3 清水 哲也 ▲ 6.9 91.6 84.7
4 河合 慎悟 ▲ 12.8 84.9 72.1
5 大高坂 松城 8.3 41.5 49.8
6 原田 知彦 35.6 1.8 37.4
7 岡田 智和 43.2 ▲ 12.7 30.5
8 鈴木 淳 29.7 ▲ 4.7 25.0
9 高橋 侑希 54.0 ▲ 30.1 23.9
10 鈴木 基芳 ▲ 9.0 32.3 23.3
11 山本 美文 ▲ 16.9 39.8 22.9
12 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.1 ▲ 6.3
13 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 2.6 ▲ 6.4
14 若松 正和 36.4 ▲ 46.1 ▲ 9.7
15 斎藤 寛生 ▲ 23.6 11.2 ▲ 12.4
16 岡本 丈司 ▲ 35.2 0.9 ▲ 34.3
17 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 0.4 ▲ 51.0
18 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 34.8 ▲ 92.0
19 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 89.9 ▲ 99.4
20 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 96.6 ▲ 108.9
21 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 100.0 ▲ 110.8
22 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 36.7 ▲ 116.9
23 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 53.4 ▲ 130.0

中部プロリーグ レポート/第27期中部プロリーグ 第2節レポート

Aリーグ:大滝聡
三寒四温という言葉がまさにピッタリ当てはまる、そんな3月の中旬。中部プロリーグ第2節が開催されました。
今節より最終節にあたる第5節までの対局の組み合わせが変更となり、5人打ちでの対局となりました。
当たり前の事ではあるが同じ面子で4回戦、対局するのとは違い、毎回面子が1人入れ替わる。
これが今期、戦っていく上での1つのポイントになりそうだ。
麻雀には打ち手のフォームというものが存在するが、攻撃型・守備型・面前重視型・速攻型・自在型(バランス型)私がざっと思い浮かんだだけでも様々な型がある。
もちろん1人の打ち手を1つの型に当てはめる事など出来ないし、同じようなタイプの打ち手であっても個人の雀力の違いや当日の調子次第で展開や内容はガラリと変化するものだ。
同じ面子で対局しても麻雀というものの性質上、毎回違う結果をもたらす。
面子が変わればなおさらである。
普段、決勝戦や自分の対局が早く終わった際にしか観戦出来ないものが抜け番の時間にする事が出来る。
自分は昇級したばかりで未対戦の方も何名かいる。
今後戦っていく相手を知る為にも勉強させてもらう為にも有意義な時間を使いたいと思う。
1卓 杉村・菅野・朝岡・小野・杉浦
この日の主役は何と言っても杉浦。4連勝こそならなかったものの、4回戦もきっちりと浮いてのトータル+94.9Pと存在感を見せつけた。
前節からの巻き返しに注目していた杉村だが+25.5Pと挽回してみせた。
今節の杉浦の様な好調者がいると、それに巻き込まれて同卓者はマイナスで終わりそうなものだが何とか離されずにスコアを残す。
杉村の地力を再確認した。逆に、前期優勝の小野は前節に続いてのマイナスとなり、厳しいポジションとなった。
2卓 土岐・大滝・寺戸・三戸・森下
2回戦から対局の土岐がアガリの回数こそ少ないものの、親番で本手を決めての2連勝。
逆に後半戦は後手にまわる展開が続き、前半戦のプラスを吐き出すだけに留まらず、▲29.3Pと悔しい結果となった。
土岐自身、もう少しやれたはずといったもどかしさが残ったのではなかろうか?
3卓 佐藤・村瀬・山神・伊藤・日下
1回戦、2回戦と連続ラスの伊藤であったが、後半戦は1人浮きの2連勝で卓内トップの+47.2Pで締めくくった。
優勝経験もある伊藤の長所はAルールにおける素点の叩き方にあると思う。
最終節にゴボウ抜きで決勝進出を決めた記憶も新しい。このまま勢いにのってくのか?
来節以降も注目したい。
第2節を終えて、杉浦・三戸が頭一つ抜け出す展開となった今期のAリーグ。皆が目指すものは決勝の舞台。
まだまだ全員にチャンスが残されているし、私自身もこれからだという気持ちでいる。来節も胸を借りるつもりで自分らしい自然なフォームで対局に臨みたいと思う。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 23.7 94.9 118.6
2 三戸 亮祐 108.2 ▲ 10.3 97.9
3 伊藤 鉄也 22.4 47.2 69.6
4 佐藤 あいり 39.9 6.1 46.0
5 寺戸 孝志 ▲ 3.5 13.7 10.2
6 森下 剛任 18.6 ▲ 12.7 5.9
7 朝岡 祐 23.2 ▲ 36.8 ▲ 13.6
8 菅野 直 13.2 ▲ 38.2 ▲ 25.0
9 杉村 泰治 ▲ 64.7 28.5 ▲ 36.2
10 大滝 聡 ▲ 59.6 18.6 ▲ 41.0
11 日下 健司 ▲ 65.8 13.4 ▲ 52.4
12 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 48.5 ▲ 62.9
13 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 48.4 ▲ 77.4
14 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 29.3 ▲ 87.7
15 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 19.2 ▲ 101.5

 
Bリーグ:林俊宏
「時の運」
先日鳳凰位戦で決勝の解説で言われた言葉である。
勝負事には運否天賦は付き物なのは、誰もが味わった事のある出来事であろう。
中部プロリーグ第2節の日、名古屋には多くの観光客が溢れ、街中がごった返していた。
この日は名古屋ウィメンズマラソンで、リオデジャネイロ五輪最終選考会を兼ねたレースが行われたのだ。
候補となる日本人選手は2位と3位だったのだがレース史上空前のデットヒートとなり、その差はわずか1秒だった。
五輪への切符は2位の選手が獲得濃厚と翌日のニュースや新聞は伝えた。
たったの1秒。100メートル走ではなく42.195キロメートルでの1秒差。
こんなにも大きな大きな1秒があるのだろか。
私達麻雀プロも半年間のリーグ戦を打ち終わった時に100点差で負ける時がある。
勝者がいれば敗者が存在するのだが、この重みは各々だ。私達競技者として衝撃の出来事だった。
「勝って騒がれるより負けて騒がれる力士をめざせ!」
こちらはある、偉大な力士が言われた言葉である。
この言葉を聞いたとき、自分もそんな麻雀プロをめざしてみたいと思った。
意義深い言葉である。
まずは、結果を出すのは必須だし当然過程も大事なのだ。
絶対的王者というものはそういうものだと考えている。どの競技もトップアスリート達は当たり前のように勝ち続け結果を残し続けているが、それは途方もない努力の賜物なのだ。
プロ野球でヒットを打ち続けている選手が1日に3三振をしたら翌日にはニュースになる。オリンピックで金メダル確実と言われる柔道の選手が1回戦で負けたら翌日、日本中が落胆する。
その舞台に立つだけでも偉業な事なのだが、様々な競争に勝ち続けてきたにも関わらず一度の敗戦で騒がれてしまうのだ。
麻雀という競技はいつも勝ち続け常勝というのが非常に難しい競技である。
技術、知識、精神力、体力、集中力、間合い、駆け引き、戦略、我慢、勇気、経験、執念、覚悟。
有りとあらゆる要素が必要なのだが、何か1つでも欠けた時、敗北がやってくるのである。
故に一流のアスリートや棋士達は、試合当日へ体調やモチベーションをマックスに持ってくるのだ。
何故負けたのか?
もし、この理由が分からない若手プロがいたのなら今一度、稽えて欲しい。
そして、多くの負けの苦渋を知り勝ちへ貪欲になって欲しいと思う。
順風満帆に勝ち続ける人はいないのだから、例え負けてもいいし効率が悪く遠回りしてもいいのだ。
上に記した内容だけではなく麻雀プロとしてのプロセスを細分化して、勝利への道筋を確立していって欲しい。
きっと、この中部プロリーグからいずれ大きな舞台で闘う若手プロが現れるだろう。
麻雀プロにはマラソンのようなゴールはないと思っている。
ゴールがないからこそ、そんな時に勝って騒がれるより負けて騒がれるプロへと育っていってほしいと思う春の1日であった。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 牛尾 信之 2.7 62.1 64.8
2 山本 拓哉 41.3 ▲ 0.8 40.5
3 青山 大 ▲ 1.9 37.6 35.7
4 浅野 文雅 17.0 17.9 34.9
5 安藤 大貴 53.7 ▲ 25.9 27.8
6 古川 孝次 ▲ 13.5 39.6 26.1
7 木村 東平 7.2 15.0 22.2
8 加藤 泰史 ▲ 5.6 8.0 2.4
9 鈴木 雄介 27.6 ▲ 31.3 ▲ 3.7
10 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 4.9 ▲ 5.0
11 金平 裕樹 15.8 ▲ 25.1 ▲ 9.3
12 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 11.7 ▲ 16.0
13 越川 清一 ▲ 81.6 36.0 ▲ 45.6
14 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 33.2 ▲ 77.3
15 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 61.9 ▲ 117.9
16 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 21.4 ▲ 150.6

