プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 第10節B卓レポート

古橋崇志、渾身の特大トップ!

12月13日、第39期鳳凰戦A2リーグ第10節B卓が放送された。
対局者は明石定家、ダンプ大橋、山田浩之、古橋崇志。

 

 

 

最終節の卓組が決まる大事な10節。4位以内に入っておきたいダンプ、山田を捕まえたい古橋・明石という卓となった。

 

★1回戦

古橋が幸先よくピンフドラドラのリーチ。仕掛けていた明石はトイツ落としで迂回するも、ドラの西を重ねてのアガリに。

 

 

東3局2本場には、道中1シャンテンとらずとした明石がフリテンの高目をツモり、タンヤオピンフツモ三色の4,000オール。

 

 

前節に続き独特な打ちまわしが形にハマった明石が、大きな1人浮きに。

明石  +32.2P
ダンプ ▲2.9P
山田  ▲6.2P
古橋  ▲23.1P

 

★2回戦

東1局、明石がリャンペーコードラドラのヤミテン。仕掛けた山田が白を暗カンするも、リンシャンから当たり牌を掘り起こし12,000の直撃。
 

 

瞬間、明石が山田・古橋をかわして降級圏を脱出するアガリに。一方、前節の2回戦以来アガリの無い古橋も東3局にツモピンフドラ1の慎重な700・1,300で加点すると、親番でブレイク。
山田との2軒リーチを制して3,900をアガリ、2本場でツモイーペーコードラの3,900オール!

 

 

古橋がトップを獲得し、残留争いは非常に僅差の戦いに。

古橋  +23.1P
ダンプ +11.7P
明石  +2.0P
山田  ▲36.8P

 

★3回戦

ここまで苦しい山田。東4局には明石のダブ東ポンにぶつけてタンヤオドラ3のリーチも、1人テンパイでの流局。南2局にはメンホンドラドラ・東西待ちのリーチをかけるが、ここも実らずアガリは明石。

 

 

3メンチャンを拒否してカン三万待ちに受け、ツモタンヤオ三色の2,000・3,900。
南4局には親番の明石がタンヤオピンフドラ1のリーチ。残留を決定づけるかというチャンスも、ドラ暗刻のダンプが追いつき2軒リーチに。ここは手詰まりした山田から発が選ばれ、ダンプのアガリ。

 

 

山田としては連続の1人沈みになる痛恨の8,000放銃となった。

明石  +6.1P
古橋  +7.8P
ダンプ +5.5P
山田  ▲29.4P

 

★4回戦

東2局、古橋に西北待ちのメンホン。山田からのアガリとなり、残留ラインが目前に。

 

 

この後の古橋の親番が落ちない。ダブ東の4,800、發ドラドラの2,000オール、ダブ東・發の7,700、リーチドラ1の3,900で持ち点7万点を越え、7本場でダメ押しの4,000オール!

 

 

南場の親番でも役ホンイツの2,600オールをアガリ、約9万点の特大トップを獲得した。

古橋  +71.5P
ダンプ ▲14.5P
山田  ▲21.4P
明石  ▲35.6P

4回戦終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

4回戦特大トップの古橋が+79.3Pの卓内トップで、残留へ向け大きく前進。一方山田が▲93.8Pと大きく後退し、最終節は追いかける立場となった。
次回A22リーグの放送は12月19日(月)。

対局者は高橋良介、白鳥翔、客野直、内川幸太郎。
解説は一井慎也。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)