JPML WRCリーグ レポート

第9期 JPML WRCベスト8A卓レポート

〜ラス前にドラマが!?若手によるベスト8~

7/15(木) 17:00より第9期JPML WRCリーグベスト8A卓の対局が行われた。

対局選手は

小笠原奈央
辻本一樹
山脇千文美    
小林正和

高打点のアガりを決めた小笠原。

 

  

この18,000に加え丁寧な打ち回しが功を奏し3回戦終了時点でトータルトップに立つ。
追槌するのが男性陣2名。辻本は果敢な仕掛けで小林は大胆な戦略を駆使。

中でも印象的なのが2回戦のオーラス。
小林ツモアガリを拒否してのタンヤオ狙い。
直撃による辻本の順位を落としに行っているのだ。

実らなかったがらしさ全開のプレーと言えよう。 

 

 

3人に対し厳しいのが山脇。瀬戸熊絶賛の怯まず攻め切るスタイルも今日は日が悪いのか裏目に出てしまう。 

 

 

3回戦を終えてスコアは以下の通り。

小笠原+32.1p
辻本 +13.4p
小林 +7.7p
山脇 ▲52.2p 供1

小笠原は2着なら勝ち上がり3着は素点次第。辻本は小林と着順勝負。山脇は70,000点位のトップが必要。

最終戦、小笠原着実な加点でトップ目に立つ。
南入して山脇最後の親番を迎える。辻本からリーチ合戦で7,700の直撃。

 

   

最後の意地を見せるも山脇の反撃はここまで。

迎えた小林の親番。ここで辻本にとってあまりに厳しい12,000の放銃。

 

  

 

これにて勝負ありかと思われた。 

 

 

しかし辻本ラス前最後の親番で執念の粘りを見せる。
小林・小笠原は、中々辻本の親番を落とす事が出来ない。
解説の瀬戸熊が言っていたようにリードが大きくどうしても踏み込みが浅くなる。

迎えた5本場、辻本が7巡目に勝負リーチを打つ。カン五索待ちだが一気通貫とドラ1で打点は十分。力が入るが最終ツモでもアガる事が出来ない。しかし苦しいのは辻本だけでは無かった。ハイテイの小笠原はここで完全に手が詰まってしまう。
候補は中筋の五索六万だろうか?時間を使う小笠原。

選んだのは・・・五索であった。これがホウテイ・裏1が付いての18,000(+1,500)このアガリで辻本と小笠原が逆転。
追う立場になった小笠原。次局リーチで1,300・2,600(+1,800)のアガリで1.9P差に詰めてオーラスへ。

オーラスの親は小笠原。懸命にアガリを目指すが、最後は辻本がアガリ切って終局となった。 

 

 

勝ち上がりは
小林正和
辻本一樹
 

  

 

 

2度目の優勝を狙いたいと語った小林。
自身の競技麻雀で一番濃密な時間を過ごしたであろう若手の辻本。

逆転での勝ち上がりとなった。

ベスト8B卓は7/22(木)17:00より日本プロ麻雀チャンネルで放映される。

対局選手は、森下剛任vs伊達朱里紗vs須裏正裕vs中寿文

こちらもお楽しみに!

(文:船木伸一)