第39期 Ａ１リーグ 第12節Ａ卓レポート
2022年12月12日
【第39期鳳凰戦Ａ１リーグ第12節Ａ卓 一井が＋58.4で９位に浮上】
本日の対局者は
２位 西川淳
４位 藤島健二郎
５位 吉田直
11位 一井慎也
Ａ１残留に向けて何としても今節プラスしておきたい一井。
１回戦はオーラス開始時点で10,100点持ちであったが
ドラドラの2,000オールは2,200オールをきっかけに、ラスは引かされたものの21,500点まで回復。
２・３回戦で連勝し、４回戦は高め２３４三色を
ロンで決めると
南１局にはドラ暗刻の満貫のアガリ。
４着からの３連勝で＋58.4。９位に浮上し、残留に向けての大きな足掛かりを築いた。
鳳凰位決定戦進出を狙う西川・藤島・吉田の直接対決も今節の見所。
最終節で最後に打てるＣ卓に入るために今日同卓３人の中で一番下にならない事が共通の目標である。
１回戦浮きの２着を取った藤島は、２回戦東２局に
チャンタの6,400を吉田から直撃。
オーラスには電光石火のアガリでライバル２人を沈めて浮きの２着キープ。
トップはなかったものの、＋2.9で順位を一つ上げた。藤島は暫定３位になれたため、最終節Ｃ卓はほぼ確定となった。
開始前５位の吉田は、開局に３４５三色のツモアガリで好スタートを切って１回戦トップ。
２回戦に大きなラスを引かされてしまったものの、４回戦東４局に藤島からドラ３の満貫直撃。
＋1.1で暫定４位に。別卓の結果次第ではあるが、現状のポイントを鑑みると吉田も最終節Ｃ卓での対局となりそうだ。
同卓者３名がそれぞれ目標を達成する中で、試練の一節となってしまったのが西川。
１回戦はオーラスに代名詞の純チャンをアガってマイナスを最小限に抑えたものの
その後もなかなか上昇出来ず。４回戦のオーラスにはトータルポイントの兼ね合いから３着キープの700・1,300のツモアガリを良しとせず、を切ってのフリテンリーチ。
をツモれれば倍満と、見返りも大きいチャレンジだったが
藤島に押し返されてしまい、7,700は8,000(+2,000)の放銃。
暫定５位となった西川は最終節はＢ卓の可能性が高い。決定戦に残るには最終節でかなり大きなプラスが必須となるだろう。
(文・吾妻さおり)
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