グランプリ レポート

第12期グランプリMAXベスト16B卓レポート

佐々木・紺野が勝ち上がり!

3月1日、第12期麻雀グランプリMAXベスト16B卓が放送された。
対局者は佐々木寿人、小林正和、紺野真太郎、HIRO柴田。

 

 

現鳳凰位の佐々木、Aリーグ所属の紺野・柴田に小林が挑戦する格好。第9期WRCリーグを制してこの舞台に立った小林としては、ここで更に名をあげたい気持ちが強いだろう。
その気合いそのままに小林が1回戦東1局、リーチタンヤオピンフの3,900で順調に滑り出すと

 

 

東2局、三色の1シャンテンでダブ東がトイツに。

 

 

ピンフは不確定ではあるが、なんとここは6,000オールの最高形を目指してダブ東をトイツ落としの選択。
他家からはタンヤオピンフドラ1以上の好形・高打点の手が警戒される局面。しかしここは柴田が筋の二万を切ると小林からロンの声。柴田としても十分警戒していた状況と思われたが、カンチャン待ちへの放銃は想定外。小林の7,700成就となった。

 

 

小林はオーラスにも8,000のアガリを決め、大きくリード。

 

 

一気に突き抜けるかという勢いの小林は、東3局1本場、高目11,600の3メンチャンリーチ。

 

 

高目でアガれば序盤にして通過濃厚なポジションに到達できるところであったが…ここは紺野がホンイツ小三元で追いつき、12,000の直撃。

 

 

さらに3回戦東1局にも柴田へホンイツ七対子の8,000放銃。

 

 

A1リーグの2人が意地を見せる形に。
一方、ここまで名前の無い佐々木は大きなアガリこそないものの、要所でアガリきり初戦を2着につけると、2回戦では中打点のアガリを活かしてトップ。

 

 

(南2局、タンヤオドラドラの1,000・2,000)
さらに3回戦南1局で紺野からリーチタンヤオピンフイーペーコーの7,700をアガリ、危なげなく通過を決めた。

 

 

最終戦は紺野と小林の一騎打ちの形に。
逃げ切りたい小林であったが、東1局2本場に紺野がドラ暗刻の仕掛けをアガリ、一転して追う立場に。

 

 

小林はドラカンの仕掛けなどプレッシャーをかけて逆転を狙うも、アガリまでは結びつかず。

 

 

ベスト16B卓通過は佐々木・紺野となった。

 

 

 

 

次回、ベスト16D卓の対局者は渡辺史哉、瀬戸熊直樹、二階堂亜樹、黒沢咲。
実況は古川彩乃、解説はともたけ雅晴が務めます。
次回も是非お楽しみに!

(文:浜野太陽)