グランプリ レポート

グランプリMAXベスト8B卓レポート

ベスト8の第2試合。

 

 

B卓に出場する選手は、本田朋広(前年度優勝)沢崎誠(ランキング2位)加藤晋平(地方チャンピオンシップ優勝)藤島健二郎(ランキング23位)の4名。

1回戦の南3局、ノーシードの加藤に大物手が入りました。

 

 

ラス目からピンフジュンチャン三色をアガって逆転トップ。
加藤は北海道プロリーグの雪華王として地方チャンピオンシップに出場。
そこでも優勝してグランプリMAXへの出場権を獲得しました。
この地方リーグ戦からの勝ち上がりは去年優勝した本田と同じルート。
何か持っている雰囲気を感じていましたが、加藤の快進撃に待ったをかけたのが前年度優勝をした本田。

 

 

2回戦もトップを走っていた加藤からピンフジュンチャン三色ドラ1の18,000点を直撃し、そこから本田は一気に突き抜けて決勝進出の1枠を確保しました。
本田に離され2番手をキープしていた加藤でしたが、後ろを走っていたのは沢崎。

 

 

4回戦のオーラス、沢崎は4着から1着に浮上する跳満を藤島から出アガリ。
これで藤島は後退していき、沢崎は加藤との着順勝負まで迫って最終戦に入りました。

沢崎を背に走り続けた加藤でしたが、オーラス親の沢崎から3巡目にリーチが入り

 

 

これが無常にもリーチツモ三色で3,900オール。
あと一歩で決勝進出というところまできていた加藤でしたが、最後の最後で沢崎に捕まってしまいました。

 

 

1本場で再逆転の手を作った加藤でしたが、山に残っていた待ちは沢崎と王牌に収まってしまいゲームセット。
ベスト8B卓は本田・沢崎の勝ち上がりになりました。

<最終結果>
本田+40.7P 沢崎+8.8P 加藤▲8.2P 藤島▲42.3P

(文:越野智紀)