何を切る?

何を切る?fromロン2 2018年2月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答を、グラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局東家

 

プロ

四索切り・・・22人
二万切り・・・10人
五索切り・・・5人
四万切り・・・4人
ロン2ユーザー

二万切り・・・37.4%
四万切り・・・22.6%
四索切り・・・17.4%
三万切り・・・6.1%
七索切り・・・6.1%
六筒切り・・・5.2%
五索切り・・・2.6%
八筒切り・・・1.7%
七筒切り・・・0.9%

 

 

プロ解答(50音順)

 

四索切り

石渡正志
「マンズもピンズも流動的な形により、雀頭や受けを固定せずとしたい。」

勝又健志
「カン三万を払うほど三索六索が良くは見えない。」

佐々木寿人
「4枚持ちの四索七索を1枚外しておき、タンヤオイーペーコーでリーチの構え。」

猿川真寿
三万の所在はわからないが、三索六索にも魅力がないので、ソーズターツを外す。」

刀川昌浩
「ドラの六万への備えと、ソーズの二度受けを嫌って。」

ともたけ雅晴
「本当はピンズを払いたいところだけど、下家・対面にピンズが高いので、親だけど無理せず、最悪鳴いてタンヤオ。ピンズをツモってきたらソーズで回る。」

中村慎吾
「西家はまだ1シャンテンと見て四索切りとします。二万切りと迷いますが、ドラ引きにも備えて。」

奈良圭純
「親なので手広くメンツ手を目指す。四索七索のスジを多く持っているので、四索から。」

東谷達矢
「親番なので目一杯に受け、なるべく早くリーチを打てる手組にします。」

樋口徹
「七対子は捨て、二度受けを嫌う。後の仕掛けも考え、四索から。」

一井慎也
「アガリに最速で。」

日吉辰哉
「七対子1シャンテンではあるがメンツ手に向かいます。二度受けは厳しいと考え、ソーズのリャンメンターツを嫌う。若干四索の方が危険と考え、先に四索から。」

藤崎智
「七対子を見切って一番広い1シャンテンに取る。」

藤原隆弘
三索六索の二度受けよりも先にカン三万を引いたりすればリーチと行きたい。三索六索が先に入ればやむなくヤミテンかな?」

麓征生
「ドラが六万なのと、イーペーコーの形があるためマンズはさわらず、三索六索二度受けの四索から切ります。」

古川孝次
「七対子狙いではなく、タンヤオ・ピンフ・イーペーコー狙いに切り替えて、三万が入ったら三索六索のリーチ。先に三索六索が入ったら、カン三万のヤミテン。その後六万を持ってきたら二万切り。」

古橋崇志
「現状で一番高打点が見え、かつ手広い1シャンテンに受ける。」

前田直哉
三索六索を2枚引くのは厳しそうだから。」

安村浩司
「終盤でなければ何が入っても即リーチ。」

山田浩之
「手広さ重視で。七索がトイツなので四索から。」

和久津晶
三万が良さそうで、四索が危なそう。」

 

 

二万切り

荒正義
「安全度で二万切り。三索六索ツモなら即リーチ。ツモ五万なら四索五索切りか。」

太田昌樹
「七対子も1シャンテンだが、開局ということもあり、素直にメンツ手を組みます。」

黒沢咲
「この後五万六万を引いたら四索を切るが、ソーズのダブルターツの三索六索も悪くなさそうなので、タンピン狙いで!」

沢崎誠
「下家が手出し西の後に一万を手出し。ここに三万が1・2牌ありそうです。よってカン三万の悪形を外します。ツモ五万六万なら四索五索切り、三索六索引きなら即リーチを打つ。」

瀬戸熊直樹
「ソーズが高いので打四索五索としたいが、北家のソーズが速そうに見える。」

ダンプ大橋
「親なので自分優先。三索六索ツモの即リーチ、五万ツモにも対応できる打二万。七対子は見づらいかなと。」

仁平宣明
「七対子の1シャンテンではあるが、六筒を引いたことにより、打点も見込めるので、トイツ手は拒否してメンツ手に切り替える。三索六索引いたらリーチ。先に五万を引くようなら、ソーズの四索五索ターツを払う。いずれにしてもメンゼンで!!」

浜上文吾
「ツモ六筒で仕掛けもできるので、二万四万の順で捨てます。三索六索はチーテンを入れます。理想はメンゼンで手を進めて、リーチしたいです。」

林俊宏
「ツモ五万六万でピンフ系。ツモ三索六索は即リーチ。ツモ四索五索七索は場況次第で。一万はツモ切り、ツモ三万ならばオリも視野に。」

増田隆一
「対面に対して受け切れないので、ストレートに行く。三索六索のチーテンも取り、連荘を目指す。」

 

 

五索切り

井出一寛
四索七索を引きそう。三索六索を引ければ、カン三万のヤミテン。その後のツモ五万は打二万でリーチ。長引いた場合は、上家へのケアで四索七索のシャンポン待ちも視野に。」

内川幸太郎
「手広くします。四索より五索の方が他家に持たれてそうなので。」

客野直
三索六索の二度受けを外す。三万はチーする。」

白鳥翔
二万を打っておいて、三索六索を引ければ良いが、1枚打たれた瞬間にこの二度受けの形はかなり弱くなってしまう様に見える。ここはカン三万即リーチの構えで、メンゼンで手広く打つ。」

HIRO柴田
「ソーズ2メンツは厳しそう。」

望月雅継
「リャンペーコーに向かいたいのは山々ですが、ツモ六筒ときた以上は素直な手牌進行で。開局の親番だけに、ロスなく進めることと他家へのケアとのバランスの良い進め方にしたいので…。難しいのは次の一手ですね。前進することも退くことも考えて五索から。」

 

 

四万切り

老月貴紀
「南家の手出し一万三万が固まっている可能性があるので。」

近藤久春
「西家に打ち込みになるかもしれないが、全員に切りにくい牌なので先切り。東1局親番ということで、自分中心で進める。」

紺野真太郎
「カン三万を外して自在な形へ。二万四万の安全度で、先に危険な四万から。」

中村毅
「開局の親なので真っ直ぐに行く。三索六索を引いたらリーチ。」