プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A1リーグ 第2節A卓レポート

【第40期鳳凰戦 A1リーグ第2節A卓 西川淳が打撃戦を制して卓内トップ】

本日の対局者は

6位 藤島健二郎
7位 和久津晶
8位 西川淳
11位 一井慎也

今期は13名による変則的な卓組により和久津は開幕戦、藤島・西川・一井は第2節となっている。

 

 

解説 佐々木寿人
実況 日吉辰哉

 

【1回戦】

親番の一井がドラの三索を引いたタイミングでリーチを打ち、2,600オールで先制。

 

 

オーラスには役なしペン三筒のヤミテン。純チャンに手がわってから和久津から出て5,200。一井が1回戦トップを取る。

 

【2回戦】

この調子で降級圏から距離を取りたい一井。2回戦もツモリ三暗刻のリーチで先手を取れた。と思いきや

 

 

実は先にヤミテンを入れていたのは親の西川。ツモ切り追っかけリーチで5,800は6,100(+2,000)の直撃を取る。

続く2本場ではドラ3枚使いのピンフをツモって4,200オール。

 

 

しかし一井の手牌も落ちない。3本場で234確定のヤミテン、藤島から高めの六筒ロンで8,900をアガると

 

 

迎えた親番では3軒リーチを制して親満ツモで西川に迫るが、その一井の勢いを断ち切ったのは和久津。

捨て牌に五筒六筒を散りばめたリーチで一井から七筒を釣り出す。

 

 

大きく出遅れてしまった藤島はオーラスで親満をツモ。連荘で巻き返しを狙うが

 

 

次局は一井が交わし手をアガって3着キープ。

 

【3回戦】

開局は親番の一井がドラ雀頭のピンフをヤミテンに。和久津から四筒ロンで11,600をアガるが

 

 

次局は和久津が満貫ツモ。とにかく点棒移動が激しい展開が続く。

東2局は藤島がダブ東中ドラで親満ツモ。

 

 

東3局。和久津の親リーチを受けた藤島の手牌には東が浮いていたが、テンパイする前に引いてきた北をツモ切り。

 

 

これが安めながらもリーチ発チャンタで親満のアガリ。和久津が3回戦トップを取る。

 

【4回戦】

4回戦は一井が満貫をツモった以外は比較的穏やかな点棒移動が続いていたが、南2局に西川が2,000・3,900のツモアガリ。

 

 

これが決め手となって4回戦は西川がトップを取った。

大物手への放銃が一番少なかった西川が卓内1人浮きとなった。

藤島はトップがなく展開も厳しく見えたが本日+1.3P。凌ぎ切ったと言えるだろう。

和久津のA1復帰戦は▲8.8P。3回戦の11,600放銃からの逆転トップは見事。

一井はサイクルヒットで11位から脱出できず。先手を取れた3回戦にラスを引かされたのが痛かった。

 

 

 

次回A1第2節B卓は
2023/5/3(祝水) 16:00

前田直哉
勝又健志
藤崎智
沢崎誠

解説 HIRO柴田
実況 日吉辰哉

(文・吾妻さおり)