グランプリ レポート

グランプリMAX二次予選D卓レポート

二次予選の第4試合。

D卓に出場する選手は白鳥翔(發王位)勝又健志(ランキング7位)仲田加南(一次予選E卓1位)紺野真太郎(一次予選B卓2位)の4名。

1回戦の南1局1本場。

 

 

東場の親で2,600オールをアガって少しリードをしていた白鳥が強気に手を組んだところ、親の紺野からのリーチに安全牌がゼロ。
暗刻から打ち出した八索が捕まってしまいます。

2人勝ち抜けのトーナメントは道中2番手がマークされやすい傾向にあり、終盤一番手にいることは大きなアドバンテージになります。
序盤戦に勝負所を見つけてリスクを取り、その有利な状況を狙っていきましたが今回の白鳥は不発。

一方この山にいなかった五索八索がアガリになった紺野は、ここから連荘して大きく加点、1回戦をトップで終えます。

最初の勝負所で転んだ白鳥でしたが2回戦をトップ、3回戦で2着と差を詰めていき

 

 

4回戦のオーラス、紺野のリーチと仲田の仕掛けをかわした白鳥が1人浮きのトップ。
1回戦目の大きなマイナスを全て返済し、トータル2番手に浮上。

<4回戦終了時の成績>
勝又+20.8P 白鳥+16.6P 紺野▲0.8P 仲田▲36.3P

最終戦は勝又・白鳥がリードする展開。
南場の親が流れて苦しい状況になった紺野でしたが、勝又の親番で起死回生の一撃を決めます。

 

 

最後のツモで山に2枚残っていた五筒を引き当てて3,000・6,000。
これで40ポイント以上の差を一気に縮まり、勝又・白鳥・紺野が横一線に並びます。

 

 

突然の混戦に巻き込まれた勝又でしたが、南3局に親の白鳥のリーチをかわして自力で一つ目の席を確保。

 

 

白鳥・紺野が同点で迎えた南4局、紺野の一万の仕掛けを受けた白鳥は長考。
白を絞って三筒先切りします。
もし白を切っていたら勝又にポンテンが入っていましたが、絞ったことで白鳥は七筒が埋まり

 

 

ピンフツモ。
最後の選択を正解した白鳥が追いすがる紺野を振り切って生還。
二次予選D卓は勝又・白鳥の勝ち上がりになりました。

<最終結果>
勝又+24.9P 白鳥+12.1P 紺野+10.2P 仲田▲47.2P

(文:越野智紀)