プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A1リーグ 第9節B卓レポート

【第39期鳳凰戦 A1リーグ第9節B卓 前田が+66.9Pで2位浮上】

本日の対局者

前田直哉
黒沢咲
近藤久春
藤島健二郎

 

 

1・2回戦を連勝した前田は3回戦も絶好調。東1局にヤミテンで八索ロン。タンヤオピンフ三色ドラドラ、12,000をアガると

 

 

オーラスの親番ではタンヤオドラ3のヤミテンを入れていたが、ドラの二万が4枚になり暗カンすると出アガリ跳満のリーチに踏み切る。

 

 

「ハイテイが自分なのもわかっていた」
リーチ、タンヤオ、ツモ、ハイテイ、ドラ4の8,000オールで3連勝を決める。

4回戦は3着を引いたものの、+66.9Pを叩いてトータル2位まで浮上した。

 

 

黒沢は2回戦南場の親番で三筒を暗カン。リンシャン牌でリャンカンが埋まって二索五索八索待ちリーチ。4,000オールのツモアガリで浮きの2着を取る。

 

 

4回戦はオーラスに456三色のカン五万ツモで1人浮きトップ。

 

 

4回戦の大トップでプラスに回り、7位に浮上。降級圏から距離を取る事に成功。

 

 

2回戦東1局2本場。前田が六筒九筒のピンフのヤミテン。
藤島も三筒六筒待ちで追いつく。

 

 

近藤はメンツ手と七対子の両天秤の手牌。直前まで1,500放銃だった六筒が最悪のタイミングで余る事に。
ダブロンの六筒は藤島のアガリ優先。8,000は8,600で2ラスを引いてしまう。
後半2回は2着取ったものの▲27.5P。なかなか降級圏から抜け出せず苦戦している。

 

 

藤島は仕掛けの多い打ち手。鳴きには手数を増やす目的もあるが、相手の手を止める狙いもある。
3回戦東4局1本場、藤島は3フーロしてホンイツのみのテンパイ。

牌の背牌の背牌の背牌の背  ポン九索 下向き九索 右向き九索 下向き  チー二索 左向き三索 上向き四索 上向き  ポン一索 上向き一索 上向き一索 右向き

この仕掛けを受けた前田は、タンヤオ七対子ドラドラのテンパイを入れていたが、アガリが期待出来ないソウズ待ちにしか取れない事に加え、藤島がチンイツだった場合は見合わないと考えてオリを選択。

 

 

好調前田の手を曲げさせ、親番を蹴り、藤島はアガるより高いテンパイ料を手に入れた。
しかしこの局以外は仕掛けが悉く裏目に出てしまい、▲63.3P。10位まで順位を落とした。

 

 

 

次回A1リーグ第9節C卓は
2022/09/28(水) 16:00

古川孝次
杉浦勘介
一井慎也
HIRO柴田

解説 藤崎智
実況 古橋崇志

(文・吾妻さおり)