グランプリ レポート

グランプリMAXベスト16D卓レポート

【麻雀グランプリMAXベスト16D卓はベテラン勢2名の通過!】

3月5日(金)、麻雀グランプリMAXベスト16D卓が行われた。対局者はシード選手の伊藤優孝・沢崎誠に、勝ち上がりの魚谷侑未・麓征生を加えた4名。勝ち上がりで勢いのある中堅を迎え撃つレジェンド級2名といった構図のメンバーだ。

 

 

戦いは様子を見合うようなジリジリとした小競り合いからスタート。満貫以上のアガリが出ないまま、接戦の1回戦を制したのは沢崎。そしてその勢いのまま、最初に大きなアガリを決めたのもやはり沢崎であった。

 

 

引き続き小場が続く中、高目のツモアガリで抜け出すと、2・3回戦ともにトップで3連勝!ほぼ通過確定のリードを築く。
そしてこれに続いたのは麓。そつのないプレーでプラスポイントをキープし、最終戦時点では伊藤に約40、魚谷に約60のポイント差を突きつけた。

しかし「魔物が棲んでいる」かのように最終戦オーラスまでもつれてしまうのが今期のグランプリMAX。
サクサクと局を消化していきたい麓であったが、伊藤・魚谷の連荘により1人ノーテンなどジリジリと点棒を削られる。

東4局2本場、ようやくタンヤオのテンパイを入れるが…

 

 

沢崎のチンイツへの放銃で1人沈みに。さらには伊藤のドラ暗刻へ飛び込むと…

 

 

オーラスには魚谷・伊藤・麓全員に勝ち上がりの可能性がある展開に。

 

 

決着が着いたのは南4局2本場。必死に親番を繋いだ魚谷がメンタンピンのリーチ。これをツモれば一旦はトータル2位に浮上するところであったが…制したのは伊藤!

 

 

見事大逆転を決め、この表情。この場面は勝ち上がりを逃した麓・魚谷も感情を露わにしており、それぞれの思いが垣間見られるので是非タイムシフトでご覧いただきたい。

熱戦を終えてのトータルポイントとベスト8の組み合わせは画像の通り。

 

 

 

A卓は3月8日、B卓は3月9日のそれぞれ16時から放送となる。よく「ここで負けるのが一番悔しい」と言われる、決勝目前のベスト8。ますます熱気の高まる戦いに是非ご注目ください。

(文・浜野太陽)