 
Cリーグ:都築友和
第1節マイナスで終えた私の相手は、長谷川・鈴木(淳)・河合の3者である。
皆上位リーグ経験者と言うこともあり厳しい戦いになることは予想していたが、私も是が非でもプラスが欲しいところでありこの第2節は一層気合を入れて臨んだ。
1回戦目は+6.4Pの2着、2回戦目は、河合が東場の親で5本場まで積みあげた時に「はやく止めなければ」と少し焦った私は、軽率に長谷川に満貫を放銃してしまうなどして、その後立て直すことが出来ずに▲34.3Pと大きなマイナスで4着となってしまう。
自ら墓穴を掘ってしまった私は、3回戦目も展開は変わらない。
全く手が入らないうえに他家の連荘は止まらないジリジリと点棒が削られていった私の南2局の大切な親番もすぐノーテンで流れてしまう。
もう負けを覚悟していた私にようやく念願の手が入る。
南3局2本場、7巡目 持ち点は13,300点
タンピンドラドラのテンパイ。ツモに好感触がありツモアガリすることができればオーラス次第でプラスにもっていけるかもと私は迷わずリーチを選択した。
だが、当然そんなにあまいものではない。長谷川に仕掛けをいれられてかわされ1,000点の放銃となった。
しかし、また次局に同様のタンピンドラドラの手が入る。「次こそは」とまたもリーチを選択したが、振り返ってみればこれが大きな間違いであったと思う。
その時、親の長谷川はピンズ模様のホンイツ仕掛け、待ちは他の色ではあるがそんな親に喧嘩をふっかける私に対して、他の2人もあまい牌を切るはずもなく、結果は長谷川に12,000点の放銃で目も当てられない結果となった。
オーラスには鈴木(淳)にアガられ全員に浮かれてしまい1人沈みでさらに大きなマイナスの▲46.7Pの4着で終わった。
1回目の放銃は勝負に負けた結果ともとれるが、2回目は状況判断が全くできていなく少しでもポイントを取り戻そうとただ自身の手に溺れた欲望による行動であったしこのような最悪な結果から逃れる手段はあったと思う。
調子の悪い時にも少ないマイナスで抑える技術や精神力を身につけねば堂々巡りで大きなポイントは積み重ねることは難しいのであろう。
4半荘目もいいところなしの4着で今節は▲96.6Pと順位もかなり落としてしまった。
残り3節で課題を克服し、ボーダーまで辿り着くのは難しいかもしれないが諦めることなくまずは今節の結果を深く反省し来月向けてしっかりと準備して備えたいと思う。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大西 義則 95.2 48.7 143.9
2 長谷川 弘 102.2 16.4 118.6
3 清水 哲也 ▲ 6.9 91.6 84.7
4 河合 慎悟 ▲ 12.8 84.9 72.1
5 大高坂 松城 8.3 41.5 49.8
6 原田 知彦 35.6 1.8 37.4
7 岡田 智和 43.2 ▲ 12.7 30.5
8 鈴木 淳 29.7 ▲ 4.7 25.0
9 高橋 侑希 54.0 ▲ 30.1 23.9
10 鈴木 基芳 ▲ 9.0 32.3 23.3
11 山本 美文 ▲ 16.9 39.8 22.9
12 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.1 ▲ 6.3
13 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 2.6 ▲ 6.4
14 若松 正和 36.4 ▲ 46.1 ▲ 9.7
15 斎藤 寛生 ▲ 23.6 11.2 ▲ 12.4
16 岡本 丈司 ▲ 35.2 0.9 ▲ 34.3
17 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 0.4 ▲ 51.0
18 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 34.8 ▲ 92.0
19 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 89.9 ▲ 99.4
20 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 96.6 ▲ 108.9
21 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 100.0 ▲ 110.8
22 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 36.7 ▲ 116.9
23 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 53.4 ▲ 130.0

第25期マスターズ 本戦レポート 宮崎 皓之介

100

全国の一般予選、プロ予選を勝ち上がりこの本戦に進んだ選手は216名。
本戦のシステムは、日本プロ麻雀連盟Bルール(一発裏ドラあり)をまず4回戦(50分打切)戦い、そこで成績プラス者がたすき掛けで(各卓の順位の和が一緒)5回戦目を行う。
そこで勝ち残った上位52名が次のステージである「ベスト56トーナメント」に進むことが出来るシステムとなっている。
今大会も強豪が揃ったマスターズ。初めに注目選手の紹介をしたい。

 

日本プロ麻雀連盟から

100

森山茂和(会長)

100

灘麻太郎(名誉会長)

100

伊藤優孝

100

荒正義

100

古川孝次

100

前原雄大

100

沢崎誠

100

藤原隆弘(競技委員長)

100

ともたけ雅晴

100

藤崎智

100

瀬戸熊直樹

100

前田直哉

100

近藤久晴

100

山井弘

100

望月雅継

100

仁平宣明

100

HIRO柴田

100

山田浩之

100

滝沢和典

100

紺野真太郎

100

猿川真寿

100

吉田直

100

ダンプ大橋

100

内川幸太郎

100

櫻井秀樹

100

小車祥

100

森下剛任

100

清水香織

100

二階堂亜樹

100

宮内こずえ

100

和久津晶

100

魚谷侑未

100

黒沢咲

100

優木美智

100

童瞳

100

中川由佳梨

・・・等

日本プロ麻雀協会から

100

五十嵐毅プロ

100

金太賢プロ

・・・等

 

