プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A2リーグ 最終節D卓レポート

A1リーグ昇級者確定!A2リーグ最終節D卓レポート

1月6日(金)、第39期鳳凰戦A2リーグ最終節D卓が放送された。
対局者は和久津晶、猿川真寿、瀬戸熊直樹、ダンプ大橋。

 

 

 

トータル2位までの選手が次期A1リーグへ昇級となる。
前日のC卓では内川が大きくプラスしており、+132.8Pというスコアを超えたまま卓内2位までに入ることが条件となる。

 

★1回戦

親の瀬戸熊がタンヤオイーペーコーのリーチ。
1枚切れながら山に2枚眠っていたが…
ここは四暗刻の見える手で押し返したダンプが北ポン→ドラの七筒ツモでトイトイ三暗刻ドラ3の3,000・6,000。

 

 

さらに南場の親番ではリーチツモ三暗刻の4,000オール!

 

 

4名の中でトータル最後方のダンプが、60,200点の大きな1人浮き。
1位から5位までが26.9P差と、非常に僅差の戦いとなった。

ダンプ +42.2P
和久津 ▲6.9P
瀬戸熊 ▲14.4P
猿川  ▲20.9P

 

★2回戦

初戦4着となってしまった猿川であったが、東3局1本場にドラ単騎リーチの2,000・3,900。

 

 

南3局には瀬戸熊がドラ表示牌のカン四筒リーチをかけるも…
同巡に和久津が高目のツモ!

 

 

ツモ・ピンフ・三色・ドラの2,000・4,000は、解説の藤島も「昇級を決めるアガリ」とコメントするほど大きなアガリ。和久津が頭一つ抜けた首位となった。

和久津 +16.9P
猿川  +7.0P
瀬戸熊 ▲9.2P
ダンプ ▲14.7P

 

★3回戦

東1局、ダンプが5,800・3,900と連続の放銃も、東3局にはドラ暗刻のリーチで原点まで回復。

 

 

さらに東4局1本場、親のダンプにメンホンのテンパイ!
ドラ単騎七対子の瀬戸熊とめくり合いの形となるが、結果は瀬戸熊が12,000の放銃に。

 

 

ダンプ・和久津が大きく浮く中、南3局には和久津がドラトイツのリーチ。
同じくドラ雀頭のテンパイを入れたトップ目・ダンプからのアガリとなり、逆転。
和久津が昇級を決定づけるトップを獲得した。

和久津 +26.2P
ダンプ +15.7P
瀬戸熊 ▲18.4P
猿川  ▲23.5P

 

★4回戦

和久津が大きく抜け出したため、4回戦開始時には別卓の内川が昇級圏に。

 

 

猿川・瀬戸熊は大きなトップが必要。ダンプは原点を上回った上で、2人に逆転されなければ昇級という条件となった。

勝負の分かれ目は東3局。ダンプが白をポンして高目役役ホンイツ。
猿川はピンフのリーチ、瀬戸熊も迂回しながらタンヤオのテンパイ!

 

 

めくり合いの結果はダンプが高目のツモ!相手の心を折るような4,000オールのアガリとなった。
猿川・瀬戸熊も大物手を繰り出すものの、和久津が最後まで手を緩めない。

南4局はテンパイからダブ南を仕掛けての2,000点で決着。

 

 

瀬戸熊 +18.0P
ダンプ +9.2P
和久津 ▲7.9P
猿川  ▲19.3P

以上の結果で第39期鳳凰戦A2リーグ、全ての対局が終了。

 

 

A1への昇級は和久津・ダンプ。
B1への降級は明石・山田・石渡・客野。

またA1からA2への降級は、黒沢・近藤となっている。
そして翌日のB1リーグの結果から、A2リーグへの昇級は石川正明、刀川昌浩、伊藤優孝、前原雄大。
ベテラン勢が貫禄を見せ、昇級を果たしている。

メンバーの入れ替わった来期A2リーグも是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)