プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 第6節B卓レポート

9月13日、第39期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓が放送された。

対局者は石渡正志、白鳥翔、古橋崇志、井出康平。

 

 

後半へ向けて目標を昇級に定めたい白鳥、取り敢えずは残留争いの石渡・古橋。暫定最下位でなんとか踏ん張りたい井出という4者。

 

★1回戦

井出が東1局に700・1,300、東2局に1,300オール、さらに2,000オールと3局連続のアガリ。
井出がこのまま抜け出すかと思われたが、南1局2本場、親の石渡がトイトイのドラ単騎をツモり4,000オールで逆転。

 

 

トータルポイント的にもトップを明け渡したくない井出。南2局1本場の親番では高目11,600のリーチで決めにいくが…

 

 

一旦はリーチに迂回した石渡がドラを重ね、さらにドラを掴んだ井出からまさかの7,700。

 

 

井出としては心を折られるようなアガリとなった。1回戦トップは石渡。

 

★2回戦

平たい点数状況で迎えた南2局、白鳥が4巡目に国士無双2シャンテン。チャンスと思われたが、ダブ南を仕掛けた石渡がまたしてもドラ単騎のツモアガリ!

 

 

僅差のトップ目から一気に抜け出し連勝目前かと思われたが、オーラスには井出が渾身のリーチ。

 

 

ドラの中を暗刻にした3メンチャンをツモり、沈みの3着→トップまで浮上するアガリとなった。

 

★3回戦

南1局、またも石渡と井出のめくり合い。井出が先制で高目三暗刻の3メンチャンリーチをかける。

 

 

対する石渡はトイトイドラドラ。井出が圧倒的に有利な待ちであったが、制したのはまたしても石渡。

 

 

苦しい井出であったが、南2局にはまたしても復活の大物手。リーチタンヤオピンフツモイーペーコードラの跳満で原点復帰すると

 

 

テンパイ料などの失点で逆に石渡が沈みという激しい展開に。トップは細かく加点を重ねた白鳥。

 

★4回戦

ここまで高打点の放銃とアガリを重ねながら、なんとかプラスを維持してきた井出。今期2回目のプラスを持ち帰りたいところだが…
東2局、役牌と役牌のシャンポン待ちテンパイから、白鳥へリーチ、一通の5,200。

 

 

南1局、ドラ対子で仕掛けるも古橋へリーチダブ南の6,400。

 

 

南3局には白鳥のドラ暗刻の仕掛けに飛び込み8,000。

 

 

強い存在感を発揮しながらも放銃が重み、大きな4着となった。白鳥は本日2回目のトップで、トータルプラスを維持。

対局終了時点の全体成績は画像の通り。

 

 

 

石渡が+28.5Pの卓内トップで、マイナスをほぼ返済する結果となった。

次回A2リーグの放送は9/20(火)。
対局者は瀬戸熊直樹、客野直、明石定家、猿川真寿。

解説は紺野真太郎が務めます。
次回もぜひお楽しみに!

(文:浜野太陽)