最高位戦日本プロ麻雀協会から

100

近藤誠一プロ

100

村上淳プロ

100

水巻渉プロ

100

石井あやプロ

100

石井一馬プロ

・・・等

 

RMUから

100

多井隆晴プロ

100

阿部孝則プロ

100

河野高志プロ

 

麻将連合から

100

忍田幸夫プロ

・・・等

 

漫画原作者・編集者の来賀友志さんも参加された。

100

来賀 友志さん

 

 

この並み居る強豪の中、本戦5回戦を制したのはなんと一般参加の栗野健翔さん。

勝因を尋ねたところ、「1位を取れると思ってなかったのでとても驚きました。勝因は1、2回戦の苦しい場面でもオーラスでアガリきり2着を取れたことです。」とのことだった。
明日行われるベスト16トーナメントでの活躍を期待したい。

 

ベスト56トーナメント
ここからは前年度の決勝進出者である木原、平賀、石川の3名と現鳳凰位の勝又、現十段位・柴田の5名が加わり半荘2回戦の卓内上位2名が通過となるトーナメント形式となる。

100

木原浩一プロ

100

平賀聡彦プロ

100

石川優さん

100

勝又健志

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柴田吉和

 

1卓(谷VS平賀VS仁平VS竹内)
1卓の注目はやはり去年のマスターズで熱戦を繰り広げた平賀。
通過本命かと思われたが、連盟の若手である谷と協会の竹内が奮起し、この2名が勝ち上がり。
仁平、平賀は惜しくもここで敗退となった。

1卓勝ち上がり
谷・竹内

 

2卓(瀬戸熊VS井出VS石川さんVS吉田)
2卓は「MONDOプロリーグ」で活躍中の瀬戸熊、井出、さらに去年決勝に残った石川さんと非常に楽しみな卓である。
1回戦で好スタートを切ったのは吉田、ヤミで瀬戸熊からホンイツを決めトップを決める。
このまま逃げ切りたい吉田だが、2回戦は瀬戸熊がリードし苦しい展開となる。
2回戦のオーラスは石川さんが満貫をアガって決着。勝ち上がりは瀬戸熊、石川さんとなった。

2卓勝ち上がり
瀬戸熊・石川さん

 

3卓(木原VS紺野VS魚谷VS大口)
去年は決勝に残るも敗退している木原、なんとしても雪辱を晴らすために勝ちあがりたいところ。その木原、1回戦は終始リードを守ってトップを取り通過候補一番手に名乗りを挙げる。
また2回戦も安定した麻雀でほぼ通過となった。
残り1つとなった椅子を狙う魚谷、2回戦のオーラスの親で3局連続テンパイとアガリにはならずとも驚異的な粘りを見せるが惜しくも敗退となった。

3卓勝ち上がり
木原・紺野

 

4卓(勝又VS前田VS安村VS山本)
今日一番の卓となったのは新旧鳳凰位が揃った4卓。対して若手である安村、山本がどこまで喰らいつけるか。
1回戦東4局、均衡を破ったのは安村。親でのアガリを決め、このリードを守りきってトップとなる。
もうひとつの椅子を得たのは現鳳凰位である勝又。前田、山本の勝負手を丁寧に押さえて2着で通過を決めた。

4卓勝ち上がり
安村・勝又

 

5卓(愛内VS二見VS吉田直VS柴田)
昨年、大ブレイクした現十段位の柴田が加わった5卓。2回戦で一時、50,000点のトップ目に立つも通過とならず。勝ち上がりは吉田、愛内の2名となった。

5卓勝ち上がり
吉田・愛内

 

6卓(松岡VS早川さんVS矢島VS吉田幸)
本選でプロトップの成績を出した松岡。その勢いのままトーナメントも勝ちあがりたいが、ベテランの吉田がそれを阻止する。1、2回戦ともに隙のない麻雀で勝ちあがりを決めた。

6卓勝ち上がり
吉田幸・矢島

 

7卓(前原VS優木VS須賀VS浅井)
1回戦で隙のない麻雀でトップ取った優木と2回戦で爆発力を見せた前原が7卓の勝ち上がり。須賀もオーラスの親で粘りを見せるが惜しくも敗退となった。

7卓勝ち上がり
優木・前原

 

8卓(井上VS大坪VS桜井さんVS松田さん)
8卓の勝ち上がりを決めたのは一般参加の松田さんと新人王井上。大坪も2回戦で追い上げるも一歩届かず、ここで敗退となった。

8卓勝ち上がり
松田さん・井上

 

9卓(藤島VS新谷VS江隈VS石川正)
新谷が途中、粘りをみせてオーラスに条件を残すも敗退。江隈、石川正が逃げ切り、通過を決めた。

9卓勝ち上がり
江隈・石川正

 

10卓(望月VS半沢さんVS橘VS塩原)
A1リーガー望月と塩原が終始安定した麻雀で通過を決める。
A1リーガーの貫禄を見せ付ける結果となった。

10卓勝ち上がり
望月・塩原

 

11卓(赤司VS森VS海谷さんVS高橋)

11卓勝ち上がり
海谷さん・高橋

 

12卓(山井VS阿部VS福島VS仲田)
RMUで唯一の勝ち上がりの阿部、初代世界チャンピオンの山井と実力派揃いとなった12卓。
1回戦でリードを決めたのは阿部と仲田。最後に福島が迫るも阿部を崩せず決着。
勝ち上がりはリードを守りきった阿部と仲田となった。

12卓勝ち上がり
阿部・仲田

 

13卓(弘中VS藤崎VS井出VS吉田)
13卓大本命である藤崎がその実力を発揮する。
1回戦を圧巻の麻雀で占めると、2回戦も安定の麻雀で逃げ切り勝ちあがり。
もう一人は1回戦でラスも2回戦で奮起し、トップを取った井出が逆転勝ち上がりとなった。

13卓勝ち上がり
藤崎・井出

 

14卓(中川VS小川VS阿賀VS渡邉さん)
この卓で強さを見せたのは中川、1回戦でラススタートとなるも2回戦の親番で連荘し逆転を果たす。
逆に1回戦でトップを取るもあと一歩及ばずの阿賀は涙の敗退となった。

14卓勝ちあがり
中川・小川

麻雀マスターズ レポート/第25期マスターズ 本戦レポート 宮崎 皓之介

100
全国の一般予選、プロ予選を勝ち上がりこの本戦に進んだ選手は216名。
本戦のシステムは、日本プロ麻雀連盟Bルール(一発裏ドラあり)をまず4回戦(50分打切)戦い、そこで成績プラス者がたすき掛けで(各卓の順位の和が一緒)5回戦目を行う。
そこで勝ち残った上位52名が次のステージである「ベスト56トーナメント」に進むことが出来るシステムとなっている。
今大会も強豪が揃ったマスターズ。初めに注目選手の紹介をしたい。
 
日本プロ麻雀連盟から

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森山茂和(会長)

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灘麻太郎(名誉会長)

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伊藤優孝

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荒正義

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古川孝次

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前原雄大

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沢崎誠

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藤原隆弘(競技委員長)

