本部道場

第8期麻雀プロアマオープン競技会 準々決勝・準決勝・決勝レポート

2021年8月15日(日)、第8期麻雀プロアマオープン競技会が行われました。
連盟巣鴨道場での成績優秀者と現タイトルホルダーがNo.1をかけて戦います。
一発裏ドラありのWRCルール。準々決勝は2卓ずつ同時対局、準決勝と決勝は全卓配信です。

 

 

 

 

 

【準々決勝A・B卓】

 

 

A卓(配信)
佐々木寿人現鳳凰位
しーらさん
くまっちさん
後藤竜司さん

南1局1本場。くまっちさんが六万九万リーチ。佐々木が三万六万追っかけリーチ。しーらさんはカン六索タンヤオ三色のヤミテン。全員が前に出て戦ったこの局、仕掛けた後藤さんがまとめてかわして、供託の5,000点も回収。2位通過となりました。

 

 

南2局に佐々木がダブ南ドラ6をアガリ。一気にトータルトップに躍り出ると、オーラス親番のくまっちさんのリーチを受けた佐々木は

 

 

くまっちさんの待ちでもある四万をツモって四暗刻のアガリ。圧倒的強さを発揮して1位通過となりました。

 

 

B卓
かずや☆雀アカさん
中村健二さん
木本一郎さん
厚地さん

B卓はリードを守った厚地さんが1位通過。オーラス親番で逆転した前回優勝のかずや☆雀アカさんが2位通過となりました。

 

【準々決勝C・D卓】

 

 

C卓(配信)
柴田吉和現十段位
シマカタさん
井出博幸さん
加藤はるみさん

東2局。井出さんが一と3のシャンポンリーチ。後に九筒を暗カン。加藤さんがメンホンドラドラ1シャンテンで筋の三索を勝負。裏が1枚のって4,500のアガリ。井出さんがそのまま1位通過を決めました。

 

 

東4局に加藤さんがドラ暗刻のリーチ。これに振り込んだシマカタさんは厳しくなってしまいます。
一時は加藤さんが2番手となりますが、南3局に柴田が3,900をアガって逆転、オーラスも1,000で捌いて2位通過となりました。

 

 

D卓
中村さん
山田樹
丹野賢一さん
ルギアさん

丹野さんトップ目、中村さん2着目でオーラスへ。親番のルギアさんが逆転を狙うも、中村さんがきっちり捌き、そのままの順位で終了となりました。

 

 

準決勝A卓
佐々木寿人
井出博幸さん
かずや☆雀アカさん
中村さん

佐々木が準々決勝の勢いそのままに12,000点を2回と6,100オールをアガって大きくリード、通過確実なポイントを持ちます。

 

 

南3局、もともと2着目のかずやさんがダブ南ドラドラの8,000を決めて2位通過となりました。

 

 

柴田吉和
後藤竜司さん
丹野賢一さん
厚地さん

南2局。柴田が大きくリードで残る一席を巡る戦いの中、丹野さんはドラの三索トイツのチャンス手でターツ選択。

 

 

自風の北を活かして正解を引き当て、2番手でオーラスとなります。

オーラス親番の厚地さんが先手を取ってリーチ。このリーチ棒で後藤さんの条件が8,000出アガリに緩和されます。
後藤さんは678三色にはなりませんでしたが、一発裏も期待してドラ切りリーチの五索八索で勝負に出ます。

 

 

これを厚地さんが一発で掴んでしまい、後藤さんが8,000のアガリ。丹野さんをかわして2位通過となりました。

 

【決勝戦】

 

 

佐々木寿人
柴田吉和
かずや☆雀アカさん
後藤竜司さん

決勝は東1局から白熱の3軒リーチ。結果は後藤さんがリーチツモドラの1,000・2,000(+2,000)のアガリを決めます。

 

 

東3局1本場。親番柴田のリーチはカン四筒。何と一発ツモで4,100オール。柴田がトップ目に立ちます。

 

 

東4局は佐々木が五索五筒のシャンポンでヤミテン。加カンが入り、新ドラが五索。これを見てツモ切りリーチに出ます。結果はカンドラ2枚、裏ドラ3枚乗せてノミ手が跳満に。WRCルールを最大限活かしたアガリで佐々木が柴田に迫ります。

 

 

南1局もリーチ七対子ドラドラ裏裏で2局連続の跳満。佐々木がトップ目に立ちます。

しかし柴田も一歩も譲りません。南2局に8,000のアガリで再び首位に返り咲くと
 

 

南3局にはドラ暗刻の佐々木の反撃が来る前に2,000オールを決めます。佐々木の猛追を振り切り、柴田吉和の優勝となりました。

 

 

第8期麻雀プロアマオープン競技会 最終結果

優勝 柴田吉和
2位 佐々木寿人
3位 後藤竜司さん
4位 かずや☆雀アカさん

柴田プロ、おめでとうございます。
現十段位の柴田は今期十段戦にディフェンディングチャンピオンとして決勝から出場します。今後の戦いにも是非注目してください。

(文:編集部)