プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第9節B卓レポート

【2節で+139.7P!絶好調の内川がトータル2位へ浮上!A2リーグ第9節B卓レポート】

11月21日、第40期鳳凰戦A2リーグ第9節B卓が放送された。
対局者は内川幸太郎、紺野真太郎、古橋崇志、伊藤優孝。

 

 

2〜4位の直対&残留ボーダーでなんとしてもプラスしたい伊藤、というメンバーとなった。

1・2回戦は今期のポイント状況そのままに、上位陣が好調ぶりを発揮。

1回戦東1局1本場、内川が配牌を開けるとイーペーコー確定のテンパイ。
ダブルリーチをかけて3,900オールをものにすれば、古橋は得意の高打点、紺野はオーラス親番の粘りで浮きに周り、気づけば3人浮きに。

2回戦も古橋がテンパイ取らずから成就させた小三元の4,000オールで、一時はトータル200Pを超えるも…

 

 

内川がリーチタンヤオツモドラ1の3,900オール、紺野もドラポンの2,000・4,000で続き、抜け出させない。
後に続けない伊藤は連続の1人沈みとなり、尻に火がつく状況となる。

そんな中、伊藤に風が吹いたのは3回戦。
17,900点持ちで南場の親番を迎えた伊藤。ドラ暗刻の仕掛けで待望の3,900オールをものにすると、技ありのアガリを連発し1回の親番で約3万点の加点に成功!

 

 

気持ちを立て直すには十分なトップを獲得。

4回戦は好調の内川がまたしても東1局親番に4,000オール。

 

 

内川は続く1本場にも紺野からリーチダブ東の7,700をアガリ、あっというまに5万点持ちへ。
この半荘、一度は紺野のリーチに飛び込み11,600の出費となるも、すぐさま役役ドラ2の2,000・4,000で失点を回復。1人浮きのトップでまとめる獅子奮迅の活躍となった。

節終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

内川が+61.3Pの卓内トップでトータル2位へ浮上。
古橋もプラスし、昇級ボーダーは次点の三浦まで約80Pの高い壁となった。
伊藤は苦しい展開の中、耐えながらも▲35.0Pで降級圏へ。残留ボーダーは非常に混戦となり、終盤戦へ向け激しい戦いが予想される。

(文・浜野太陽)