連盟インフォメーション/第30期新人王戦 優勝は藤井崇勝!

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優勝:藤井崇勝 第2位:林潤一郎 第3位:中川元輝 第4位:弘中栄司
開催概要はこちら

Mr.Xの連盟Weekly!

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【麻雀プロ団体日本一決定戦】
最近業界内で話題を集めているのはなんといっても「麻雀プロ団体日本一決定戦」である。

8月18日に1節目の残り半分(各団体4名×4団体)の卓が開催されたが、配信がないにもかかわらずSNSの速報などで世間の注目を集めていた。

 

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当日の朝、瀬戸熊直樹がこう言えば、それを受けて内川。

 

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そして白鳥。

 

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1節目の半分を終えて、首位に立っていた日本プロ麻雀連盟だが、なんと瀬戸熊、勝又、藤崎が最下位、内川が3着という最悪のスタート。
そして、2位につけていた最高位戦日本プロ麻雀協会が170ポイントを加点し、首位に踊り出た。
(1,000点1ポイント、順位点が10ー30、一発裏ドラ有)
1半荘を消化する毎に一喜一憂しても仕方がないことだが、初日の配信が終わった直後の安堵感は消え失せ、不安な空気が立ち込める。

しかし、ここで白鳥。

 

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また白鳥。

 

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そして、一日が終わってみれば…

 

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どうか選手の皆様気を緩めずに。ぶっちぎりで団体が優勝することを願っております。

今週木曜日、第2節配信予定。

放送ページはこちら

第2節対戦カードはこちら

 

 

【チャンピオンズリーグ・新人王】


8月21日、第30期チャンピオンズリーグの決勝戦が開催された。

見事優勝したのは????!!

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解説を務める予定だったのは、第19期チャンピオンズリーグの優勝者山田浩之。

 

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「大和!弁当早く決めろ。三四郎だって忙しいんだから」

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体育会系のみんなの良い兄貴分である。

 

8月28日には30期の新人王が誕生する。
解説は過去(第15期)新人王を獲得している紺野真太郎。
そして実況は、山田浩之と同じ苗字”サンフランシスコハリケーン”こと山田学が務める。

 

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紺野の他にも、第2期沢崎誠、第18期ダンプ大橋、第21期仲田加南、第23期福光聖雄。
第24期は先日モンド杯への出場権を得た蛯原朗が、第25期はロン2カップでMCを務める大庭三四郎、などが獲得している。

果たして将来のスター選手候補は誰となるのか!?
ニコ生・連盟チャンネル
配信はこちら

FRESH! by AbemaTV
配信はこちら

 

 

【あさじゃんが好評!】


この「あさじゃん」というものは、毎回15分~20分程度、毎朝、連続テレビドラマのように配信される対局番組だ。
麻雀の対局は長いものが多く、気軽に見れないのが難点であったが、1回辺りの配信がコンパクトにまとめられているため、非常に見やすい。

ただ、毎回「ここで止めないでよ!」という場面で終わってしまうので、続きが気になって仕方がないが、
タイムシフト視聴も可能なので、続けて見たい方はそちらでご覧になっていただきたい。

現在は男性スプリント戦B卓が配信中だ。

A卓でトップを取ったのは・・・・おっと。
まだ見ていない人も多いようだから、ここでは伏せておこう。

この「あさじゃん」は初心者の方にも優しい。

例えば1シャンテン(一向聴)になれば「一向聴」と表示されたり、
手牌に三色の可能性が出てくれば、

 

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(ダンプ大橋のツモは六万

 

このように「678の三色が見える」と表示されたりする。

非常に親切でまだ不慣れな方にもわかりやすい。
ただ、私Mr.Xは細かいことは気にしない方だが、一つミスを見つけてしまった。

 

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タッキーの時も、康平君のときも「一向聴」と表示されているのに、ダンプ大橋の時は何も表示されていない。
編集の担当者が余程ダンプ大橋に興味がないのか、それとも単なるミスなのか。
意図的なものだとしたら、例えば弁当の買い出しに走らせるなど厳しいペナルティーを課さなければならない。

 

 

【文章の校正】

 

連盟のHP宛にメールが届いた。と連絡があった。

■お問い合わせ内容
ご質問・ご意見・ご要望など、その他のお問い合わせ

■本文
Mr.Xの連盟Weekly!

◯期の◯◯です。
以下。ご確認のほどよろしくお願いいたします。

【誤】東場を終えて佐々木寿人がダントツで最下位に位置していた。
⇒「ダントツ」は「断然トップ」の略です。
⇒「ダンラス」または単純に「最下位」とするのが良さそうです。

間違いない。これは私のミスを素直に認める。すまなかった。

【誤】オーダーする方が声をかけずらいなんてこともある。
【正】オーダーする方が声をかけづらいなんてこともある。

これもまた確かに。「す」と「つ」
この場合「つ」を使うのが正しいと、本来私も認識している。以後気をつける。許してくれ。

【誤】スマートホン
【正】スマートフォン

これはさすがに許してくれ。確かに「フォン」の方が良く見るし、しっくりくる。
しかし、略したときに「スマフォ」って書かなきゃいけなくなる。

彼は真面目な性格で、観戦記等も文章の誤りを送ってくれているそうだ。
身内ばかりでなく、他の団体の方や関係者の方など様々な方が目を通すホームページなのだから、しっかりしなければならない。

とにかくこんなくだらない文章にも、しっかりと目を通してくれていることに感謝したい。

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

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【麻雀プロ団体日本一決定戦】
最近業界内で話題を集めているのはなんといっても「麻雀プロ団体日本一決定戦」である。
8月18日に1節目の残り半分(各団体4名×4団体)の卓が開催されたが、配信がないにもかかわらずSNSの速報などで世間の注目を集めていた。
 

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当日の朝、瀬戸熊直樹がこう言えば、それを受けて内川。
 

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そして白鳥。
 

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1節目の半分を終えて、首位に立っていた日本プロ麻雀連盟だが、なんと瀬戸熊、勝又、藤崎が最下位、内川が3着という最悪のスタート。
そして、2位につけていた最高位戦日本プロ麻雀協会が170ポイントを加点し、首位に踊り出た。
(1,000点1ポイント、順位点が10ー30、一発裏ドラ有)
1半荘を消化する毎に一喜一憂しても仕方がないことだが、初日の配信が終わった直後の安堵感は消え失せ、不安な空気が立ち込める。
しかし、ここで白鳥。
 

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また白鳥。
 

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そして、一日が終わってみれば…
 

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どうか選手の皆様気を緩めずに。ぶっちぎりで団体が優勝することを願っております。
今週木曜日、第2節配信予定。
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【チャンピオンズリーグ・新人王】

8月21日、第30期チャンピオンズリーグの決勝戦が開催された。
見事優勝したのは????!!

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解説を務める予定だったのは、第19期チャンピオンズリーグの優勝者山田浩之。
 

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「大和!弁当早く決めろ。三四郎だって忙しいんだから」

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体育会系のみんなの良い兄貴分である。
 
8月28日には30期の新人王が誕生する。
解説は過去(第15期)新人王を獲得している紺野真太郎。
そして実況は、山田浩之と同じ苗字”サンフランシスコハリケーン”こと山田学が務める。
 

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紺野の他にも、第2期沢崎誠、第18期ダンプ大橋、第21期仲田加南、第23期福光聖雄。
第24期は先日モンド杯への出場権を得た蛯原朗が、第25期はロン2カップでMCを務める大庭三四郎、などが獲得している。
果たして将来のスター選手候補は誰となるのか!?
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【あさじゃんが好評!】

この「あさじゃん」というものは、毎回15分~20分程度、毎朝、連続テレビドラマのように配信される対局番組だ。
麻雀の対局は長いものが多く、気軽に見れないのが難点であったが、1回辺りの配信がコンパクトにまとめられているため、非常に見やすい。
ただ、毎回「ここで止めないでよ!」という場面で終わってしまうので、続きが気になって仕方がないが、
タイムシフト視聴も可能なので、続けて見たい方はそちらでご覧になっていただきたい。
現在は男性スプリント戦B卓が配信中だ。
A卓でトップを取ったのは・・・・おっと。
まだ見ていない人も多いようだから、ここでは伏せておこう。
この「あさじゃん」は初心者の方にも優しい。
例えば1シャンテン(一向聴)になれば「一向聴」と表示されたり、
手牌に三色の可能性が出てくれば、
 

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(ダンプ大橋のツモは六万

 
このように「678の三色が見える」と表示されたりする。
非常に親切でまだ不慣れな方にもわかりやすい。
ただ、私Mr.Xは細かいことは気にしない方だが、一つミスを見つけてしまった。
 

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タッキーの時も、康平君のときも「一向聴」と表示されているのに、ダンプ大橋の時は何も表示されていない。
編集の担当者が余程ダンプ大橋に興味がないのか、それとも単なるミスなのか。
意図的なものだとしたら、例えば弁当の買い出しに走らせるなど厳しいペナルティーを課さなければならない。
 
 
【文章の校正】
 
連盟のHP宛にメールが届いた。と連絡があった。
■お問い合わせ内容
ご質問・ご意見・ご要望など、その他のお問い合わせ
■本文
Mr.Xの連盟Weekly!
◯期の◯◯です。
以下。ご確認のほどよろしくお願いいたします。
【誤】東場を終えて佐々木寿人がダントツで最下位に位置していた。
⇒「ダントツ」は「断然トップ」の略です。
⇒「ダンラス」または単純に「最下位」とするのが良さそうです。
間違いない。これは私のミスを素直に認める。すまなかった。
【誤】オーダーする方が声をかけずらいなんてこともある。
【正】オーダーする方が声をかけづらいなんてこともある。
これもまた確かに。「す」と「つ」
この場合「つ」を使うのが正しいと、本来私も認識している。以後気をつける。許してくれ。
【誤】スマートホン
【正】スマートフォン
これはさすがに許してくれ。確かに「フォン」の方が良く見るし、しっくりくる。
しかし、略したときに「スマフォ」って書かなきゃいけなくなる。
彼は真面目な性格で、観戦記等も文章の誤りを送ってくれているそうだ。
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とにかくこんなくだらない文章にも、しっかりと目を通してくれていることに感謝したい。

第30期チャンピオンズリーグ 優勝は庄田 祐生!

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優勝:庄田 祐生 第2位:大庭 三四郎 第3位:北條 恵美 第4位:HIRO柴田

連盟インフォメーション/第30期チャンピオンズリーグ 優勝は庄田 祐生!

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優勝:庄田 祐生 第2位:大庭 三四郎 第3位:北條 恵美 第4位:HIRO柴田

第36期関西リーグ(プロアマリーグ) 夏 最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 高橋 悟志 プロ 72.7 ▲ 1.2 48.4 79.8 49.5 249.2
2 稲垣 悠 プロ 119.1 ▲ 17.8 ▲ 4.3 59.4 34.1 190.5
3 馬場 一平 一般 57.8 54.8 10.5 68.3 ▲ 25.8 165.6
4 松永 侑己 プロ 59.6 62.5 35.8 ▲ 40.8 26.2 143.3
5 水島 勉 一般 49.3 38.1 50.5 0.0 ▲ 8.9 129.0
6 舟橋 綾子 一般 37.5 30.4 ▲ 3.7 18.2 43.8 126.2
7 舟橋 孝則 一般 29.9 26.4 51.6 46.9 ▲ 38.2 116.6
8 稲岡 ミカ プロ 10.2 43.1 11.5 15.8 33.3 113.9
9 小田 雅之 一般 41.6 0.8 63.1 ▲ 17.9 0.5 88.1
10 川上 直也 プロ ▲ 14.1 50.3 0.0 100.7 ▲ 51.2 85.7
11 駒井 康夫 一般   18.5 ▲ 16.2 74.6 1.1 78.0
12 五月女 義彦 一般 7.1 30.5 41.0 ▲ 15.6 5.0 68.0
13 横山 毅 プロ 72.5 ▲ 15.6 0.0 6.1 0.0 63.0
14 山中 翼 プロ ▲ 5.5 14.3 0.0 43.7 4.1 56.6
15 小西 隆之 一般 ▲ 11.4 38.4 0.0 19.4 7.3 53.7
16 柴田 秀昭 一般 ▲ 29.4 0.0 35.7 0.0 37.9 44.2
17 貫上 洋志 プロ 0.2 19.3 ▲ 19.7 54.4 ▲ 10.6 43.6
18 樫原 貴哉 一般 40.4 0.0 0.0 0.0 0.0 40.4
19 藤井 一弘 一般 36.1 ▲ 18.7 27.4 ▲ 4.7 0.0 40.1
20 西田 智彦 一般 22.4 0.0 16.3 0.0 0.0 38.7
21 稲森 英子 プロ ▲ 25.7 33.0 27.7 0.0 ▲ 0.5 34.5
22 北山 悟 一般 34.1 0.0 0.0 0.0 0.0 34.1
23 胡井 裕行 一般 ▲ 22.0 81.3 ▲ 25.3 0.0 0.0 34.0
24 桑原 秀峰 一般   29.1 0.0 0.0 0.0 29.1
25 西本 恵一 一般 ▲ 4.3 ▲ 4.1 ▲ 12.8 42.4 0.0 21.2
26 高谷 圭一 プロ ▲ 43.0 16.6 0.0 31.9 13.5 19.0
27 筒井 宏晶 プロ ▲ 1.6 25.7 ▲ 31.0 ▲ 15.0 33.3 11.4
28 南田 明宏 プロ   ▲ 76.6 ▲ 11.3 35.0 60.8 7.9
29 重枝 登志雄 一般 57.3 ▲ 35.6 ▲ 21.2 4.3 0.0 4.8
30 段谷 昭夫 一般   11.2 1.4 ▲ 8.0 0.0 4.6
31 辰巳 晴基 プロ ▲ 5.2 0.7 7.5 0.0 0.0 3.0
32 井上 礼子 一般 2.7 0.0 0.0 0.0 0.0 2.7
33 徳留 一般         1.7 1.7
34 平川 輝明  一般   ▲ 0.6 0.0 0.0 0.0 ▲ 0.6
35 桑田 憲汰 一般 ▲ 25.5 ▲ 5.2 25.5 0.0 0.0 ▲ 5.2
36 山中 美津男 一般 ▲ 7.6 0.0 0.0 0.0 0.0 ▲ 7.6
37 高橋 正人 プロ 6.3 7.4 ▲ 7.3 ▲ 5.9 ▲ 12.3 ▲ 11.8
38 江口 昭子 一般 ▲ 2.0 24.9 ▲ 39.0 1.1 0.0 ▲ 15.0
39 鎌田 周平 プロ ▲ 7.0 ▲ 10.4 0.0 0.0 0.0 ▲ 17.4
40 永田 和弘 一般 13.4 ▲ 2.9 10.3 ▲ 22.5 ▲ 18.1 ▲ 19.8
41 佐藤 智一 一般       ▲ 31.4 0.0 ▲ 31.4
42 山本 章聖 一般 ▲ 34.3 0.0 0.0 0.0 0.0 ▲ 34.3
43 岡崎 興二 一般 12.3 ▲ 48.4 0.0 0.0 0.0 ▲ 36.1
44 延原 明美 プロ ▲ 47.3 10.3 0.0 0.0 0.0 ▲ 37.0
45 中谷 護 一般 ▲ 16.1 ▲ 5.2 13.9 ▲ 30.3 0.0 ▲ 37.7
46 小咲 菜々 プロ 25.9 ▲ 12.2 ▲ 6.0 ▲ 55.1 8.7 ▲ 38.7
47 宮城 典生 一般   ▲ 40.7 0.0 0.0 0.0 ▲ 40.7
48 山地 義昌 一般 3.9 0.0 0.0 0.0 ▲ 46.5 ▲ 42.6
49 筒井 克晶 一般         ▲ 44.6 ▲ 44.6
50 秋山 淑子 プロ ▲ 20.9 33.8 ▲ 42.7 ▲ 66.0 51.0 ▲ 44.8
51 清水 健 一般 ▲ 47.4 0.0 0.0 0.0 0.0 ▲ 47.4
52 見野 マリ子 一般 ▲ 53.5 0.0 6.1 0.0 0.0 ▲ 47.4
53 原田 安博 一般 ▲ 4.7 35.4 ▲ 64.8 35.6 ▲ 50.3 ▲ 48.8
54 堀 昭義 一般   ▲ 18.1 ▲ 10.0 ▲ 8.4 ▲ 16.2 ▲ 52.7
55 林 俊輔 一般 ▲ 45.7 13.4 0.0 ▲ 21.5 0.0 ▲ 53.8
56 掛樋 忠雄 プロ 16.0 ▲ 70.1 0.0 0.0 0.0 ▲ 54.1
57 榧野 幸一 一般 0.0 0.0 29.4 ▲ 89.7 0.0 ▲ 60.3
58 前川 憲一 プロ ▲ 54.6 20.0 28.8 ▲ 42.2 ▲ 13.9 ▲ 61.9
59 熊田 高大 一般 0.6 13.4 ▲ 18.6 ▲ 34.2 ▲ 26.4 ▲ 65.2
60 名越 昭子 一般 19.3 ▲ 29.5 ▲ 57.4 ▲ 7.5 8.9 ▲ 66.2
61 吉田 雄二 一般 7.4 ▲ 78.4 ▲ 15.9 20.3 0.0 ▲ 66.6
62 坂本 誠裕 プロ ▲ 44.5 ▲ 14.8 0.0 ▲ 33.5 15.7 ▲ 77.1
63 佐藤 昌子 一般 ▲ 22.5 ▲ 57.7 0.0 0.0 0.0 ▲ 80.2
64 岸辺 恵里 一般 ▲ 17.4 ▲ 19.3 ▲ 45.2 0.0 0.0 ▲ 81.9
65 勝間 伸生 プロ ▲ 70.2 ▲ 21.0 ▲ 13.4 0.0 0.0 ▲ 104.6
66 大川 照子 一般 ▲ 52.5 ▲ 68.1 0.0 0.0 0.0 ▲ 120.6
67 吉田 拓也 プロ 0.0 0.0 ▲ 14.8 ▲ 66.6 ▲ 41.2 ▲ 122.6
68 八嶋 麻穂 一般 19.7 ▲ 77.1 0.0 ▲ 12.8 ▲ 56.3 ▲ 126.5
69 原田 保正 プロ ▲ 124.1 ▲ 7.0 ▲ 23.8 4.4 21.6 ▲ 128.9
70 山口 昇子 一般 3.9 ▲ 85.3 ▲ 44.4 ▲ 20.8 0.0 ▲ 146.6
71 山下 加代子 一般 ▲ 67.3 ▲ 6.0 ▲ 24.6 ▲ 78.4 0.0 ▲ 176.3

