十段戦 レポート

第37期十段戦 七段戦レポート

9/27(日)の六段戦終了後、勝ち上がり者が残った会場にシード選手が加わり七段戦が行われた。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症予防のため、今年の十段戦は初段から隣合った卓を使用せず広く間隔を空けている。受付前の検温(高熱の者は参戦不可)や、半荘ごとの手洗いとアルコール消毒、全員マスク着用など、出来る限りの対策をして慎重に運営している。プロ雀士は対局に参加したり麻雀普及活動をするために、対局当日だけでなく日頃から大人数が集まる場所でのレジャー施設訪問や会食などを控えて感染症予防に努めているはずである。

七段から出場して勝ち上がったのは、前田、近藤、山井、勝又、斉藤、二階堂亜樹、滝沢、本田。Mリーグ「EX風林火山」の3名が全員参戦し、白星を挙げた。

Aリーガーでは、和久津が+115.1Pで圧勝。トーナメントで100超えはなかなか見ない数字だ。

西川、吉田、藤島、魚谷、佐々木も勝ち上がり。

A2山田は3位者の惜敗率1位でワイルドカードを使っての八段戦進出が確定している。(当日までに欠場者が出た場合、惜敗率2位以下の者が繰り上がりで八段戦に進む事がある。)

名前が広く知られていない選手が決勝に来るのも十段戦の醍醐味だが、破竹の勢いを見せていた三段以下のルーキー達はことごとく先輩の強さを思い知らされる結果に。四段から出場、北関東所属の髙橋が最下段からの勝ち上がりとなった。

八段戦は10/10(日)開催予定。Mリーグの和久津、魚谷のセガサミーフェニックス直接対決、勝又、滝沢のEX風林火山直接対決は特に関心が集まるであろう。北関東支部長吉田幸雄、静岡支部長の望月、歴代十段位の櫻井秀樹、柴田吉和の参戦も楽しみだ。

勝ち上がり者も猛者ばかり。現グランプリで七段から出場した北陸の本田。初代世界チャンピオンの山井。鳳凰位・最強位・グランプリの三冠A1リーガーの前田。67歳でマスターズ獲得し、70を超えた現在も第一線で活躍する西島。上記以外にも歴代タイトルホルダーやAリーガーの名が並び、注目選手を挙げたらキリがないほど全卓豪華なカードが揃っている。

連盟公式Twitterでの速報(当日リアルタイム)、公式ホームページのレポート(後日)を通して今期十段戦の様子を皆さんにお伝えしていくので、是非ご覧頂きたいと思う。

(文:編集部)