プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A1リーグ 第12節C卓レポート

第12節C卓に出場した選手は

 

 

勝又健志・一井慎也・沢崎誠・吉田直の4名。

最終節は開始時の順位が
10位から13位がA卓
6位から9位がB卓
1位から5位がC卓
と、それまでの順位によって卓組が決まるシステム。
先に消化した卓のポイント状況を見ながら打てる後半の卓はかなり有利になっているので、下位陣は9位以上を、上位陣は5位以上で最終節に入ることを目指す戦いが始まります。
13人で行う今期のA1リーグでは、沢崎だけ最初に12日分の対局を消化する組み合わせになっていたため、最終節の卓組ポジション争いの格好の標的となることが想像でき、9位以上を確実に掴むためには大きく勝つ必要がありました。

 

 

勝負掛けの1日で出足から快調に飛ばしていった沢崎は、中位にいた一井からまず七対子ドラ2を直撃して9,600は9,900のアガリ。

 

 

現在首位を走る勝又からは、タンヤオ三色ドラの8,000をアガリ、まず1トップ。

 

 

2回戦では自分が残留するためには、ボーダー付近の相手に逃げられたくない13位スタートの吉田が、リャンペーコードラ2のテンパイから白単騎の七対子に待ち変えしたのが好判断。
ハイテイでのツモアガリで6,000は6,100オールのアガリで沢崎の独走に待ったをかけます。

 

 

沢崎をラス目に抑え込みながら迎えた3回戦のオーラス。
1,000・2,000では3着の一井に届かないところ、テンパネするほうの六筒をツモって1,300・2,600でラス脱出する粘りを見せた沢崎。

 

 

4回戦ではピンフイーペーコードラ2をアガリ、かなり上にいたはずの一井を徐々に追い詰めていき

 

 

最後にきっちり差し切り、最終節B卓入りに大きく近づく卓内トップで終局。
勝負所でのマムシの粘り強さを見せつけました。

 

 

<第12節C卓卓結果>
沢崎+50.8P 吉田+25.9P 勝又▲11.7P 一井▲65.0P

(文:越野智紀)