プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 第7節D卓レポート

10月25日(火)、第39期鳳凰戦A2リーグ第7節D卓が放送された。対局者は紺野真太郎、客野直、古橋崇志、柴田吉和。

 

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±0付近の紺野・柴田と暫定降級圏の古橋・客野という卓組。紺野・柴田としては「勝ちたい」よりも「負けたくない」1日となりそうだ。

 

★1回戦

南1局、親の古橋にドラ暗刻。苦しい形ではあったものの、仕掛けてタンヤオドラ3のアガリ。

 

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続く南2局1本場、古橋にまたも高打点。ツモホンイツの2,000・4,000で大きく抜け出す。

 

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オーラスには柴田が力の入った4,000オールをツモアガるも…

 

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古橋が逃げ切り、1回戦トップ。

客野は道中メンホンチートイツのハネマンツモアガリなどもあったが、古橋・柴田による好調のあおりを受け、初戦は大きく沈む結果となった。

古橋 +28.0

柴田 +18.9

客野 ▲19.6

紺野 ▲27.3

 

★2回戦

暫定降級圏の古橋・客野によるめくり合いが連発。

東2局、親の古橋がリーチタンヤオドラ1、客野がタンヤオ三色。高打点同士のめくりあいは、客野に軍配。2,000・3,900のツモアガリとなった。

 

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南2局には親の古橋がツモり三暗刻のリーチ。北をアンカンしており迫力十分であったが、ここもタンヤオの客野が押しきり500・1,000のアガリ。

 

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2回戦は客野がライバル(ポイント上)の古橋に対しトップラスを決める格好となった。

客野 +19.5

紺野 +11.6

柴田 ▲5.0

古橋 ▲26.1

 

★3回戦

東2局1本場、柴田にドラ対子のヤミテン。中単騎テンパイの客野は終盤に掴んだ七万を止め、テンパイを崩して打六筒とするが…これが柴田への放銃に。

 

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続く東4局、柴田が中を仕掛け、対子で持っていたドラが暗刻に。カン六万を引き入れ四筒七筒待ちになると、あっさりとツモアガリ。

 

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3回戦トップは、このリードを守りきった柴田。

柴田 +24.2

古橋 +5.2

紺野 ▲11.0

客野 ▲19.4

 

★4回戦

東2局2本場、客野が發・高目ドラのリーチ。他3者も次々とテンパイを入れ4軒のめくり合いとなるが、ここは客野が高目のツモ。2,000・3,900のアガリ。

 

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東4局2本場、世にも珍しい手牌が現れる。紺野が三色同刻・三暗刻確定のテンパイ!ヤミテンに構え、柴田からのアガリ。

 

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振り込んだ柴田も、まさかの牌姿を見てこの顔。

南3局・南4局と紺野が連続でアガリを決め、浮きの2着をキープした。

客野 +16.2

紺野 +7.4

古橋 +1.4

柴田 ▲25.0

本日終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

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柴田が最終戦4着も、+13.1Pの卓内トップ。大物手が連発しながらも、結果としては大きな動きのないスコアとなった。

(文・浜野太陽)