関西プロリーグ 成績表/第36期関西リーグ(プロアマリーグ) 夏 最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 高橋 悟志 プロ 72.7 ▲ 1.2 48.4 79.8 49.5 249.2
2 稲垣 悠 プロ 119.1 ▲ 17.8 ▲ 4.3 59.4 34.1 190.5
3 馬場 一平 一般 57.8 54.8 10.5 68.3 ▲ 25.8 165.6
4 松永 侑己 プロ 59.6 62.5 35.8 ▲ 40.8 26.2 143.3
5 水島 勉 一般 49.3 38.1 50.5 0.0 ▲ 8.9 129.0
6 舟橋 綾子 一般 37.5 30.4 ▲ 3.7 18.2 43.8 126.2
7 舟橋 孝則 一般 29.9 26.4 51.6 46.9 ▲ 38.2 116.6
8 稲岡 ミカ プロ 10.2 43.1 11.5 15.8 33.3 113.9
9 小田 雅之 一般 41.6 0.8 63.1 ▲ 17.9 0.5 88.1
10 川上 直也 プロ ▲ 14.1 50.3 0.0 100.7 ▲ 51.2 85.7
11 駒井 康夫 一般   18.5 ▲ 16.2 74.6 1.1 78.0
12 五月女 義彦 一般 7.1 30.5 41.0 ▲ 15.6 5.0 68.0
13 横山 毅 プロ 72.5 ▲ 15.6 0.0 6.1 0.0 63.0
14 山中 翼 プロ ▲ 5.5 14.3 0.0 43.7 4.1 56.6
15 小西 隆之 一般 ▲ 11.4 38.4 0.0 19.4 7.3 53.7
16 柴田 秀昭 一般 ▲ 29.4 0.0 35.7 0.0 37.9 44.2
17 貫上 洋志 プロ 0.2 19.3 ▲ 19.7 54.4 ▲ 10.6 43.6
18 樫原 貴哉 一般 40.4 0.0 0.0 0.0 0.0 40.4
19 藤井 一弘 一般 36.1 ▲ 18.7 27.4 ▲ 4.7 0.0 40.1
20 西田 智彦 一般 22.4 0.0 16.3 0.0 0.0 38.7
21 稲森 英子 プロ ▲ 25.7 33.0 27.7 0.0 ▲ 0.5 34.5
22 北山 悟 一般 34.1 0.0 0.0 0.0 0.0 34.1
23 胡井 裕行 一般 ▲ 22.0 81.3 ▲ 25.3 0.0 0.0 34.0
24 桑原 秀峰 一般   29.1 0.0 0.0 0.0 29.1
25 西本 恵一 一般 ▲ 4.3 ▲ 4.1 ▲ 12.8 42.4 0.0 21.2
26 高谷 圭一 プロ ▲ 43.0 16.6 0.0 31.9 13.5 19.0
27 筒井 宏晶 プロ ▲ 1.6 25.7 ▲ 31.0 ▲ 15.0 33.3 11.4
28 南田 明宏 プロ   ▲ 76.6 ▲ 11.3 35.0 60.8 7.9
29 重枝 登志雄 一般 57.3 ▲ 35.6 ▲ 21.2 4.3 0.0 4.8
30 段谷 昭夫 一般   11.2 1.4 ▲ 8.0 0.0 4.6
31 辰巳 晴基 プロ ▲ 5.2 0.7 7.5 0.0 0.0 3.0
32 井上 礼子 一般 2.7 0.0 0.0 0.0 0.0 2.7
33 徳留 一般         1.7 1.7
34 平川 輝明  一般   ▲ 0.6 0.0 0.0 0.0 ▲ 0.6
35 桑田 憲汰 一般 ▲ 25.5 ▲ 5.2 25.5 0.0 0.0 ▲ 5.2
36 山中 美津男 一般 ▲ 7.6 0.0 0.0 0.0 0.0 ▲ 7.6
37 高橋 正人 プロ 6.3 7.4 ▲ 7.3 ▲ 5.9 ▲ 12.3 ▲ 11.8
38 江口 昭子 一般 ▲ 2.0 24.9 ▲ 39.0 1.1 0.0 ▲ 15.0
39 鎌田 周平 プロ ▲ 7.0 ▲ 10.4 0.0 0.0 0.0 ▲ 17.4
40 永田 和弘 一般 13.4 ▲ 2.9 10.3 ▲ 22.5 ▲ 18.1 ▲ 19.8
41 佐藤 智一 一般       ▲ 31.4 0.0 ▲ 31.4
42 山本 章聖 一般 ▲ 34.3 0.0 0.0 0.0 0.0 ▲ 34.3
43 岡崎 興二 一般 12.3 ▲ 48.4 0.0 0.0 0.0 ▲ 36.1
44 延原 明美 プロ ▲ 47.3 10.3 0.0 0.0 0.0 ▲ 37.0
45 中谷 護 一般 ▲ 16.1 ▲ 5.2 13.9 ▲ 30.3 0.0 ▲ 37.7
46 小咲 菜々 プロ 25.9 ▲ 12.2 ▲ 6.0 ▲ 55.1 8.7 ▲ 38.7
47 宮城 典生 一般   ▲ 40.7 0.0 0.0 0.0 ▲ 40.7
48 山地 義昌 一般 3.9 0.0 0.0 0.0 ▲ 46.5 ▲ 42.6
49 筒井 克晶 一般         ▲ 44.6 ▲ 44.6
50 秋山 淑子 プロ ▲ 20.9 33.8 ▲ 42.7 ▲ 66.0 51.0 ▲ 44.8
51 清水 健 一般 ▲ 47.4 0.0 0.0 0.0 0.0 ▲ 47.4
52 見野 マリ子 一般 ▲ 53.5 0.0 6.1 0.0 0.0 ▲ 47.4
53 原田 安博 一般 ▲ 4.7 35.4 ▲ 64.8 35.6 ▲ 50.3 ▲ 48.8
54 堀 昭義 一般   ▲ 18.1 ▲ 10.0 ▲ 8.4 ▲ 16.2 ▲ 52.7
55 林 俊輔 一般 ▲ 45.7 13.4 0.0 ▲ 21.5 0.0 ▲ 53.8
56 掛樋 忠雄 プロ 16.0 ▲ 70.1 0.0 0.0 0.0 ▲ 54.1
57 榧野 幸一 一般 0.0 0.0 29.4 ▲ 89.7 0.0 ▲ 60.3
58 前川 憲一 プロ ▲ 54.6 20.0 28.8 ▲ 42.2 ▲ 13.9 ▲ 61.9
59 熊田 高大 一般 0.6 13.4 ▲ 18.6 ▲ 34.2 ▲ 26.4 ▲ 65.2
60 名越 昭子 一般 19.3 ▲ 29.5 ▲ 57.4 ▲ 7.5 8.9 ▲ 66.2
61 吉田 雄二 一般 7.4 ▲ 78.4 ▲ 15.9 20.3 0.0 ▲ 66.6
62 坂本 誠裕 プロ ▲ 44.5 ▲ 14.8 0.0 ▲ 33.5 15.7 ▲ 77.1
63 佐藤 昌子 一般 ▲ 22.5 ▲ 57.7 0.0 0.0 0.0 ▲ 80.2
64 岸辺 恵里 一般 ▲ 17.4 ▲ 19.3 ▲ 45.2 0.0 0.0 ▲ 81.9
65 勝間 伸生 プロ ▲ 70.2 ▲ 21.0 ▲ 13.4 0.0 0.0 ▲ 104.6
66 大川 照子 一般 ▲ 52.5 ▲ 68.1 0.0 0.0 0.0 ▲ 120.6
67 吉田 拓也 プロ 0.0 0.0 ▲ 14.8 ▲ 66.6 ▲ 41.2 ▲ 122.6
68 八嶋 麻穂 一般 19.7 ▲ 77.1 0.0 ▲ 12.8 ▲ 56.3 ▲ 126.5
69 原田 保正 プロ ▲ 124.1 ▲ 7.0 ▲ 23.8 4.4 21.6 ▲ 128.9
70 山口 昇子 一般 3.9 ▲ 85.3 ▲ 44.4 ▲ 20.8 0.0 ▲ 146.6
71 山下 加代子 一般 ▲ 67.3 ▲ 6.0 ▲ 24.6 ▲ 78.4 0.0 ▲ 176.3

第33期十段戦 ベスト8A卓レポート 猿川 真寿

100

 

ここで負けるのが1番悔しいとある先輩は言っていた。
ベスト8、A卓の出場選手は木村、藤崎、櫻井、野方。
木村以外は去年のファイナリストである。3者ともトーナメント巧者であるということだろう。
去年の十段戦のことは、いまでも覚えている人が多いのではないだろうか。
藤崎、櫻井が同点トータルトップで最終戦オーラス。柴田が国士をツモアガリ。劇画のように幕を閉じた。
今年はどんなドラマが待っているのであろうか?

 

1回戦
東1局。起家の櫻井は苦しい配牌だったが、粘り強く東を重ねテンパイの入った藤崎から2,900の出アガリ。

四万五万六万五索六索白白  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ポン東東東  ロン七索  ドラ四索

1本場は櫻井、野方の2人テンパイ。
2本場、チートイで2,400は3,000。
3本場、500は800オール。

4本場、

七万八万五索五索六索七索八索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ツモ九万  ドラ七万

2,600は3,000オールをアガリ、持ち点は52,200。大きなアドバンテージを取った。
2着には、被害が1番少なかった野方。

1回戦終了時
櫻井+49.0P 野方▲2.9P 木村▲18.0P 藤崎▲28.1P

 

2回戦


東1局に櫻井が2,000・4,000のツモアガリでリードを広げる。
東4局。現状ラス目の野方が木村から2枚切れのドラの南で8,000の大きいアガリをものにした。
木村も手がまとまっていただけに放銃もしかたないところか。

三万三万四万四万五万五万七万七万三索三索八筒八筒南  ロン南  ドラ南

南2局、親の藤崎が2,000は2,100オールをアガリ。

七万八万九万六索七索八索九索九索四筒五筒南南南  ツモ三筒  ドラ四万

次局、難しい選択が続く手だったがきれいにまとめてリーチ。

二万三万四万一索二索三索五索六索七索八索九索八筒八筒  リーチ  ドラ八万

しかし、これは流局。
そのあと細かいアガリをものにして、藤崎がトップをものにした。

2回戦終了時
櫻井+49.0P 藤崎▲8.6P 野方▲10.5P 木村▲37.8P

 

3回戦


4者が1歩も譲らない。流局が続く。
ただオリるのではなく、ギリギリまで押して、テンパイ、ノーテンで点差がつく展開。
木村だけは切りづらい牌が多くノーテンが続く。

東4局 トップ目は親の藤崎。
ここで野方が仕掛ける。

八万九万九万四索二筒六筒九筒東東北北白中  ドラ三万

ここから1巡目に九万をポン。親の藤崎を牽制の意味もあっただろうか。
この仕掛けが功を制し、3,000・6,000のアガリで1人浮きになる。

中  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き  ポン北北北  ポン東東東  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ツモ中

南2局、櫻井が木村から3,900をアガリ浮きにまわる。
南4局、親の藤崎がリーチして1,300は1,400をアガリ29700持ちに。

一索一索一索二索三索四索三筒四筒五筒七筒九筒南南  ツモ八筒  ドラ三万

浮きにまわりたかったが、2本場は櫻井がアガリ、トップ野方、2着櫻井の2人浮き。

3回戦終了時
櫻井+60.8P 野方+6.1P 藤崎▲13.9P 木村▲55.9P

 

4回戦


東1局親の藤崎にドラドラの勝負手。
この手を焦らず、手役を絡めて先行テンパイ。片アガリのヤミテンを選択。

七万八万九万九索九索九索一筒二筒三筒七筒八筒西西  ドラ西

同巡、野方にもテンパイが入り、リーチを選択。

一万二万三万四万五万六万六索七索八索六筒七筒八筒西  リーチ

しかし、直前に西は櫻井の手に入ったので野方の待ち牌はなし。
藤崎はツモ切り追っかけリーチに踏み込む。
流局かと思われたがハイテイ間際、藤崎のツモは高めの九筒
6,000オールで野方を大きく捲ったが、その後は点数を伸ばせずトップは取ったものの、最終戦は野方との一騎打ちになった。

4回戦終了時
櫻井+60.8P 藤崎+13.8P 野方▲1.9P 木村▲72.7P

 

5回戦(最終戦)

東1局は櫻井が野方から3,900。東2局、親の藤崎がリーチ。

一万二万三万六万七万二索三索四索四索五索六索一筒一筒  リーチ  ドラ八索

流局で1人テンパイ。トーナメントならではのリーチだった。
1本場、野方が1,300.2,600をツモリ微差のトップ目に立つ。

五索六索七索二筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒南南南  ツモ四筒  ドラ六筒

東3局、親の野方がリーチ。

一万二万三万六万六万六万七索七索八索九索九索九筒九筒  リーチ  ドラ六索

しかし、ピンフをテンパイしていた藤崎がツモり捲りかえす。
南1局、藤崎がリーチ。

一万一万二万二万二万五万六万七万四索五索六筒七筒八筒  リーチ  ドラ九筒

親の木村が追っかけリーチ。

二万三万四万三索四索九索九索二筒三筒三筒四筒四筒五筒  リーチ

このリーチに藤崎が高めの二索を放銃。

南4局、持ち点は、
木村39,000、藤崎16,800、野方28,800、櫻井35,400

現状は野方がトータル2着だが、藤崎は1,000点アガれば勝ち上がり。
親が櫻井なので1局勝負になった。

野方が

二万二万四万六万六万八万九万二索二索六索七索九索七筒  ドラ五筒

ここから二万をポンしてタンヤオにむかう。
1シャンテンまでいったが、ツモが効いた藤崎が野方からアガリ決着を決めた。

一万二万三万三索四索五索六索七索七索八索八索八筒八筒  ロン六索

 

決勝進出者 櫻井、藤崎

十段戦 レポート/第33期十段戦 ベスト8A卓レポート 猿川 真寿

100

 
ここで負けるのが1番悔しいとある先輩は言っていた。
ベスト8、A卓の出場選手は木村、藤崎、櫻井、野方。
木村以外は去年のファイナリストである。3者ともトーナメント巧者であるということだろう。
去年の十段戦のことは、いまでも覚えている人が多いのではないだろうか。
藤崎、櫻井が同点トータルトップで最終戦オーラス。柴田が国士をツモアガリ。劇画のように幕を閉じた。
今年はどんなドラマが待っているのであろうか?
 
1回戦
東1局。起家の櫻井は苦しい配牌だったが、粘り強く東を重ねテンパイの入った藤崎から2,900の出アガリ。
四万五万六万五索六索白白  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ポン東東東  ロン七索  ドラ四索
1本場は櫻井、野方の2人テンパイ。
2本場、チートイで2,400は3,000。
3本場、500は800オール。
4本場、
七万八万五索五索六索七索八索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ツモ九万  ドラ七万
2,600は3,000オールをアガリ、持ち点は52,200。大きなアドバンテージを取った。
2着には、被害が1番少なかった野方。
1回戦終了時
櫻井+49.0P 野方▲2.9P 木村▲18.0P 藤崎▲28.1P
 
2回戦

東1局に櫻井が2,000・4,000のツモアガリでリードを広げる。
東4局。現状ラス目の野方が木村から2枚切れのドラの南で8,000の大きいアガリをものにした。
木村も手がまとまっていただけに放銃もしかたないところか。
三万三万四万四万五万五万七万七万三索三索八筒八筒南  ロン南  ドラ南
南2局、親の藤崎が2,000は2,100オールをアガリ。
七万八万九万六索七索八索九索九索四筒五筒南南南  ツモ三筒  ドラ四万
次局、難しい選択が続く手だったがきれいにまとめてリーチ。
二万三万四万一索二索三索五索六索七索八索九索八筒八筒  リーチ  ドラ八万
しかし、これは流局。
そのあと細かいアガリをものにして、藤崎がトップをものにした。
2回戦終了時
櫻井+49.0P 藤崎▲8.6P 野方▲10.5P 木村▲37.8P
 
3回戦

4者が1歩も譲らない。流局が続く。
ただオリるのではなく、ギリギリまで押して、テンパイ、ノーテンで点差がつく展開。
木村だけは切りづらい牌が多くノーテンが続く。
東4局 トップ目は親の藤崎。
ここで野方が仕掛ける。
八万九万九万四索二筒六筒九筒東東北北白中  ドラ三万
ここから1巡目に九万をポン。親の藤崎を牽制の意味もあっただろうか。
この仕掛けが功を制し、3,000・6,000のアガリで1人浮きになる。
中  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き  ポン北北北  ポン東東東  ポン九万 上向き九万 上向き九万 上向き  ツモ中
南2局、櫻井が木村から3,900をアガリ浮きにまわる。
南4局、親の藤崎がリーチして1,300は1,400をアガリ29700持ちに。
一索一索一索二索三索四索三筒四筒五筒七筒九筒南南  ツモ八筒  ドラ三万
浮きにまわりたかったが、2本場は櫻井がアガリ、トップ野方、2着櫻井の2人浮き。
3回戦終了時
櫻井+60.8P 野方+6.1P 藤崎▲13.9P 木村▲55.9P
 
4回戦

東1局親の藤崎にドラドラの勝負手。
この手を焦らず、手役を絡めて先行テンパイ。片アガリのヤミテンを選択。
七万八万九万九索九索九索一筒二筒三筒七筒八筒西西  ドラ西
同巡、野方にもテンパイが入り、リーチを選択。
一万二万三万四万五万六万六索七索八索六筒七筒八筒西  リーチ
しかし、直前に西は櫻井の手に入ったので野方の待ち牌はなし。
藤崎はツモ切り追っかけリーチに踏み込む。
流局かと思われたがハイテイ間際、藤崎のツモは高めの九筒
6,000オールで野方を大きく捲ったが、その後は点数を伸ばせずトップは取ったものの、最終戦は野方との一騎打ちになった。
4回戦終了時
櫻井+60.8P 藤崎+13.8P 野方▲1.9P 木村▲72.7P
 
5回戦(最終戦)
東1局は櫻井が野方から3,900。東2局、親の藤崎がリーチ。
一万二万三万六万七万二索三索四索四索五索六索一筒一筒  リーチ  ドラ八索
流局で1人テンパイ。トーナメントならではのリーチだった。
1本場、野方が1,300.2,600をツモリ微差のトップ目に立つ。
五索六索七索二筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒南南南  ツモ四筒  ドラ六筒
東3局、親の野方がリーチ。
一万二万三万六万六万六万七索七索八索九索九索九筒九筒  リーチ  ドラ六索
しかし、ピンフをテンパイしていた藤崎がツモり捲りかえす。
南1局、藤崎がリーチ。
一万一万二万二万二万五万六万七万四索五索六筒七筒八筒  リーチ  ドラ九筒
親の木村が追っかけリーチ。
二万三万四万三索四索九索九索二筒三筒三筒四筒四筒五筒  リーチ
このリーチに藤崎が高めの二索を放銃。
南4局、持ち点は、
木村39,000、藤崎16,800、野方28,800、櫻井35,400
現状は野方がトータル2着だが、藤崎は1,000点アガれば勝ち上がり。
親が櫻井なので1局勝負になった。
野方が
二万二万四万六万六万八万九万二索二索六索七索九索七筒  ドラ五筒
ここから二万をポンしてタンヤオにむかう。
1シャンテンまでいったが、ツモが効いた藤崎が野方からアガリ決着を決めた。
一万二万三万三索四索五索六索七索七索八索八索八筒八筒  ロン六索
 
決勝進出者 櫻井、藤崎

ロン2カップ2016summerレポート 中山 奈々美

2016年7月17日。この日はロン2カップsummerの開催日でした!
皆様のご愛顧により、連盟の夏の風物詩として定着したこのロン2カップsummerですから、もちろん知らない方はいないと思いますが、まさかいないと思うんですが、念のためこのレポートを読む前にどんな大会なのかをおさらいしておきましょうかね。

●ロン2カップとは…
日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする麻雀対局番組です。
この大会に参加するのはプロ雀士だけではなく、ロン2一般ユーザーさんも大会に参加していただきます。
●ユーザーさんが大会に参加する方法は…
ロン2内で行われる予選大会を見事勝ち抜くと大会に参加することが出来ます。
その大会は随時ロン2のホームページで告知されますのでお見逃し無い様お気をつけ下さい。
●大会のシステムは…
ユーザー代表3名とプロ雀士9名の計12名での大会となります。
A卓、B卓、C卓の3卓に分かれ、各卓に1名ユーザー代表の方が入り戦います。
それぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出となり、2着の方は決勝進出をかけた敗者復活戦に進出になります。敗者復活戦でトップを取ると決勝卓に進むことができます。
この敗者復活戦に進むもう1人は各卓の3位の方で、視聴者の対局を見たいプレイヤーのアンケートを取り、最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことになります。
●今大会のルール
4人麻雀。ロン2リーチバトルのルールで赤牌が3枚入っています。
普段と違うのはダブロンがあるところです。
切り上げ満貫は無し。飛び終了や時間打ち切りは無し。アンケートを取り、最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことになります。
ここまでがテンプレ。
つまりロン2カップとは、ロン2ユーザーさん参加型麻雀番組で、ユーザーさんVSプロでガチンコ対決しちゃいましょう!ってな企画です。これを、春夏秋冬に分けて年に4回やっているわけですね。
今回はsummerの部が行われました。司会は無表情に破天荒なトークのギャップが癖になる大場三四郎プロ。アシスタントは会話の雑さに定評がある私、中山奈々美がお送りします(*’ω’*)

 

100

まずは予選A卓。
出場選手は
・佐々木寿人プロ
・白鳥翔プロ
・森下剛任プロ
・滝沢和典プロ

開始前のインタビューでは「一人すごく弱っている人が入っていて、もうラスは決まっているから」と余裕の発言のヒサトプロに、「本当に弱ってます・・・でも、どこにブレイクのきっかけがあるかはわからないので」と表情を曇らせながら話す滝沢プロ。果たしてA卓の結果は・・・!?

東3局7巡目。北家の滝沢プロにこんな手が入る。

三万四万四万五万二索三索五索六索六索七索三筒三筒南南  ドラ二万

三筒を持ってきたところだが、ここで滝沢プロは打六索。次巡四索を引き入れて打南のテンパイとらずでタンピン形に向かう。
解説の藤崎智プロが「やっぱりこれがノレてない人の典型ですよね。こうなるなら六索の時に南を打っていたほうがもっと強い形ですからねぇ」と言っていると、滝沢プロは次巡三万を引き入れて

三万三万四万四万五万二索三索四索五索六索七索三筒三筒

このテンパイ形に。「これで一緒でしたね^^」と藤崎プロ。二万五万はリーチをかけた時点で山に残り1枚だったのですが、滝沢プロがラス牌の五万をツモって満貫のアガリに。もしやブレイクの兆し・・・?
そのあとも滝沢プロが8,000点、6,000オールのアガリを重ねA卓は滝沢プロがトップで準決勝進出。2着にくらいついた白鳥プロは敗者復活戦にコマを進めます。3着の佐々木プロは人気投票の結果待ちに。4位の森下プロはおかえりいただく形に・・・。三重からお疲れさまでした( ;∀;)
調子を取り戻した滝沢プロと、今期ノッている白鳥プロのこのあとの結果が楽しみですね♪

 

100

続いて予選B卓。
出場選手は
・和泉由紀子プロ
・菅原千瑛プロ
・二階堂瑠美プロ
・勝繁さん(ユーザー)

実力、美貌を兼ねそろえた華やかな女流陣に、ユーザーの勝繁さんを交えてのB卓。どんな闘いが繰り広げられるのでしょうか(‘ω’)

東1局、西家の和泉プロにこんな手が入り先制リーチ。

二万三万四万六万七万八万三索四索七索七索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ四万

瑠美プロがすぐに五索を掴み放銃。
「裏ドラも1枚乗せ、乗せます!ルぃー・・、メンタンピンドラ裏!!!」と、日吉プロの噛みまくりの実況と共にB卓は和泉プロの満貫のアガリでスタートしました( ..)φ

東3局には菅原プロにツモり四暗刻の手が入り解説席は大盛り上がり!
「これツモったらすごいですね!」「いや、『超すごい』ですよ!」なんてキャッキャして見守っていたら、勝繁さん、親の和泉プロが追いつき3人テンパイで流局。
次局、和泉プロが4,000は4,100オールをツモりアガリ5万点越えに。

南1局、ユーザーの勝繁さんはこんな形に。

二万二万六万七万七索二筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒七筒  ツモ六筒  ドラ白

ここから六筒をツモ切り。打七索で目一杯に構えず、三色を見据えた懐深い一打。結局八万をツモって来て、一筒四筒七筒二万でリーチ。一発で一筒のツモ。このアガリすごく格好良かったです(*‘∀‘)このあとも懐の深いアガリを重ねるも、和泉プロに一歩届かず。決勝戦への特急券は掴めなかったですが、私は勝繁さんの麻雀がもっと観たいゾ!!
B卓決勝進出は和泉プロ。敗者復活戦へは勝繁さん、人気投票には菅原プロが進むことになりました!