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ともたけ雅晴

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藤崎智

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瀬戸熊直樹

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前田直哉

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近藤久晴

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山井弘

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望月雅継

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仁平宣明

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HIRO柴田

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山田浩之

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滝沢和典

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紺野真太郎

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猿川真寿

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吉田直

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ダンプ大橋

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内川幸太郎

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櫻井秀樹

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小車祥

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森下剛任

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清水香織

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二階堂亜樹

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宮内こずえ

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和久津晶

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魚谷侑未

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黒沢咲

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優木美智

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童瞳

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中川由佳梨

・・・等
日本プロ麻雀協会から

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五十嵐毅プロ

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金太賢プロ

・・・等
 
最高位戦日本プロ麻雀協会から

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近藤誠一プロ

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村上淳プロ

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水巻渉プロ

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石井あやプロ

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石井一馬プロ

・・・等
 
RMUから

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多井隆晴プロ

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阿部孝則プロ

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河野高志プロ

 
麻将連合から

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忍田幸夫プロ

・・・等
 
漫画原作者・編集者の来賀友志さんも参加された。

100

来賀 友志さん

 
 
この並み居る強豪の中、本戦5回戦を制したのはなんと一般参加の栗野健翔さん。
勝因を尋ねたところ、「1位を取れると思ってなかったのでとても驚きました。勝因は1、2回戦の苦しい場面でもオーラスでアガリきり2着を取れたことです。」とのことだった。
明日行われるベスト16トーナメントでの活躍を期待したい。
 
ベスト56トーナメント
ここからは前年度の決勝進出者である木原、平賀、石川の3名と現鳳凰位の勝又、現十段位・柴田の5名が加わり半荘2回戦の卓内上位2名が通過となるトーナメント形式となる。

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木原浩一プロ

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平賀聡彦プロ

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石川優さん

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勝又健志

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柴田吉和

 
1卓(谷VS平賀VS仁平VS竹内)
1卓の注目はやはり去年のマスターズで熱戦を繰り広げた平賀。
通過本命かと思われたが、連盟の若手である谷と協会の竹内が奮起し、この2名が勝ち上がり。
仁平、平賀は惜しくもここで敗退となった。
1卓勝ち上がり
谷・竹内
 
2卓(瀬戸熊VS井出VS石川さんVS吉田)
2卓は「MONDOプロリーグ」で活躍中の瀬戸熊、井出、さらに去年決勝に残った石川さんと非常に楽しみな卓である。
1回戦で好スタートを切ったのは吉田、ヤミで瀬戸熊からホンイツを決めトップを決める。
このまま逃げ切りたい吉田だが、2回戦は瀬戸熊がリードし苦しい展開となる。
2回戦のオーラスは石川さんが満貫をアガって決着。勝ち上がりは瀬戸熊、石川さんとなった。
2卓勝ち上がり
瀬戸熊・石川さん
 
3卓(木原VS紺野VS魚谷VS大口)
去年は決勝に残るも敗退している木原、なんとしても雪辱を晴らすために勝ちあがりたいところ。その木原、1回戦は終始リードを守ってトップを取り通過候補一番手に名乗りを挙げる。
また2回戦も安定した麻雀でほぼ通過となった。
残り1つとなった椅子を狙う魚谷、2回戦のオーラスの親で3局連続テンパイとアガリにはならずとも驚異的な粘りを見せるが惜しくも敗退となった。
3卓勝ち上がり
木原・紺野
 
4卓(勝又VS前田VS安村VS山本)
今日一番の卓となったのは新旧鳳凰位が揃った4卓。対して若手である安村、山本がどこまで喰らいつけるか。
1回戦東4局、均衡を破ったのは安村。親でのアガリを決め、このリードを守りきってトップとなる。
もうひとつの椅子を得たのは現鳳凰位である勝又。前田、山本の勝負手を丁寧に押さえて2着で通過を決めた。
4卓勝ち上がり
安村・勝又
 
5卓(愛内VS二見VS吉田直VS柴田)
昨年、大ブレイクした現十段位の柴田が加わった5卓。2回戦で一時、50,000点のトップ目に立つも通過とならず。勝ち上がりは吉田、愛内の2名となった。
5卓勝ち上がり
吉田・愛内
 
6卓(松岡VS早川さんVS矢島VS吉田幸)
本選でプロトップの成績を出した松岡。その勢いのままトーナメントも勝ちあがりたいが、ベテランの吉田がそれを阻止する。1、2回戦ともに隙のない麻雀で勝ちあがりを決めた。
6卓勝ち上がり
吉田幸・矢島
 
7卓(前原VS優木VS須賀VS浅井)
1回戦で隙のない麻雀でトップ取った優木と2回戦で爆発力を見せた前原が7卓の勝ち上がり。須賀もオーラスの親で粘りを見せるが惜しくも敗退となった。
7卓勝ち上がり
優木・前原
 
8卓(井上VS大坪VS桜井さんVS松田さん)
8卓の勝ち上がりを決めたのは一般参加の松田さんと新人王井上。大坪も2回戦で追い上げるも一歩届かず、ここで敗退となった。
8卓勝ち上がり
松田さん・井上
 
9卓(藤島VS新谷VS江隈VS石川正)
新谷が途中、粘りをみせてオーラスに条件を残すも敗退。江隈、石川正が逃げ切り、通過を決めた。
9卓勝ち上がり
江隈・石川正
 
10卓(望月VS半沢さんVS橘VS塩原)
A1リーガー望月と塩原が終始安定した麻雀で通過を決める。
A1リーガーの貫禄を見せ付ける結果となった。
10卓勝ち上がり
望月・塩原
 
11卓(赤司VS森VS海谷さんVS高橋)
11卓勝ち上がり
海谷さん・高橋
 
12卓(山井VS阿部VS福島VS仲田)
RMUで唯一の勝ち上がりの阿部、初代世界チャンピオンの山井と実力派揃いとなった12卓。
1回戦でリードを決めたのは阿部と仲田。最後に福島が迫るも阿部を崩せず決着。
勝ち上がりはリードを守りきった阿部と仲田となった。
12卓勝ち上がり
阿部・仲田
 
13卓(弘中VS藤崎VS井出VS吉田)
13卓大本命である藤崎がその実力を発揮する。
1回戦を圧巻の麻雀で占めると、2回戦も安定の麻雀で逃げ切り勝ちあがり。
もう一人は1回戦でラスも2回戦で奮起し、トップを取った井出が逆転勝ち上がりとなった。
13卓勝ち上がり
藤崎・井出
 
14卓(中川VS小川VS阿賀VS渡邉さん)
この卓で強さを見せたのは中川、1回戦でラススタートとなるも2回戦の親番で連荘し逆転を果たす。
逆に1回戦でトップを取るもあと一歩及ばずの阿賀は涙の敗退となった。
14卓勝ちあがり
中川・小川

何を切る?fromロン2 2016年5月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南4局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ

七索切り・・・15人
六万切り・・・12人
二筒切り・・・2人
中切り・・・2人
三索切り・・・1人
六索切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

六万切り・・・37.7%
七索切り・・・35.8%
三筒切り・・・8.3%
中切り・・・7.8%
八万切り・・・4.4%
二筒切り・・・3.4%
六索切り・・・1.5%
二索切り・・・1%

 

 

プロ解答(50音順)

