プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 第10節D卓レポート

【第39期鳳凰戦A2リーグ第10節D卓 和久津がトータル首位浮上】

対局者は
2位 瀬戸熊直樹
3位 和久津晶
8位 紺野真太郎
13位 石渡正志

本日終了時の成績により、最終節の卓組が決定する。

 

 

現状3位の和久津にとって昇級の為には何としてもプラスが欲しい今節。

東中トイトイ三暗刻でリードすると

 

 

南3局には中発ホンイツで加点し、1回戦トップと最高のスタート。

4回戦はラス目でオーラスを迎えるが、チンイツのアガリを決めて浮きの2着に。

 

 

和久津は+30.9P。最終節前についにトータル首位に浮上した。

 

 

石渡は3回戦にリーチツモドラのカン六索ツモで浮き2着。

 

 

4回戦南1局には和久津とのドラドラ対決でカン五索待ちリーチ。

 

 

勝負局を制した石渡はトップ目まで登りつめるが、オーラスの放銃で4回戦は3着に。

石渡は▲4.5Pで13位キープ。最終節はB卓で対局となった。

 

 

瀬戸熊は2回戦、ドラ雀頭のピンフをヤミテンに。
高めの九筒ロンでトップを取ると

 

 

3回戦もカン五索リーチをツモって2,000・3,900でリードするが、分岐点となったのは東4局1本場。

和久津が九万ポン、中ポンでホンイツテンパイ。
生牌の発で待たずに敢えて3枚切れの白単騎に受ける。

今局丁寧に受けていた瀬戸熊は字牌とマンズは切らない構えだったが

 

 

八筒単騎に受けかえていた和久津に1,500は1,800の放銃。

打点こそないものの、この放銃から瀬戸熊はアガれなくなってしまい、3回戦は3着に。

瀬戸熊は▲11.6Pでトータル3位。最終節の直接対決で昇級を狙う。

 

 

紺野は3回戦終了時は▲26.9Pと若干苦戦していた。
4回戦東4局2本場も親番瀬戸熊から先制リーチが入る。

 

 

これを受けた紺野にも高め123三色の一索四索テンパイが入って追っかけリーチ。

瀬戸熊は負けのない捲り合いだったが、紺野が4枚目の高めをツモで跳満のアガリを決める。

オーラスには石渡のロン牌である四筒が出て行くテンパイが入るが、8位の古橋をかわさないアガリには価値なしと三筒切りで10位転落となる放銃を回避。

 

 

結果この局は脇移動となり、紺野は本日▲14.8P。トータルは9位となった。

 

 

 

以上で第10節までの全対局が終了し、ここまでの成績順により最終節の卓組が決定。

 

 

次回A2リーグ最終節A卓は
2022/12/26(月)16:00

10位 高橋良介
12位 三浦智博
14位 明石定家
16位 客野直

解説 HIRO柴田
実況 小笠原奈央

(文・吾妻さおり)