 

100

最後は予選C卓。
・瀬戸熊直樹プロ
・森山茂和プロ
・アルさん(ユーザー)
・マック紅坂さん(ユーザー)

ベテラン重鎮プロにユーザーさん2名がどう闘っていくのかが見どころですね!藤崎プロはユーザーさんがいかに序盤にアガリ、緊張をほぐしてのびのび打てるかが鍵と言っていましたが、どのような展開になるのでしょうか(‘ω’)

東場はユーザーさん2人がリードして、トップ目にマック紅坂さん、2着目にアルさん。藤崎プロのアドバイスが聞こえては、、ないと思いますが(笑)ユーザーさんがのびのび打てる展開になりました!
南2局、アルさんが、マック紅坂さんの七対子のテンパイを潜り抜け

一索二索三索四索四索四索赤五索六索七索八索九索発発  ドラ六筒

このテンパイをいれヤミテンを選択。すぐに森山プロから高めの発で出アガリ。メンホン一通発ドラ1の跳満でトップに躍り出る。そのままユーザーさん2名が好調なままC卓は終了。
決勝進出はアルさん。敗者復活戦へはマック紅坂さん、人気投票へは森山プロが進む結果になりました。
ユーザーさんお2人とも大健闘でしたね(*’▽’)

 

 

100

 

さて、敗者復活戦への人気投票は視聴者アンケート機能を使って行われるわけですが。。
エントリーは「佐々木寿人プロ」「菅原千瑛プロ」「森山茂和プロ」がエントリー。
全員30パーセントの大接戦を勝利したのは・・・「菅原千瑛プロ」オオオオオオオオ!!!!!!!
ひろえちゃん頑張って~(*^▽^*)

 

 

100

というわけで、敗者復活戦は
・菅原千瑛プロ
・白鳥翔プロ
・勝繁さん(ユーザー)
・マック紅坂さん(ユーザー)

この闘いから2着3着に意味がなくなってきます。緊張感が増してきました・・・!
東1局。菅原プロが、白鳥プロとのリーチ合戦に勝ち、メンタンピン赤赤表裏のアガリをきめた。開幕から大きなアガリ!!そこから白鳥プロも喰らいついて攻撃の手を緩めないが、それ以上に菅原プロが強い強い。南2局の菅原プロの親番では、大物手をまたまたアガリ8万点超えに!!菅原無双な敗者復活戦でした(/・ω・)/
ファンの期待にしっかり応えて菅原プロが決勝に進みました!

 

100

そしていよいよ決勝戦は、
・菅原千瑛プロ
・滝沢和典プロ
・和泉由紀子プロ
・アルさん(ユーザー)
この4名で行われました!

東4局。ここまで、アルさんと滝沢プロがアガリ合いのデッドヒートだったのですが、この局面でアルさんに更なるチャンス手が訪れ小三元を菅原プロからアガリ、5万点超えの滝沢プロを突き放すようなトップ目に立つ。
南1局のアルさんの親番では、連荘を重ね6万5千点以上持った状態で親落ち。アルさんは南場を一局一局消化していけば優勝になるが、滝沢プロはアルさんに一矢報いて逆転することはできるのでしょうか!?

南3局

二万三万四万六万八万八万三筒四筒四筒五筒六筒七筒七筒  ツモ六万  ドラ四万

親番の滝沢プロの手牌だが、ここで打四筒。「前巡三万をツモって来た時に九筒を外すのを少考していたのは、八筒がよく見えるのでしょうね」と、藤崎プロ。確かに場には六筒が2枚打たれていて、滝沢プロは八筒は山にいると読んでいるのでしょう。六万八万をノータイムでツモ切りする人が多そうですが、ピンズの良形を残しマンズを厚く持ってフォローするこの選択は格好いい。その次巡、六万を引き入れ、二筒五筒八筒テンパイ。滝沢プロの読みと強い意志のこもった理想のテンパイになりました!解説席は「お見事!」「うわぁ~格好いい!」とべた褒めしていたのですが、奇しくも流局。八筒は王牌に2枚眠っておりました(;´・ω・)
滝沢プロの親が落ち、決勝戦オーラスへ。最後はきっちりアルさんがアガリきり、優勝はアルさん!!!!

リーチ判断や、押引きのバランス、打点とテンパイ速度のバランスなど非の打ち所がないほど素晴らしかったです。丁寧で、それでいて芯の強い麻雀を魅せていただきました!アルさん本当におめでとうございました(*^-^*)
ユーザーさんの優勝は初ということもあって、喜びもひとしおですね♪

 

100

 

ロン2カップsummerは約8時間の生放送でお届けしました!
筆舌に尽くし難い面白さや興奮もたくさんありました!!amebaFRESH!公式サイトで無料にて全編視聴可能ですので、是非ご覧ください(^O^)

そして、次回ロン2カップへの出場もお待ちしております!ロン2の大会を勝ち上がって、是非私たち連盟のプロと真剣勝負しましょう!ロン2はユーザーさんと一緒に作り上げていく麻雀コンテンツです。一緒に楽しんでロン2を盛り上げてください♪
皆様のご参加、そしてご活躍を心よりお待ちしております(^^)/~~~

またお会いしましょう!(∩´∀`)∩

その他イベント/ロン2カップ2016summerレポート 中山 奈々美

2016年7月17日。この日はロン2カップsummerの開催日でした!
皆様のご愛顧により、連盟の夏の風物詩として定着したこのロン2カップsummerですから、もちろん知らない方はいないと思いますが、まさかいないと思うんですが、念のためこのレポートを読む前にどんな大会なのかをおさらいしておきましょうかね。
●ロン2カップとは…
日本プロ麻雀連盟公認のインターネット麻雀サイト「ロン2」がプロデュースする麻雀対局番組です。
この大会に参加するのはプロ雀士だけではなく、ロン2一般ユーザーさんも大会に参加していただきます。
●ユーザーさんが大会に参加する方法は…
ロン2内で行われる予選大会を見事勝ち抜くと大会に参加することが出来ます。
その大会は随時ロン2のホームページで告知されますのでお見逃し無い様お気をつけ下さい。
●大会のシステムは…
ユーザー代表3名とプロ雀士9名の計12名での大会となります。
A卓、B卓、C卓の3卓に分かれ、各卓に1名ユーザー代表の方が入り戦います。
それぞれの卓のトップ者は無条件で決勝戦に進出となり、2着の方は決勝進出をかけた敗者復活戦に進出になります。敗者復活戦でトップを取ると決勝卓に進むことができます。
この敗者復活戦に進むもう1人は各卓の3位の方で、視聴者の対局を見たいプレイヤーのアンケートを取り、最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことになります。
●今大会のルール
4人麻雀。ロン2リーチバトルのルールで赤牌が3枚入っています。
普段と違うのはダブロンがあるところです。
切り上げ満貫は無し。飛び終了や時間打ち切りは無し。アンケートを取り、最も得票数の多かった方が敗者復活戦に進むことになります。
ここまでがテンプレ。
つまりロン2カップとは、ロン2ユーザーさん参加型麻雀番組で、ユーザーさんVSプロでガチンコ対決しちゃいましょう!ってな企画です。これを、春夏秋冬に分けて年に4回やっているわけですね。
今回はsummerの部が行われました。司会は無表情に破天荒なトークのギャップが癖になる大場三四郎プロ。アシスタントは会話の雑さに定評がある私、中山奈々美がお送りします(*’ω’*)
 

100

まずは予選A卓。
出場選手は
・佐々木寿人プロ
・白鳥翔プロ
・森下剛任プロ
・滝沢和典プロ
開始前のインタビューでは「一人すごく弱っている人が入っていて、もうラスは決まっているから」と余裕の発言のヒサトプロに、「本当に弱ってます・・・でも、どこにブレイクのきっかけがあるかはわからないので」と表情を曇らせながら話す滝沢プロ。果たしてA卓の結果は・・・!?
東3局7巡目。北家の滝沢プロにこんな手が入る。
三万四万四万五万二索三索五索六索六索七索三筒三筒南南  ドラ二万
三筒を持ってきたところだが、ここで滝沢プロは打六索。次巡四索を引き入れて打南のテンパイとらずでタンピン形に向かう。
解説の藤崎智プロが「やっぱりこれがノレてない人の典型ですよね。こうなるなら六索の時に南を打っていたほうがもっと強い形ですからねぇ」と言っていると、滝沢プロは次巡三万を引き入れて
三万三万四万四万五万二索三索四索五索六索七索三筒三筒
このテンパイ形に。「これで一緒でしたね^^」と藤崎プロ。二万五万はリーチをかけた時点で山に残り1枚だったのですが、滝沢プロがラス牌の五万をツモって満貫のアガリに。もしやブレイクの兆し・・・?
そのあとも滝沢プロが8,000点、6,000オールのアガリを重ねA卓は滝沢プロがトップで準決勝進出。2着にくらいついた白鳥プロは敗者復活戦にコマを進めます。3着の佐々木プロは人気投票の結果待ちに。4位の森下プロはおかえりいただく形に・・・。三重からお疲れさまでした( ;∀;)
調子を取り戻した滝沢プロと、今期ノッている白鳥プロのこのあとの結果が楽しみですね♪
 

100

続いて予選B卓。
出場選手は
・和泉由紀子プロ
・菅原千瑛プロ
・二階堂瑠美プロ
・勝繁さん(ユーザー)
実力、美貌を兼ねそろえた華やかな女流陣に、ユーザーの勝繁さんを交えてのB卓。どんな闘いが繰り広げられるのでしょうか(‘ω’)
東1局、西家の和泉プロにこんな手が入り先制リーチ。
二万三万四万六万七万八万三索四索七索七索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ四万
瑠美プロがすぐに五索を掴み放銃。
「裏ドラも1枚乗せ、乗せます!ルぃー・・、メンタンピンドラ裏!!!」と、日吉プロの噛みまくりの実況と共にB卓は和泉プロの満貫のアガリでスタートしました( ..)φ
東3局には菅原プロにツモり四暗刻の手が入り解説席は大盛り上がり!
「これツモったらすごいですね!」「いや、『超すごい』ですよ!」なんてキャッキャして見守っていたら、勝繁さん、親の和泉プロが追いつき3人テンパイで流局。
次局、和泉プロが4,000は4,100オールをツモりアガリ5万点越えに。
南1局、ユーザーの勝繁さんはこんな形に。
二万二万六万七万七索二筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒七筒  ツモ六筒  ドラ白
ここから六筒をツモ切り。打七索で目一杯に構えず、三色を見据えた懐深い一打。結局八万をツモって来て、一筒四筒七筒二万でリーチ。一発で一筒のツモ。このアガリすごく格好良かったです(*‘∀‘)このあとも懐の深いアガリを重ねるも、和泉プロに一歩届かず。決勝戦への特急券は掴めなかったですが、私は勝繁さんの麻雀がもっと観たいゾ!!
B卓決勝進出は和泉プロ。敗者復活戦へは勝繁さん、人気投票には菅原プロが進むことになりました!
 

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最後は予選C卓。
・瀬戸熊直樹プロ
・森山茂和プロ
・アルさん(ユーザー)
・マック紅坂さん(ユーザー)
ベテラン重鎮プロにユーザーさん2名がどう闘っていくのかが見どころですね!藤崎プロはユーザーさんがいかに序盤にアガリ、緊張をほぐしてのびのび打てるかが鍵と言っていましたが、どのような展開になるのでしょうか(‘ω’)
東場はユーザーさん2人がリードして、トップ目にマック紅坂さん、2着目にアルさん。藤崎プロのアドバイスが聞こえては、、ないと思いますが(笑)ユーザーさんがのびのび打てる展開になりました!
南2局、アルさんが、マック紅坂さんの七対子のテンパイを潜り抜け
一索二索三索四索四索四索赤五索六索七索八索九索発発  ドラ六筒
このテンパイをいれヤミテンを選択。すぐに森山プロから高めの発で出アガリ。メンホン一通発ドラ1の跳満でトップに躍り出る。そのままユーザーさん2名が好調なままC卓は終了。
決勝進出はアルさん。敗者復活戦へはマック紅坂さん、人気投票へは森山プロが進む結果になりました。
ユーザーさんお2人とも大健闘でしたね(*’▽’)
 
 

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さて、敗者復活戦への人気投票は視聴者アンケート機能を使って行われるわけですが。。
エントリーは「佐々木寿人プロ」「菅原千瑛プロ」「森山茂和プロ」がエントリー。
全員30パーセントの大接戦を勝利したのは・・・「菅原千瑛プロ」オオオオオオオオ!!!!!!!
ひろえちゃん頑張って~(*^▽^*)
 
 

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というわけで、敗者復活戦は
・菅原千瑛プロ
・白鳥翔プロ
・勝繁さん(ユーザー)
・マック紅坂さん(ユーザー)
この闘いから2着3着に意味がなくなってきます。緊張感が増してきました・・・!
東1局。菅原プロが、白鳥プロとのリーチ合戦に勝ち、メンタンピン赤赤表裏のアガリをきめた。開幕から大きなアガリ!!そこから白鳥プロも喰らいついて攻撃の手を緩めないが、それ以上に菅原プロが強い強い。南2局の菅原プロの親番では、大物手をまたまたアガリ8万点超えに!!菅原無双な敗者復活戦でした(/・ω・)/
ファンの期待にしっかり応えて菅原プロが決勝に進みました!
 

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そしていよいよ決勝戦は、
・菅原千瑛プロ
・滝沢和典プロ
・和泉由紀子プロ
・アルさん(ユーザー)
この4名で行われました!
東4局。ここまで、アルさんと滝沢プロがアガリ合いのデッドヒートだったのですが、この局面でアルさんに更なるチャンス手が訪れ小三元を菅原プロからアガリ、5万点超えの滝沢プロを突き放すようなトップ目に立つ。
南1局のアルさんの親番では、連荘を重ね6万5千点以上持った状態で親落ち。アルさんは南場を一局一局消化していけば優勝になるが、滝沢プロはアルさんに一矢報いて逆転することはできるのでしょうか!?
南3局
二万三万四万六万八万八万三筒四筒四筒五筒六筒七筒七筒  ツモ六万  ドラ四万
親番の滝沢プロの手牌だが、ここで打四筒。「前巡三万をツモって来た時に九筒を外すのを少考していたのは、八筒がよく見えるのでしょうね」と、藤崎プロ。確かに場には六筒が2枚打たれていて、滝沢プロは八筒は山にいると読んでいるのでしょう。六万八万をノータイムでツモ切りする人が多そうですが、ピンズの良形を残しマンズを厚く持ってフォローするこの選択は格好いい。その次巡、六万を引き入れ、二筒五筒八筒テンパイ。滝沢プロの読みと強い意志のこもった理想のテンパイになりました!解説席は「お見事!」「うわぁ~格好いい!」とべた褒めしていたのですが、奇しくも流局。八筒は王牌に2枚眠っておりました(;´・ω・)
滝沢プロの親が落ち、決勝戦オーラスへ。最後はきっちりアルさんがアガリきり、優勝はアルさん!!!!
リーチ判断や、押引きのバランス、打点とテンパイ速度のバランスなど非の打ち所がないほど素晴らしかったです。丁寧で、それでいて芯の強い麻雀を魅せていただきました!アルさん本当におめでとうございました(*^-^*)
ユーザーさんの優勝は初ということもあって、喜びもひとしおですね♪
 

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ロン2カップsummerは約8時間の生放送でお届けしました!
筆舌に尽くし難い面白さや興奮もたくさんありました!!amebaFRESH!公式サイトで無料にて全編視聴可能ですので、是非ご覧ください(^O^)
そして、次回ロン2カップへの出場もお待ちしております!ロン2の大会を勝ち上がって、是非私たち連盟のプロと真剣勝負しましょう!ロン2はユーザーさんと一緒に作り上げていく麻雀コンテンツです。一緒に楽しんでロン2を盛り上げてください♪
皆様のご参加、そしてご活躍を心よりお待ちしております(^^)/~~~
またお会いしましょう!(∩´∀`)∩

インターネット麻雀日本選手権2016観戦記 櫻井 秀樹

 

2016年7月23日
夏目坂スタジオに入ると、和やかな雰囲気で生放送のリハーサルが行われていた。
ん?見慣れぬ出演者がお二人ほど。

そう、本日はインターネット麻雀日本選手権2016の決勝戦。
一般のユーザーさんからも2名、決勝にコマを進めている。

Kaz-kunさん (以下kazさん)
ロン2から勝ち上がってきたユーザーさんで、メンゼンリーチを中心に手を進める王道の麻雀。
親番でのリーチ構成で厳しいユーザー予選を勝ち抜く。

Z512007さん (以下Zさん)
ハンゲーム麻雀4から勝ち上がり。4人の中では一番年輩だが、麻雀は若く現代風。
型に囚われない鋭い鳴きで主導権を掴み、対戦相手に自由に打たせない。
圧倒的な手数の多さで同じく予選、トーナメントと勝ち進む。

そしてプロからも2名が勝ち抜いた。

山井弘
ご存じ「世界の山井」こと、第1回リーチ麻雀世界選手権(WRC)優勝という輝かしい実績を持つ。
テレビ対局でも活躍著しく、間違いなくプロ連盟を背負ってたつ選手の1人である。
しかし、連盟内での公式戦はここ数年やや不調か。なんとかこのチャンスをものにしたい。

白鳥翔
春にマスターズを連覇したのは記憶に新しい。同じくテレビ対局でも活躍著しく、今最もノッている選手と言える。
奇しくもプロ2名対ユーザー2名の図式になったが、ここまで勝ち残っている以上、ユーザーの2人もプロ並みの技量、そして勝ち残りの困難さから考えると白鳥以上の勢いもありそうだ。

さあ、今年のネット麻雀最強を決める戦いが始まる。

 

【1回戦】 起家から 山井 白鳥 Z kaz

5回勝負のワンデーマッチなので、1回戦の入りは非常に重要。
この辺りは決勝や映像対局経験豊富なプロ2名が有利か?