七索切り

高宮まり
「オリるわけではないけど打七索。」

中村慎吾
「アガリは厳しそう。とりあえずリーチに通っている七索。無理はしない。」

中村毅
「オーラスの3着目の親なので、テンパイに向かう。タテと横の両方を見て。」

灘麻太郎
「リーチの待ちは六索九索一点。現在3着目でオリに回ってもつまらない。打ち込んでも順位は変わらないのだから、他の牌は全部勝負してアガリを目指す。」

二階堂亜樹
「残っているリャンメン形の受けにはアガリ目がなさそうなので、七対子で復活できれば。」

二階堂瑠美
「決勝卓など、絶対にアガリもしくはテンパイが必要な場面ならばドラ切りだが、プロリーグなどを想定してトータルのバランスで考えれば打七索。七対子でテンパイできたらいいな。」

仁平宣明
「ラスは無い局面なので真っ直ぐにいきたいのだが、受け入れの一筒が4枚切れ、一索が3枚切れと、メンツ手では厳しそう。とりあえず七索を切って、七対子でうまくテンパイを組めればOK。」

浜上文吾
「オーラスの親番、3着目でラスになる可能性が低いので、基本的に勝負します。七索切りで様子を見ながら柔軟に対応します。七万四筒は仕掛けます。」

福光聖雄
「まだ形が悪いので勝負できない。形を崩さず二索三索が通るのに期待する。テンパイするなら三筒は勝負する方針。」

藤島健二郎
「半分オリ。ひとまずリーチの現物で粘る。」

古川孝次
「現在3番手ではあるが、切り飛ばしていく牌が危険すぎる。ゆえに受けに回る。」

古橋崇志
「七対子本線だが、七万四筒が入ればメンツ手でぶつける。」

森下剛任
「オリ気味に進める。ドラドラ七対子か三暗刻が見えたら粘る。」

安村浩司
「オーラス点棒状況で攻めるが、メンツ手と七対子の天秤にかけ、ツモ次第で決める。」

吉田直
「どのターツも弱いので、七対子本線で。」

 

六万切り

吾妻さおり
「オーラスの親ではありますが、一筒が4枚切れて、現状アガリが見込めそうにない牌姿なので、六万を合わせ打ちます。後に中を1枚外した七対子は見ますが、アガリやテンパイ取りよりも、振り込まないように慎重に打ちたい局です。」

荒正義
三筒は3者に危険。受けに徹する場面と見る。」

魚谷侑未
「リーチを受けて戦える手ではないので、受け気味に七対子かなぁと思いつつ進めます。オーラスですが戦うのは少し厳しい手に感じます。」

小島武夫
二筒のツモを七対子狙いへの指針と見る。」

斉藤等
「ドラを引き入れた時点で七対子を考える。中切りが一番手広いが、他家への安全牌とし、まずは安全牌を切りながら無理せず七対子へ向かう。」

童瞳
「後手だけにアガリ形を七対子に定める。ドラを重ねた場合だけ勝負する。」

林俊宏
「今通った現物を切ります。うっかり七対子だけ見て、ほぼ安全牌だけを打ちます。」

前原雄大
「点棒状況から見て、リーチ者に高打点は無いと見る。ならば放銃覚悟で手を進める。ただ、アガリを求めるのはタテ形である。ツモがねじれるようならば、3着覚悟のオリとなる可能性もある。」

宮内こずえ
一筒が全て無いので、対子手をメインで考えます。次巡七索を切ることになりそうですが、いったんメンツ手も残し打六万とします。」

山井弘
「親とはいえ、まだ攻め返す手牌になっていない。ここはいったん現物の六万を切り、この後ドラ引きやソーズでメンツができるようであれば攻め返したい。そのため通りそうな牌から切ってはいくが、ベタオリはしない。」

山脇千文美
「トップはあきらめつつ、七対子でテンパイしそうなら少し押そうかな。」

和久津晶
二筒三筒に手をかけられない上に、一筒四筒がほぼないから。」

 

二筒切り

清原継光
「オーラス、3着目の親番、点数状況などから完全に自己都合で打ちます。一筒四筒が6枚見えており、メンツ手が厳しそうなので、テンパイすることが最優先と考えます。七万が入ったらメンツ手、三索七索の重なりは七対子。上家の条件は3,900なので二筒は比較的打ちやすく、また西家が持っている可能性が高いため、重なりにも期待しづらいと考えます。」

白鳥翔
「順位点が10,000点あり、放銃してもラス落ちの心配が無い。6枚切れの一筒四筒を嫌い、アガリに向かって真っ直ぐ打つ。」

 

中切り

紺野真太郎
一筒四筒がほとんど無く、リーチを受けては真っ直ぐ行きようがない。打七索で保留の手もあるが、ツモ七索が痛すぎるので、打中とし七対子に絞る。」

藤岡良一
「十段戦のように2着以上残りのトーナメントルールなら、最短全力の二筒打ち。以後いらないものは全部切る。プロリーグなど戦いを長丁場と捉えるならば、中の暗刻落とし。」

 

三索切り

櫻井秀樹
「着順が落ちることはなさそうなので目一杯。当然仕掛けや七対子も視野に。一番メンツになりづらいのはピンズだが、二筒がドラなので、次に厳しいソーズを払う。」

 

六索切り

西岡慎泰
「オーラス親番のため、何が何でもテンパイを目指す。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2016年5月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南4局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 
プロ

七索切り・・・15人
六万切り・・・12人
二筒切り・・・2人
中切り・・・2人
三索切り・・・1人
六索切り・・・1人
 
ロン2ユーザー

六万切り・・・37.7%
七索切り・・・35.8%
三筒切り・・・8.3%
中切り・・・7.8%
八万切り・・・4.4%
二筒切り・・・3.4%
六索切り・・・1.5%
二索切り・・・1%
 
 
プロ解答(50音順)
七索切り
高宮まり
「オリるわけではないけど打七索。」
中村慎吾
「アガリは厳しそう。とりあえずリーチに通っている七索。無理はしない。」
中村毅
「オーラスの3着目の親なので、テンパイに向かう。タテと横の両方を見て。」
灘麻太郎
「リーチの待ちは六索九索一点。現在3着目でオリに回ってもつまらない。打ち込んでも順位は変わらないのだから、他の牌は全部勝負してアガリを目指す。」
二階堂亜樹
「残っているリャンメン形の受けにはアガリ目がなさそうなので、七対子で復活できれば。」
二階堂瑠美
「決勝卓など、絶対にアガリもしくはテンパイが必要な場面ならばドラ切りだが、プロリーグなどを想定してトータルのバランスで考えれば打七索。七対子でテンパイできたらいいな。」
仁平宣明
「ラスは無い局面なので真っ直ぐにいきたいのだが、受け入れの一筒が4枚切れ、一索が3枚切れと、メンツ手では厳しそう。とりあえず七索を切って、七対子でうまくテンパイを組めればOK。」
浜上文吾
「オーラスの親番、3着目でラスになる可能性が低いので、基本的に勝負します。七索切りで様子を見ながら柔軟に対応します。七万四筒は仕掛けます。」
福光聖雄
「まだ形が悪いので勝負できない。形を崩さず二索三索が通るのに期待する。テンパイするなら三筒は勝負する方針。」
藤島健二郎
「半分オリ。ひとまずリーチの現物で粘る。」
古川孝次
「現在3番手ではあるが、切り飛ばしていく牌が危険すぎる。ゆえに受けに回る。」
古橋崇志
「七対子本線だが、七万四筒が入ればメンツ手でぶつける。」
森下剛任
「オリ気味に進める。ドラドラ七対子か三暗刻が見えたら粘る。」
安村浩司
「オーラス点棒状況で攻めるが、メンツ手と七対子の天秤にかけ、ツモ次第で決める。」
吉田直
「どのターツも弱いので、七対子本線で。」
 
