JPML WRCリーグ レポート

JPMLWRCリーグ ベスト8トーナメントレポート

A卓 勝又健志vs中村慎吾vs松岡昭彦vs沢崎誠

100

 

ベスト16では苦しいスタートの松岡だったが、今回は1回戦大きいトップ終える。
2回戦、勝又の4,000オールで始まり、更に加点しようとリーチで畳み掛ける。
そこに対して好調を感じている松岡が本手の満貫リーチで被せる。
二人の勝負になるように見えるが、実は更に本手が隠れていた。

不運にも掴んだのは勝又。
小四喜で32,000の放銃となってしまった。
更にその後、松岡にチートイ・ドラ2の9,600を放銃してしまい、かなり厳しくなる。
東4局。攻撃の手を緩めない勝又。リーチでぶつける。
親の沢崎が国士無双をテンパイするも、結果は流局。

沢崎、苦しい展開が続く。
この並びのまま2回戦を終え、縦長な展開になる。

2回戦終了時成績
中村+48.2 松岡+46.7 勝又▲25.9 沢崎▲69.0

3回戦
開局から勝又の猛連荘が始まる。
松岡を3着にしてトップを取り、現実的なポイントで最終戦を迎える。

3回戦終了時成績
中村+63.0 松岡+33.7 勝又+5.5 沢崎▲102.2

最終戦
沢崎の跳満の親かぶりから始まった勝又。
しかし東2局には親の松岡に満貫の親かぶりを食らわせる。
巧みなゲーム回しで松岡をラスにすることに成功し、オーラスへ。
勝又のリーチ。
ツモか松岡からの直撃条件。
松岡もリャンメンのテンパイを入れ、どこからアガっても勝ち上がりという条件。
最後の最後で女神が微笑んだのは勝又。
僅差で松岡を交わし、オーラス見事な逆転で決勝進出を決めた。

1位通過:中村慎吾
2位通過:勝又健志

 

 

B卓 菊原真人vs庄田祐生vs真鍋明広vs羽山真生

100

 

1回戦、立ち上がりが良いのは羽山と真鍋。
先日に続き、再び国士無双のテンパイ。

親でリーチを打っているのは庄田。放銃のピンチだったが、場に4枚目の⑨は羽山の元へ。
庄田の現物ではあったが、真鍋が前巡に打った6が目立ち、放銃回避。
流局となった。
その強気な姿勢が功を奏したのか、庄田がその後アガリを重ね、トップで1回戦目を終える。
2回戦は庄田が失速。真鍋が大きいトップで2回戦を終え、1回戦浮いた2名が沈み、平らな展開となった。

2回戦終了時成績
真鍋+29.3 羽山▲2.5 庄田▲13.3 菊原▲13.5

3回戦
3回戦好スタートを切ったのは羽山。2,000・4,000、4,000オールとアガリ、この半荘をリードする。
羽山のトップかと思われたが、オーラス菊原が捲ってトップで3回戦を終えた。

3回戦終了時
菊原+18.6 真鍋+15.6 羽山+3.9 庄田▲38.1

最終戦
上3人はほとんど着順勝負となった。庄田は2人を捲らないといけないので少し厳しいか。
開局、真鍋が4,000オールをツモリ、頭一つ抜け出す。
続く1本場、菊原が先制リーチ。それに続いてドラドラの羽山もリーチ。
軍配は菊原に上がり、さらに裏が2枚乗り、満貫の放銃となってしまう。
真鍋、菊原が優位の状況で局が進んでいく。
東4局。点棒が欲しい庄田が一手変わりチャンタ二盃口の仮テンが入る。
一索二索二索三索三索四索七索八索八索九索九索東東
これに飛び込んでしまったのはテンパイを入れていた真鍋。
リーチを打ってくるであろう庄田のレアケースなダマテンに振り込んでしまい、点棒がかなりフラットになり南入する。
真鍋29,300点 庄田26,900点 菊原30,600点 羽山33,200点

南2局
親の庄田・菊原・真鍋と3人テンパイ。
菊原・真鍋ともにアガれば3分の2の争いから少し抜け出せる勝負局だったが、制したのは真鍋。
庄田からの出アガリで、良いポジションでラス前を迎える。

南3局
親の菊原・羽山の2人テンパイで、再び真鍋は3分の2の戦いの舞台に引きずり込まれる。

南3局1本場
真鍋がアガれたら待望のカンチャンリーチ。
そこにタンヤオでぶつけていったのは羽山。
見事ツモりあげて、混沌としたオーラスを迎える。

オーラス
真鍋32,300点 菊原32,800点 羽山34,800点
ここまで団子状態だと着順勝負でもなくなり、かなり複雑な条件となる。
全員ノーテンで終わると真鍋が落ち。
しかし羽山はノーテンで手を伏せると逆転される可能性があるためテンパイを目指すしか無い。
菊原は現状1位通過だが、放銃するとガラッと形勢が替わる。
全員配牌は悪かったが、一番初めにテンパイを入れたのは羽山。
フリテンの5面待ちでリーチをかけ、見事ツモりあげて、安泰の位置にまでいき、次局伏せてもOKとなったため、実質最終局となった。
そうなるとオーラスは真鍋vs菊原のアガリ勝負。
中盤、二人とも仕掛けてテンパイを入れる。
どちらのアガリ牌も山にはあったが、見事ツモりあげたのは菊原。
超接戦を制し、決勝へと駒を進めた。

1位通過:羽山真生
2位通過:菊原真人

 

【JPMLWRCリーグベスト決勝戦】
勝又健志vs中村慎吾vs羽山真生vs菊原真人
2月12日(日)生放送