東1局、7巡目の白鳥の手牌

二万三万七万八万九万五索五索七索八索九索六筒七筒八筒  ツモ九筒  ドラ九筒

絶好の手変わりで確定の三色、人それぞれ、初っ端の入り方はあると思うが、白鳥は丁寧にヤミテンを選択。結果ツモアガリとなったが、上出来な入りと感じたのではないだろうか。
kazさんは4巡目に発のポンテンをとらず。ゆったり打つ構えであったのか、それとも声が出なかった(クリックできなかった)のか。

東3局、八万を暗カンしていた西家・山井が迷わない入り目でリーチ。

二万三万四万三索四索五索二筒二筒二筒四筒五筒  暗カン牌の背八万 上向き八万 上向き牌の背  リーチ  ドラ南六索

しかし勝負手で追いついた、北家・白鳥の追いかけリーチに一発で飛び込み満貫の放銃。

四万四万四万四索五索五筒六筒七筒南南北北北  リーチ  一発ロン三索  ドラ 南六索  裏西白

やはり勢いは白鳥か?ところが次局、山井が妙手を打つ。

東4局、南家・山井が5巡目にしてドラのペン三筒を引き込みピンフテンパイ。

五万六万七万二索六索七索一筒二筒五筒五筒六筒七筒八筒  ツモ三筒  ドラ三筒

リーチかと思いきや、固くヤミテン。見事、三色へ手変わりしたところで、高目五索をkazさんから出アガリ。

五万六万七万六索七索一筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒八筒  ロン五索

このルール(一発、裏ドラあり)ではピンフドラ1は余程の局面でない限りリーチがセオリー。
ましてや入り目が三筒、前巡8,000を放銃しているところなら喜んでリーチを打ってしまいそうだ。

だが、山井はネット麻雀というフィールドでも自信の信条を貫く。
自分の不調を感じ、ここは1回しっかりとアガることに重きを置いたのである。
おそらく満貫は偶然とういか望外の結果であったはずだ。

即リーチを打っていたら結果は分からないが、もし再度空ぶっていたら、山井はこの半荘浮上は無かったように思える。
そして残り4回戦で、果たして立て直せていただろうか?1回戦ながら、ここが勝負の分岐だったかもしれない。

南2局も、好調な白鳥の親を警戒してヤミテンで満貫をアガった山井は、独壇場の白鳥についていきしっかり2着でこの半荘を終えた。
そして気になったのはユーザーの2名。Kazさんは東1局のポンテンとらず、そしてZさんも南1局でチンイツのポンテンをスルーし、結果的にはアガリを逃した可能性が高い。
2人ともに何もできず1回戦が過ぎてしまった感じだ。

元来じっくり構えるタイプの打ち手ならば問題は無いのだろうが、緊張からの事であれば相当なビハインドである。
早く対局に入り込み、各々の個性を存分に出しきってもらいたい。

1回戦終了時
白鳥 +37.9P
山井 +9.0P
kazu ▲17.4P
Z ▲29.5P

 

【2回戦】起家から kaz 山井 白鳥 Z

1回戦3、4着2人は経験豊富なプロ側に走られると厳しい。
2回戦、緊張が解けたのかようやくZさんが「らしさ」を発揮しだす。

東1局、北家・Zさん

三万四万五万八索八索四筒五筒六筒東東  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  ツモ東  ドラ八万

東の後付けで500・1,000を引きアガると、

東2局、西家・Zさん

六万七万八万四索五索六索八索八索八索一筒一筒三筒四筒  リーチ  ロン二筒  ドラ発  裏七筒

東3局、南家・Zさん

二万三万四万三索四索八索八索  チー七万 左向き六万 上向き八万 上向き  ポン中中中  ロン二索  ドラ九筒

東4局、東家・Zさん

二索三索四索六索七索四筒四筒六筒七筒七筒八筒八筒九筒  リーチ  ロン五索  ドラ七万  裏五索

なんと4局連続でアガリをものにする。打点に拘らず手数で勝負し、自分のペースに持ち込む、Zさんの本来の雀風である。

 

このままでは一人置いていかれてしまう、と南場はkaz さんも奮起。

南2局、1回戦ではうてなかったピンフドラ1のリーチをうつ。

二万三万二索三索四索六索七索八索一筒一筒四筒五筒六筒  ロン一万  ドラ二万  裏六万

こちらも緊張が解け、勝負に入り込めてきたか?
続く南3局でも1,300・2,600をツモアガリ。

四万五万六万八万八万一索一索一索五筒六筒  ポン西西西  ツモ四筒  ドラ八万

2着も見えてきた。

オーラス南4局、またもやZさんが「らしい」仕掛けで九筒九索とポンして牽制。
実際は中の後付けの4,800点なのだが、これに手牌読みを入れてしまったkazさんが飛び込み再びラス目に。

南4局2本場、3人が2,400点差の大接戦。西家・山井の早いリーチに、12巡目、南家kazさんの手牌。

二索四索五索七索七索八索九索二筒三筒四筒六筒六筒七筒  ツモ六索  ドラ二筒

七筒は自身で通した四筒のスジ。早いリーチだけに打ち易くもあったのだが、三索は既に3枚見えており打二索としテンパイを外した。
ところが、次巡のツモはなんと三索。2着浮上の細い道であった。
当然と言えば当然の選択で、責める事は出来ない。しかし、テンパイを組みなおしたとしても六筒が打てないので、難しいがテンパイを取っておくほうが若干有利であったか。

麻雀とはそういうものか。kazさんのアガリ逃しの同巡、山井が2,000・4,000をツモリあげ、またもや2着へ滑り込んだ。

2回戦結果
Z  +21.4P
山井 +9.2P
白鳥 ▲10.1P
kaz  ▲20.5P

2回戦終了時トータル
白鳥 +27.8P
山井 +18.2P
Z   +4.0P
kaz ▲50.0P

 

【3回戦】起家から 山井 kaz Z 白鳥

東1局から各自が激しくぶつかる。東1局、親・山井。
まずは一人マイナスを背負い、あとの無いkazさんが9巡目にピンフのみをリーチ。

六万七万八万二索三索一筒二筒三筒七筒八筒九筒西西  リーチ  ドラ六索

手変わりが無いとはいえ、これまでの打ち方をみていると、普段のkuzさんはうたないリ―チかもしれない。
展開が悪い局数が減るにつれてドンドン選択肢は狭まれていく。ここに早々に仕掛けを入れていたZさん、

一万一万一万三万五索六索白白中中  チー五筒 左向き四筒 上向き六筒 上向き  ツモ白

ここに白をツモると無筋の打三万、さらには出る中もないて、無筋の一万と押していく。
お互いアガリのないまま15巡目にドラの六索をツモったZさんがフリテンのシャンポンに受けかえ。
受け気味に進めていた白鳥も次巡の八索をチーして形式テンパイ。山井を1人ノ―テンにさせたい狙いか。

ところが形を崩さず粘っていた親・山井に苦しいながらも残りツモ1回のところでテンパイが入る。

一索一索四索四索四索六索七索八索九索二筒三筒四筒四筒  ツモ九索

四筒は比較的通りやすそうな牌なのでテンパイをとって連荘狙いだろう。ところが山井の選択はなんとリーチ!一発とハイテイを狙った。
結果は、白鳥の食い変えで一発ハイテイは消えるが、一索を見事ツモリあげ2,600オール。
ついに白鳥を捕えた。

これでこの半荘は山井のものかと思ったが、ここからまたもZさんの自在な仕掛けが光る。

東3局、親・Zさん

二万四万六万二索二索六索六索七索五筒五筒六筒六筒中  ドラ二索

この牌姿から六筒をポン。たしかに0メンツが1メンツにはなるが、なかなか声の出なさそうなポンだ。
しかし五万二索とツモって

四万五万六万二索二索二索六索七索五筒五筒  ポン六筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き

この11,600点を、ホンイツで形になっていたkazさんから出アガリ。

さらに、南2局では、9巡目に二万二万三万四万でリャンメンチー。ドラは三万。すぐにオヤのkazさんから五索の出アガリ。
これがなんと三万三万三万四万からのチーで、7700点。

三万三万六索七索二筒二筒二筒五筒六筒七筒  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  ロン五索  ドラ三万

迎えたオヤ番では今度はドラ暗刻のリーチ。勝負形になったライバル山井から打ちとり、大トップ。
オーラスでもしっかり仕掛け、白鳥をラスに落とし、Zさんがトータルでもトップ目に立った。

3回戦結果
Z  +46.7P
山井 +10.6P
白鳥 ▲23.3P
kaz  ▲34.0P

3回戦終了時トータル
Z  +50.7P
山井 +28.8P
白鳥 +4.5P
kaz ▲84.0 P

 

【4回戦】起家から 白鳥 kaz 山井 Z

東2局、親・kazさん、このままでは終われない!Kazさんがようやくオヤで連荘の得意パターンに持ち込む。

一索二索三索六索七索八索一筒一筒一筒三筒四筒発発  リーチ  ツモ五筒  ドラ一筒  裏七筒

4,000オール。

一索二索三索五索六索六筒六筒  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  ポン白白白  ツモ四索  ドラ六筒

2,000は2,100オール

一万二万六万六万六万七万八万二索二索二索三索四索五索  リーチ  ロン三万  ドラ九万  裏白

2,000は2,600(+1,000)

打点とのバランスで、しっかりアガれる手を作り攻める。
おそらくトーナメントでも大きなトップを取る事で、試合を有利に進め勝ち続けてきたのだろう。
序戦からこのリズムに乗れていれば、の感はあるが、順位点がそこまで大きく無いルールの為、まだまだ可能性はある。

しかし3人も崩れることなくしっかり最善の手を打ち続けた。
オーラス、またも山井が難しいマチ取りをしっかりとらえて、三度目となるオーラスでの2着浮上。

北家・山井

三万四万五万六万七万八万二索四索七索七索三筒四筒五筒  ツモ三索  ドラ六万

最終戦、着順勝負に持ち込んだ。

4回戦結果
kaz   +28.3P
山井   +3.4P
Z    ▲9.6P
白鳥  ▲22.1P

 

【5回戦】起家から 白鳥 kaz 山井 Z

最終戦開始時トータル
Z  +41.1P
山井  +32.2P
白鳥  ▲28.3P
kaz ▲45.0P

1着順の順位点が10,000点の為、Zさん、山井は着順が上の方が優勝。白鳥、kazさんは自身の大きなトップに加え、並びも必要となる。もちろん、可能性が無くなるまで諦めるわけにはいかない。

起家の白鳥、粘って連荘。持ち点を37,600点とし、小さいながらトップ目に立つ。
まだまだ余裕のあるZさん、山井は焦らずお互いの着順を気にするだけでよかったのだが、手数を多くし自ら局を進める選択をしたZさんが東家・kazさんへ 5,800点放銃。

四万五万白白  ポン南南南  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ポン西西西  ロン三万  ドラ五万

そして北家・白鳥へ7,700点と連続放銃。

一索二索三索五索五索六索七索八索中中  ポン東東東  ロン五索  ドラ七索

持ち点を15,900点とし南入。山井との差は▲7,500点。
ところが、南2局わずか5巡のテンパイ。

四万四万四万七万七万四索五索六索三筒三筒三筒六筒七筒  ロン五筒  ドラ四万

ここはしっかりとヤミテンを選択。3者の心を折る、大きな大きなアガリ。
不幸な放銃は白鳥。ここでわずかな逆転の可能性も潰える。

マスターズ連覇前後から、白鳥の麻雀は大きな変動を見せた。持ち前の的確な状況判断、読みの精度に加えて、勝負所を見極める大局感が素晴らしく全くスキの無い打ち手になっていった。
本決勝でも、その実力を見せつつも、最後一つ牌運に恵めれなかった局面が多かった。勝負事にタラレバはタブーだが、あそこでアガっていれば、白鳥の圧勝もありえただろう、そのような局が幾つかあった。

 

オーラス南4局、東家・Zさん 北家・山井

持ち点
Zさん26,200点 山井22,400点

親・Zさんと山井の差は3,800点差。

山井は700・1,300のツモアガリか、3,900点出アガリ(Zさんからなら2,000点)
若しくは山井の1人テンパイ、Zさんの1人ノーテンか。

運命のオーラス、15巡目、山井必死の形式テンパイ。

四万四万六万九万九万二筒二筒二筒四筒四筒  チー五筒 左向き六筒 上向き七筒 上向き

ポン九万 打四万

 

この決勝の為に、全員の牌譜を何度も見返し、優勝ボーダーを予測し、1人イメージトレーニングを行ってきた。
決勝当日も、その気迫、集中は、周りに伝わるほど物凄いものだった。
昨年は、決勝に連盟員がいないという不甲斐ない結果。普段から、事務局に勤め、ロン2への愛情も大きい山井だけに昨年のはがゆさをどうしても自身の手で晴らしたかったのかもしれない。

「プロは結果も重要だが、魅せる麻雀、自分らしくいい麻雀を打っていきたい」

そう話す山井の気持ちの伝わる素晴らしい決勝戦であった。
山井が河に置いた最後の牌に声は掛からず、山井1人テンパイで終局。

インターナショナルの山井が、インターネットも制した瞬間であった。

 

 

オフェンスマスター山井弘
それは、どんな状況でも前に出て、無茶な勝負をし続ける事では決してない。
麻雀における闘いとは、耐えるべき局面では欲に駆られずしっかり耐え、闘う局面で臆病に負けずしっかり打ち抜く事。
そのような強靭な精神力が、山井の最大の武器であると思う。

来年のインターネット麻雀日本選手権2017、そしてディフェンディングで迎えるWRC。
きっとまた素晴らしい麻雀を見せてくれるに違いない。

 

プロ雀士コラム/インターネット麻雀日本選手権2016観戦記 櫻井 秀樹


 
2016年7月23日
夏目坂スタジオに入ると、和やかな雰囲気で生放送のリハーサルが行われていた。
ん?見慣れぬ出演者がお二人ほど。
そう、本日はインターネット麻雀日本選手権2016の決勝戦。
一般のユーザーさんからも2名、決勝にコマを進めている。
Kaz-kunさん (以下kazさん)
ロン2から勝ち上がってきたユーザーさんで、メンゼンリーチを中心に手を進める王道の麻雀。
親番でのリーチ構成で厳しいユーザー予選を勝ち抜く。
Z512007さん (以下Zさん)
ハンゲーム麻雀4から勝ち上がり。4人の中では一番年輩だが、麻雀は若く現代風。
型に囚われない鋭い鳴きで主導権を掴み、対戦相手に自由に打たせない。
圧倒的な手数の多さで同じく予選、トーナメントと勝ち進む。
そしてプロからも2名が勝ち抜いた。
山井弘
ご存じ「世界の山井」こと、第1回リーチ麻雀世界選手権(WRC)優勝という輝かしい実績を持つ。
テレビ対局でも活躍著しく、間違いなくプロ連盟を背負ってたつ選手の1人である。
しかし、連盟内での公式戦はここ数年やや不調か。なんとかこのチャンスをものにしたい。
白鳥翔
春にマスターズを連覇したのは記憶に新しい。同じくテレビ対局でも活躍著しく、今最もノッている選手と言える。
奇しくもプロ2名対ユーザー2名の図式になったが、ここまで勝ち残っている以上、ユーザーの2人もプロ並みの技量、そして勝ち残りの困難さから考えると白鳥以上の勢いもありそうだ。
さあ、今年のネット麻雀最強を決める戦いが始まる。
 
【1回戦】 起家から 山井 白鳥 Z kaz
5回勝負のワンデーマッチなので、1回戦の入りは非常に重要。
この辺りは決勝や映像対局経験豊富なプロ2名が有利か?
東1局、7巡目の白鳥の手牌
二万三万七万八万九万五索五索七索八索九索六筒七筒八筒  ツモ九筒  ドラ九筒
絶好の手変わりで確定の三色、人それぞれ、初っ端の入り方はあると思うが、白鳥は丁寧にヤミテンを選択。結果ツモアガリとなったが、上出来な入りと感じたのではないだろうか。
kazさんは4巡目に発のポンテンをとらず。ゆったり打つ構えであったのか、それとも声が出なかった(クリックできなかった)のか。
東3局、八万を暗カンしていた西家・山井が迷わない入り目でリーチ。
二万三万四万三索四索五索二筒二筒二筒四筒五筒  暗カン牌の背八万 上向き八万 上向き牌の背  リーチ  ドラ南六索
しかし勝負手で追いついた、北家・白鳥の追いかけリーチに一発で飛び込み満貫の放銃。
四万四万四万四索五索五筒六筒七筒南南北北北  リーチ  一発ロン三索  ドラ 南六索  裏西白
やはり勢いは白鳥か?ところが次局、山井が妙手を打つ。
東4局、南家・山井が5巡目にしてドラのペン三筒を引き込みピンフテンパイ。
五万六万七万二索六索七索一筒二筒五筒五筒六筒七筒八筒  ツモ三筒  ドラ三筒
リーチかと思いきや、固くヤミテン。見事、三色へ手変わりしたところで、高目五索をkazさんから出アガリ。
五万六万七万六索七索一筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒八筒  ロン五索
このルール(一発、裏ドラあり)ではピンフドラ1は余程の局面でない限りリーチがセオリー。
ましてや入り目が三筒、前巡8,000を放銃しているところなら喜んでリーチを打ってしまいそうだ。
だが、山井はネット麻雀というフィールドでも自信の信条を貫く。
自分の不調を感じ、ここは1回しっかりとアガることに重きを置いたのである。
おそらく満貫は偶然とういか望外の結果であったはずだ。
即リーチを打っていたら結果は分からないが、もし再度空ぶっていたら、山井はこの半荘浮上は無かったように思える。
そして残り4回戦で、果たして立て直せていただろうか?1回戦ながら、ここが勝負の分岐だったかもしれない。

南2局も、好調な白鳥の親を警戒してヤミテンで満貫をアガった山井は、独壇場の白鳥についていきしっかり2着でこの半荘を終えた。
そして気になったのはユーザーの2名。Kazさんは東1局のポンテンとらず、そしてZさんも南1局でチンイツのポンテンをスルーし、結果的にはアガリを逃した可能性が高い。
2人ともに何もできず1回戦が過ぎてしまった感じだ。
元来じっくり構えるタイプの打ち手ならば問題は無いのだろうが、緊張からの事であれば相当なビハインドである。
早く対局に入り込み、各々の個性を存分に出しきってもらいたい。
1回戦終了時
白鳥 +37.9P
山井 +9.0P
kazu ▲17.4P
Z ▲29.5P
 
【2回戦】起家から kaz 山井 白鳥 Z
1回戦3、4着2人は経験豊富なプロ側に走られると厳しい。
2回戦、緊張が解けたのかようやくZさんが「らしさ」を発揮しだす。
東1局、北家・Zさん
三万四万五万八索八索四筒五筒六筒東東  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  ツモ東  ドラ八万
東の後付けで500・1,000を引きアガると、
東2局、西家・Zさん
六万七万八万四索五索六索八索八索八索一筒一筒三筒四筒  リーチ  ロン二筒  ドラ発  裏七筒
東3局、南家・Zさん
二万三万四万三索四索八索八索  チー七万 左向き六万 上向き八万 上向き  ポン中中中  ロン二索  ドラ九筒
東4局、東家・Zさん
二索三索四索六索七索四筒四筒六筒七筒七筒八筒八筒九筒  リーチ  ロン五索  ドラ七万  裏五索
なんと4局連続でアガリをものにする。打点に拘らず手数で勝負し、自分のペースに持ち込む、Zさんの本来の雀風である。

 
このままでは一人置いていかれてしまう、と南場はkaz さんも奮起。
南2局、1回戦ではうてなかったピンフドラ1のリーチをうつ。
二万三万二索三索四索六索七索八索一筒一筒四筒五筒六筒  ロン一万  ドラ二万  裏六万
こちらも緊張が解け、勝負に入り込めてきたか?
続く南3局でも1,300・2,600をツモアガリ。
四万五万六万八万八万一索一索一索五筒六筒  ポン西西西  ツモ四筒  ドラ八万
2着も見えてきた。

オーラス南4局、またもやZさんが「らしい」仕掛けで九筒九索とポンして牽制。
実際は中の後付けの4,800点なのだが、これに手牌読みを入れてしまったkazさんが飛び込み再びラス目に。
南4局2本場、3人が2,400点差の大接戦。西家・山井の早いリーチに、12巡目、南家kazさんの手牌。
二索四索五索七索七索八索九索二筒三筒四筒六筒六筒七筒  ツモ六索  ドラ二筒
七筒は自身で通した四筒のスジ。早いリーチだけに打ち易くもあったのだが、三索は既に3枚見えており打二索としテンパイを外した。
ところが、次巡のツモはなんと三索。2着浮上の細い道であった。
当然と言えば当然の選択で、責める事は出来ない。しかし、テンパイを組みなおしたとしても六筒が打てないので、難しいがテンパイを取っておくほうが若干有利であったか。
麻雀とはそういうものか。kazさんのアガリ逃しの同巡、山井が2,000・4,000をツモリあげ、またもや2着へ滑り込んだ。
2回戦結果
Z  +21.4P
山井 +9.2P
白鳥 ▲10.1P
kaz  ▲20.5P
2回戦終了時トータル
白鳥 +27.8P
山井 +18.2P
Z   +4.0P
kaz ▲50.0P
 
【3回戦】起家から 山井 kaz Z 白鳥
東1局から各自が激しくぶつかる。東1局、親・山井。
まずは一人マイナスを背負い、あとの無いkazさんが9巡目にピンフのみをリーチ。
六万七万八万二索三索一筒二筒三筒七筒八筒九筒西西  リーチ  ドラ六索
手変わりが無いとはいえ、これまでの打ち方をみていると、普段のkuzさんはうたないリ―チかもしれない。
展開が悪い局数が減るにつれてドンドン選択肢は狭まれていく。ここに早々に仕掛けを入れていたZさん、
一万一万一万三万五索六索白白中中  チー五筒 左向き四筒 上向き六筒 上向き  ツモ白
ここに白をツモると無筋の打三万、さらには出る中もないて、無筋の一万と押していく。
お互いアガリのないまま15巡目にドラの六索をツモったZさんがフリテンのシャンポンに受けかえ。
受け気味に進めていた白鳥も次巡の八索をチーして形式テンパイ。山井を1人ノ―テンにさせたい狙いか。
ところが形を崩さず粘っていた親・山井に苦しいながらも残りツモ1回のところでテンパイが入る。
一索一索四索四索四索六索七索八索九索二筒三筒四筒四筒  ツモ九索
四筒は比較的通りやすそうな牌なのでテンパイをとって連荘狙いだろう。ところが山井の選択はなんとリーチ!一発とハイテイを狙った。
結果は、白鳥の食い変えで一発ハイテイは消えるが、一索を見事ツモリあげ2,600オール。
ついに白鳥を捕えた。
これでこの半荘は山井のものかと思ったが、ここからまたもZさんの自在な仕掛けが光る。
東3局、親・Zさん
二万四万六万二索二索六索六索七索五筒五筒六筒六筒中  ドラ二索
この牌姿から六筒をポン。たしかに0メンツが1メンツにはなるが、なかなか声の出なさそうなポンだ。
しかし五万二索とツモって
四万五万六万二索二索二索六索七索五筒五筒  ポン六筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き
この11,600点を、ホンイツで形になっていたkazさんから出アガリ。
さらに、南2局では、9巡目に二万二万三万四万でリャンメンチー。ドラは三万。すぐにオヤのkazさんから五索の出アガリ。
これがなんと三万三万三万四万からのチーで、7700点。
三万三万六索七索二筒二筒二筒五筒六筒七筒  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  ロン五索  ドラ三万
迎えたオヤ番では今度はドラ暗刻のリーチ。勝負形になったライバル山井から打ちとり、大トップ。
オーラスでもしっかり仕掛け、白鳥をラスに落とし、Zさんがトータルでもトップ目に立った。
3回戦結果
Z  +46.7P
山井 +10.6P
白鳥 ▲23.3P
kaz  ▲34.0P
3回戦終了時トータル
Z  +50.7P
山井 +28.8P
白鳥 +4.5P
kaz ▲84.0 P
 