六万切り
吾妻さおり
「オーラスの親ではありますが、一筒が4枚切れて、現状アガリが見込めそうにない牌姿なので、六万を合わせ打ちます。後に中を1枚外した七対子は見ますが、アガリやテンパイ取りよりも、振り込まないように慎重に打ちたい局です。」
荒正義
三筒は3者に危険。受けに徹する場面と見る。」
魚谷侑未
「リーチを受けて戦える手ではないので、受け気味に七対子かなぁと思いつつ進めます。オーラスですが戦うのは少し厳しい手に感じます。」
小島武夫
二筒のツモを七対子狙いへの指針と見る。」
斉藤等
「ドラを引き入れた時点で七対子を考える。中切りが一番手広いが、他家への安全牌とし、まずは安全牌を切りながら無理せず七対子へ向かう。」
童瞳
「後手だけにアガリ形を七対子に定める。ドラを重ねた場合だけ勝負する。」
林俊宏
「今通った現物を切ります。うっかり七対子だけ見て、ほぼ安全牌だけを打ちます。」
前原雄大
「点棒状況から見て、リーチ者に高打点は無いと見る。ならば放銃覚悟で手を進める。ただ、アガリを求めるのはタテ形である。ツモがねじれるようならば、3着覚悟のオリとなる可能性もある。」
宮内こずえ
一筒が全て無いので、対子手をメインで考えます。次巡七索を切ることになりそうですが、いったんメンツ手も残し打六万とします。」
山井弘
「親とはいえ、まだ攻め返す手牌になっていない。ここはいったん現物の六万を切り、この後ドラ引きやソーズでメンツができるようであれば攻め返したい。そのため通りそうな牌から切ってはいくが、ベタオリはしない。」
山脇千文美
「トップはあきらめつつ、七対子でテンパイしそうなら少し押そうかな。」
和久津晶
二筒三筒に手をかけられない上に、一筒四筒がほぼないから。」
 
二筒切り
清原継光
「オーラス、3着目の親番、点数状況などから完全に自己都合で打ちます。一筒四筒が6枚見えており、メンツ手が厳しそうなので、テンパイすることが最優先と考えます。七万が入ったらメンツ手、三索七索の重なりは七対子。上家の条件は3,900なので二筒は比較的打ちやすく、また西家が持っている可能性が高いため、重なりにも期待しづらいと考えます。」
白鳥翔
「順位点が10,000点あり、放銃してもラス落ちの心配が無い。6枚切れの一筒四筒を嫌い、アガリに向かって真っ直ぐ打つ。」
 
中切り
紺野真太郎
一筒四筒がほとんど無く、リーチを受けては真っ直ぐ行きようがない。打七索で保留の手もあるが、ツモ七索が痛すぎるので、打中とし七対子に絞る。」
藤岡良一
「十段戦のように2着以上残りのトーナメントルールなら、最短全力の二筒打ち。以後いらないものは全部切る。プロリーグなど戦いを長丁場と捉えるならば、中の暗刻落とし。」
 
三索切り
櫻井秀樹
「着順が落ちることはなさそうなので目一杯。当然仕掛けや七対子も視野に。一番メンツになりづらいのはピンズだが、二筒がドラなので、次に厳しいソーズを払う。」
 
六索切り
西岡慎泰
「オーラス親番のため、何が何でもテンパイを目指す。」

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

世間ではゴールデンウイークのようだが、私Mr.Xには関係のないことだ。

さて、年度末にあったグランプリMAXで、最高齢タイトル保持者となった灘麻太郎名誉会長だが、今度は伝説の雀士としてテレ朝CSに登場した。
解説は麻雀忍者こと藤崎智。アシスタントは、みんのナナミン中山奈々美だ。

対戦相手はコトブキツカサさんに内山信二さん。
そして80年代に3代目スケバン刑事として大ブレイクした浅香唯さんだ。
羨ましいぜ。おっと私の年代がばれてしまうのでこれ以上はやめておこう。

伝説の雀士というからには、ただ麻雀を打って勝つのはあたりまえだ。
そこで「チー禁止」というハンデが設けられた。
カミソリ灘の異名を持つ灘も、これには苦戦必至か!?
5月5日(木祝)21:30から最終戦が放送される。見逃すなよ!!

HP URL [PC] [SP]

 

100

 

 

スケバンといえばいわゆる女の番長だが、連盟チャンネルで2015年に活躍した女流プロで一番偉い(強い)やつを決める戦いがあった。
女流プロ麻雀日本シリーズ。

100
100

決勝

 

優勝したのは“淑女なベルセルク”こと高宮まりだ。
どう見ても番長には見えないが、いざ麻雀となるとスケバンも震えあがるような攻撃を繰り出す。
2015年天空麻雀で優勝を果たし会長推薦で出場。
今や女流プロ人気№1と言っても過言ではない彼女だが、女流モンド杯を優勝するなどの実績もあり、その実力も注目されている。
今後の活躍にも期待したい。

100
100
100

 

 

 

 

女流といえば、麻雀マスターズベスト8には女流プロが3人も残るという、その勢いを感じさせたが、決勝まで駒を進めることができたのは優木美智ただ1人。
しかし、紅一点、奮闘むなしく白鳥翔の前で力尽きた。
ベスト16シードになってからの連覇は初となった白鳥。

100
100
100

 

 

白鳥「これで一生食っていけるかな」
スタッフ「30年は食えるんじゃないですか」
白鳥「滝沢さんも王位連覇だもんね」

タッキーと一緒にしないでほしい。
スタッフも適当なことは言わないでくれ。

 

 

100

 

 

 

話を戻そう。A1リーグではこの男がやってくれた。
2節目にして国士無双を炸裂。さすが地獄の閻魔だ。

 

 

 

100

 

前原といえば「チームがらくた」の総帥だが、部長の佐々木寿人がどうやら腰を痛めているようだ。

このまま引退か・・・と、ポストヒサトを狙って若手がざわついているようだが、5月7日(土)にある天鳳位VS連盟プロのメンバーに名を連ねている。
ラスを引いたら損なルールだが、きっとこの男はお構いなしに攻めるのだろう。

おっとこの男も忘れてはいけない。「暴君」瀬戸熊直樹だ。
この男もルール無用で攻めまくり、クマクマタイムを発動させる姿が目に浮かぶ。

 

100

 

ただ、一歩間違えれば下位にこの2人の名前が並ぶことも考えられる。
しかし、2人がダメでもあとの3人は頼れる3人だ。

現鳳凰位の「麻雀IQ220」勝又建志。
おしゃべり上手な「麻雀忍者」藤崎智。
そして現最強位の前田直哉。前田はキャッチが長いので省略する。

100
100
100

 

こんな頼れる3人がいるのだから、瀬戸熊、佐々木には大いに暴れてもらいたいものだ。

 

 

※スタッフへ
「ヒサト棒」の用意を忘れるな!!

