JPML WRCリーグ レポート

第8期JPML WRCリーグベスト16レポート

注目が集まったのは鳳凰位の藤崎智と女流桜花の川原舞子が入ったB卓でしたが、1回戦から場は大きく動きました。

 

 

伊賀の四暗刻です。
4回戦を行い上位2名がベスト8に進出となるシステムで、トップ目からの役満ツモは勝ち上がりの枠が1つ埋まった印象。
残り一席をめぐる藤崎・川原・澤谷の争いは、

 

 

2回戦開局から12,000からの6,100オールと、空いてた席に予約を入れた藤崎。
その後もトップ・2着を伊賀と交互に取りあい2人盤石の状態で3回戦を終えます。
このまま何も起きずに終わるかに見えた最終戦、伊賀と2人で局進行をして行きたかった藤崎ですが上手く連携が取れません。
ポイントリードした時の打ち方は人それぞれ個性が出ます。
藤崎は伊賀が自分とは違うタイプの打ち手と見るや、自力で進行するプランに切り替えて

 

 

手牌をパンパンに真っ直ぐアガリに向かって澤谷の親を落とします。

 

 

新年早々に放送されていたこずえの部屋で今年の運勢は最悪と占われていた澤谷。
良いところを出しきれず、ベスト16で敗退になりました。

 

 

同じく劣勢に立たされていた川原でしたが、上位2人の連携が取れていない隙をついて東4局の親で7本場まで連荘します。
これで藤崎との差が15.6Pになり、背中が見えるところまで接近しましたが

 

 

藤崎が本日2度目の親満貫からの6,100オールのセット。
逆転の希望が見えた瞬間に突き放されると精神的ダメージが大きいと聞いたことがあります。
この2発のアガリで作ったリードで充分と親を流した藤崎は、残りの3人の親番全てでアガって決着。

<ベスト16B卓・結果>
一位通過:伊賀+76.7P
二位通過:藤崎+67.0P
三位敗退:川原▲39.9P
四位敗退:澤谷▲103.8P

<ベスト16A卓・結果>
一位通過:真鍋+81.8P
二位通過:宮崎+5.9P
三位敗退:奥津▲1.6P
四位敗退:伊達▲97.9P

<ベスト16C卓・結果>
一位通過:岡崎+40.0P
二位通過:麓+37.0P
三位敗退:柴田+9.5P
四位敗退:山本(祐)▲107.5P

<ベスト16D卓・結果>
一位通過:増田+92.7P
二位通過:櫛田▲17.4P
三位敗退:蒼山▲29.6P
四位敗退:早川(林)▲45.7P

<ベスト8A卓進出>
真鍋・藤崎・岡崎・櫛田

<ベスト8B卓進出>
宮崎・伊賀・麓・増田

(文:越野智紀)