【4回戦】起家から 白鳥 kaz 山井 Z
東2局、親・kazさん、このままでは終われない!Kazさんがようやくオヤで連荘の得意パターンに持ち込む。
一索二索三索六索七索八索一筒一筒一筒三筒四筒発発  リーチ  ツモ五筒  ドラ一筒  裏七筒
4,000オール。
一索二索三索五索六索六筒六筒  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  ポン白白白  ツモ四索  ドラ六筒
2,000は2,100オール
一万二万六万六万六万七万八万二索二索二索三索四索五索  リーチ  ロン三万  ドラ九万  裏白
2,000は2,600(+1,000)
打点とのバランスで、しっかりアガれる手を作り攻める。
おそらくトーナメントでも大きなトップを取る事で、試合を有利に進め勝ち続けてきたのだろう。
序戦からこのリズムに乗れていれば、の感はあるが、順位点がそこまで大きく無いルールの為、まだまだ可能性はある。
しかし3人も崩れることなくしっかり最善の手を打ち続けた。
オーラス、またも山井が難しいマチ取りをしっかりとらえて、三度目となるオーラスでの2着浮上。
北家・山井
三万四万五万六万七万八万二索四索七索七索三筒四筒五筒  ツモ三索  ドラ六万
最終戦、着順勝負に持ち込んだ。
4回戦結果
kaz   +28.3P
山井   +3.4P
Z    ▲9.6P
白鳥  ▲22.1P
 
【5回戦】起家から 白鳥 kaz 山井 Z
最終戦開始時トータル
Z  +41.1P
山井  +32.2P
白鳥  ▲28.3P
kaz ▲45.0P
1着順の順位点が10,000点の為、Zさん、山井は着順が上の方が優勝。白鳥、kazさんは自身の大きなトップに加え、並びも必要となる。もちろん、可能性が無くなるまで諦めるわけにはいかない。
起家の白鳥、粘って連荘。持ち点を37,600点とし、小さいながらトップ目に立つ。
まだまだ余裕のあるZさん、山井は焦らずお互いの着順を気にするだけでよかったのだが、手数を多くし自ら局を進める選択をしたZさんが東家・kazさんへ 5,800点放銃。
四万五万白白  ポン南南南  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ポン西西西  ロン三万  ドラ五万
そして北家・白鳥へ7,700点と連続放銃。
一索二索三索五索五索六索七索八索中中  ポン東東東  ロン五索  ドラ七索
持ち点を15,900点とし南入。山井との差は▲7,500点。
ところが、南2局わずか5巡のテンパイ。
四万四万四万七万七万四索五索六索三筒三筒三筒六筒七筒  ロン五筒  ドラ四万
ここはしっかりとヤミテンを選択。3者の心を折る、大きな大きなアガリ。
不幸な放銃は白鳥。ここでわずかな逆転の可能性も潰える。
マスターズ連覇前後から、白鳥の麻雀は大きな変動を見せた。持ち前の的確な状況判断、読みの精度に加えて、勝負所を見極める大局感が素晴らしく全くスキの無い打ち手になっていった。
本決勝でも、その実力を見せつつも、最後一つ牌運に恵めれなかった局面が多かった。勝負事にタラレバはタブーだが、あそこでアガっていれば、白鳥の圧勝もありえただろう、そのような局が幾つかあった。

 
オーラス南4局、東家・Zさん 北家・山井
持ち点
Zさん26,200点 山井22,400点
親・Zさんと山井の差は3,800点差。
山井は700・1,300のツモアガリか、3,900点出アガリ(Zさんからなら2,000点)
若しくは山井の1人テンパイ、Zさんの1人ノーテンか。
運命のオーラス、15巡目、山井必死の形式テンパイ。
四万四万六万九万九万二筒二筒二筒四筒四筒  チー五筒 左向き六筒 上向き七筒 上向き
ポン九万 打四万
 
この決勝の為に、全員の牌譜を何度も見返し、優勝ボーダーを予測し、1人イメージトレーニングを行ってきた。
決勝当日も、その気迫、集中は、周りに伝わるほど物凄いものだった。
昨年は、決勝に連盟員がいないという不甲斐ない結果。普段から、事務局に勤め、ロン2への愛情も大きい山井だけに昨年のはがゆさをどうしても自身の手で晴らしたかったのかもしれない。
「プロは結果も重要だが、魅せる麻雀、自分らしくいい麻雀を打っていきたい」
そう話す山井の気持ちの伝わる素晴らしい決勝戦であった。
山井が河に置いた最後の牌に声は掛からず、山井1人テンパイで終局。
インターナショナルの山井が、インターネットも制した瞬間であった。
 

 
オフェンスマスター山井弘
それは、どんな状況でも前に出て、無茶な勝負をし続ける事では決してない。
麻雀における闘いとは、耐えるべき局面では欲に駆られずしっかり耐え、闘う局面で臆病に負けずしっかり打ち抜く事。
そのような強靭な精神力が、山井の最大の武器であると思う。
来年のインターネット麻雀日本選手権2017、そしてディフェンディングで迎えるWRC。
きっとまた素晴らしい麻雀を見せてくれるに違いない。
 

第30期チャンピオンズリーグ最終節(8月)成績表

順位 名前 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 合計
1 庄田祐生 40.8 22.8 94.2 50.6 31.2 239.6
2 石立岳大 73.1 28.1 33.1 58.3 10.6 203.2
3 藤島健二郎 53.8 ▲ 19.7 ▲ 1.5 88.3 66.2 187.1
4 安達紘文 12.0 102.7 11.7 ▲ 27.3 79.9 179.0
5 HIRO柴田 17.1 17.9 ▲ 7.5 83.9 56.9 168.3
6 古本和宏 52.9 12.7 19.4 65.0 12.3 162.3
7 小車祥 17.5 40.9 45.9 12.2 40.2 156.7
8 東谷達矢 79.8 18.2 31.9 33.8 ▲ 15.7 148.0
9 西田修 52.5 27.1 0.2 110.7 ▲ 46.3 144.2
10 岡田茂 55.1 ▲ 8.8 ▲ 1.0 61.8 32.3 139.4
11 齋藤豪 27.9 46.7 72.8 ▲ 42.4 9.4 114.4
12 小町拓也 8.9 24.6 ▲ 0.2 42.2 36.9 112.4
13 鈴木秀幸 16.7 ▲ 63.6 35.0 55.6 56.6 100.3
14 大庭三四郎 ▲ 18.8 58.6 ▲ 19.0 47.3 28.6 96.7
15 土井悟 14.7 ▲ 15.4 22.7 60.0 11.8 93.8
16 山田学武 46.9 48.2 ▲ 10.2 64.3 ▲ 55.4 93.8
17 藤原隆弘 23.1 3.0 39.0 ▲ 1.8 28.7 92.0
18 ケネス徳田 32.2 35.8 23.8 16.4 ▲ 20.3 87.9
19 中村慎吾 ▲ 8.2 84.8 18.2 ▲ 9.9 1.3 86.2
20 鮎川卓 32.7 59.9 ▲ 8.5 ▲ 1.8 ▲ 1.9 80.4
21 高谷圭一 0.6 ▲ 3.2 10.8 50.9 19.0 78.1
22 西川淳 11.5 1.7 ▲ 21.5 70.5 12.1 74.3
23 田中史孝 10.1 ▲ 29.0 ▲ 15.4 79.0 27.4 72.1
24 吉田直 12.5 43.2 42.6 ▲ 33.9 6.3 70.7
25 眞鍋明広 5.8 32.0 35.4 23.2 ▲ 27.5 68.9
26 清原継充 ▲ 25.2 ▲ 34.3 51.8 41.2 21.1 54.6
27 増田隆一 ▲ 53.0 39.8 ▲ 20.7 62.3 25.5 53.9
28 北條恵美 ▲ 14.4 58.6 24.0 ▲ 17.6 ▲ 4.9 45.7
29 古谷知美 48.1 53.7 ▲ 44.9 25.3 ▲ 36.7 45.5
30 荒井裕太 12.7 10.1 15.7 ▲ 1.7 7.9 44.7
31 紺野真太郎 51.1 10.4 ▲ 13.4 23.8 ▲ 30.0 41.9
32 上田直樹 ▲ 33.4 ▲ 48.6 77.6 54.8 ▲ 12.1 38.3
33 松崎良文 20.3 51.4 ▲ 35.6 17.9 ▲ 18.4 35.6
34 安田麻里菜 76.4 18.3 ▲ 24.5 ▲ 72.9 37.7 35.0
35 小林正和 ▲ 9.7 11.8 ▲ 1.4 0.7 24.4 25.8
36 吉野敦志 ▲ 22.1 ▲ 14.8 27.0 12.4 23.1 25.6
37 宮内崇成 0.1 ▲ 15.1 ▲ 26.7 63.9 3.2 25.4
38 内川幸太郎 37.1 ▲ 35.8 45.9 ▲ 4.7 ▲ 18.8 23.7
39 太田優介 ▲ 34.9 ▲ 2.9 35.7 ▲ 22.3 30.9 6.5
40 志多木健 ▲ 23.8 13.6 ▲ 35.7 ▲ 4.7 56.8 6.2
41 羽山真生 ▲ 27.2 62.8 0.1 ▲ 35.4 3.5 3.8
42 小笠原奈央 ▲ 47.4 1.8 ▲ 16.7 60.5 2.5 0.7
43 桶本篤史 45.0 ▲ 21.9 13.7 ▲ 20.3 ▲ 16.2 0.3
44 石川正明 44.2 ▲ 29.9 37.2 ▲ 24.3 ▲ 30.9 ▲ 3.7
45 山口大和 ▲ 31.4 ▲ 15.6 12.5 ▲ 0.2 27.3 ▲ 7.4
46 福光聖雄 ▲ 12.0 17.1 37.2 23.0 ▲ 78.8 ▲ 13.5
47 江端隼 17.2 ▲ 15.6 ▲ 37.2 ▲ 2.9 23.8 ▲ 14.7
48 蓮沼友樹 ▲ 26.2 20.1 26.0 5.7 ▲ 41.9 ▲ 16.3
49 藤本哲也 16.7 ▲ 22.5 ▲ 37.8 29.5 ▲ 5.5 ▲ 19.6
50 平野良栄 ▲ 87.5 24.0 2.8 1.2 38.4 ▲ 21.1
51 蒼山秀佑 38.9 ▲ 22.1 2.2 ▲ 17.1 ▲ 23.5 ▲ 21.6
52 重原聡 12.4 ▲ 10.7 18.9 ▲ 31.0 ▲ 13.4 ▲ 23.8
53 石橋和也 16.8 ▲ 19.3 ▲ 14.8 ▲ 15.0 7.0 ▲ 25.3
54 久山浩司 ▲ 27.4 37.6 47.3 16.5 ▲ 99.7 ▲ 25.7
55 野方裕介 ▲ 11.8 48.4 ▲ 30.3 ▲ 26.5 ▲ 7.6 ▲ 27.8
56 奈良圭純 0.5 ▲ 12.0 ▲ 2.7 ▲ 24.3 6.8 ▲ 31.7
57 新谷翔平 ▲ 45.2 ▲ 13.9 64.2 ▲ 0.3 ▲ 39.0 ▲ 34.2
58 塚越裕次郎 29.3 ▲ 15.8 ▲ 15.8 ▲ 25.2 ▲ 7.5 ▲ 35.0
59 林潤一郎 ▲ 9.8 3.1 33.4 1.0 ▲ 63.5 ▲ 35.8
60 客野直 11.0 ▲ 5.6 ▲ 27.7 ▲ 2.3 ▲ 15.0 ▲ 39.6
61 古橋崇志 ▲ 37.0 ▲ 33.9 11.0 6.2 11.0 ▲ 42.7
62 福山満幸 ▲ 32.1 6.4 ▲ 18.3 ▲ 7.1 6.2 ▲ 44.9
63 菅原千瑛 19.9 28.4 ▲ 43.5 ▲ 11.7 ▲ 38.4 ▲ 45.3
64 松岡千晶 ▲ 39.0 ▲ 51.9 9.1 ▲ 5.4 40.8 ▲ 46.4
65 楠原遊 56.8 ▲ 19.0 ▲ 49.0 2.3 ▲ 38.9 ▲ 47.8
66 西島一彦 ▲ 5.1 ▲ 61.1 5.4 7.7 0.8 ▲ 52.3
67 松岡明彦 ▲ 4.4 ▲ 15.0 ▲ 29.7 ▲ 25.7 18.6 ▲ 56.2
68 山田浩之 ▲ 10.9 30.5 ▲ 41.2 23.8 ▲ 59.3 ▲ 57.1
69 犬見武史 8.8 ▲ 27.1 12.2 ▲ 77.1 14.5 ▲ 68.7
70 井出一寛 ▲ 38.9 71.4 ▲ 51.1 ▲ 3.5 ▲ 51.7 ▲ 73.8
71 麓征生 21.9 ▲ 16.7 ▲ 59.5 ▲ 2.2 ▲ 17.3 ▲ 73.8
72 福島祐一 ▲ 52.3 7.9 20.4 4.5 ▲ 65.4 ▲ 84.9
73 冨田久志 ▲ 33.2 ▲ 43.1 ▲ 11.9 13.4 ▲ 13.0 ▲ 87.8
74 小川尚哉 ▲ 5.9 ▲ 2.7 ▲ 31.7 ▲ 33.8 ▲ 18.7 ▲ 92.8
75 齋藤麻衣子 ▲ 5.7 ▲ 18.8 ▲ 37.3 39.3 ▲ 73.5 ▲ 96.0
76 中寿文 ▲ 15.3 16.2 ▲ 63.6 3.2 ▲ 38.4 ▲ 97.9
77 谷誠之 ▲ 33.2 46.1 ▲ 29.1 ▲ 19.0 ▲ 63.4 ▲ 98.6
78 吾妻さおり ▲ 1.7 ▲ 47.5 32.6 ▲ 76.4 ▲ 7.8 ▲ 100.8
79 厚谷昇汰 ▲ 9.9 ▲ 23.6 ▲ 26.0 ▲ 23.3 ▲ 24.2 ▲ 107.0
80 柚木正仁 57.9 ▲ 45.4 ▲ 41.9 ▲ 52.0 ▲ 36.1 ▲ 117.5
81 安村浩司 ▲ 63.9 21.4 ▲ 58.4 敗退
82 鹿嶌文太 ▲ 54.9 ▲ 51.8 敗退
83 大久保朋美 ▲ 11.5 ▲ 74.9 ▲ 24.0 敗退
84 伊賀則夫 ▲ 66.2 30.7 ▲ 76.4 敗退
85 中村毅 ▲ 24.2 ▲ 34.8 25.5 ▲ 83.0 敗退
86 大鹿糠文也 ▲ 62.4 ▲ 59.4 敗退
87 中野妙子 ▲ 41.9 ▲ 13.4 ▲ 23.4 ▲ 63.2 敗退
88 瀬下勝也 ▲ 25.5 ▲ 61.0 ▲ 76.2 敗退

JPML WRCリーグ 成績表/第30期チャンピオンズリーグ最終節(8月)成績表

順位 名前 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 合計
1 庄田祐生 40.8 22.8 94.2 50.6 31.2 239.6
2 石立岳大 73.1 28.1 33.1 58.3 10.6 203.2
3 藤島健二郎 53.8 ▲ 19.7 ▲ 1.5 88.3 66.2 187.1
4 安達紘文 12.0 102.7 11.7 ▲ 27.3 79.9 179.0
5 HIRO柴田 17.1 17.9 ▲ 7.5 83.9 56.9 168.3
6 古本和宏 52.9 12.7 19.4 65.0 12.3 162.3
7 小車祥 17.5 40.9 45.9 12.2 40.2 156.7
8 東谷達矢 79.8 18.2 31.9 33.8 ▲ 15.7 148.0
9 西田修 52.5 27.1 0.2 110.7 ▲ 46.3 144.2
10 岡田茂 55.1 ▲ 8.8 ▲ 1.0 61.8 32.3 139.4
11 齋藤豪 27.9 46.7 72.8 ▲ 42.4 9.4 114.4
12 小町拓也 8.9 24.6 ▲ 0.2 42.2 36.9 112.4
13 鈴木秀幸 16.7 ▲ 63.6 35.0 55.6 56.6 100.3
14 大庭三四郎 ▲ 18.8 58.6 ▲ 19.0 47.3 28.6 96.7
15 土井悟 14.7 ▲ 15.4 22.7 60.0 11.8 93.8
16 山田学武 46.9 48.2 ▲ 10.2 64.3 ▲ 55.4 93.8
17 藤原隆弘 23.1 3.0 39.0 ▲ 1.8 28.7 92.0
18 ケネス徳田 32.2 35.8 23.8 16.4 ▲ 20.3 87.9
19 中村慎吾 ▲ 8.2 84.8 18.2 ▲ 9.9 1.3 86.2
20 鮎川卓 32.7 59.9 ▲ 8.5 ▲ 1.8 ▲ 1.9 80.4
21 高谷圭一 0.6 ▲ 3.2 10.8 50.9 19.0 78.1
22 西川淳 11.5 1.7 ▲ 21.5 70.5 12.1 74.3
23 田中史孝 10.1 ▲ 29.0 ▲ 15.4 79.0 27.4 72.1
24 吉田直 12.5 43.2 42.6 ▲ 33.9 6.3 70.7
25 眞鍋明広 5.8 32.0 35.4 23.2 ▲ 27.5 68.9
26 清原継充 ▲ 25.2 ▲ 34.3 51.8 41.2 21.1 54.6
27 増田隆一 ▲ 53.0 39.8 ▲ 20.7 62.3 25.5 53.9
28 北條恵美 ▲ 14.4 58.6 24.0 ▲ 17.6 ▲ 4.9 45.7
29 古谷知美 48.1 53.7 ▲ 44.9 25.3 ▲ 36.7 45.5
30 荒井裕太 12.7 10.1 15.7 ▲ 1.7 7.9 44.7
31 紺野真太郎 51.1 10.4 ▲ 13.4 23.8 ▲ 30.0 41.9
32 上田直樹 ▲ 33.4 ▲ 48.6 77.6 54.8 ▲ 12.1 38.3
33 松崎良文 20.3 51.4 ▲ 35.6 17.9 ▲ 18.4 35.6
34 安田麻里菜 76.4 18.3 ▲ 24.5 ▲ 72.9 37.7 35.0
35 小林正和 ▲ 9.7 11.8 ▲ 1.4 0.7 24.4 25.8
36 吉野敦志 ▲ 22.1 ▲ 14.8 27.0 12.4 23.1 25.6
37 宮内崇成 0.1 ▲ 15.1 ▲ 26.7 63.9 3.2 25.4
38 内川幸太郎 37.1 ▲ 35.8 45.9 ▲ 4.7 ▲ 18.8 23.7
39 太田優介 ▲ 34.9 ▲ 2.9 35.7 ▲ 22.3 30.9 6.5
40 志多木健 ▲ 23.8 13.6 ▲ 35.7 ▲ 4.7 56.8 6.2
41 羽山真生 ▲ 27.2 62.8 0.1 ▲ 35.4 3.5 3.8
42 小笠原奈央 ▲ 47.4 1.8 ▲ 16.7 60.5 2.5 0.7
43 桶本篤史 45.0 ▲ 21.9 13.7 ▲ 20.3 ▲ 16.2 0.3
44 石川正明 44.2 ▲ 29.9 37.2 ▲ 24.3 ▲ 30.9 ▲ 3.7
45 山口大和 ▲ 31.4 ▲ 15.6 12.5 ▲ 0.2 27.3 ▲ 7.4
46 福光聖雄 ▲ 12.0 17.1 37.2 23.0 ▲ 78.8 ▲ 13.5
47 江端隼 17.2 ▲ 15.6 ▲ 37.2 ▲ 2.9 23.8 ▲ 14.7
48 蓮沼友樹 ▲ 26.2 20.1 26.0 5.7 ▲ 41.9 ▲ 16.3
49 藤本哲也 16.7 ▲ 22.5 ▲ 37.8 29.5 ▲ 5.5 ▲ 19.6
50 平野良栄 ▲ 87.5 24.0 2.8 1.2 38.4 ▲ 21.1
51 蒼山秀佑 38.9 ▲ 22.1 2.2 ▲ 17.1 ▲ 23.5 ▲ 21.6
52 重原聡 12.4 ▲ 10.7 18.9 ▲ 31.0 ▲ 13.4 ▲ 23.8
53 石橋和也 16.8 ▲ 19.3 ▲ 14.8 ▲ 15.0 7.0 ▲ 25.3
54 久山浩司 ▲ 27.4 37.6 47.3 16.5 ▲ 99.7 ▲ 25.7
55 野方裕介 ▲ 11.8 48.4 ▲ 30.3 ▲ 26.5 ▲ 7.6 ▲ 27.8
56 奈良圭純 0.5 ▲ 12.0 ▲ 2.7 ▲ 24.3 6.8 ▲ 31.7
57 新谷翔平 ▲ 45.2 ▲ 13.9 64.2 ▲ 0.3 ▲ 39.0 ▲ 34.2
58 塚越裕次郎 29.3 ▲ 15.8 ▲ 15.8 ▲ 25.2 ▲ 7.5 ▲ 35.0
59 林潤一郎 ▲ 9.8 3.1 33.4 1.0 ▲ 63.5 ▲ 35.8
60 客野直 11.0 ▲ 5.6 ▲ 27.7 ▲ 2.3 ▲ 15.0 ▲ 39.6
61 古橋崇志 ▲ 37.0 ▲ 33.9 11.0 6.2 11.0 ▲ 42.7
62 福山満幸 ▲ 32.1 6.4 ▲ 18.3 ▲ 7.1 6.2 ▲ 44.9
63 菅原千瑛 19.9 28.4 ▲ 43.5 ▲ 11.7 ▲ 38.4 ▲ 45.3
64 松岡千晶 ▲ 39.0 ▲ 51.9 9.1 ▲ 5.4 40.8 ▲ 46.4
65 楠原遊 56.8 ▲ 19.0 ▲ 49.0 2.3 ▲ 38.9 ▲ 47.8
66 西島一彦 ▲ 5.1 ▲ 61.1 5.4 7.7 0.8 ▲ 52.3
67 松岡明彦 ▲ 4.4 ▲ 15.0 ▲ 29.7 ▲ 25.7 18.6 ▲ 56.2
68 山田浩之 ▲ 10.9 30.5 ▲ 41.2 23.8 ▲ 59.3 ▲ 57.1
69 犬見武史 8.8 ▲ 27.1 12.2 ▲ 77.1 14.5 ▲ 68.7
70 井出一寛 ▲ 38.9 71.4 ▲ 51.1 ▲ 3.5 ▲ 51.7 ▲ 73.8
71 麓征生 21.9 ▲ 16.7 ▲ 59.5 ▲ 2.2 ▲ 17.3 ▲ 73.8
72 福島祐一 ▲ 52.3 7.9 20.4 4.5 ▲ 65.4 ▲ 84.9
73 冨田久志 ▲ 33.2 ▲ 43.1 ▲ 11.9 13.4 ▲ 13.0 ▲ 87.8
74 小川尚哉 ▲ 5.9 ▲ 2.7 ▲ 31.7 ▲ 33.8 ▲ 18.7 ▲ 92.8
75 齋藤麻衣子 ▲ 5.7 ▲ 18.8 ▲ 37.3 39.3 ▲ 73.5 ▲ 96.0
76 中寿文 ▲ 15.3 16.2 ▲ 63.6 3.2 ▲ 38.4 ▲ 97.9
77 谷誠之 ▲ 33.2 46.1 ▲ 29.1 ▲ 19.0 ▲ 63.4 ▲ 98.6
78 吾妻さおり ▲ 1.7 ▲ 47.5 32.6 ▲ 76.4 ▲ 7.8 ▲ 100.8
79 厚谷昇汰 ▲ 9.9 ▲ 23.6 ▲ 26.0 ▲ 23.3 ▲ 24.2 ▲ 107.0
80 柚木正仁 57.9 ▲ 45.4 ▲ 41.9 ▲ 52.0 ▲ 36.1 ▲ 117.5
81 安村浩司 ▲ 63.9 21.4 ▲ 58.4 敗退
82 鹿嶌文太 ▲ 54.9 ▲ 51.8 敗退
83 大久保朋美 ▲ 11.5 ▲ 74.9 ▲ 24.0 敗退
84 伊賀則夫 ▲ 66.2 30.7 ▲ 76.4 敗退
85 中村毅 ▲ 24.2 ▲ 34.8 25.5 ▲ 83.0 敗退
86 大鹿糠文也 ▲ 62.4 ▲ 59.4 敗退
87 中野妙子 ▲ 41.9 ▲ 13.4 ▲ 23.4 ▲ 63.2 敗退
88 瀬下勝也 ▲ 25.5 ▲ 61.0 ▲ 76.2 敗退

