プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第8節A卓レポート

瀬戸熊が2回の大トップ!目標を残留から昇級へ 

10月17日、第40期鳳凰戦A2リーグ第8節A卓が放送された。対局者は瀬戸熊直樹、紺野真太郎、三浦智博、石川正明。

 

 

1回戦開局、先日十段位を戴冠したばかりの三浦がテンパイ外しを経由しての3,900オールを成就。

 

 

充実ぶりを見せるが、このあと東場で5回のアガリを決めた瀬戸熊が三浦に迫り、南1局にはツモ七対子ドラドラの2,000・4,000で逆転。6万点の大トップを獲得した。

この半荘放銃が続き箱下間近の1人沈みとなってしまった石川であったが、2回戦東2局1本場、突如としてダブルリーチ・ツモの1,000・2,000。これをきっかけに手数で勝負するスタイルがハマる展開に。

2回戦、36,000点と素点は小さいながらトップを獲得すると、3回戦では2軒リーチをかわしてのツモ七対子800・1,600、瀬戸熊とリーチでめくり合っての7,700など勝負どころをものにして連勝を飾る。

 

 

4回戦は昇級を争う三浦・紺野が序盤から激しいめくり合いに。ここは三浦が東1局8,000・東2局親番で12,000と連続の直撃。この半荘こそ三浦が大トップで締めくくるかと思われたが…

 

 

東2局1本場、瀬戸熊がドラ暗刻の役ありリーチ!トルネードツモの3,000・6,000が炸裂。親番でもヤミテンの11,600を決め、1回戦を彷彿とさせる展開で2回目の大トップを獲得した。

4戦終了時の成績は画像の通り。

 

 

 

+70.1Pの瀬戸熊が12位→6位へと大きく順位を上げ、残留から昇級へと目標が切り替わる嬉しい卓内トップとなった。

紺野は▲63.7Pと前節の大きなプラスを吐き出し、+13.3Pの三浦と並んで昇級争いは仕切り直しの格好に。

石川は思わぬ放銃に見舞われ3節連続でのマイナスに。残り3節で残留ボーダーまでの100Pほどを追いかけることとなった。

(文・浜野太陽)