 

 

 

100

 

 

さあ、そしてその前日に配信を予定しているのが、第2回麻雀日本シリーズだ。
団体の垣根を越えて、昨年活躍した男性プロたちが集結する。
天鳳との対抗戦にも出場する5人も出るぞ。

もちろんプロだけでなく麻雀をこよなく愛する著名人からは、俳優の萩原聖人さんの参戦が決定した。
萩原さんといえば、舞台「魔術」で活躍しているようだが、その打ち上げ後、共演の中山美穂さんがフォーカスされていたな。

 

 

 

 

100

 

 

最近、あまり活躍を聞かないと思ったら・・・
タッキーなにやってんだ!!

 

100

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
世間ではゴールデンウイークのようだが、私Mr.Xには関係のないことだ。
さて、年度末にあったグランプリMAXで、最高齢タイトル保持者となった灘麻太郎名誉会長だが、今度は伝説の雀士としてテレ朝CSに登場した。
解説は麻雀忍者こと藤崎智。アシスタントは、みんのナナミン中山奈々美だ。
対戦相手はコトブキツカサさんに内山信二さん。
そして80年代に3代目スケバン刑事として大ブレイクした浅香唯さんだ。
羨ましいぜ。おっと私の年代がばれてしまうのでこれ以上はやめておこう。
伝説の雀士というからには、ただ麻雀を打って勝つのはあたりまえだ。
そこで「チー禁止」というハンデが設けられた。
カミソリ灘の異名を持つ灘も、これには苦戦必至か!?
5月5日(木祝)21:30から最終戦が放送される。見逃すなよ!!
HP URL [PC] [SP]
 

100

 
 
スケバンといえばいわゆる女の番長だが、連盟チャンネルで2015年に活躍した女流プロで一番偉い(強い)やつを決める戦いがあった。
女流プロ麻雀日本シリーズ。

100
100

決勝

 
優勝したのは“淑女なベルセルク”こと高宮まりだ。
どう見ても番長には見えないが、いざ麻雀となるとスケバンも震えあがるような攻撃を繰り出す。
2015年天空麻雀で優勝を果たし会長推薦で出場。
今や女流プロ人気№1と言っても過言ではない彼女だが、女流モンド杯を優勝するなどの実績もあり、その実力も注目されている。
今後の活躍にも期待したい。

100
100
100

 
 
 
 
女流といえば、麻雀マスターズベスト8には女流プロが3人も残るという、その勢いを感じさせたが、決勝まで駒を進めることができたのは優木美智ただ1人。
しかし、紅一点、奮闘むなしく白鳥翔の前で力尽きた。
ベスト16シードになってからの連覇は初となった白鳥。

100
100
100

 
 
白鳥「これで一生食っていけるかな」
スタッフ「30年は食えるんじゃないですか」
白鳥「滝沢さんも王位連覇だもんね」
タッキーと一緒にしないでほしい。
スタッフも適当なことは言わないでくれ。
 
 

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話を戻そう。A1リーグではこの男がやってくれた。
2節目にして国士無双を炸裂。さすが地獄の閻魔だ。
 
 
 

100

 
前原といえば「チームがらくた」の総帥だが、部長の佐々木寿人がどうやら腰を痛めているようだ。
このまま引退か・・・と、ポストヒサトを狙って若手がざわついているようだが、5月7日(土)にある天鳳位VS連盟プロのメンバーに名を連ねている。
ラスを引いたら損なルールだが、きっとこの男はお構いなしに攻めるのだろう。
おっとこの男も忘れてはいけない。「暴君」瀬戸熊直樹だ。
この男もルール無用で攻めまくり、クマクマタイムを発動させる姿が目に浮かぶ。
 

100

 
ただ、一歩間違えれば下位にこの2人の名前が並ぶことも考えられる。
しかし、2人がダメでもあとの3人は頼れる3人だ。
現鳳凰位の「麻雀IQ220」勝又建志。
おしゃべり上手な「麻雀忍者」藤崎智。
そして現最強位の前田直哉。前田はキャッチが長いので省略する。

100
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100

 
こんな頼れる3人がいるのだから、瀬戸熊、佐々木には大いに暴れてもらいたいものだ。
 
 
※スタッフへ
「ヒサト棒」の用意を忘れるな!!
 
 
 

100

 
 
さあ、そしてその前日に配信を予定しているのが、第2回麻雀日本シリーズだ。
団体の垣根を越えて、昨年活躍した男性プロたちが集結する。
天鳳との対抗戦にも出場する5人も出るぞ。
もちろんプロだけでなく麻雀をこよなく愛する著名人からは、俳優の萩原聖人さんの参戦が決定した。
萩原さんといえば、舞台「魔術」で活躍しているようだが、その打ち上げ後、共演の中山美穂さんがフォーカスされていたな。
 
 
 
 

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最近、あまり活躍を聞かないと思ったら・・・
タッキーなにやってんだ!!
 

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「鳳凰戦開局」 勝又 健志

まさか自分が鳳凰の部屋を担当することになるとは。全くの想定外のため、何を書いていいのやら。
まぁ私には麻雀しかないわけで、鳳凰戦での思考や気持ちをお伝えしていきますので、みなさん一年間お付き合いよろしくお願いします。

昨年の鳳凰位決定戦。最終日には大差をつけられていて、優勝争いにすら絡めない惨敗となった。
敗因はと考えると答えは簡単。2日目の大敗である。

初日の50ポイントの貯金を全く生かすことができず、ズルズルとマイナスを積み重ねてしまった。
そして、3日目、4日目は大きなポイント差がついてしまったための無謀な攻めの繰り返しと、負けて当然の内容にしてしまったのだった。

悔しいというより、情けない、そんな気持ちでいっぱいだったことを今でも鮮明に覚えている。
ここから私は「いかに大きな負けを減らしていくか」という点に重きを置いて考えるようになった。

私なりの結論として、「大きな負けの原因は何か→勝負所の見極めができていない」

その半荘で現状4着といった状況で、相手に先手を取られたとき、自身がアガリ切れれば順位点も込みで、大きくポイントが戻せるといった考えでリスクの大きな勝負をしてしまう。
しかし、鳳凰位決定戦はそんな甘い攻めを許してもらえる場所ではなかった。

では、どうするべきか。私は、局の序盤では効率的に大きな損があっても、後手になったときに無理なく攻め返せる手組という意識を、これまで以上に持つように変化させることで改善を試みた。
そして、第32期のリーグ戦開幕。第9節まで、▲40ポイントという節もあったが大きなラスもなくポイントを伸ばすことができた。

しかし、最終節の1回戦にボロが出てしまう。
まず、親の瀬戸熊のリーチに5,800の放銃。これは、自身も勝負すべき手牌(私の麻雀観でのことだが)だったため仕方ないとも言えるのだが、問題は次の放銃。

手牌の良さから1シャンテンでドラを放つと、これを前原にポンされる。
そのまま、アガリに向かって真っすぐに突き進み7,700の放銃で大きなラス目に。
決定戦に進みたい欲に負け、絶対に打ってはならない牌を河に放ってしまう。