第14期プロクイーン二次予選レポート 東谷 達矢

二次予選は、一次予選を勝ち抜いた25名と、シード選手23名を合わせた計48名で行われる。シード選手は以下の通りだ。

愛内よしえ(協会) 命(協会) 佐月麻理子(協会) 蔵美里(協会)
鳥越智恵子(最高位戦) 池田幸枝(最高位戦) 石井あや(最高位戦)
大平亜季(最高位戦) 日向藍子(最高位戦) 二階堂亜樹 優木美智
仲田加南 魚谷侑未 吾妻さおり 黒沢咲 安田麻里菜 和泉由希子
片倉まち 古川彩乃 優月みか 高田麻衣子 井上美里 高宮まり

 

100

愛内よしえ(協会)

100

佐月麻理子(協会)

100

日向藍子(最高位戦)

100

大平亜季(最高位戦)

100

石井あや(最高位戦)

100

二階堂亜樹

100

和泉由希子

100

高宮まり

100

魚谷侑未

100

黒沢咲

100

優木美智

100

吾妻さおり

 

現タイトルホルダー、歴代プロクイーン、そして前年度ベスト16などの面々ということもあり、錚々たるメンバーである。総勢48名から先へ進めるのはたったの11名。通過率わずか20%強である。一次予選より更に激化を極める二次予選は毎年若手にとっての鬼門となっている。果たして、誰がベスト16へと駒を進めるのだろうか。

システムは4回戦終了時に8名が途中敗退、5回戦終了時に同じく8名が途中敗退、そして残りの32名で最終六回戦を戦うことになる。
いかなシード選手と言えども、容易に勝ち残ることはできない。歴代プロクイーンの石井や黒沢、更には大平や和泉、高宮などらが、最終戦へと進めず途中敗退となってしまった。

そして残った32名により行われる六回戦全8卓、ここから戦いの激しさはピークを迎える。各卓ごとに紹介していきたい。

 

1卓(命+112.5P、優月+26.1P、青山+22.2P、朝倉▲20.6P)

命は、3回戦には劣勢の場面から国士無双をアガリトップを、また5回戦には3着目からオーラスにアガリトップを取るなど、1日を通して力強さを見せてきた。既に通過はほぼ確定。一方、優月と青山めぐみはトップが、朝倉ゆかりは80,000点を超えるトップが必要である。

南3局、優月と青山は勝負所を迎えていた。

優月
二万三万四万四索五索七索八索九索六筒七筒八筒北北  ドラ四万

青山
四万四万九万九万二筒二筒四筒四筒六筒六筒七筒九索九索

両者ともにリーチを掛けてのぶつかり合い。現状朝倉がトップ目であるが、優月も青山もこの局アガることができれば二次予選突破が見えてくる。
優月は昨年ベスト16で敗れた悔しさを昨日のことのように覚えているだろうし、若手の青山にとっては今この状況を迎えていること自体が大きなチャンス。ここで負けたくない、その思いゆえか、双方ともに牌山に伸ばす手に力が入る。

ツモって切る。ただ、それだけの動作だが、その繰り返しは無限の時間のように感じられ、2人の胸は爆発寸前だっただろう。だが、どこまで進んでも両者のツモ筋に互いの和了牌は眠っていなかった。

流局。落胆したと同時に、放銃に回らずほっとしたという思いもあるだろう。次にアガればいい、そう思っていただろう。
しかし、ここから状況は一変する。台頭したのは第18期マスターズファイナリストの朝倉。優月と青山が割り込む間もなく、ひたすらアガリ続けた。上乗せすること40,000点、誰も止めることができない。このまま通過ラインまで突き抜けるのでは、そう思われたが、朝倉の健闘もあと一歩が出ず、ここまで。
結局勝ち上がりとなったのは命、ただ一人だけだった。

100

 

2卓(福島+100.5P、東城+32.2P、佐月+20.3P、古川▲18.6P)

福島清子は一次予選に引き続き、二次予選でも安定感を発揮した。通過はほぼ確定。

100

一方の東城りおは、3連勝スタートを果たすもそこから失速し、現在の位置につけていた。

100

東城が通過する為には、トップ、又は40,000点前後の2着が必要となるだろう。
その東城が序盤から走った。東3局の時点で既に45,000点もの点数を持っており、追随するものもいない。協会の現女流雀王、佐月や昨年ベスト8進出の古川にとっては厳しい状況となっていた。
そして状況はほぼ変わらず、南場に突入。東城は残り4局を福島と共に流すことができればそれで通過できる。

だが、そこに親番を迎えた佐月が立ちはだかった。

100

リーチの発生と共に三筒を河に置いた。
東城は一瞥するとその三筒に反応。

四万五万四索四索六索七索八索六筒七筒八筒  チー三筒 左向き二筒 上向き四筒 上向き  ドラ四索

一発を消し、両面待ちのテンパイ。更には自身でドラを2枚使っていることを考えれば、鳴かない理由を探す方が難しい。
東城の目からはリーチを掛けた佐月の打点は読みづらい。そして、余程いい待ちでテンパイしていない限りは福島も古川もオリるであろう。そう考えれば、前に出られるのは自分だけ、ある程度押す価値はある、東城はそう考えていたに違いない。

両者のツモ切りが続く。ここをアガれば、アガれなくとも流局してくれれば、東城はそう思っていたはずだ。

だが、

六万六万七万七万八万八万五索五索六索六索七索二筒二筒  ツモ四索  ドラ四索

アガったのは佐月。
更には裏ドラが2枚乗り8,000オール。
まさに佐月渾身の一撃が決まった。東城の表情は揺れない。ただ、その心は揺れていないはずが無かった。

まだ終わったわけではない。点差はわずか数千点。そう自身に言い聞かせたに違いない。それでも東城は佐月を超えることはできなかった。

佐月は5回戦でも敗退の危機から70,000点を超えるトップで勝ち上がりの可能性を残した。更には最後の親番でこのアガリ。誰もが同じテンパイ形に組めるような手順ではなかった。
その力を如何なく発揮した佐月は、そして再逆転には至らなかったが東城は、両者共にトータルポイントを40ポイント台に乗せ、別卓の結果を待つこととなった。
一方、福島は初めてベスト16への切符を手にした。

 

3卓(片倉+86.7P、足木+36.6P、池田+18.4P、冨本▲17.9P)

片倉は3回戦のオーラスに

一索一索二索二索三索三索四索四索五索六索七索七索八索  ロン六索

この倍満を決めるなど、攻撃力に特化した打ち筋を見せ、同卓者を圧倒してきた。

100

さしもの片倉も最終戦は無理をしなかった。代わりに、トップが欲しい他3者の戦いが南場に入り動き出した。

冨本智美がリーチ

二万三万四万六万七万八万四索五索六索二筒二筒七筒八筒

このリーチに、手を止めさせられたのは池田。池田はトップを取ることを前提としたとしても、持ち点が40,000点は超えていないと厳しい。そして今局が最後の親番。行くか、引くか、考えた末に導かれるように(9)を河に置いた。無常にも一発に裏ドラが付き、満貫の放銃となってしまう。池田の戦いはここまでとなった。

そして、アガった冨本が親番を迎える。

熱が高まってきた冨本は更に先制のリーチ。
冨本もここが最後の親番。全員に降りてほしい、そう思っていただろう。ダブ南を仕掛けている足木も現在、33,000点持ち。親に対して無理に押す必要もない状況だった。
しかし、足木は止まらない。持ってきた牌を見て考えたのは一瞬。間四軒と呼ばれる危険牌をいとも簡単に捨てた。
親が落ちれば終わる。降りてくれ。冨本はもう一度そう思っただろう。

だが、

六万七万八万三索四索七索七索  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  ポン南南南  ロン五索

2,000。だが、冨本にとっては希望を絶たれる重い2,000点だった。

そして、こうなれば、足木の歩みを止めるものはいない。

四筒五筒六筒七筒八筒南南白白白  チー三筒 左向き二筒 上向き四筒 上向き  ロン九筒

片倉からこの5,800。
更に1本場でも加点。この半荘のトップを磐石のものとした。

足木は、3回戦を除けば東場に先行することはほとんどなかった。でも、最後まで諦めない。その気持ちが手を呼び、何度も逆転しプラスを重ねてきた。
嬉しい、初のベスト16入りを、片倉と共に決めた。

100

 

4卓(日向+77.3P、池沢+36.7P、鳥越+15.9P、井上(美)▲17.7P)

オーラスを迎えた各者の持ち点は、井上38,700、日向20,100、鳥越34,400、池沢麻奈美26,800。この最終局面において、4者全員が勝ち上がりと敗退の両方の可能性を秘めているというのは珍しい。井上は現状、ポイントは足りていないが、親番の為チャンスはどこまででも続く。そして、池沢はトップを取れば磐石、2着ならば別卓次第。鳥越はトップが必要条件で、後は素点をどれだけ上乗せできるか。日向はアガることができれば問題なさそうだが、失点に回ると危ない、そのような状況となっていた。

親番を続けるしかない井上は、早々に仕掛けを入れ、ファーストテンパイ。

七索七索八索八索五筒六筒七筒  チー二索 左向き一索 上向き三索 上向き  ポン東東東  ドラ九万

そして、最低でも満貫条件である池沢は、条件をクリアする手を作り上げた。

九万九万二索二索二筒四筒四筒六筒六筒九筒九筒発発  ドラ九万

井上から出アガる、又はツモならばトップ。井上以外からの出アガリでも2着。更にはこの二筒待ちがあまりにも優秀であった。山にごろごろ眠っていそうで、かつ日向以外が掴めばほぼ間違いなく出るだろう。
井上はオリるわけにはいかない。鳥越も井上に任せる手もあるが、自身の手牌に見込みがあれば前に出るはずだ。そして、困ったのは日向だった。
池沢のリーチから数巡が経過し、手が止まる。何度も河を、そして全員の点棒状況を確認する。
日向視点だと、まず一番放銃していけないのが、満貫以上と容易に想定できる池沢だ。次いでテンパイしているかわからないが鳥越。かといって、親の井上に放銃した場合、もう一局は約束されるものの、高打点だった場合に致命傷になりかねない。

日向は時間を使った。この1巡を凌げば安牌が増えるかもしれない。そして、選んだ牌は池沢の現物の八万、であった。

しかし、無常にも八万は通らなかった。

七万九万一索二索三索四索五索六索七索八索九索南南  ロン八万  ドラ九万

声の主は鳥越。日向にとっては痛恨の5,200となった。思わず頭を抱えうな垂れる。

一方の鳥越は、トータルポイントを考慮するとリーチを掛けたくなるが、リーチを掛ければ日向が八を切る可能性がぐっと減る為、トップを取ることに重きを置いた。その選択が功を奏し、トータルは40ポイント台へ。日向も同じく40ポイント台となってしまい、2人は他の卓の結果を待つこととなった。

100
100

 

5卓(井上(絵)+75.4P、二階堂+37.3P、愛内+13.5P、稲岡▲15.3P)

稲岡は連盟関西本部からの声援を担っていた。地方は結束力が強いと言われるが、それは決して馴れ合いをしているわけではない。普段は地方リーグやタイトル戦のライバルであり、切磋琢磨しあう関係だからこそ、その仲間が中央で戦う際には自分のことのように応援できるのだ。稲岡は簡単に負けるわけにはいかなかった。その思いに牌が呼応するようにアガリ続けた。

100

稲岡が走り、トップが必須の愛内は苦しい。井上絵美子は貯金があるので逆らわずに、流れに身を任せていた。放銃せずにラスを回避さえすればいい、徹底していた。両者が前がかりにならないので、このまま稲岡が突き抜ける可能性は大いにあった。しかし、そこに卓上の舞姫、二階堂亜樹が立ちはだかる。

100

二階堂は、稲岡が50,000点を超えようと、自身の点数が20,000点を下回ろうとまるで動じなかった。これまで彼女が積み上げてきた年月が、他の者であれば苦境と感じる場面を苦境と思わせないのだ。
いつもと変わらぬ手組み。焦らずじっくり手を育てていた。チャンスを待ち続け、その時が来るやいなや、一瞬で射抜いた。気づけば、稲岡を打ち落とし、その持ち点は30,000点を超えていた。
親番を失った稲岡は愛内と同様厳しくなった。迎えたオーラス、親の二階堂は、まだ足りないとばかりにリーチを放つ。

三万四万四万五万五万六万三索三索五索六索七索六筒七筒  ドラ六筒

リーグ戦ならばヤミテンにしてもおかしくない手牌であった。トータルポイント的にも打点としては5,800あれば十分であった。
しかし、それでも二階堂はリーチを打った。リーチを打てば井上は前に出られない。全員にオリてもらい、その間に悠々とツモればいい、そう思ったのだ。
しかし、目論見通りに3者をオロすことには成功したものの、アガリ牌はツモ筋にはいなかった。次局も流局。惜しくも勝ち上がりを確定させることはできなかった。
ただ、ポイントを40P台に乗せ、他の卓の結果を待つことになった。

一方の井上はきっちりとポイントを守りきることに成功。ここでベスト16進出を決めた。

 

6卓(山脇+72.3P、吾妻+40.2P、元島+13.2P、魚谷▲4.8P)

大きめのトップが必要な元島明子が走ろうとすると、ポイントを守りたい山脇千文美と吾妻がそれを止める。開始時点では吾妻の+40.2Pがボーダーの為、吾妻としては2着以上で終え、トータルポイントを加点させなければならなかった。
細やかなアガリを重ね、36,000点に到達。並び的にも山脇との協力体制を築くことができれば終わる、はずだった。

6,400。吾妻が五索を河に置いた後、元島が手牌を倒し、点数を申告した。吾妻はそのアガリ形を食い入るように見、そして頷きと共に点棒を元島の前に置いた。
後一歩の所で。でもまだ終わっていない。今にもそう聞こえてきそうな表情を浮かべていた。

そして親番を迎えたのは魚谷。
この時、魚谷は逆転が難しいことを自覚していたはずだ。いかな数々の逆転劇を演じてきた魚谷と言えども、現実的な条件を前にした3人を相手にひたすら連荘をし続けることは難しい。
しかし魚谷は決して諦めない。それが自分の為であり、同卓している3者の為であり、必死で戦っている他の卓のライバル達の為であり、そして彼女を応援する人達の為であることを知っているからだ。

魚谷はいつもと変わらぬ声でアガリ、そして本場を積む。

元島も吾妻もまだ目は活きている。

だが、静かに終焉の時は近づいていた。

二万三万四万四索五索三筒四筒五筒七筒七筒  チー六筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き  ロン三索

3人に引導を渡したのは、アドバンテージを得てからは無類の強さを見せる山脇。自力でベスト16進出を決めた。

100

 

7卓(安田+65.7P、高田+52.1P、仲田+12.2P、桜川▲3.1P)

開局直後、いきなり場が動いた。3,000・6,000、覇気に満ちた声で点数を申告したのは仲田だった。このアガリで仲田のトータルポイントは開始時ボーダーラインに肉薄。ポイントを守りにくる安田と高田が同卓の為、このまま突き進むかに思えた。

だが。

9巡目に安田がリーチ。そして、次巡、仲田が河に放った九索にロンの声が掛かる。

もし、この声の主が安田であれば、もし、手牌を倒したのが高田であれば、仲田は表情を崩すことはなかっただろう。

誰もが声には出さなかった。ただ、桜川姫子が手牌を倒すと、空気が微かに揺れた。

一万九万一索一筒九筒東東南西北白発中  ロン九索

32,000。この局地でこの手を引き寄せる桜川もまた、選ばれた人間なのかもしれない。

100

一方、仲田にとってはとてつもないダメージを追うこととなってしまった。リーグ戦ならともかくタイトル戦で、しかも追う側で安田のリーチのケアをしながら、国士のケアもし、そして自分の手を進める。そんな芸当は誰にもできない。誰にも仲田の9放銃を責めることはできまい。それに、百戦錬磨の仲田はこの程度で参るほど柔ではない。
ただ、逆風となったのは点棒を失ったことだけではなかった。先程までは安田と高田が同卓していることが有利に働くはずだったのに、今度はそれが大きな障害となる。

安田と高田の2人にしてみれば、桜川が突き抜けることは問題なく、いかに自身が2着を取るか、それだけを考えればいいのだ。仲田がビハインドを追っているこの状況は2人にとっても絶好の展開であり、仲田に高打点を、そして親番で連荘させる時間を与えない。
大きな点棒の動きもなく、あっという間にオーラスを迎えた。最後の親は仲田。

各者の点棒状況は、仲田6,600、桜川65,000、高田25,100、安田23,300。
このまま終われば高田も安田も通過であろう。だが、事はそう単純ではなかった。

まず安田、このまま終わってもよいが、ボーダーが急激に上がる可能性を考えれば、高田を捲くり2着で終えるのがベスト。もし仲田が連荘し、ラスになってしまえば敗退の可能性が一気に高くなる。安田は自力で決着をつけにいくだろう。

そして高田、安田に2着を譲ってしまうと、自身の敗退の可能性が極めて高くなる。安田がアガリにくるならば、決して安穏とはしていられない。桜川が終わらせてくれれば良いが、もし桜川に2,000点以上放銃するとアウトだ。高田もまた、自身で決着をつけにいかなければならなかった。

