プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 第6節C卓レポート

猿川が大幅プラスで昇級圏に迫る!A2リーグ第6節C卓レポート

9月20日、第39期鳳凰戦~A2リーグ第6節C卓が放送された。
対局者は瀬戸熊直樹、客野直、明石定家、猿川真寿。

 

 

 

昇級争いの瀬戸熊・猿川と、現状降級圏内の客野・明石という上下くっきりと分かれた4名。

 

★1回戦
東1局、幸先の良いアガリを決めたのは猿川。カン四万のタンヤオ三色をヤミテンでツモアガリ4,000オール。

 

 

続いて東3局2本場、ドラ暗刻の手をメンゼンで仕上げ、山に1枚のカン八筒をツモり4,000オール。

 

 

既にお腹一杯の加点だが、東3局3本場には中・ドラの東がトイツの配牌!中一索を仕掛け、東を暗刻にしての6,000オール!

 

 

7万点近くの1人浮きトップを獲得し、早くも昇級圏まであと一息というところまで浮上した。

猿川  +49.5P
明石   ▲9.9P
瀬戸熊 ▲12.2P
客野  ▲27.4P

 

★2回戦
東1局、明石が高目をツモりリーチツモ一通の2,000・3,900。

 

 

半荘を通して高打点のアガリはこの1回のみ。東2局以降は1,000点→2,000点→流局→1,000点→流局→流局と静かな展開でオーラスへ。
猿川は28,000点持ち。浮きになるアガリを決めれば、一旦昇級圏に食い込むところであったが…

 

 

ここは4着目の瀬戸熊が意地を見せ、タンヤオドラドラを猿川から直撃。3着に浮上となった。

明石  +15.2P
客野   +6.1P
瀬戸熊  ▲6.8P
猿川  ▲14.5P

 

★3回戦
2回戦とはうって変わって高打点が飛び交う展開に。
東1局、ピンフのヤミテンで連荘した猿川に大物手。ヤミテンでタンヤオ・ピンフ・ツモ・リャンペーコーの6,000オール!

 

 

続いて瀬戸熊も負けじと、東3局1本場にはジュンチャン三色ドラ1のヤミテン!

 

 

終盤にツモアガって原点近くまで回復すると、南1局には発・ペン三万北とフーロして役役チャンタドラドラのカン八筒待ち。親番でピンフテンパイを入れた猿川から八筒が打たれ、満貫の直撃に。

 

 

トップを逆転し、猿川の逆転を阻止することに成功した。

瀬戸熊 +13.4P
猿川   +6.2P
客野   +1.4P
明石  ▲21.0P

 

★4回戦
4回戦も猿川が局面をリード。東1局にリーチツモの1,000オール、ホンイツのみの1,000オール、リーチツモタンヤオの2,000オールと3連続のアガリで悠々4万点を超えていく。

 

 

決め手となったのは東3局、瀬戸熊が仕掛けて役役ホンイツ。そこへ猿川がドラを暗刻にしたリーチをかけ、両者一歩も引かないめくり合いに。

 

 

 

ここでもやはり猿川に軍配が上がり、この日大きなプラスを持ち帰ることに。
一方、ここまで1日苦しんでいた客野。南3局の親番で待望のタンヤオドラドラテンパイが入ると冷静にヤミテン。

 

 

猿川からとらえ、7,700のアガリで28,500点まで回復。さらにオーラスにはピンフ高目イーペーコーのテンパイ。

 

 

リーチしてアガれば浮きが確定するが、ここはヤミテンに構え、安目でのアガリで沈みながら2着を確保。何度も残留争いを制してきた客野らしい、落ち着いた選択を見せた。

猿川  +18.2P
客野   ▲1.5P
瀬戸熊  ▲4.4P
明石  ▲12.3P

対局終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

瀬戸熊マイナスを10に抑え、首位をキープ。猿川は+59.4Pと大きなプラスで昇級圏に迫った。
次回A2リーグの放送は9/27(火)。

対局者は紺野真太郎、内川幸太郎、ダンプ大橋、三浦智博。
解説は山田浩之が務めます。

次回も是非お楽しみに!
(文:浜野太陽)