プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第1節D卓レポート

紺野がトップ3回の好発進!第40期鳳凰戦A2リーグ第1節D卓レポート

4月25日(火)、第40期鳳凰戦A2リーグ第1節D卓が放送された。
対局者は紺野真太郎、伊藤優孝、近藤久春、前原雄大。

 

 

なんとベテラン選手の近藤が4人の中で最も若手という、重厚なメンツでの対局となった。
※連盟に入会した年が一番遅いのが近藤

 

★1回戦

東1局、紺野が役牌を仕掛けてチャンタのドラ単騎。ドラは親の前原にトイツであったが、ここは難なくツモり2,000・4,000の幸先良いアガリ。

 

 

紺野は続く親番でもドラトイツのリーチをツモり4,000オールの加点。このまま独壇場かと思われたが、前原が南場の親番を離さない。まずは一手で三色変化の手牌を即リーチに踏み切っての2,000オール。そして仕掛けての1,500、愚形リーチの3,900と前原らしいアガリの連続でトップを逆転。しかし、南2局には親の紺野が役役ホンイツの4,000オールで再逆転。

 

 

前原・紺野の充実度が際立った半荘となった。

紺野 +25.8P
前原 +12.0P
伊藤 ▲7.3P
近藤 ▲30.5P

 

★2回戦

東2局、親の紺野が好調そのままに3メンチャンのタンヤオリーチ。これを当然のようにツモり2,000オールで先制。
東4局には、伊藤が自身の河に中筋となっている六索単騎で勝負をかけるも、ヤミテンを入れていた前原がジュンチャンのツモ。紺野・前原に追い風が吹き続ける。

 

 

南3局には、今度こそとばかりに近藤がジュンチャンをリーチの選択。四索が先に切られており七索の出アガリに期待するが、逆に現物待ちの紺野のアガリを生む結果に。

 

 

2回戦も伊藤・近藤は効果的なアガリに恵まれず、初戦と同じ着順となった。

紺野 +28.1P
前原 +4.9P
伊藤 ▲12.7P
近藤 ▲20.3P

 

★3回戦

ここまで苦しい近藤に連続で会心のアガリ。まずは東4局、前原のリーチを受けてテンパイすると、リャンメンに受けずにドラと南のシャンポンリーチ!ちょうど南が余る形でテンパイした伊藤から7,700のアガリに。

 

 

さらに南1局、前原に11,600確定の強烈な二索五索ヤミテンが入るも…

 

 

二索単騎の七対子を選択した近藤が紺野から頭ハネという結果に。

 

 

針の糸を通すような2回のアガリで、近藤が1人浮きのトップ。ここまでの負債を半分に減らした。

近藤 +27.5P
伊藤 ▲3.4P
前原 ▲9.2P
紺野 ▲14.9P

 

★4回戦

東1局、親の紺野が恵まれた手牌を最高形に仕上げ、リーチタンヤオピンフツモドラ1の4,000オール。

 

 

東4局にはピンフ高目三色を慎重にヤミテンでアガると、親番で5,800、2,600オールと連続のアガリ。
南3局・南4局も自らアガリきり、隙のない麻雀で1人浮きのトップを獲得した。

紺野 +46.0P
伊藤 ▲2.0P
近藤 ▲18.2P
前原 ▲25.8P

4回戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

トップ3回の紺野が+85.0Pの大きなプラスを持ち帰り、A1復帰に向け弾みをつけた。

次回A2リーグの放送は4月25日(火)。
対局者は黒沢咲、高橋良介、近藤久春、石川正明。
解説は柴田吉和。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)