桜川はボーダーライン付近、少しでも加点したい。仲田は連荘が必須。わずかなミスも許されない、そのようなオーラスとなっていた。

まず最初にテンパイを果たしたのが安田。

四索五索六索七索七索三筒三筒  チー五万 左向き三万 上向き四万 上向き  チー八索 左向き六索 上向き七索 上向き  ドラ六索

ドラ2枚持ちの3,900。高田にとっては最悪の状況となった。もし安田がアガリの宣言をすれば、その時点で高田の敗退となる。

だが、2フーロさせた高田も決して遅いわけではなかった。3巡後、この手で追いつく。

二万二万三索四索五索一筒二筒三筒五筒六筒六筒七筒八筒  ドラ六索

当然のヤミテンで気配を消す。いや、安田を鳴かせ、危険牌をも切っている為、気配は消せていないが、リーチ棒を出す必要もまたなかった。
果たしてどちらが勝つのか。はたまた仲田や桜川がアガるのか。

流局間際、決着は着いた。

二万二万三索四索五索一筒二筒三筒五筒六筒六筒七筒八筒  ツモ四筒  ドラ六索

アガったのは高田。これで安田と共に勝ち上がりを決めた。

100
100

そして国士をアガった桜川はトータルポイント40ポイント台で着地。他の卓の戦況次第となる。

 

8卓(白田+62.6P、西嶋+56.9P、齋藤▲0.2P、北野▲2.7P)

齋藤麻衣子と北野由実は大きなトップが必要。一方で白田みおと西嶋ゆかりは大きな失点をしなければいいので、ラスを避け、可能であれば2着以上を目指す戦いとなる。
とにかく誰もが序盤に叩けるだけ叩きたい、そう思っていたはずだった。
そんな中、イニシアチブを取ったのは北野。瞬く間にアガリを重ね、点数を50,000点台に乗せる。
こうなると、齋藤は厳しい。そして、白田と西嶋は1人しか生き残ることができないことになりそうだ。
白田は一次予選からここまで一切崩れることはなく、11半荘中連帯を外したのはわずかに1回、そしてラスは一度も引いておらず、圧倒的な安定感を誇っていた。

100

一方の西嶋は対象的に、二次予選の5半荘で20,000点~40,000点の点数で終わった半荘が一度もない。失点する時も大きいが、得点力もまた圧倒的であった。
矛と盾がぶつかり合う時、持久戦になることはない。ぶつかり合う瞬間、相手を上回った方が相手を粉砕する。今回、白田と西嶋のぶつかり合いは西嶋が上回り、そして勝ち上がりを決めた。

100

そしてオーラス、北野の持ち点は59,400点まで到達していた。北野はこのオーラスで更に5ポイント上乗せすることに成功している。トータルポイントを40ポイント台に乗せた北野。果たしてこの5ポイントがどう影響したのだろうか。

かくして、全8卓による激闘が終わりを迎えた。だが、安堵の表情を浮かべているのは一部。勝ち上がりを決めたもの以外は集計結果を聞くまで気が気でないだろう。トータルポイントが40ポイント台の各者のポイントはこのようになっていた。

日向+47.2P、北野+46.7P、桜川+46.5P、二階堂+46.5P、佐月+45.3P、東城+42.0P、鳥越+41.5P

果たしてどこまでが通過ラインなのだろうか。

集計が終わると、立会人にその場に残る全員の視線が注がれた。そして、立会人の口からボーダーが発表された。

「+46.7P」

歓声が上がった。北野までが通過。そして、桜川と二階堂はわずか200点に泣くこととなってしまった。

通過の喜びを全身で表現する者、感極まって瞳を潤ませる者、できることはすべてやったとばかりに晴れやかな表情を浮かべる者、そして今にも嗚咽の声が漏れんばかりの表情でうつむく者、反応は皆それぞれだった。
だが、それでも全員に共通している思い、それはこのプロクイーンにかける思い、である。
そこに価値があるからこそ、自分の全てをさらけ出すに値するからこそ、喜怒哀楽が理性を飛び越えて表に出てしまうのだ。

6半荘の激闘の末、数百点差、数千点差が勝ち上がり者と敗退者を分けた。あそこでああしていれば、あそこで違う結果になっていれば、ドラマがたくさんあるからこそ、観戦する者も戦った者も過去に思いを馳せる。だが、それでも出た結果は変わらない。勝ったものは更なる夢を思い浮かべ次のステージへ進む、そして敗者は心の中にしこりを残し、また日常へと帰っていくのだ。

片倉「2年連続のベスト16進出。次こそは決勝へ進みます」

山脇「B卓になったので、A卓の対局日は旅行に行きリフレッシュしてきます。万全の状態で挑みます」

西嶋「ベスト16の対局は、緊張して吐きそうになるかもしれません。でも精一杯がんばります」

命「去年の悔しさは今でも覚えています。今年こそは勝ってみせます」

福島「嬉しくて泣きそうです。ベスト16もがんばります」

足木「夢みたいです。苦境に立たされても最後まで諦めない気持ちが大事だと、今日は本当に実感できました。ベスト16もがんばります」

井上「D卓はA卓と比較して時間の猶予があるので、しっかり勉強と準備をして本番に臨みます」

高田「今年もまたベスト16で宮内さんと当たります。どれだけ成長できたのか、去年と違う自分をぶつけられるよう精一杯がんばります」

安田「久しぶりに(ベスト16に)残りました。奪取できるようにがんばります」

日向「プロクイーンベスト16に残ったのは初めてです。この対局を楽しんで、自分自身気持ちで負けないようがんばります」

北野「ベスト16、少しでもいい麻雀を打てるようがんばります」

……そして、全てが終わった後、二階堂がポツリと立会人の1人に向かって呟いた。
「あのリーチ、ダマだったのかな」

また、別の場で東城はこう言った。
「あの三筒スルーする手はあったのかな」

これだけを見れば、たらればを言っても仕方がない、そう感じる人もいるかもしれない。確かに、二階堂にしても、東城にしても、今彼女達が持っている雀力から変わらない状態で同じ局面に出会ったら、まったく同じ選択をするだろう。そして、そうしてきたからこそ勝ってきた対局も山ほどあるのだ。

ただ、そんなことは彼女達もわかっている。では何でそう呟いたのか。

将来の自分の血肉とする為、である。
正しいと思っている選択と別の道筋も検討する、それを繰り返すことで視界が一気に開けることもあるのだ。
負けた者は誰も見ていない所で涙し、そしてまた歩みだすのだ。いつの日か、将来の自分がトロフィーを掲げることを夢見て。

第14期プロクイーンベスト16
A卓:茅森早香(最高位戦)、西嶋ゆかり、北野由実、命(協会)
B卓:和久津晶、山脇千文美、福島清子、日向藍子(最高位戦)
C卓:大里奈美、安田麻里菜、片倉まち、足木優(最高位戦)
D卓:二階堂瑠美、宮内こずえ、井上絵美子、高田麻衣子

プロクイーン決定戦 レポート/第14期プロクイーン二次予選レポート 東谷 達矢

二次予選は、一次予選を勝ち抜いた25名と、シード選手23名を合わせた計48名で行われる。シード選手は以下の通りだ。
愛内よしえ(協会) 命(協会) 佐月麻理子(協会) 蔵美里(協会)
鳥越智恵子(最高位戦) 池田幸枝(最高位戦) 石井あや(最高位戦)
大平亜季(最高位戦) 日向藍子(最高位戦) 二階堂亜樹 優木美智
仲田加南 魚谷侑未 吾妻さおり 黒沢咲 安田麻里菜 和泉由希子
片倉まち 古川彩乃 優月みか 高田麻衣子 井上美里 高宮まり
 

100

愛内よしえ(協会)

100

佐月麻理子(協会)

100

日向藍子(最高位戦)

100

大平亜季(最高位戦)

100

石井あや(最高位戦)

100

二階堂亜樹

100

和泉由希子

100

高宮まり

100

魚谷侑未

100

黒沢咲

100

優木美智

100

吾妻さおり

 
現タイトルホルダー、歴代プロクイーン、そして前年度ベスト16などの面々ということもあり、錚々たるメンバーである。総勢48名から先へ進めるのはたったの11名。通過率わずか20%強である。一次予選より更に激化を極める二次予選は毎年若手にとっての鬼門となっている。果たして、誰がベスト16へと駒を進めるのだろうか。
システムは4回戦終了時に8名が途中敗退、5回戦終了時に同じく8名が途中敗退、そして残りの32名で最終六回戦を戦うことになる。
いかなシード選手と言えども、容易に勝ち残ることはできない。歴代プロクイーンの石井や黒沢、更には大平や和泉、高宮などらが、最終戦へと進めず途中敗退となってしまった。
そして残った32名により行われる六回戦全8卓、ここから戦いの激しさはピークを迎える。各卓ごとに紹介していきたい。
 
1卓(命+112.5P、優月+26.1P、青山+22.2P、朝倉▲20.6P)
命は、3回戦には劣勢の場面から国士無双をアガリトップを、また5回戦には3着目からオーラスにアガリトップを取るなど、1日を通して力強さを見せてきた。既に通過はほぼ確定。一方、優月と青山めぐみはトップが、朝倉ゆかりは80,000点を超えるトップが必要である。
南3局、優月と青山は勝負所を迎えていた。
優月
二万三万四万四索五索七索八索九索六筒七筒八筒北北  ドラ四万
青山
四万四万九万九万二筒二筒四筒四筒六筒六筒七筒九索九索
両者ともにリーチを掛けてのぶつかり合い。現状朝倉がトップ目であるが、優月も青山もこの局アガることができれば二次予選突破が見えてくる。
優月は昨年ベスト16で敗れた悔しさを昨日のことのように覚えているだろうし、若手の青山にとっては今この状況を迎えていること自体が大きなチャンス。ここで負けたくない、その思いゆえか、双方ともに牌山に伸ばす手に力が入る。
ツモって切る。ただ、それだけの動作だが、その繰り返しは無限の時間のように感じられ、2人の胸は爆発寸前だっただろう。だが、どこまで進んでも両者のツモ筋に互いの和了牌は眠っていなかった。
流局。落胆したと同時に、放銃に回らずほっとしたという思いもあるだろう。次にアガればいい、そう思っていただろう。
しかし、ここから状況は一変する。台頭したのは第18期マスターズファイナリストの朝倉。優月と青山が割り込む間もなく、ひたすらアガリ続けた。上乗せすること40,000点、誰も止めることができない。このまま通過ラインまで突き抜けるのでは、そう思われたが、朝倉の健闘もあと一歩が出ず、ここまで。
結局勝ち上がりとなったのは命、ただ一人だけだった。
100
 
2卓(福島+100.5P、東城+32.2P、佐月+20.3P、古川▲18.6P)
福島清子は一次予選に引き続き、二次予選でも安定感を発揮した。通過はほぼ確定。
100
一方の東城りおは、3連勝スタートを果たすもそこから失速し、現在の位置につけていた。
100
東城が通過する為には、トップ、又は40,000点前後の2着が必要となるだろう。
その東城が序盤から走った。東3局の時点で既に45,000点もの点数を持っており、追随するものもいない。協会の現女流雀王、佐月や昨年ベスト8進出の古川にとっては厳しい状況となっていた。
そして状況はほぼ変わらず、南場に突入。東城は残り4局を福島と共に流すことができればそれで通過できる。
だが、そこに親番を迎えた佐月が立ちはだかった。
100
リーチの発生と共に三筒を河に置いた。
東城は一瞥するとその三筒に反応。
四万五万四索四索六索七索八索六筒七筒八筒  チー三筒 左向き二筒 上向き四筒 上向き  ドラ四索
一発を消し、両面待ちのテンパイ。更には自身でドラを2枚使っていることを考えれば、鳴かない理由を探す方が難しい。
東城の目からはリーチを掛けた佐月の打点は読みづらい。そして、余程いい待ちでテンパイしていない限りは福島も古川もオリるであろう。そう考えれば、前に出られるのは自分だけ、ある程度押す価値はある、東城はそう考えていたに違いない。
両者のツモ切りが続く。ここをアガれば、アガれなくとも流局してくれれば、東城はそう思っていたはずだ。
だが、
六万六万七万七万八万八万五索五索六索六索七索二筒二筒  ツモ四索  ドラ四索
アガったのは佐月。
更には裏ドラが2枚乗り8,000オール。
まさに佐月渾身の一撃が決まった。東城の表情は揺れない。ただ、その心は揺れていないはずが無かった。
まだ終わったわけではない。点差はわずか数千点。そう自身に言い聞かせたに違いない。それでも東城は佐月を超えることはできなかった。
佐月は5回戦でも敗退の危機から70,000点を超えるトップで勝ち上がりの可能性を残した。更には最後の親番でこのアガリ。誰もが同じテンパイ形に組めるような手順ではなかった。
その力を如何なく発揮した佐月は、そして再逆転には至らなかったが東城は、両者共にトータルポイントを40ポイント台に乗せ、別卓の結果を待つこととなった。
一方、福島は初めてベスト16への切符を手にした。
 
3卓(片倉+86.7P、足木+36.6P、池田+18.4P、冨本▲17.9P)
片倉は3回戦のオーラスに
一索一索二索二索三索三索四索四索五索六索七索七索八索  ロン六索
この倍満を決めるなど、攻撃力に特化した打ち筋を見せ、同卓者を圧倒してきた。
100
さしもの片倉も最終戦は無理をしなかった。代わりに、トップが欲しい他3者の戦いが南場に入り動き出した。
冨本智美がリーチ
二万三万四万六万七万八万四索五索六索二筒二筒七筒八筒
このリーチに、手を止めさせられたのは池田。池田はトップを取ることを前提としたとしても、持ち点が40,000点は超えていないと厳しい。そして今局が最後の親番。行くか、引くか、考えた末に導かれるように(9)を河に置いた。無常にも一発に裏ドラが付き、満貫の放銃となってしまう。池田の戦いはここまでとなった。
そして、アガった冨本が親番を迎える。
熱が高まってきた冨本は更に先制のリーチ。
冨本もここが最後の親番。全員に降りてほしい、そう思っていただろう。ダブ南を仕掛けている足木も現在、33,000点持ち。親に対して無理に押す必要もない状況だった。
しかし、足木は止まらない。持ってきた牌を見て考えたのは一瞬。間四軒と呼ばれる危険牌をいとも簡単に捨てた。
親が落ちれば終わる。降りてくれ。冨本はもう一度そう思っただろう。
だが、
六万七万八万三索四索七索七索  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き  ポン南南南  ロン五索
2,000。だが、冨本にとっては希望を絶たれる重い2,000点だった。
そして、こうなれば、足木の歩みを止めるものはいない。
四筒五筒六筒七筒八筒南南白白白  チー三筒 左向き二筒 上向き四筒 上向き  ロン九筒
片倉からこの5,800。
更に1本場でも加点。この半荘のトップを磐石のものとした。
足木は、3回戦を除けば東場に先行することはほとんどなかった。でも、最後まで諦めない。その気持ちが手を呼び、何度も逆転しプラスを重ねてきた。
嬉しい、初のベスト16入りを、片倉と共に決めた。
100
 
4卓(日向+77.3P、池沢+36.7P、鳥越+15.9P、井上(美)▲17.7P)
オーラスを迎えた各者の持ち点は、井上38,700、日向20,100、鳥越34,400、池沢麻奈美26,800。この最終局面において、4者全員が勝ち上がりと敗退の両方の可能性を秘めているというのは珍しい。井上は現状、ポイントは足りていないが、親番の為チャンスはどこまででも続く。そして、池沢はトップを取れば磐石、2着ならば別卓次第。鳥越はトップが必要条件で、後は素点をどれだけ上乗せできるか。日向はアガることができれば問題なさそうだが、失点に回ると危ない、そのような状況となっていた。
親番を続けるしかない井上は、早々に仕掛けを入れ、ファーストテンパイ。
七索七索八索八索五筒六筒七筒  チー二索 左向き一索 上向き三索 上向き  ポン東東東  ドラ九万
そして、最低でも満貫条件である池沢は、条件をクリアする手を作り上げた。
九万九万二索二索二筒四筒四筒六筒六筒九筒九筒発発  ドラ九万
井上から出アガる、又はツモならばトップ。井上以外からの出アガリでも2着。更にはこの二筒待ちがあまりにも優秀であった。山にごろごろ眠っていそうで、かつ日向以外が掴めばほぼ間違いなく出るだろう。
井上はオリるわけにはいかない。鳥越も井上に任せる手もあるが、自身の手牌に見込みがあれば前に出るはずだ。そして、困ったのは日向だった。
池沢のリーチから数巡が経過し、手が止まる。何度も河を、そして全員の点棒状況を確認する。
日向視点だと、まず一番放銃していけないのが、満貫以上と容易に想定できる池沢だ。次いでテンパイしているかわからないが鳥越。かといって、親の井上に放銃した場合、もう一局は約束されるものの、高打点だった場合に致命傷になりかねない。
日向は時間を使った。この1巡を凌げば安牌が増えるかもしれない。そして、選んだ牌は池沢の現物の八万、であった。
しかし、無常にも八万は通らなかった。
七万九万一索二索三索四索五索六索七索八索九索南南  ロン八万  ドラ九万
声の主は鳥越。日向にとっては痛恨の5,200となった。思わず頭を抱えうな垂れる。
一方の鳥越は、トータルポイントを考慮するとリーチを掛けたくなるが、リーチを掛ければ日向が八を切る可能性がぐっと減る為、トップを取ることに重きを置いた。その選択が功を奏し、トータルは40ポイント台へ。日向も同じく40ポイント台となってしまい、2人は他の卓の結果を待つこととなった。

100
100

 
5卓(井上(絵)+75.4P、二階堂+37.3P、愛内+13.5P、稲岡▲15.3P)
稲岡は連盟関西本部からの声援を担っていた。地方は結束力が強いと言われるが、それは決して馴れ合いをしているわけではない。普段は地方リーグやタイトル戦のライバルであり、切磋琢磨しあう関係だからこそ、その仲間が中央で戦う際には自分のことのように応援できるのだ。稲岡は簡単に負けるわけにはいかなかった。その思いに牌が呼応するようにアガリ続けた。
100
稲岡が走り、トップが必須の愛内は苦しい。井上絵美子は貯金があるので逆らわずに、流れに身を任せていた。放銃せずにラスを回避さえすればいい、徹底していた。両者が前がかりにならないので、このまま稲岡が突き抜ける可能性は大いにあった。しかし、そこに卓上の舞姫、二階堂亜樹が立ちはだかる。
100
二階堂は、稲岡が50,000点を超えようと、自身の点数が20,000点を下回ろうとまるで動じなかった。これまで彼女が積み上げてきた年月が、他の者であれば苦境と感じる場面を苦境と思わせないのだ。
いつもと変わらぬ手組み。焦らずじっくり手を育てていた。チャンスを待ち続け、その時が来るやいなや、一瞬で射抜いた。気づけば、稲岡を打ち落とし、その持ち点は30,000点を超えていた。
親番を失った稲岡は愛内と同様厳しくなった。迎えたオーラス、親の二階堂は、まだ足りないとばかりにリーチを放つ。
三万四万四万五万五万六万三索三索五索六索七索六筒七筒  ドラ六筒
リーグ戦ならばヤミテンにしてもおかしくない手牌であった。トータルポイント的にも打点としては5,800あれば十分であった。
しかし、それでも二階堂はリーチを打った。リーチを打てば井上は前に出られない。全員にオリてもらい、その間に悠々とツモればいい、そう思ったのだ。
しかし、目論見通りに3者をオロすことには成功したものの、アガリ牌はツモ筋にはいなかった。次局も流局。惜しくも勝ち上がりを確定させることはできなかった。
ただ、ポイントを40P台に乗せ、他の卓の結果を待つことになった。
一方の井上はきっちりとポイントを守りきることに成功。ここでベスト16進出を決めた。
 
6卓(山脇+72.3P、吾妻+40.2P、元島+13.2P、魚谷▲4.8P)
大きめのトップが必要な元島明子が走ろうとすると、ポイントを守りたい山脇千文美と吾妻がそれを止める。開始時点では吾妻の+40.2Pがボーダーの為、吾妻としては2着以上で終え、トータルポイントを加点させなければならなかった。
細やかなアガリを重ね、36,000点に到達。並び的にも山脇との協力体制を築くことができれば終わる、はずだった。
6,400。吾妻が五索を河に置いた後、元島が手牌を倒し、点数を申告した。吾妻はそのアガリ形を食い入るように見、そして頷きと共に点棒を元島の前に置いた。
後一歩の所で。でもまだ終わっていない。今にもそう聞こえてきそうな表情を浮かべていた。
そして親番を迎えたのは魚谷。
この時、魚谷は逆転が難しいことを自覚していたはずだ。いかな数々の逆転劇を演じてきた魚谷と言えども、現実的な条件を前にした3人を相手にひたすら連荘をし続けることは難しい。
しかし魚谷は決して諦めない。それが自分の為であり、同卓している3者の為であり、必死で戦っている他の卓のライバル達の為であり、そして彼女を応援する人達の為であることを知っているからだ。
魚谷はいつもと変わらぬ声でアガリ、そして本場を積む。
元島も吾妻もまだ目は活きている。
だが、静かに終焉の時は近づいていた。
二万三万四万四索五索三筒四筒五筒七筒七筒  チー六筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き  ロン三索
3人に引導を渡したのは、アドバンテージを得てからは無類の強さを見せる山脇。自力でベスト16進出を決めた。
100
 