この時は、「俺は去年の負けから何を学んだのだ。」と自分の未熟さを嘆いていた。

この後、南場の親番でただただ幸運に恵まれポイントを戻すことができ決定戦進出となったが、「このままでは昨年同様惨敗となってしまう。もっと意識を徹底しなければ。」そんな想いで初日までの1か月ひたすら麻雀に打ち込んでいった。

1月30日、ここまで質には不満は残るものの、量では自分が一番と胸を張れるトレーニングができたからか、プレッシャーはほとんどなく対局に入ることができた。

対戦相手は、前田直哉、瀬戸熊直樹、古川孝次。

前田は、高打点の手組と受けの強さ。
瀬戸熊は、クマクマタイムと呼ばれる親番での連続攻撃はもちろんながら、その時間帯に入れるまでの繊細な押し引き。
古川は、サーフィン打法で知られる仕掛けを駆使しての主導権の取り方。

この3者の持つ超一流のストロングポイントをどれだけ消せるか。
そして、自分の強みである終盤勝負に持ち込めるか。この2点が自身の勝利への道と考え鳳凰位決定戦に臨んだ。

1回戦(起家から、瀬戸熊、前田、古川、勝又)

東1局。古川よりピンズのホンイツ模様の仕掛けが入ると、8巡目に瀬戸熊のリーチ。
古川は瀬戸熊の現物のピンズを連打。これを見てノーテンと思い込み、古川に2,000点の放銃。
オリ打ちから始まりはしたが、結果的に瀬戸熊の親番が流れたことを考えると、最悪のスタートではないなと前向きにとらえていた。

ただ、放銃したという結果は受け止め、この後は序盤からかなり守備的な手組で東場を戦う。
28.000点持ちのまま迎えた南1局。ここで好配牌が入る。

三万四万五万六万三索四索五索五索六索二筒三筒六筒南  ドラ二万

これが9巡目にすんなりとテンパイ。

三万四万五万八万八万三索四索五索五索六索二筒三筒四筒

ドラ、三色、イーペーコーと手変わりが豊富なこともあってヤミテン。
13巡目に六索を引いたので打点が見合いリーチにいく。これが

三万四万五万八万八万四索五索五索六索六索二筒三筒四筒  リーチ  ロン四索

高目四索でのアガリとなって、この半荘のトップ目となる。
ここまでオリ打ちこそあったが、自分なりに満足のいく内容であった。
しかし、南3局で疑問手を打ってしまう。

と初回の鳳凰の部屋はここまで。
この続きはまた次回にさせていただく。

鳳凰の部屋/「鳳凰戦開局」 勝又 健志

まさか自分が鳳凰の部屋を担当することになるとは。全くの想定外のため、何を書いていいのやら。
まぁ私には麻雀しかないわけで、鳳凰戦での思考や気持ちをお伝えしていきますので、みなさん一年間お付き合いよろしくお願いします。
昨年の鳳凰位決定戦。最終日には大差をつけられていて、優勝争いにすら絡めない惨敗となった。
敗因はと考えると答えは簡単。2日目の大敗である。
初日の50ポイントの貯金を全く生かすことができず、ズルズルとマイナスを積み重ねてしまった。
そして、3日目、4日目は大きなポイント差がついてしまったための無謀な攻めの繰り返しと、負けて当然の内容にしてしまったのだった。
悔しいというより、情けない、そんな気持ちでいっぱいだったことを今でも鮮明に覚えている。
ここから私は「いかに大きな負けを減らしていくか」という点に重きを置いて考えるようになった。
私なりの結論として、「大きな負けの原因は何か→勝負所の見極めができていない」
その半荘で現状4着といった状況で、相手に先手を取られたとき、自身がアガリ切れれば順位点も込みで、大きくポイントが戻せるといった考えでリスクの大きな勝負をしてしまう。
しかし、鳳凰位決定戦はそんな甘い攻めを許してもらえる場所ではなかった。
では、どうするべきか。私は、局の序盤では効率的に大きな損があっても、後手になったときに無理なく攻め返せる手組という意識を、これまで以上に持つように変化させることで改善を試みた。
そして、第32期のリーグ戦開幕。第9節まで、▲40ポイントという節もあったが大きなラスもなくポイントを伸ばすことができた。
しかし、最終節の1回戦にボロが出てしまう。
まず、親の瀬戸熊のリーチに5,800の放銃。これは、自身も勝負すべき手牌(私の麻雀観でのことだが)だったため仕方ないとも言えるのだが、問題は次の放銃。
手牌の良さから1シャンテンでドラを放つと、これを前原にポンされる。
そのまま、アガリに向かって真っすぐに突き進み7,700の放銃で大きなラス目に。
決定戦に進みたい欲に負け、絶対に打ってはならない牌を河に放ってしまう。
この時は、「俺は去年の負けから何を学んだのだ。」と自分の未熟さを嘆いていた。
この後、南場の親番でただただ幸運に恵まれポイントを戻すことができ決定戦進出となったが、「このままでは昨年同様惨敗となってしまう。もっと意識を徹底しなければ。」そんな想いで初日までの1か月ひたすら麻雀に打ち込んでいった。
1月30日、ここまで質には不満は残るものの、量では自分が一番と胸を張れるトレーニングができたからか、プレッシャーはほとんどなく対局に入ることができた。
対戦相手は、前田直哉、瀬戸熊直樹、古川孝次。
前田は、高打点の手組と受けの強さ。
瀬戸熊は、クマクマタイムと呼ばれる親番での連続攻撃はもちろんながら、その時間帯に入れるまでの繊細な押し引き。
古川は、サーフィン打法で知られる仕掛けを駆使しての主導権の取り方。
この3者の持つ超一流のストロングポイントをどれだけ消せるか。
そして、自分の強みである終盤勝負に持ち込めるか。この2点が自身の勝利への道と考え鳳凰位決定戦に臨んだ。
1回戦(起家から、瀬戸熊、前田、古川、勝又)
東1局。古川よりピンズのホンイツ模様の仕掛けが入ると、8巡目に瀬戸熊のリーチ。
古川は瀬戸熊の現物のピンズを連打。これを見てノーテンと思い込み、古川に2,000点の放銃。
オリ打ちから始まりはしたが、結果的に瀬戸熊の親番が流れたことを考えると、最悪のスタートではないなと前向きにとらえていた。
ただ、放銃したという結果は受け止め、この後は序盤からかなり守備的な手組で東場を戦う。
28.000点持ちのまま迎えた南1局。ここで好配牌が入る。
三万四万五万六万三索四索五索五索六索二筒三筒六筒南  ドラ二万
これが9巡目にすんなりとテンパイ。
三万四万五万八万八万三索四索五索五索六索二筒三筒四筒
ドラ、三色、イーペーコーと手変わりが豊富なこともあってヤミテン。
13巡目に六索を引いたので打点が見合いリーチにいく。これが
三万四万五万八万八万四索五索五索六索六索二筒三筒四筒  リーチ  ロン四索
高目四索でのアガリとなって、この半荘のトップ目となる。
ここまでオリ打ちこそあったが、自分なりに満足のいく内容であった。
しかし、南3局で疑問手を打ってしまう。
と初回の鳳凰の部屋はここまで。
この続きはまた次回にさせていただく。