プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第30期プロリーグ A1 第2節レポート

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今節注目の卓は、沢崎、荒、前原、近藤の卓。

第1節を首位で終えた実力者沢崎に、昨年度の鳳凰位決定戦組であり、その実力は誰もが知るところである荒、前原。この3人のぶつかり合いの結果は、今後の戦いに大きな影響をもたらすであろう。

この3人に挑むのは、A1リーグ2年目の近藤。
実績では大きな差があるものの、鳳凰位決定戦に進むためには、何としても乗り越えなければならない大きな壁である。この3人を相手にどのように戦っていくかも注目である。

2回戦の牌譜から、ポイントとなった局をいくつか紹介させていただく。
1回戦、東1局に、

二万二万二万三万四万三索四索五索四筒五筒六筒七筒七筒  ツモ二万  ドラ二万

この跳満を引きアガった荒が、好調をキープしさらに加点を積み重ね+39.9Pの大きなトップを取る。
一方前原は、東1局に親でリーチを打つものの、前述の跳満を親かぶり。その後何とか満貫を引きアガったが、次局勝負どころと踏み込んだ局で沢崎に5,200の放銃。苦しい戦いが続く。
最後は、荒の怒涛の猛連壮でついには箱を割ってしまい▲39.8Pのラスとなった。

そして2回戦。
東1局、親の前原は荒からリーチを受けるが前に出ていく。
1回戦の状況から考えると、引くべき局面とも思えるが、きっかけとなりうるアガリを掴むために必死に戦っているそんな印象を受けた。しかしここは、勢いの差か荒が前原より5,200のアガリとなった。

三万四万五万六万七万七万八万八万九万四索四索四索北  リーチ  ロン北  ドラ北

1回戦に続き2回戦も荒がリードしていく。
その荒は、東2局12巡目に以下のテンパイ。

二万三万四万二索三索四索四索六索六索八索八索二筒三筒四筒  ツモ  ドラ八索

四索六索を打ってタンヤオ三色ドラ2のテンパイである。ここまでの好調を意識して高め取りをするならば打四索。瞬間のアガリ易さとこの後の手牌変化は打六索が優る。
ここでの荒の選択は打六索であった。そして13巡目、前原の手牌は以下になった。

四万四万四万五万六万三索四索五索五索六索八索六筒七筒  ツモ五筒  ドラ八索

テンパイを取るために打たなければならないのはドラの八索五索。ここで前原はドラの八索を河に放つ。前原の実力を持ってすれば当然、荒のテンパイ気配は察知していたであろう。ここでこの八索で荒に放銃となれば、前原の1日、いや今期の決定戦進出に向けての戦いが終わってしまうかもしれない。しかし、それでも前原は八索を打ち切った。

結果は次巡、七索を引いた荒がタンピンに変化して四索で前原に2,000点の放銃となった。
ついにきっかけとなるアガリをものにした前原は、

二索三索四索七索八索九索西西発発  ポン東東東  ロン発  ドラ六索 7,700

四万五万六万四索四索五索五索六索七索七索二筒三筒四筒  リーチ  ロン三索  ドラ一筒 3,900

四万四万五万六万七万五索六索七索五筒六筒六筒七筒八筒  リーチ  ツモ七筒  ドラ六筒 8,000オール

七万八万一索二索三索六索七索八索九索九索四筒五筒六筒  リーチ  ロン九万  ドラ三索 5,800

こうアガリを積み重ね+53.5Pと特大のトップをものにした。
また、そんな前原の圧倒的な攻撃の中でも、荒は丁寧に受け続けワンチャンスをものにして、プラスの2着をキープした。

3回戦では沢崎が、工夫の手順からアガリをものにし、勢いを掴み+26.4Pのトップ。
やはりこの3人に隙は見当たらない。

近藤も必死に手を作り戦ったのだが、この3人の壁はあまりにも高く▲74.3Pと大きな負債を抱えてしまった。

まだ2節が終了しただけだが、A1の大熱戦からはやはり目が離せない。

これは私の想像だが、2回戦東2局に荒が四索を切って六索八索のシャンポンに受けていたら、前原は五索切り、もしくはテンパイ取らずをしていたのではないかと思えてならない。

 

第3節組み合わせ
A卓 前原 雄大 vs 藤崎 智 vs ダンプ大橋 vs 古川 孝次
B卓 柴田 弘幸 vs 望月 雅継 vs 近藤 久春 vs 猿川 真寿
C卓 荒 正義 vs 伊藤 優孝 vs 沢崎 誠 vs 朝武 雅晴