プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A1リーグ 最終節C卓レポート

【第40期 鳳凰戦A1リーグ 最終節C卓 勝又健志・佐々木寿人・藤島健二郎が決定戦へ】

最終節C卓対局者は

勝又健志
西川淳
佐々木寿人
藤島健二郎
杉浦勘介

本日は5人打ちでの対局。
抜け番はトータル上位からとなる。

 

 

1回戦東2局1本場。
杉浦(親)が安めながらも2,600オールは2,700オール(+1,000)で先制。

東4局1本場には佐々木から8,300(+1,000)の直撃を決めてトップを取る。

 

 

痛い失点となった佐々木だが、ヤミテンのペン三索で満貫のアガリで弾みをつけると

ラス前の親番で2,600オールは2,900オール(+2,000)をツモって浮きの2着まで復活した。

 

 

2回戦は佐々木が大きくリード。南1局の親番で7,700をアガった瞬間、勝又をかわしてトータル首位に立つ。途中までは佐々木が1人浮きだったが

 

 

南3局の親番で奮闘したのが藤島。大物手はないものの手数で圧倒し、逆転トップをもぎ取った。

 

 

3回戦は西川(親)が開局に2,000オールのアガリ。

東2局に杉浦に1,300・2,600を親被りさせた時点では西川と杉浦の差は100ポイントを超えたが

 

 

南2局に杉浦(親)が強烈な6,000オールをツモって戦線復帰。

 

 

南3局。西川にドラ暗刻のテンパイ。しかし杉浦がカン二筒チー、カン四筒チーのチンイツで追い付き、西川から六筒ロンで8,000の直撃。
西川と杉浦の差は26.9Pまで縮まった。

 

 

4回戦。西川が先制リーチを打つも、杉浦がドラの三筒ツモで2,000・3,900(+1,000)。
このアガリで杉浦は遂にトータル3番手に浮上する。

 

 

南3局、杉浦(親)の先制リーチに西川が追っかけリーチ。七対子対決はまたしても杉浦に軍配。西川の攻撃は悉く空振り、1人沈みのラスを引かされてしまった。

 

 

勝又・佐々木は最終戦を待たずしてほぼ決定戦当確のポイントを持っている。
杉浦は+97.4Pの暫定3位で対局を終え、5回戦の結果待ち。
藤島・西川のどちらが杉浦超えを達成するか、はたまた杉浦がこのまま逃げ切れるかの戦いとなる。

5回戦東4局1本場。
藤島(親)がリーチを打つが、ピンフテンパイを入れていた佐々木がドラを勝負。
藤島が12,000は12,300(+1,000)のアガリでトータル3番手に躍り出た。

 

 

放銃した佐々木よりも、むしろ藤島のアガリが痛いのは追いかける西川。

南3局には高め234のフリテンリーチで条件緩和を狙うが、これも藤島に蹴られてしまう。

 

 

オーラス、西川は藤島から役満直撃条件となり、全員ノーテンで流局。

 

 

 

以上で今期鳳凰戦A1リーグ全ての対局が終了。
現鳳凰位、HIRO柴田に挑む権利は
勝又健志
佐々木寿人
藤島健二郎
の3名が掴み取った。

 

 

(文・吾妻さおり)