7卓(安田+65.7P、高田+52.1P、仲田+12.2P、桜川▲3.1P)
開局直後、いきなり場が動いた。3,000・6,000、覇気に満ちた声で点数を申告したのは仲田だった。このアガリで仲田のトータルポイントは開始時ボーダーラインに肉薄。ポイントを守りにくる安田と高田が同卓の為、このまま突き進むかに思えた。
だが。
9巡目に安田がリーチ。そして、次巡、仲田が河に放った九索にロンの声が掛かる。
もし、この声の主が安田であれば、もし、手牌を倒したのが高田であれば、仲田は表情を崩すことはなかっただろう。
誰もが声には出さなかった。ただ、桜川姫子が手牌を倒すと、空気が微かに揺れた。
一万九万一索一筒九筒東東南西北白発中  ロン九索
32,000。この局地でこの手を引き寄せる桜川もまた、選ばれた人間なのかもしれない。
100
一方、仲田にとってはとてつもないダメージを追うこととなってしまった。リーグ戦ならともかくタイトル戦で、しかも追う側で安田のリーチのケアをしながら、国士のケアもし、そして自分の手を進める。そんな芸当は誰にもできない。誰にも仲田の9放銃を責めることはできまい。それに、百戦錬磨の仲田はこの程度で参るほど柔ではない。
ただ、逆風となったのは点棒を失ったことだけではなかった。先程までは安田と高田が同卓していることが有利に働くはずだったのに、今度はそれが大きな障害となる。
安田と高田の2人にしてみれば、桜川が突き抜けることは問題なく、いかに自身が2着を取るか、それだけを考えればいいのだ。仲田がビハインドを追っているこの状況は2人にとっても絶好の展開であり、仲田に高打点を、そして親番で連荘させる時間を与えない。
大きな点棒の動きもなく、あっという間にオーラスを迎えた。最後の親は仲田。
各者の点棒状況は、仲田6,600、桜川65,000、高田25,100、安田23,300。
このまま終われば高田も安田も通過であろう。だが、事はそう単純ではなかった。
まず安田、このまま終わってもよいが、ボーダーが急激に上がる可能性を考えれば、高田を捲くり2着で終えるのがベスト。もし仲田が連荘し、ラスになってしまえば敗退の可能性が一気に高くなる。安田は自力で決着をつけにいくだろう。
そして高田、安田に2着を譲ってしまうと、自身の敗退の可能性が極めて高くなる。安田がアガリにくるならば、決して安穏とはしていられない。桜川が終わらせてくれれば良いが、もし桜川に2,000点以上放銃するとアウトだ。高田もまた、自身で決着をつけにいかなければならなかった。
桜川はボーダーライン付近、少しでも加点したい。仲田は連荘が必須。わずかなミスも許されない、そのようなオーラスとなっていた。
まず最初にテンパイを果たしたのが安田。
四索五索六索七索七索三筒三筒  チー五万 左向き三万 上向き四万 上向き  チー八索 左向き六索 上向き七索 上向き  ドラ六索
ドラ2枚持ちの3,900。高田にとっては最悪の状況となった。もし安田がアガリの宣言をすれば、その時点で高田の敗退となる。
だが、2フーロさせた高田も決して遅いわけではなかった。3巡後、この手で追いつく。
二万二万三索四索五索一筒二筒三筒五筒六筒六筒七筒八筒  ドラ六索
当然のヤミテンで気配を消す。いや、安田を鳴かせ、危険牌をも切っている為、気配は消せていないが、リーチ棒を出す必要もまたなかった。
果たしてどちらが勝つのか。はたまた仲田や桜川がアガるのか。
流局間際、決着は着いた。
二万二万三索四索五索一筒二筒三筒五筒六筒六筒七筒八筒  ツモ四筒  ドラ六索
アガったのは高田。これで安田と共に勝ち上がりを決めた。

100
100

そして国士をアガった桜川はトータルポイント40ポイント台で着地。他の卓の戦況次第となる。
 
8卓(白田+62.6P、西嶋+56.9P、齋藤▲0.2P、北野▲2.7P)
齋藤麻衣子と北野由実は大きなトップが必要。一方で白田みおと西嶋ゆかりは大きな失点をしなければいいので、ラスを避け、可能であれば2着以上を目指す戦いとなる。
とにかく誰もが序盤に叩けるだけ叩きたい、そう思っていたはずだった。
そんな中、イニシアチブを取ったのは北野。瞬く間にアガリを重ね、点数を50,000点台に乗せる。
こうなると、齋藤は厳しい。そして、白田と西嶋は1人しか生き残ることができないことになりそうだ。
白田は一次予選からここまで一切崩れることはなく、11半荘中連帯を外したのはわずかに1回、そしてラスは一度も引いておらず、圧倒的な安定感を誇っていた。
100
一方の西嶋は対象的に、二次予選の5半荘で20,000点~40,000点の点数で終わった半荘が一度もない。失点する時も大きいが、得点力もまた圧倒的であった。
矛と盾がぶつかり合う時、持久戦になることはない。ぶつかり合う瞬間、相手を上回った方が相手を粉砕する。今回、白田と西嶋のぶつかり合いは西嶋が上回り、そして勝ち上がりを決めた。
100
そしてオーラス、北野の持ち点は59,400点まで到達していた。北野はこのオーラスで更に5ポイント上乗せすることに成功している。トータルポイントを40ポイント台に乗せた北野。果たしてこの5ポイントがどう影響したのだろうか。
かくして、全8卓による激闘が終わりを迎えた。だが、安堵の表情を浮かべているのは一部。勝ち上がりを決めたもの以外は集計結果を聞くまで気が気でないだろう。トータルポイントが40ポイント台の各者のポイントはこのようになっていた。
日向+47.2P、北野+46.7P、桜川+46.5P、二階堂+46.5P、佐月+45.3P、東城+42.0P、鳥越+41.5P
果たしてどこまでが通過ラインなのだろうか。
集計が終わると、立会人にその場に残る全員の視線が注がれた。そして、立会人の口からボーダーが発表された。
「+46.7P」
歓声が上がった。北野までが通過。そして、桜川と二階堂はわずか200点に泣くこととなってしまった。
通過の喜びを全身で表現する者、感極まって瞳を潤ませる者、できることはすべてやったとばかりに晴れやかな表情を浮かべる者、そして今にも嗚咽の声が漏れんばかりの表情でうつむく者、反応は皆それぞれだった。
だが、それでも全員に共通している思い、それはこのプロクイーンにかける思い、である。
そこに価値があるからこそ、自分の全てをさらけ出すに値するからこそ、喜怒哀楽が理性を飛び越えて表に出てしまうのだ。
6半荘の激闘の末、数百点差、数千点差が勝ち上がり者と敗退者を分けた。あそこでああしていれば、あそこで違う結果になっていれば、ドラマがたくさんあるからこそ、観戦する者も戦った者も過去に思いを馳せる。だが、それでも出た結果は変わらない。勝ったものは更なる夢を思い浮かべ次のステージへ進む、そして敗者は心の中にしこりを残し、また日常へと帰っていくのだ。
片倉「2年連続のベスト16進出。次こそは決勝へ進みます」
山脇「B卓になったので、A卓の対局日は旅行に行きリフレッシュしてきます。万全の状態で挑みます」
西嶋「ベスト16の対局は、緊張して吐きそうになるかもしれません。でも精一杯がんばります」
命「去年の悔しさは今でも覚えています。今年こそは勝ってみせます」
福島「嬉しくて泣きそうです。ベスト16もがんばります」
足木「夢みたいです。苦境に立たされても最後まで諦めない気持ちが大事だと、今日は本当に実感できました。ベスト16もがんばります」
井上「D卓はA卓と比較して時間の猶予があるので、しっかり勉強と準備をして本番に臨みます」
高田「今年もまたベスト16で宮内さんと当たります。どれだけ成長できたのか、去年と違う自分をぶつけられるよう精一杯がんばります」
安田「久しぶりに(ベスト16に)残りました。奪取できるようにがんばります」
日向「プロクイーンベスト16に残ったのは初めてです。この対局を楽しんで、自分自身気持ちで負けないようがんばります」
北野「ベスト16、少しでもいい麻雀を打てるようがんばります」
……そして、全てが終わった後、二階堂がポツリと立会人の1人に向かって呟いた。
「あのリーチ、ダマだったのかな」
また、別の場で東城はこう言った。
「あの三筒スルーする手はあったのかな」
これだけを見れば、たらればを言っても仕方がない、そう感じる人もいるかもしれない。確かに、二階堂にしても、東城にしても、今彼女達が持っている雀力から変わらない状態で同じ局面に出会ったら、まったく同じ選択をするだろう。そして、そうしてきたからこそ勝ってきた対局も山ほどあるのだ。
ただ、そんなことは彼女達もわかっている。では何でそう呟いたのか。
将来の自分の血肉とする為、である。
正しいと思っている選択と別の道筋も検討する、それを繰り返すことで視界が一気に開けることもあるのだ。
負けた者は誰も見ていない所で涙し、そしてまた歩みだすのだ。いつの日か、将来の自分がトロフィーを掲げることを夢見て。
第14期プロクイーンベスト16
A卓:茅森早香(最高位戦)、西嶋ゆかり、北野由実、命(協会)
B卓:和久津晶、山脇千文美、福島清子、日向藍子(最高位戦)
C卓:大里奈美、安田麻里菜、片倉まち、足木優(最高位戦)
D卓:二階堂瑠美、宮内こずえ、井上絵美子、高田麻衣子

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

【麻雀プロ団体日本一決定戦】

 

「麻雀プロ団体日本一決定戦」がついに開幕。
各団体、少しずつ異なるルール設定でリーグ戦を開催しているが、そのルールが団体のカラーに繋がっている部分はある。
今回は一発裏ドラあり、順位点が10-30。3万点持ちスタートなので、俗に「オカ」と呼ばれる2万点のトップ賞はない。
日本プロ麻雀連盟以外の団体は、これにほぼ近いルールでリーグ戦を開催しているということもあり、連盟の苦戦を予想する声も多くあがっている。

そんな中、森山茂和連盟会長が「最下位になったら会長を辞めます」と宣言すれば、嫌でも業界の注目は集まる。
代表選手のプレッシャーも計り知れないだろう。

ワクワクした気持ちで初戦配信卓を観戦していると、東場を終えて佐々木寿人が最下位に位置していた。
もうすぐ例の棒も出てしまう。
それでも彼はドラ表示牌のペンチャン待ちでリーチをかけていく。
相手次第では傷が広がることも多いのだが、相手がリスクを嫌う打ち手であれば話は別。逆に主導権を取るような意味合いのリーチになる。
それが功を奏してかどうか判断はできないのだが、徐々に佐々木寿人のペースに持ち込んだ感がある。

と思った矢先。

 

100
100

 

第1ツモ牌六筒を手元に強く引きつけた!
引きツモはマナーの良い行為とは言えないが、それほどこの対局に熱がこもっているのが伝わってくる。

 

100

佐々木寿人 地和

100

 

初日を終えて、日本プロ麻雀連盟が首位にたった。
とはいえ、全128半荘中の16半荘が終了したところだ。まだまだ油断はできない。

果たして日本で一番強いプロ麻雀団体はどこだ!?
勝つことこそがすべてで、きれいごとは必要ない。

今後の対局も非常に楽しみである。

「麻雀プロ団体日本一決定戦」番組HPはこちら

 

【麻雀格闘倶楽部 投票選抜戦2016終了】


男性1位はやはりこの方

100

小島武夫

 

女性1位はやはりこの方

100

高宮まり

 

推しプロ一本で投票するだけでなく、幅広く投票することで、プロとのマッチング確率を上げるのも楽しみ方の一つだ。
次回以降も是非楽しんでいただきたい。

 

【モンドチャレンジマッチ】


8月14日、次回のモンド杯出場者を決める「モンドチャレンジマッチ」が開催された。
(予選落ち枠)水巻渉、藤崎智、渋川難波、滝沢和典
(チャレンジ枠)木原浩一、石井一馬、山口大和、柴田吉和

以上の8名を抽選で2卓に。
A卓 水巻渉、滝沢和典、木原浩一、山口大和
B卓 藤崎智、渋川難波、石井一馬、柴田吉和

A卓からは、見事小四喜を決めた木原が、B卓からは粘り強く食らいついた柴田が、それぞれモンド杯への出場権利を獲得した。

 

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見事モンド杯への出場権を獲得した、木原浩一と柴田吉和

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眼鏡率が高い打ち上げ会場

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【あさじゃん】


第1回女流スプリント戦が終了し、男性スプリント戦の配信が開始された。

■A卓(8月11日~)
勝又健志・山井弘・佐々木寿人・白鳥翔

■B卓(8月18日~)
前田直哉・滝沢和典・ダンプ大橋・井出康平

■C卓(8月24日~)
瀬戸熊直樹・紺野真太郎・山田浩之・内川幸太郎

■D卓(9月1日~)
藤崎智・猿川真寿・仁平宣明・森下剛任

■決勝(9月13日~)

あさじゃんとは

 

【スマホに夢中】


街にはスマートホンを手にしている人が溢れている。
「団体日本一決定戦」や「あさじゃん」にしても、多くのエンターテインメントはスマホが中心になっている。
ただ、あまりにスマートホンに依存してしまうのも考え物だ。
例えば居酒屋で周りの席を見渡すと、2人で来ているカップルが2人ともスマホをじっと見ている。あちらの席では自分に会話のターンが回ってくるまでずっとスマホを見ている人もいる。
酷い時には、店員さんがスマホのゲームに熱中していて、オーダーする方が声をかけづらいなんてこともある。

お互いに気を許し合っているからこそ、ということもあるし、何をしようが人の勝手ではある。
ただ、せっかく集まったからには一体感を持って、人と人との付き合いに集中するべきだと思う。

100

話し半分、スマホ半分

100

嫁スマホ、夫きのこの山

100
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スタイリッシュなポーズでスマホ

100

子育てしながらスマホ

 

このように連盟内にもスマホに毒されているものが多い。

歩きスマホも危険なので、時と場所によって注意を払いつつ楽しんでいただきたい。

 

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プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

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【麻雀プロ団体日本一決定戦】
 
「麻雀プロ団体日本一決定戦」がついに開幕。
各団体、少しずつ異なるルール設定でリーグ戦を開催しているが、そのルールが団体のカラーに繋がっている部分はある。
今回は一発裏ドラあり、順位点が10-30。3万点持ちスタートなので、俗に「オカ」と呼ばれる2万点のトップ賞はない。
日本プロ麻雀連盟以外の団体は、これにほぼ近いルールでリーグ戦を開催しているということもあり、連盟の苦戦を予想する声も多くあがっている。
そんな中、森山茂和連盟会長が「最下位になったら会長を辞めます」と宣言すれば、嫌でも業界の注目は集まる。
代表選手のプレッシャーも計り知れないだろう。
ワクワクした気持ちで初戦配信卓を観戦していると、東場を終えて佐々木寿人が最下位に位置していた。
もうすぐ例の棒も出てしまう。
それでも彼はドラ表示牌のペンチャン待ちでリーチをかけていく。
相手次第では傷が広がることも多いのだが、相手がリスクを嫌う打ち手であれば話は別。逆に主導権を取るような意味合いのリーチになる。
それが功を奏してかどうか判断はできないのだが、徐々に佐々木寿人のペースに持ち込んだ感がある。
と思った矢先。
 

100
100

 
第1ツモ牌六筒を手元に強く引きつけた!
引きツモはマナーの良い行為とは言えないが、それほどこの対局に熱がこもっているのが伝わってくる。
 

100

佐々木寿人 地和

100

 
初日を終えて、日本プロ麻雀連盟が首位にたった。
とはいえ、全128半荘中の16半荘が終了したところだ。まだまだ油断はできない。
果たして日本で一番強いプロ麻雀団体はどこだ!?
勝つことこそがすべてで、きれいごとは必要ない。
今後の対局も非常に楽しみである。
「麻雀プロ団体日本一決定戦」番組HPはこちら
 
【麻雀格闘倶楽部 投票選抜戦2016終了】

男性1位はやはりこの方

100

小島武夫

 
女性1位はやはりこの方

100

高宮まり

 
推しプロ一本で投票するだけでなく、幅広く投票することで、プロとのマッチング確率を上げるのも楽しみ方の一つだ。
次回以降も是非楽しんでいただきたい。
 
【モンドチャレンジマッチ】

8月14日、次回のモンド杯出場者を決める「モンドチャレンジマッチ」が開催された。
(予選落ち枠)水巻渉、藤崎智、渋川難波、滝沢和典
(チャレンジ枠)木原浩一、石井一馬、山口大和、柴田吉和
以上の8名を抽選で2卓に。
A卓 水巻渉、滝沢和典、木原浩一、山口大和
B卓 藤崎智、渋川難波、石井一馬、柴田吉和
A卓からは、見事小四喜を決めた木原が、B卓からは粘り強く食らいついた柴田が、それぞれモンド杯への出場権利を獲得した。
 

100

見事モンド杯への出場権を獲得した、木原浩一と柴田吉和

100

眼鏡率が高い打ち上げ会場

100

 
【あさじゃん】

第1回女流スプリント戦が終了し、男性スプリント戦の配信が開始された。
■A卓(8月11日~)
勝又健志・山井弘・佐々木寿人・白鳥翔
■B卓(8月18日~)
前田直哉・滝沢和典・ダンプ大橋・井出康平
■C卓(8月24日~)
瀬戸熊直樹・紺野真太郎・山田浩之・内川幸太郎
■D卓(9月1日~)
藤崎智・猿川真寿・仁平宣明・森下剛任
■決勝(9月13日~)
あさじゃんとは
 
【スマホに夢中】

街にはスマートホンを手にしている人が溢れている。
「団体日本一決定戦」や「あさじゃん」にしても、多くのエンターテインメントはスマホが中心になっている。
ただ、あまりにスマートホンに依存してしまうのも考え物だ。
例えば居酒屋で周りの席を見渡すと、2人で来ているカップルが2人ともスマホをじっと見ている。あちらの席では自分に会話のターンが回ってくるまでずっとスマホを見ている人もいる。
酷い時には、店員さんがスマホのゲームに熱中していて、オーダーする方が声をかけづらいなんてこともある。
お互いに気を許し合っているからこそ、ということもあるし、何をしようが人の勝手ではある。
ただ、せっかく集まったからには一体感を持って、人と人との付き合いに集中するべきだと思う。

100

話し半分、スマホ半分

100

嫁スマホ、夫きのこの山

100
100

スタイリッシュなポーズでスマホ

100

子育てしながらスマホ

 
このように連盟内にもスマホに毒されているものが多い。
歩きスマホも危険なので、時と場所によって注意を払いつつ楽しんでいただきたい。
 

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天鳳位vs.連盟プロ 予選最終節終了時成績表

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予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1

ASAPIN
(初代天鳳位)

24.1 91.6 24.2 ▲ 3.3 21.1 ▲ 0.7 54.3 ▲ 82.1 129.2
2

独歩
(三代目天鳳位)

▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 25.6 74.4 ▲ 77.0 61.3 100.3
3

すずめクレイジー
(四代目天鳳位)

32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 ▲ 3.9 15.8 93.0
4

佐々木寿人

57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 38.3 ▲ 4.8 ▲ 4.7 71.1 92.6

5

就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)

▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 ▲ 78.8 22.0 20.2 58.0
6

かにマジン
(八代目天鳳位)

22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 ▲ 110.2 69.8 18.5 21.3 35.8
7

藤崎智

▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 19.7 59.6 66.7 19.6
8

瀬戸熊直樹

▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 59.4 21.2 ▲ 1.7 16.7
9

勝又健志

▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 4.2 58.1 ▲ 74.2 ▲ 73.9 ▲ 271.2
10

前田直哉

82.9 ▲ 1.6 ▲ 91.2 ▲ 92.3 ▲ 2.2 ▲ 88.0 ▲ 76.8 ▲ 4.8 ▲ 274.0

インターネット麻雀「天鳳」の頂点に立つプレイヤー「天鳳位」と日本プロ麻雀連盟のプロ雀士がついに激突! 注目の1st seasonは「天鳳」ルールが採用される。

●出場選手
ASAPINさん(初代天鳳位)
独歩さん(3代目天鳳位)
すずめクレイジーさん(4代目天鳳位)
かにマジンさん(8代目天鳳位)
就活生@川村軍団さん(9代目天鳳位)

勝又健志(第32期鳳凰位)
前田直哉(第31期鳳凰位)
藤崎智(第30期鳳凰位)
瀬戸熊直樹(第26、27、29期鳳凰位)
佐々木寿人(麻雀攻めダルマ)

●大会システム

○予選
各自半荘8回戦ずつ。計半荘20回戦。
05/07 (土) 予選第1節 1~5回戦
06/05 (日) 予選第2節 6~10回戦
07/03 (日) 予選第3節 11~15回戦
08/13 (土) 予選第4節 16~20回戦
予選終了時下位2名が敗退。

○プレーオフ
ポイント持ち越しのまま各自半荘2回戦ずつ。計半荘4回戦。
09/22(木・祝)プレーオフ 1~4回戦
プレーオフ終了時上位4名が決勝進出。

○決勝戦
予選ポイントをリセットして半荘5回戦。
10/23(日) 決勝 1~5回戦

●対局ルール
・一発・裏ドラあり、赤ドラあり。
・箱割れ終了なし。
・3万点持ちの3万点返し
・順位点は1位+50,000点、2位+20,000点、3位±0点、4位▲70,000点
・オーラス終局後、親がトップであれば強制的に終了。
・カンドラはすべて即めくりとする。
・その他すべて「天鳳」ルールに基づく。